第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

   文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 (1)経営成績の状況

    当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあっ

   て、緩やかな回復基調で推移いたしましたが、通商問題の動向が世界経済に与える影響や、中国経済の先行き、海

   外経済の動向と政策に関する不確実性、金融資本市場の変動の影響に対する懸念などから、先行きは依然として不

   透明であります。

    当社グループにおける総合エンターテインメント事業が属する余暇市場におきましては、労働環境の改善による

   余暇時間の増加及び、これに伴う余暇市場への参加人口が回復傾向にあります。

    また、不動産事業におきましては、2020年を睨んだ様々な建築プロジェクトや住宅取得に係る各種税制措置が図

   られるなど、好材料が見受けられる一方で、直近の住宅着工件数の動向では市況の伸びが鈍化しており、引き続き

   注視が必要な状況となっております。

 

    このような中、総合エンターテインメント事業におきましては、2019年3月にグループインしたアイドルグルー

   プSKE48(以下「SKE48」という。)の活動を本格的に始動したほか、株式会社FA Project(以下

   「FAP」という。)が企画・開発を行う、カラーコンタクトレンズの販売を開始いたしました。

    また、業務提携先であった株式会社allfuz(以下「AF」という。)を株式交換により、フーリンラージ

   株式会社(以下「フーリンラージ」という。)を株式取得によって、4月1日より両社を連結子会社化し、新たに

   広告代理店事業と映像制作事業を立ち上げております。さらに、主にドラマや映画などの制作において実績を有す

   るイメージフィールド株式会社(以下「イメージフィールド」という。)より、7月1日付けをもって映像制作事

   業を譲り受け、事業を強化しております。

    不動産事業におきましては、取扱い物件の販売強化に努めたほか、商業施設建築事業におきましても、引き続き

   海外飲食大手企業などからの新規案件の受注による売上強化に努めました。

    各事業の詳細につきましては、後述のセグメント別概況にて記載しております。

 

    以上の結果、当第1四半期連結累計期間における業績は、売上収益3,094百万円(前年同四半期比+116.6%)、

   営業損失216百万円(前年同四半期は営業損失144百万円)、税引前四半期損失317百万円(前年同四半期は税引前四

   半期損失167百万円)、親会社の所有者に帰属する四半期損失330百万円(前年同四半期は親会社の所有者に帰属す

   る四半期損失163百万円)となりました。

 

    上記のほか、AFと株式会社KeyStudioとの間において、7月1日付けをもってAFを存続会社とする

   吸収合併を行っております。同じく、フーリンラージと株式会社KeyProduction(以下「KP」とい

   う。)との間において、8月1日付けをもってフーリンラージを存続会社とする吸収合併を行っております。さら

   に、フーリンラージに関しましては、8月1日付けをもって、商号を「株式会社UNITED PRODUCTIO

   NS」(以下「UP」という。)に変更しております。

    また、SKE48の運営会社である株式会社SKEは、7月1日付けで「株式会社ゼスト」(以下「ゼスト」とい

   う。)に商号を変更しております。

 

    なお、当第1四半期連結累計期間より、既存の事業セグメントである「不動産事業」、「商業施設建築事業」

   「総合エンターテインメント事業」のほか、前期まで総合エンターテインメント事業の一部門としていた「テレビ

   番組制作部門」を「映像制作事業」とし、また、新たな事業として「広告代理店事業」をセグメント別けしてご報

   告いたします。

 

    セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。

 

 <セグメント別概況>

 〔総合エンターテインメント事業〕

 (ライブ・エンターテインメント部門)

  同部門におきましては、当社の連結子会社であるゼストが、SKE48などのアーティストの運営・管理、並びに「S

 KE48専用劇場」の劇場運営を行っております。特にSKE48の活動に関しましては、日々の劇場公演のほか、東海地

 方をホームタウンとするプロスポーツクラブとの取り組みに加え、名古屋市との取り組みや愛知県参議院選挙の啓発イ

 メージキャラクターに就任し、行政機関との取り組みも行うなど、積極的に活動しております。また、AFが新宿アル

 タにおいて「KeyStudio」の屋号で劇場運営を行っております。演目としては、当社の特別顧問である音楽プ

 ロデューサーの秋元氏が企画・プロデュースしているオーディション番組から誕生した「ラストアイドル」や、番組企

 画として誕生した、高校生活における理想のクラスを創るリアル学園成長番組「青春高校3年C組」内における各企画

 ユニットによる公演のほか、これからの新人アーティストを発掘、育成する劇場主導型イベントなどの幅広いジャンル

 の公演を行いました。

 

 (カラーコンタクトレンズ部門)

