第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて、重要な変更はありません。
 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。

なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、資産、負債及び純資産の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。

 

(1) 業績の状況

当第2四半期連結累計期間(2019年1月1日~2019年6月30日)において、売上高については、CRO事業が減収となったものの、国内IT事業にて既存顧客のIT需要が旺盛であったことや海外IT事業にて大型案件が計上されたこと等から、前年同期比3.2%増加の262億51百万円となりました。利益については、増収に加え、販売管理費の減少等から、営業利益は前年同期比56.6%増加の8億37百万円となり、経常利益は同69.9%増加の8億10百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同54.7%増加の4億38百万円となりました。

 

セグメントごとの業績は次のとおりです。なお、売上高につきましては外部顧客への売上高を表示しています。

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結累計期間

(自 2018年1月1日

  至 2018年6月30日)

当第2四半期連結累計期間

(自 2019年1月1日

至 2019年6月30日)

前年同期比

売上高

セグメント
利益

売上高

セグメント
利益

売上高

セグメント
利益

国内IT

14,362

282

16,204

859

1,842

576

海外IT

5,412

△186

5,902

87

489

273

CRO

5,665

439

4,144

△108

△1,520

△547

合 計

25,440

534

26,251

837

810

302

 

 

① 国内IT
 売上高は、医薬向けやサービス業向け、信託銀行向け等が伸長したことにより、162億4百万円(前年同期比12.8%増)になりました。セグメント利益については、増収の影響等により、8億59百万円(同204.2%増)になりました。
 下期(2019年7月1日~2019年12月31日)についても、引き続き顧客のIT需要を取り込み、堅調に推移していく見通しです。

 

② 海外IT
 売上高は、主に大型案件の売上を含むインド子会社の伸長により、59億2百万円(前年同期比9.0%増)になりました。セグメント利益については、増収の影響に加え、販売管理費が減少したこと等により、87百万円(前年同期は、1億86百万円のセグメント損失)になりました。
 下期(2019年7月1日~2019年12月31日)については、現時点で大型案件の予定はないものの、現地の需要を確保していくとともに、インド子会社を中心に、収益確保に向けた事業構造改革を継続実施していきます。

 

 

 
③ CRO
 売上高は、大型案件の終了等により減収となり、41億44百万円(前年同期比26.8%減)になりました。セグメント利益については、コスト削減に努めたものの、減収が大きく影響し固定費を吸収しきれず、1億8百万円のセグメント損失(前年同期は、4億39百万円のセグメント利益)になりました。
  下期(2019年7月1日~2019年12月31日)に向けては、新規案件を獲得しつつあるものの、期初の想定以上に厳しい状態が続いています。コスト削減に努めるとともに、受注増に向け注力します。

 

  当社グループでは、中期経営戦略(2018年度~2021年度)に基づき、既存事業における収益力改善や新技術へのシフト、および新規事業領域の創出に注力しています。既存事業においては、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)サービスの新拠点として、「長崎BPOセンター」を開設しました。また、計測機器に触れることなく心拍数を測るソフトウェア「リズミル」の提供を開始し、株式会社シーシー・ネットワークのICTサービスと「リズミル」を活用した乳幼児の睡眠時見守りサービスを共同で開発することになりました。そのほか、RPAサービスの展開や、ICT領域拡大に向けてのM&Aや提携を継続的に検討したほか、新規領域獲得に向け、有望な技術を持つベンチャー企業への投資を引き続き行いました。
 今後も収益力の改善に取り組むとともに、デジタルシフトに向けて新たなテクノロジーを活用した事業を推進していきます。
 

(2) 資産、負債及び純資産の状況

(資産)
当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて38億17百万円増加して507億86百万円となりました。主な変動要因は、現金及び預金が10億20百万円増加、受取手形及び売掛金が12億2百万円増加、投資有価証券が37億20百万円増加した一方、有価証券が29億99百万円減少したこと等によるものです。

 

(負債)

当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて26億17百万円増加して207億28百万円となりました。主な変動要因は、支払手形及び買掛金が12億53百万円増加、繰延税金負債が12億71百万円増加したこと等によるものです。

 

(純資産)

当第2四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べて12億円増加して300億57百万円となりました。主な変動要因は、その他有価証券評価差額金が25億8百万円増加した一方、自己株式が自己株式の取得により13億49百万円増加したこと等によるものです。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりです。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは、9億94百万円の収入(前年同期比11億30百万円の収入減)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益が8億14百万円、減価償却費が2億69百万円、仕入債務の増加額が12億83百万円あった一方、法人税等の支払額が14億64百万円あったこと等によるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは、88百万円の収入(前年同期比48百万円の収入減)となりました。これは主に、有価証券の純減少額が5億円あった一方、有形固定資産の取得による支出が3億65百万円あったこと等によるものです。

