第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当中間連結会計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

1.財政状態及び経営成績の状況

当中間連結会計期間における国内自動車流通市場は、国内自動車メーカーの認証試験不正問題により一部車種が出荷停止となったことなどから、新車登録台数(軽自動車含む)は2,168千台(前年同期比2.6%減)となりました。

中古車登録台数(軽自動車含む)は、新車の供給不足により中古車の需要が高まったことなどから、3,116千台(前年同期比0.9%増)となりました。((一社)日本自動車販売協会連合会、(一社)全国軽自動車協会連合会調べ)

中古車輸出市場は、主にニュージーランド、ロシア、アフリカ向けの台数が減少したことにより、759千台(前年同期比5.3%減)となりました。(財務省貿易統計調べ)

オートオークション市場における出品台数は3,601千台(前年同期比8.6%減)、成約台数は2,573千台(前年同期比0.4%減)、成約率は71.5%(前年同期実績65.6%)となりました。((株)ユーストカー調べ)

このような経営環境の中、USSグループの当中間連結会計期間における経営成績は、売上高50,456百万円(前年同期比4.9%増)、営業利益26,230百万円(前年同期比10.3%増)、経常利益26,587百万円(前年同期比10.2%増)、親会社株主に帰属する中間純利益18,140百万円(前年同期比12.2%増)となりました。

 

当中間連結会計期間末の資産合計は262,235百万円となり、前連結会計年度末と比較して9,321百万円減少しました。これは主に、現金及び預金が3,709百万円増加した一方、オークション貸勘定が12,868百万円減少したことによるものです。

負債合計は54,879百万円となり、前連結会計年度末と比較して17,655百万円減少しました。これは主に、オークション借勘定が15,706百万円減少したことによるものです。

純資産合計は207,356百万円となり、前連結会計年度末と比較して8,334百万円増加しました。これは主に、親会社株主に帰属する中間純利益を18,140百万円計上した一方、剰余金の配当を9,787百万円実施したことによるものです。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

オートオークション

オートオークションの出品台数は1,487千台(前年同期比3.0%減)、成約台数は1,038千台(前年同期比9.2%増)、成約率は69.8%(前年同期実績62.0%)となり、成約台数が増加したことに加え、CISの落札手数料の改定によりオークション手数料収入が増加したことなどから増収増益となりました。

この結果、オートオークションのセグメントは、外部顧客に対する売上高39,453百万円(前年同期比8.2%増)、営業利益25,625百万円(前年同期比12.4%増)となりました。

 

中古自動車等買取販売

中古自動車買取専門店「ラビット」は、販売台数が増加したことに加え、オークション相場が堅調に推移したことにより、台当たり粗利益が増加したことなどから増収増益となりました。

事故現状車買取販売事業は、販売台数が増加したことに加え、オークション相場が堅調に推移したことにより、台当たり粗利益が増加したことなどから増収増益となりました。

この結果、中古自動車等買取販売のセグメントは、外部顧客に対する売上高6,361百万円(前年同期比19.7%増)、営業利益277百万円(前年同期比91.7%増)となりました。

 

リサイクル

資源リサイクル事業は、金属およびプラスチックスクラップにおいて、昨年度と同水準の取扱量を維持した一方、非鉄金属相場が高値圏で推移したことが売上の拡大に寄与し増収増益となりました。

プラントリサイクル事業は、大規模な解体工事の受注件数が減少したことにより営業損失となりました。

この結果、リサイクルのセグメントは、外部顧客に対する売上高4,127百万円(前年同期比32.9%減)、営業利益252百万円(前年同期比70.5%減)となりました。

2.キャッシュ・フローの状況

当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して1,709百万円増加し、104,218百万円となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は15,105百万円となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益26,578百万円(前年同期比10.2%増)、法人税等の支払額8,664百万円(前年同期比16.7%増)によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果支出した資金は3,256百万円となりました。これは主に、定期預金の純増加額2,000百万円(前年同期実績-百万円)、有形固定資産の取得による支出835百万円(前年同期比24.0%減)、無形固定資産の取得による支出503百万円(前年同期比211.7%増)によるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果支出した資金は10,139百万円となりました。これは主に、配当金の支払額9,787百万円(前年同期比18.4%増)によるものです。

3.経営方針・経営戦略等

当中間連結会計期間において、USSグループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

4.優先的に対処すべき事業上および財務上の課題

当中間連結会計期間において、USSグループが優先的に対処すべき事業上および財務上の課題について重要な変更はありません。

なお、当社は財務および事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めておりますが、当中間連結会計期間において、基本方針について重要な変更はありません。

 

5.研究開発活動

特記すべき事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。