第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 なお、新型コロナウイルス感染症の拡大につきましては、現時点において収束の見通しが立っておらず、また日本国内のみならず世界的に様々な影響が顕在化しております。今後の経過によっては当社グループの事業に影響を及ぼす可能性があり、経過につきましては引き続き注視してまいります。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

   文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 (1)経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、依然として新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、国民生活及び国内外経済において厳しい状況が続くと見込まれ、さらに下振れするリスクに十分留意する必要があり、金融経済財政政策に関する不確実性や金融資本市場の変動の影響に対する懸念などから、先行きは予断を許さない状況であります。

当社グループにおける、各事業を取り巻く環境も日々変化しており、一般消費動向の影響を受け易い事業も一部あるものの、機動的に必要かつ十分な対策を行うこととし、政府からの要請等に対しては、積極的な措置を講じております。

 

このような中、当第1四半期連結累計期間におきましては、将来の収益体質向上を見据えた積極的な取り組みを行いました。

2021年1月31日には、株式会社allfuz(以下「AF」という。)がフォーサイドメディア株式会社から、アーティストのミュージックビデオ(以下「MV」という。)やライブDVDなどの制作を行う映像制作事業を譲り受け、引き続き積極的な事業規模の拡大に向けた取り組みを行っております。

総合エンターテインメント事業では1月以降、新規に所属する女優やタレント、アーティストが増加した一方、既存の活動状況におきましては、所属アーティストによる新曲の発売や各種イベントの開催のほか、様々な企業やファッションブランドなどとのコラボ企画の展開など、積極的な活動を展開いたしました。

映像制作事業につきましては、既存の番組制作の進捗に加え、幾つかの映画製作委員会への出資を通して、撮影や各種マーケティング等で製作参加している映画が全国公開されるなど着実に実績を積み上げております。

広告代理店事業につきましては、各種継続案件を着実に積み上げることで売上強化に努めました。

なお、各セグメントに含まれない業績への影響としては、当第1四半期連結累計期間におきまして、投資有価証券に関わる評価益322百万円を計上しております。

 

以上の結果、当第1四半期連結累計期間における業績は、売上収益3,706百万円(前年同四半期比+115.6%)、営業利益697百万円(前年同四半期は営業損失188百万円)、税引前四半期利益1,048百万円(前年同四半期は税引前四半期損失189百万円)、親会社の所有者に帰属する四半期利益986百万円(前年同四半期は親会社の所有者に帰属する四半期損失137百万円)となりました。

 

セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。

 

 

 

 

 <セグメント別概況>

 〔総合エンターテインメント事業〕

 (ライブ・エンターテインメント部門)

同部門につきましては、株式会社ゼスト及び株式会社ノース・リバーならびに株式会社A.M.Entertainmentが、アーティストやタレント、スポーツ選手などの運営・管理を行っております。SKE48は、2021年2月3日に27作目の新曲「恋落ちフラグ」をリリースし、発売初週オリコンチャートにおいて、同グループとして23作連続初登場1位を獲得いたしました。また、昨年メジャーデビューを果たしたNovelbright(ノーベルブライト)は、昨年12月11日にリリースした「ツキミソウ」がフジテレビ系「とくダネ!」の2月度お天気コーナーMONTHLY SONGとなったほか、今年2月19日にリリースした「フェアリーテール」が、スマートフォン向け映像配信アプリ「smash.」のCMソングとなるなど、引き続き企業とのタイアップも含めて、多方面で活躍しております。さらに、今年でグループ結成9年目を迎えた乃木坂46は、2021年3月28日、29日と2daysにおいて、1期生、2期生による無観客での配信ライブ「9th YEAR BIRTHDAY LIVE」を実施いたしました。

2021年1月以降、既存の所属アーティストやタレントの活動を積極的に展開する一方、「生駒里奈」や「若月佑美」を始めとする女優のほか、「谷口めぐ」や「小栗有以」などのAKB48グループ所属の現役メンバーに加え、新たに男性ダンス&ヴォーカルグループ「ONE HUNDRED LIMINAL(ワンハンドレッドリミナル)」を結成するなど、所属アーティスト、タレントなどの拡充にも尽力しております。

なお、AFが開始しているアーティストのMVやライブDVDの映像制作事業につきましては、2021年2月1日より業績の取り込みを行っております。

 

 (デジタル・コンテンツ部門)