  同部門におきましては、FAPが企画・開発・販売を行っております。イメージキャラクターには、元乃木坂46の西

 野七瀬さんを起用し、記者発表会を実施するなどして、「me me mar(メメマール)」のブランド名で販売を開

 始いたしました。先行販売キャンペーンを行うなど、初動販売は好調に推移しておりますが、一般販売開始が6月29日

 からであるため、当第1四半期連結累計期間への影響は限定的となります。

 

 (デジタル・コンテンツ部門)

  同部門におきましては、AFがスマートフォン向けのゲームアプリの企画・運営・管理・プロモーション活動等を行

 っております。主なタイトルは、乃木坂46のメンバーとの恋愛疑似体験ができる恋愛シミュレーションアプリ「乃木

 恋」が600万ダウンロードを超えております。その他には、韓国のPOPアイドルグループ「TWICE」の公式ゲー

 ムアプリである「TWICE -GO! GO! Fightin’-」のプロモーション活動などの支援を行っております。

 

  以上の結果、総合エンターテインメント事業の業績は、売上収益474百万円(前年同四半期は売上収益5百万円)、

 セグメント損失4百万円(前年同四半期はセグメント損失13百万円)となりました。

  なお、過去の開示において当事業セグメントとして記載していた「テレビ番組制作部門」は、当第1四半期連結累計

 期間より、「映像制作事業」としてセグメントを別けて記載しております。

 

 〔映像制作事業〕

  同事業におきましては、当社の連結子会社であるUPが、人気バラエティ番組では「マツコの知らない世界(TB

 S)」、「林修の今でしょ!講座(テレビ朝日)」、「有吉のお金発見 突撃!カネオくん(NHK)」、「しくじり

 先生 俺みたいになるな!!(テレビ朝日)」、「でんじろうのTHE実験!(フジテレビ)」や「おびゴハン!(T

 BS)」などのほか、映画「こはく」(7月6日から順次全国上映スタート)に加え、CM、MVの各種映像制作を行

 っております。なお、進行期である4月以降の番組改編における新番組の制作に係る案件を複数獲得しており、順調に

 推移しております。

 

 以上の結果、映像制作事業の業績は、売上収益902百万円、セグメント利益26百万円となりました。

 

 〔広告代理店事業〕

  同事業におきましては、主にAFにおきまして、株式会社セブンイレブンジャパンが毎年実施しているセブンイレブ

 ンフェアの企画・提案を行っております。7月末までは、ロックバンド「GLAY」のデビュー25周年とのコラボ企画

 を提案し、実施しております。その他、タレント・アーティストのキャスティングや、アーティストのライブイベント

 などのプロモーション支援を行っております。

 

  以上の結果、広告代理店事業の業績は、売上収益196百万円、セグメント損失8百万円となりました。

 

 〔不動産事業〕

 (不動産分譲部門)

  同部門におきましては、キーノート株式会社が、既存の営業拠点の統廃合により人的リソースの集約による営業力強

 化を推進しながら、取扱い物件の販売強化に取り組んでおります。結果、売上面で前期比堅調に推移したものの、利益

 面では、原価率の上昇や一般管理費などが増加し、軟調に推移しております。

 

 (不動産賃貸部門)

  保有不動産の安定した賃料収入及び仲介手数料などを計上したほか、事業規模拡大を図る目的で、新たに収益不動産

 2棟を取得いたしました。

 

  以上の結果、不動産事業の業績は、売上収益1,347百万円(前年同四半期比+11.2%)、セグメント損失19百万円(前

 年同四半期はセグメント利益25百万円)となりました。

 〔商業施設建築事業〕

  前年同期における大型施工案件の計上により、対前年同期比においては軟調に推移しておりますが、引き続き、海外

 飲食大手企業の設計・デザイン案件や新規施工案件を受注しております。

 

  以上の結果、商業施設建築事業の業績は、売上収益103百万円(前年同四半期比△50.8%)、セグメント損失31百万円

 (前年同四半期はセグメント損失19百万円)となりました。

 

 〔その他事業〕

  同事業におきましては、AFの子会社において運送事業を、AFにおいて青果事業及び飲食事業などを行っておりま

 す。運送事業はネットスーパーに関わる配送業務のほか、ライブやイベントなどで使用する機材運搬を、青果事業は青

 果類の卸売りをしております。飲食事業に関しましては、都内に「中目黒 山田屋」など、ダイニングバー4店舗を運

 営しております。

 

  以上の結果、その他事業の業績は、売上収益68百万円、セグメント損失34百万円となりました。

 

(2)資本の財源及び資金の流動性についての分析

   当第1四半期連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末に比べて4,827百万円増の24,277百万円となりました。こ

