当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社および連結子会社)が
判断したものであります。
なお、第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純利益」を「親会社株主に帰属する四半期純利益」としております。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間(平成27年4月1日~平成27年12月31日)における日本経済は、企業収益が改善傾向を維持するなか、雇用・所得環境の改善が見られ、一部に弱さもみられるものの緩やかな回復基調が続いております。しかしながら、世界経済における中国をはじめとする新興国や、資源国経済の減速、アメリカの金融政策の正常化進展等、先行きが不透明な状況で推移いたしました。
当社の事業領域である情報通信業界におきましては、経済産業省が実施する「特定サービス産業動態統計調査」(平成28年1月14日発表)によりますと、情報サービス産業の売上高は、各月において概ね前年を上回る水準で推移しており、事業環境には改善が見られます。このような環境のもと、当社グループは引き続き人材育成を最優先課題に取り組むとともに、グループ経営資源の共有と活用による業務効率化、既存顧客へのグループ横断的な営業展開を積極的に行ってまいりました。
この結果、主要事業のシステム運営管理事業において売上が増加しました。また、ソフトウエア開発事業においても売上が伸びたため、当社グループの当第3四半期連結累計期間における売上高は、147億68百万円(前年同期比6.9%増)となりました。
収益面におきましては、本店移転にともなう費用と減価償却費が発生し販管費が増加しました。また、ソフトウ
エア開発事業の不採算案件発生により、営業利益は5億21百万円(同26.6%減)、経常利益は5億28百万円(同28.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億88百万円(同29.0%減)となりました。
なお、当社グループの当第3四半期連結累計期間におけるセグメント別の業績は以下のとおりであります。
① システム運営管理
既存の金融系運営管理業務は、一部規模縮小があったものの、引き続き売上が増加しました。また企業のIT投資回復を背景に、金融系や運輸系のプラットフォーム系開発業務(注)も大幅に売上を伸ばしたため、売上高は87億14百万円(同4.6%増)となりました。
② ソフトウエア開発
公共系の案件が制度改正、法改正対応等によって売上が大きく増加しました。またシステム統合や更改対応により、金融系の売上も大幅に増加したため、売上高は54億64百万円(同7.3%増)となりました。
③ その他
セキュリティ販売の売上が大幅に増加し、コンサルティングの売上も大きく増加したため、売上高は5億89百万円(同51.2%増)となりました。
(注):プラットフォーム系開発業務とは、ハードウエア、OS、ミドルウエアの機能を最適な手段で活用し、低コストかつ信頼性の高いシステム稼働環境を設計・構築するサービスです。
《経営施策の取り組み状況》
各種政策の効果が下支えとなり、企業収益が改善傾向を続けるなかで、設備投資も緩やかに増加し、今後も顧客の事業活動やIT投資は活発化することが期待されます。
このような状況のもと、当社グループは、主力のシステム運営管理事業をさらに強化すると同時に、当社グループの中期経営計画で掲げる「ダイバーシティの推進」、「BOO(注)戦略の推進」、「クラウドサービスの推進」、「グローバル推進」、「グループ経営の効率化と業務プロセスの改善」に注力してまいります。
「ダイバーシティの推進」においては、グローバル戦略を確実に推進していくための人材育成、および人材の多様化を通じて、組織の活性化を図っております。女性管理職比率11.9%、従業員に占める外国籍社員の割合が8.2%となるなど、積極的にダイバーシティ&インクルージョンに取り組んでいます。
「BOO戦略の推進」においては、当社はZeroTurnaround社の販売代理店として、各事業部横断的な取り組みのもと、高品質なソフトウエアをよりスピーディーに開発するための革新的なJava開発ツールを提供してまいります。平成27年12月16日には従来より対応要望が多かった「JRebel for Android」の販売を開始しました。これにより、開発者はコードとリソースの変更時に、リアルタイムでアプリの見た目や雰囲気を正しく確認でき、変更したコードから瞬時にフィードバックを得られます。ビルド、インストール、起動の時間を減らすことにより、開発コストの削減が可能になります。
