第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第1四半期累計期間において、新たな事業等のリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

当第1四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

当第1四半期累計期間におけるわが国の経済は、政府・日銀の経済金融政策に支えられ、緩やかな回復基調となりました。しかしながら、アジアを中心とする新興国経済が減速する中で、欧州経済の動向、個人消費の低迷、設備投資の伸び悩み等により、景気の先行きは不透明感が強まりました。

情報サービス業界では、幅広い分野でソフトウェア投資の回復基調が続きました。金融機関をはじめとして、エネルギー、官公庁、サービスの各分野で投資が拡大しております。

主力の通信分野では、モノのインターネットやクラウドサービスの普及に伴うネットワークトラフィックの増加への対応や、ICT基盤の高度化が進められる一方、通信事業者の設備投資は減少傾向にあり、当社にとっては厳しい事業環境が続いております。また、ソフトウェア開発の短納期化や低コスト化の傾向が続いており、これらの変化にいかに対応していくかが課題となっております。

このような事業環境の中で、当社はICT投資の拡大が続いているオープンシステム分野へ積極的に展開し、受注の拡大を図るとともに、この分野の事業基盤強化を進めてまいりました。また、リスクマネジメントの定着に取り組み、不採算案件発生の抑止に努めてまいりました。

以上の結果、売上高は6,274百万円(前年同期比0.0%増)、営業利益は467百万円(前年同期比32.7%減)、経常利益は486百万円(前年同期比31.4%減)、四半期純利益は308百万円(前年同期比33.9%減)となりました。

 

次にセグメント別の概況をご報告いたします。なお、文中における金額につきましては、セグメント間の内部振替前の数値となります。

①ソフトウェア開発関連事業

イ)ノードシステム

伝送システム関連及び交換システム関連の売り上げが減少したことにより、売上高は394百万円(前年同期比33.6%減)となりました。

ロ)モバイルネットワークシステム

無線基地局関連の売り上げは減少いたしましたが、携帯端末関連の売り上げが増加したことにより、売上高は860百万円(前年同期比14.1%増)となりました。

ハ)ネットワークマネジメントシステム

固定網インフラ関連及びモバイル網インフラ関連の売り上げがともに減少したことにより、売上高は1,081百万円(前年同期比35.6%減)となりました。

ニ)オープンシステム

官公庁向けシステム関連及びインターネットビジネス関連の売り上げが増加したことにより、売上高は3,440百万円(前年同期比31.5%増)となりました。

ホ)組み込みシステム

スマートメーター関連の売り上げは増加いたしましたが、複合機関連の売り上げが減少したことにより、売上高は446百万円(前年同期比3.8%減)となりました。

 

②その他

自社製品関連及びSI関連の売り上げがともに減少したことにより、売上高は50百万円(前年同期比69.4%減)となりました。

 

(2)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。

(3)研究開発活動

当社は、強みである基幹系通信システム分野における開発で得られた経験とノウハウをもとに、先進の通信技術に関する研究及びそれらを利用した製品の研究開発に取り組んでおります。当社は、このための専門組織として、経営企画本部の配下に技術推進部を設置し、産学官による共同研究を含めて精力的な活動を推進してまいりました。

当第1四半期累計期間に取り組んだ主な研究テーマは、以下のとおりであります。

オープンソースソフトウェア応用システムに関する研究開発

情報家電ネットワークに関する研究開発

ヘルスケアシステムに関する研究開発

 

当第1四半期累計期間における研究開発活動の金額は33百万円(前年同期比80.0%増)であり、主な活動内容は次のとおりであります。これらはすべて新たなビジネスの創出のための活動であり、「その他の事業」に関連して行っております。

オープンソースソフトウェア応用システムに関する研究開発

授業で多台数のパソコンを利用する教育機関において、運用管理者の負担を軽減するシステムの研究開発を推進いたしました。

既に製品化しているネットブート(注1)型パソコン運用管理システム「V-Boot」(ブイブート)について、前期に開発した製品に対する、起動高速化、Linux対応、新たなイメージ管理方式実現のための研究開発を推進いたしました。

 

情報家電ネットワークに関する研究開発

写真や音楽、動画等のデジタルコンテンツをホームネットワーク内で相互利用するための仕様であるDLNA(注2)ガイドラインに関連する研究開発を推進いたしました。

既に製品化している、地デジ視聴にも対応した「Media Link Player」について、利用者から要望の多いSDカード対応、倍速再生機能等の研究開発を推進いたしました。

 

ヘルスケアシステムに関する研究開発

既に製品化している介護サービス支援システム「alpha GoodCare Link」について、利用者の利便性を向上するため、TV電話の品質向上等に関する研究開発を推進いたしました。

 

注1離れた場所にあるコンピュータやその上で動作するアプリケーションをネットワーク経由で別のコンピュータから起動すること。

 

注2Digital Living Network Alliance. 音楽や動画を取り扱うデジタル機器間の相互接続仕様を策定する標準化団体。また、そこで定めたガイドライン。

 

(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析

当第1四半期会計期間末における現金及び預金の残高は、17,699百万円となりました。

将来の事業活動に必要な運転資金及び設備投資資金につきましては、内部資金で手当てできると考えております。

資金の運用につきましては、資金の流動性確保を第一とし、一部について、信用リスク、金利等を考慮し、元本割れの可能性が極めて低いと判断した金融商品で運用しております。