 

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは、26億47百万円の支出(前年同期比15億83百万円の支出増)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出が14億円、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出が4億10百万円、短期借入金の純減少額が3億67百万円、配当金の支払額が3億50百万円あったこと等によるものです。

 

以上の結果、当第2四半期連結会計期間末においては、現金及び現金同等物は前連結会計年度末比16億30百万円減少し、100億95百万円となりました。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。

なお、当社は財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容は、次のとおりであります。

 

   〔買収防衛策について〕

当社は、当社株式の大規模買付行為が行われる場合において、当社の財務及び事業の方針の決定が不適切な買収により支配されることを防止することが企業価値の向上に資することになるとの観点から、「大規模買付行為への対応方針(買収防衛策)」を導入しております。本対応方針は、2017年3月23日開催の第51回定時株主総会決議に基づいて更新しており、その有効期間は2020年3月開催予定の当社第54回定時株主総会終結の時までとなっております。詳細につきましては当社ホームページをご覧ください。
(https://www.cac-holdings.com/ir/soukai.html)

 

① 本対応方針に関する基本方針

当社グループは情報化戦略の立案、システム構築、システム運用管理などのITサービスを主たる事業としており、顧客企業各々の情報システムのニーズに適合したサービスを継続的に提供しております。その結果、特定の企業及びその業界において多くの業務経験を積み、特有の業務知識・ノウハウを習得したことで、顧客企業から高い評価をいただき、顧客企業との信頼関係を維持しております。そのことこそが、同業他社との競争において、当社グループの重要な強みとなっており、同時に当社グループの企業価値の源泉となっていると認識しております。したがって、各顧客企業と当社との取引関係についての十分な理解なくして、当社グループの企業価値や買付提案の妥当性を判断するのは容易でない場合があります。

大規模買付行為に応じるか否かは、最終的には株主の皆様のご判断に委ねられるべき事項と考えますが、そのためには当該買付者及び当社取締役会の双方から、上記のような事業の背景を踏まえた今後の経営方針、事業計画に加え、特に顧客あるいは業界という観点からの今後の営業方針・政策などについての適切かつ十分な情報が株主の皆様に提供されることが必要不可欠であります。

また、大規模買付行為によって株主の皆様が不測の不利益を被ることを防止するとともに、株主の皆様の利益のために、当社取締役会が、当該買付者に対して買付提案の改善を要求する、あるいは場合によっては当社取締役会が代替案を提示するためのルール(大規模買付ルール)が必要であると考えております。

当社はこのような基本的な考え方のもとで、本対応方針を導入しております。

 

 

② 本対応方針の概要

当該買付者には、大規模買付行為の実施前に、株主の皆様及び当社取締役会の判断のために十分な情報の提供を求めるものとします。

当社取締役会は、必要情報の全てを受領後、一定の期間内に大規模買付行為に関する当社取締役会としての意見を取りまとめ、公表致します。

当該買付者が大規模買付ルールを遵守しない場合、又は、たとえ大規模買付ルールが遵守されても大規模買付行為が株主の皆様の利益を著しく損なうと当社取締役会が判断した場合は、当社取締役会は株主の皆様の利益を守ることを目的として、新株予約権の無償割当てやその他適法かつ相当な対抗措置のうち、当社取締役会が適切と判断する対抗措置をとることができるものとします。

なお、本対応方針を適正に運用し、当社取締役会による恣意的な判断を避けるために、当社取締役会は、当該買付者に対する対抗措置をとるか否か及び対抗措置の停止その他重要な判断について、社外取締役、社外監査役ならびに必要に応じて選任される社外有識者で構成される特別委員会の勧告を必ず取得するものとし、当該勧告を最大限尊重するものとします。当社取締役会が大規模買付行為に対して対抗措置を講じることを決定した場合は、法令及び証券取引所規則等に則って適時適切な開示を行い、また、当該買付者以外の株主、投資者に不利益を与えることのないよう適切な手続を実施します。

以上のとおり、本対応方針は当社株式の大規模買付行為に対し、株主の皆様が判断するのに必要な情報と時間を確保するためのルールを設定し、当該買付者がこのルールを遵守しない場合や大規模買付行為が株主の皆様の利益を著しく損なうと当社取締役会が判断した場合などに対抗措置を講ずることを定めたものでありますので、株主の皆様の共同の利益を損なうものではなく、また、当社役員の地位の維持を目的とするものではありません。

 

(5) 研究開発活動

当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、97百万円であります。
  なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。