(1)経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、企業収益や雇用情勢が堅調に推移する中、個人消費は弱含みの状態が続きました。また、世界経済については、米国新政権の発足や英国のEU離脱、新興国市場の成長鈍化など、一層不透明感が増しております。
このような状況下、当社はお客様の多岐にわたるニーズにお応えすべく、グループ会社間での連携促進や各社の体制整備等を進めることで、グループ全体の更なる競争力強化を図ってまいりました。PLM分野につきましては、自動車業界において、自動運転への対応や安全・環境性能の向上などに対して開発体制の強化が積極的に行われており、コンピューターによる予測・解析技術の導入、技術の高度化に伴うシステム増強、グローバルなデータベース共有システムの構築等、お客様が直面する課題を解決する多様なソリューションを提供してまいりました。HPC分野につきましては、官公庁向けの受注環境は引き続き厳しい状況にありますが、企業や大学、研究機関を中心に、複雑かつ高度な計算処理を行うためのインフラ構築など最先端のテクノロジーを駆使したシステムの導入が増えております。
その結果として、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、当社及びグループ会社ともに堅調に推移し、売上高はが25,421百万円(前年同期比5.4%増)となりました。営業利益につきましては、人件費を中心に販売管理費が増加したものの、本年4月に事業を開始した株式会社CAD SOLUTIONSの寄与に加え、引き続きグループ全体の売上高総利益率の改善が進んだことから、2,218百万円(同43.7%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、営業利益の大幅な増益を受けて1,499百万円(同41.6%増)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。
PLM事業につきましては、株式会社CAD SOLUTIONSの寄与に加え、保守を中心にサービス関連売上高が堅調に推移したことから、外部顧客への売上高が24,236百万円(前年同期比5.4%増)、セグメント利益は2,140百万円(同45.8%増)となりました。
連結子会社である㈱ジーダットが中心となって行うEDA事業につきましては、好調な半導体受託設計サービスの内製化に取り組み利益率向上を図る一方、国内販売代理店の再編を進めたことから、外部顧客への売上高が1,185百万円(前年同期比4.5%増)、セグメント利益は77百万円(同3.4%増)となりました。
(2)財政状態の分析
資産、負債及び純資産の状況
当第3四半期連結会計期間末における資産合計及び負債純資産合計は、以下の要因により、前連結会計年度末に比べ794百万円減少し、32,443百万円となりました。
(資産)
流動資産は、現金及び預金が2,409百万円増加、受取手形及び売掛金が1,598百万円減少、有価証券が1,776百万円減少、商品が16百万円減少、仕掛品が102百万円増加、その他が74百万円減少したことなどにより、前連結会計年度末比955百万円減の20,876百万円となりました。
固定資産は、有形固定資産が4百万円増加、無形固定資産が300百万円減少、投資その他の資産のうち、投資有価証券が483百万円増加、その他が26百万円減少したことにより、前連結会計年度末比160百万円増の11,567百万円となりました。
(負債)
流動負債は、買掛金が1,536百万円減少、未払法人税等が128百万円減少、賞与引当金が197百万円減少、役員賞与引当金が25百万円減少、その他が581百万円増加したことにより、前連結会計年度末比1,305百万円減の7,050百万円となりました。
固定負債は、退職給付に係る負債が92百万円増加、株式給付引当金が16百万円増加、役員株式給付引当金が6百万円増加、その他が112百万円減少したことにより、前連結会計年度末比3百万円増の2,402百万円となりました。
この結果、負債合計は前連結会計年度末比1,302百万円減の9,453百万円となりました。
(純資産)
純資産は、資本金が32百万円増加、資本剰余金が125百万円増加、利益剰余金が854百万円増加、自己株式が92百万円減少、その他有価証券評価差額金が209百万円減少、退職給付に係る調整累計額が39百万円増加、為替換算調整勘定が245百万円減少、新株予約権が19百万円減少、非支配株主持分が23百万円増加したことにより、前連結会計年度末比507百万円増の22,990百万円となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動により得られた資金2,293百万円、投資活動により得られた資金1,196百万円、財務活動により使用した資金607百万円等を加味した結果、前連結会計年度末に比べ2,732百万円増加(30.3%増)し、11,761百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は2,293百万円となりました。
収入の主な内訳は、税金等調整前四半期純利益2,405百万円、減価償却費71百万円、のれん償却額181百万円、退職給付に係る負債の増加額149百万円、売上債権の減少額1,598百万円、前受金の増加額526百万円、その他の流動負債の増加額92百万円、未払消費税等の増加額7百万円であります
支出の主な内訳は、前渡金の増加額27百万円、賞与引当金の減少額197百万円、役員賞与引当金の減少額25百万円、たな卸資産の増加額85百万円、その他の流動資産の増加額22百万円、仕入債務の減少額1,536百万円、法人税等の支払額889百万円であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は1,196百万円となりました。
収入の主な内訳は、定期預金の払戻による収入1,005百万円、有価証券の償還による収入1,600百万円、長期預金の払戻による収入500百万円であり、支出の主な内訳は、定期預金の預入による支出1,005百万円、有形固定資産の取得による支出53百万円、無形固定資産の取得による支出36百万円、投資有価証券の取得による支出800百万円であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は607百万円となりました。
収入の主な内訳は、新株予約権の行使による株式の発行による収入54百万円であり、支出の主な内訳は、配当金の支払額645百万円、非支配株主への配当金の支払額18百万円であります。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は194百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。