同部門につきましては、AFにおいて、累計900万ダウンロードを超える乃木坂46のメンバーとの恋愛疑似体験ができる恋愛シミュレーションアプリ「乃木恋」など、スマートフォン向けのゲームアプリの企画・管理・運営やプロモーションに関わる支援を継続して行っております。

 

以上の結果、総合エンターテインメント事業の業績は、売上収益2,382百万円(前年同四半期比+398.5%)、セグメント利益750百万円(前年同四半期はセグメント損失120百万円)となりました。

 

 〔映像制作事業〕

同事業につきましては、株式会社UNITED PRODUCTIONSが、既存の人気バラエティ番組や、所属アーティストのMVの制作案件のほか、企画立ち上げから制作までを行っている新番組「かまいガチ(テレビ朝日)」は、特番放送を経て、テレビ朝日の別番組企画内で行われた社内投票で見事1位を獲得しレギュラー化するなど、複数の番組に係る制作案件を獲得しております。

出資案件として参画している映画製作委員会の案件では、「ファーストラヴ(©2021「ファーストラヴ」製作委員会:2月11日全国公開)」や「まともじゃないのは君も一緒(©2020「まともじゃないのは君も一緒」製作委員会:3月19日全国公開)」が順次全国公開されております。

また、ワイゼンラージ株式会社で展開する番組制作スタッフの派遣事業につきましては、派遣先である映像制作会社の状況に伴って、一部の制作案件では派遣の受け入れが減少しているものの、順調に推移いたしました。

 

以上の結果、映像制作事業の業績は、売上収益925百万円(前年同四半期比△2.9%)、セグメント利益77百万円(前年同四半期比+144.1%)となりました。

 

 〔広告代理店事業〕

同事業につきましては、主にAFにおきまして、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンが毎年展開するセブンイレブンフェアなどの企画・提案を行っており、「乃木坂46」をはじめ著名アーティストなどとのコラボ企画を提案し、年間を通して様々な取り組みを実施しております。このほかに、大型のスポーツ祭典における広告代理店案件や、スポーツ競技における協賛協力に関わる広告代理店業務を行うなど、行政機関や各企業からの依頼案件において実績を積み上げております。

新規事業として、株式会社FA Projectにて展開するデジタル広告事業では、クライアントの要望に基づく広告案件を、Youtube等の動画配信プラットフォームを中心としたSNS媒体向けに制作し、戦略的な広告展開を図ることで、着実に実績を積み上げております。

 

以上の結果、広告代理店事業の業績は、売上収益299百万円(前年同四半期比+54.9%)、セグメント利益60百万円(前年同四半期はセグメント損失30百万円)となりました。

 

 〔その他事業〕

同事業におきましては、株式会社victにおいてネットスーパーに関わる配送業務のほか、ライブやイベントなどで使用する機材運搬を行う運送事業を行うほか、当社及びAFにおいて、不動産賃貸事業を展開しております。

 

以上の結果、その他事業の業績は、売上収益99百万円(前年同四半期比+4.7%)、セグメント損失13百万円(前年同四半期はセグメント損失8百万円)となりました。

 

(2)資本の財源及び資金の流動性についての分析

当第1四半期連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末に比べて748百万円増の29,650百万円となりました。これは主として営業債権及びその他の債権が減少した一方で、持分法で会計処理している投資及びその他の金融資産が増加したことによるものであります。

負債につきましては、前連結会計年度末に比べて550百万円減の14,646百万円となりました。これは主として営業債務及びその他の債務が減少したことによるものであります。

資本につきましては、前連結会計年度末に比べて1,299百万円増の15,003百万円となりました。これは主として新株の発行により資本金及び資本準備金が増加したことに加え、親会社の所有者に帰属する四半期利益の計上により利益剰余金が増加したことによるものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第1四半期連結会計期間末における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ255百万円増加し3,651百万円となりました。

当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

 (営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは、360百万円の資金の増加(前年同四半期比△65.9%)となりました。これは主として持分法による投資利益、営業債務及びその他の債務の減少により資金が減少した一方で、税引前四半期利益、営業債権及びその他の債権の減少により資金が増加したことによるものであります。

 

 (投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは、158百万円の資金の減少(前年同四半期は334百万円の資金の減少)となりました。これは主として有形固定資産及び無形資産の取得による支出、出資金の払込による支出によるものであります。

 

 (財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは、53百万円の資金の増加(前年同四半期比+68.8%)となりました。これは主として借入金及びリース負債の返済、配当金の支払いにより資金が減少した一方で、新株発行による収入により資金が増加したことによるものであります。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

   当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

   該当事項はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

   該当事項はありません。