  れは主としてIFRS第16号適用に伴う使用権資産が増加したことによるものであります。

   負債につきましては、前連結会計年度末に比べて3,714百万円増の12,660百万円となりました。これは主としてIFRS

  第16号適用に伴うリース負債が増加したことによるものであります。

   資本につきましては、前連結会計年度末に比べて1,113百万円増の11,617百万円となりました。これは主として株式

   交換に伴い資本剰余金が増加したことによるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

   当第1四半期連結会計期間末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計

  年度末に比べ1,867百万円減少し4,206百万円となりました。

   当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

 (営業活動によるキャッシュ・フロー)

  営業活動によるキャッシュ・フローは、70百万円の資金の増加(前年同四半期は1,387百万円の資金の減少)となり

 ました。これは主として棚卸資産の減少によるものであります。

 

 (投資活動によるキャッシュ・フロー)

  投資活動によるキャッシュ・フローは、996百万円の資金の減少(前年同四半期は93百万円の資金の減少)となりま

 した。これは主として有形固定資産取得に係る一部金支払いによる支出によるものであります。

 

 (財務活動によるキャッシュ・フロー)

  財務活動によるキャッシュ・フローは、940百万円の資金の減少(前年同四半期は1,459百万円の資金の増加)となり

 ました。これは主として借入金の返済によるものであります。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

   当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

   該当事項はありません。

 

(6)従業員数

   当第1四半期連結累計期間において、当社を株式交換完全親会社、AFを株式交換完全子会社とする株式交換の実

  施及びフーリンラージの全株式を取得したことに伴い、主に広告代理店事業及び映像制作事業の従業員数が増加して

  おります。

 

3【経営上の重要な契約等】

  当社は、2019年6月27日開催の当社及び連結子会社の取締役会において、当社の主要株主である株式会社ユナイテッ

 ドエージェンシーの関連会社の株式会社ジャバ及び株式会社トポスエンタープライズより固定資産を取得することにつ

 き決議、2019年6月28日付で売買契約を締結し、同日に当該物件の所有権を移転しております。

 

 (1)取得の理由

  当社グループの不動産事業のうち、一戸建分譲住宅を扱う不動産分譲部門においては、営業エリアの見直しや統廃合

 等を含めた収益体制の立て直しを図る一方、不動産賃貸部門においては、ソリューションやリノベーションを含めた多

 角的な運営によって、安定的な事業展開を行っており、継続的な事業規模の拡大に向けた取り組みを行っております。

  なお、取得する不動産は、東京23区内の中でも知名度の高い商業地である「三軒茶屋」と、JRや東急などの4路線

 が乗り入れる「目黒駅」の駅前にある2物件となります。

  三軒茶屋の物件は、店舗・住居用不動産であり、住みたい街ランキングとして常に上位にランクインしている地域性

 から、利用を求める個人が多く、既に入居者が入っている物件であります。一方、目黒駅前の物件につきましても、そ

 の地域性から利用を求める企業も多く賃貸需要が見込めること、さらには既にテナントが入居している承継物件である

 ことなどから、両物件共に、収益不動産として十分な価値を有する土地及び建物であるとの判断から、取得することと

 いたしました。

 

 (2)取得相手の概要

 ①三軒茶屋不動産

  名称        株式会社ジャバ

  所在地       東京都中央区日本橋横山町7-18

  代表者の役職・氏名 代表取締役 真田 剛志

  事業の内容     不動産の賃貸、管理及び売買・仲介業

 

 ②目黒不動産

  名称        株式会社トポスエンタープライズ

  所在地       千葉県千葉市美浜区新港44番地3

  代表者の役職・氏名 代表取締役 宮澤 成幸

  事業の内容     物流事業、卸売事業、アミューズメントソリューション事業

            ホテル事業、コンビニ事業、宅地建物取引業 他

 

 (3)取得の日程

  売買契約日   2019年6月28日

  所有権移転日  2019月6月28日

 

 (4)取得資産の概要

 ①三軒茶屋不動産(キーノート株式会社取得物件)

  所在地   東京都世田谷区太子堂2-17-8 地下1階~3階

  取得価額  2,300,000千円

  現況・用途 店舗・居宅

 

 ②目黒不動産(当社取得物件)

  所在地   東京都目黒区下目黒1-1-15 地下1階~5階

  取得価額  2,700,000千円

  現況・用途 遊技場・事務所

 

 (5)その他

  当該物件について、三軒茶屋不動産は抵当権が、目黒不動産は根抵当権が設定されております。

  売買契約締結時に売主に対し、三軒茶屋不動産については300,000千円、目黒不動産については700,000千円を支払

 い、2019年9月30日までに売主側が抵当権及び根抵当権を抹消することを条件に残代金の支払いが留保されておりま

 す。

  なお、2019年9月30日までに売主側が抵当権及び根抵当権を抹消できなかった場合、当該物件取得に係る契約の解

 除、売主側への支払代金及び違約金を請求することができます。