(1)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、経済・金融政策を下支えとして企業収益は堅調に推移し、雇用環境も改善が続く一方、英国のEU離脱問題や新興国の成長鈍化などにより経済の先行きについて不透明感が強まりつつあります。
このような状況下、当社はお客様の多岐にわたるニーズにお応えすべく、グループ会社間での連携促進や各社の体制整備等を進めることで、グループ全体の更なる競争力強化を図ってまいりました。PLM分野につきましては、自動車業界において、自動運転への対応や安全・環境性能の向上などに対して開発体制の強化が積極的に行われており、コンピューターによる予測・解析技術の導入、技術の高度化に伴うシステム増強、グローバルなデータベース共有システムの構築等、お客様が直面する課題を解決する多様なソリューションを提供してまいりました。HPC分野につきましては、官公庁向けの受注環境は引き続き厳しい状況にありますが、企業や大学、研究機関を中心に、複雑かつ高度な計算処理を行うためのインフラ構築など最先端のテクノロジーを駆使したシステムの導入が増えております。
その結果として、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、当社及びグループ会社ともに堅調に推移し、売上高は17,551百万円(前年同期比2.2%増)となりました。営業利益につきましては、人件費を中心に販売管理費が増加したものの、本年4月に事業を開始した株式会社CAD SOLUTIONSの寄与に加え、引き続きグループ全体の売上高総利益率の改善が進んだことから、1,610百万円(同31.7%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、営業利益の大幅な増益を受けて1,062百万円(同26.0%増)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。
PLM事業につきましては、株式会社CAD SOLUTIONSの寄与に加え、保守を中心にサービス関連売上高が堅調に推移したことから、外部顧客への売上高が16,769百万円(前年同期比2.2%増)、セグメント利益は1,538百万円(同32.9%増)となりました。
連結子会社である㈱ジーダットが中心となって行うEDA事業につきましては、より広範囲な分野のお客様への販売活動を積極的に行ったこと、半導体受託設計サービスが大幅に拡大したことから、外部顧客への売上高が781百万円(前年同期比1.2%増)、セグメント利益は72百万円(同11.6%増)となりました。
(2)財政状態の分析
資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期連結会計期間末における資産合計及び負債純資産合計は、以下の要因により、前連結会計年度末に比べ199百万円減少し、33,038百万円となりました。
(資産)
流動資産は、現金及び預金が2,458百万円増加、受取手形及び売掛金が1,243百万円減少、有価証券が1,701百万円減少、商品が218百万円増加、仕掛品が147百万円増加、その他が41百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末比159百万円減の21,671百万円となりました。
固定資産は、有形固定資産が11百万円増加、無形固定資産が230百万円減少、投資その他の資産のうち、投資有価証券が226百万円増加、その他が47百万円減少したことにより、前連結会計年度末比39百万円減の11,366百万円となりました。
(負債)
流動負債は、買掛金が866百万円減少、未払法人税等が102百万円増加、賞与引当金が25百万円増加、役員賞与引当金が40百万円減少、その他が440百万円増加したことにより、前連結会計年度末比337百万円減の8,018百万円となりました。
固定負債は、退職給付に係る負債が62百万円増加、株式給付引当金が8百万円増加、役員株式給付引当金が3百万円増加、その他が189百万円減少したことにより、前連結会計年度末比115百万円減の2,283百万円となりました。
(純資産)
純資産は、資本金が32百万円増加、資本剰余金が125百万円増加、利益剰余金が744百万円増加、自己株式が92百万円減少、その他有価証券評価差額金が382百万円減少、退職給付に係る調整累計額が26百万円増加、為替換算調整勘定が206百万円減少、新株予約権が19百万円減少、非支配株主持分が26百万円増加したことにより、前連結会計年度末比254百万円増の22,737百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動により得られた資金2,019百万円、投資活動により得られた資金719百万円、財務活動により使用した資金281百万円等を加味した結果、前連結会計年度末に比べ2,359百万円増加(26.1%増)し、11,388百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は2,019百万円となりました。
収入の主な内訳は、税金等調整前四半期純利益1,698百万円、減価償却費47百万円、のれん償却額121百万円、売上債権の減少額1,243百万円、退職給付に係る負債の増加額100百万円、前渡金の減少額74百万円、前受金の増加額601百万円、賞与引当金の増加額25百万円であります。支出の主な内訳は、たな卸資産の増加額368百万円、役員賞与引当金の減少額40百万円、その他の流動資産の増加額61百万円、仕入債務の減少額866百万円、未払消費税等の減少額23百万円、その他の流動負債の減少額83百万円、法人税等の支払額506百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は719百万円となりました。
収入の主な内訳は、定期預金の払戻による収入1,005百万円、有価証券の償還による収入1,600百万円であり、支出の主な内訳は、定期預金の預入による支出1,005百万円、有形固定資産の取得による支出47百万円、無形固定資産の取得による支出29百万円、投資有価証券の取得による支出800百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は281百万円となりました。
収入の主な内訳は、新株予約権の行使による株式の発行による収入54百万円であり、支出の主な内訳は、配当金の支払額318百万円、非支配株主への配当金の支払額18百万円であります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、128百万円であります。なお、当第2四半期連結累計期間において、当グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。