また、特定の企業や組織を狙った標的型攻撃により、機密情報の漏洩事案が頻発するなか、当社ではマカフィー社をはじめとする最新セキュリティ対策の提案を通じ、顧客のリスク軽減に全社的に取り組んでまいります。
公共系分野におきましては、その分野の業務類似性に着目し、当社の得意とする業務領域において蓄積した知識とノウハウの水平展開を図ってまいりました。特定業務領域で習得した新しい知識とノウハウを、顧客企業の深耕拡大に繋げてまいります。
システム開発事業においては、新たなビジネス基盤確立の取り組みとして、当社独自の高速開発基盤の商用化を開始いたしました。これにより、顧客ニーズを柔軟に取り込みつつ、当社従来のシステム開発に比べ、高品質、低コスト、短納期を実現しました。
「グローバル推進」においては、平成27年6月26日に当社の関連会社であるInfinity Information Development Co., Ltd.が、ミャンマー(ヤンゴン)において、ITインフラ構築のための実践技術の習得、およびビジネスマナー、コンプライアンス、リスクマネジメントの考え方を学習できるi-Technology Professional Camp を開校いたしました。
また、平成27年8月に設立したPT. INFORMATION DEVELOPMENT INDONESIAは、インドネシア国内におけるシステム運営管理のコンサルティング、および現地リソースを使った運営管理サービスの提供に取り組んでおります。
連結子会社である艾迪系統開発(武漢)有限公司は平成27年12月17日、ソフトウエア企業約800社が加盟する湖北省ソフトウエア産業協会の年次総会において、「2015-2016年度の優秀ソフトウエア企業(サービスアウトソーシング重点企業)」として表彰されました。
「グループ経営の効率化と業務プロセスの改善」においては、当社の中期経営計画方針の実行に向けて、当社を存続会社として、当社の連結子会社である株式会社日本カルチャソフトサービス、および株式会社ソフトウエア・ディベロプメントを平成27年7月1日に吸収合併し、サービス品質の向上、戦略的資源配分、およびコーポレートガバナンス強化を進めております。
さらに、事業部門所在地における地区再開発、および7月の完全子会社2社の吸収合併にともない、平成27年8月から9月にかけて、本社および事業部門を一拠点に移転集約いたしました。移転を機にグループ内の連携をより一層充実・強化し、グループ経営効率のさらなる向上を目指しております。
(注):BOO(ビジネスオペレーションズアウトソーシング)とは、一つの顧客に対し、コンサルティングからソフトウエア開発、システム運営管理、クラウド・セキュリティ、BPOまで、トータルなITアウトソーシングサービスを提供することです。
(2) 財政状態の分析
(資産の部)
当第3四半期連結会計期間末の資産の部は、現金及び預金の減少3億15百万円、売上債権の減少73百万円、繰延税金資産の減少1億75百万円、有形固定資産の増加4億54百万円などにより、前連結会計年度末の103億3百万円から1億7百万円減少し101億95百万円となりました。
(負債の部)
当第3四半期連結会計期間末の負債の部は、有利子負債の増加3億27百万円、未払法人税等の減少2億38百万円、賞与引当金の減少3億75百万円などにより、前連結会計年度末の35億42百万円から2億45百万円減少し32億97百万円となりました。
(純資産の部)
当第3四半期連結会計期間末の純資産の部は、親会社株主に帰属する四半期純利益2億88百万円および配当金の支払による減少2億23百万円などにより、前連結会計年度末の67億60百万円から1億37百万円増加し68億97百万円となりました。
(3) 事業上および財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更ならびに新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
(5) 資本の財源および資金の流動性についての分析
当社グループの主な資本の財源は、内部資金および金融機関からの借入であります。当第3四半期連結会計期間末現在、短期借入金の残高は11億60百万円、1年内返済予定の長期借入金の残高は60百万円、長期借入金の残高は15百万円であります。
なお、当社は、資金調達の機動性と効率性を高めるため取引銀行5行と融資枠設定金額10億円の貸出コミットメントライン契約を締結しております。