(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、公共投資の増加や企業収益の回復に伴い雇用・所得環境が改善傾向となり、緩やかな景気回復基調が継続いたしました。しかしながら、個人消費の面では、実質賃金の伸び悩みや、物価上昇圧力への懸念が高まり、依然として先行き不透明な状況が継続いたしました。
教育サービス業界におきましては、少子化が進む中、政府の教育制度改革、大学入試制度の改革や近年の社会的要請を背景とした保育ニーズの高まり等により、教育や保育を取り巻く環境が大きく変化するとともに、社会における業界への期待が高まっております。
当社グループにおきましては、学習塾事業を行う第1事業において脳科学に基づく独自の学習法「リーチングメソッド」が各教育現場で定着し、生徒の学力向上と合格実績増加に繋がった結果、顧客からの支持を得て生徒数が増加しました。
英会話事業、保育事業、日本語教育事業を行う第2事業においては、M&Aを含めた積極的な新規開校を行い、生徒数・園児数が増加しました。平成29年5月末現在、京進グループの保育園の園児数は1,000名を超え、京進グループの日本語学校で学ぶ留学生の数も順調に増加し1,500名を超えております。
国際人材交流事業を行う第3事業では、平成28年11月に中国の国営企業と業務提携を行い、今後増加することが予想される看護師・介護士など特殊技術を持つ外国人人材向けの日本語教育を行う準備が整いました。また、平成29年3月1日付の組織変更で介護事業部を新設し、介護事業参入の準備を行いました。その後、平成29年6月1日付で介護関連事業を展開するシンセリティグループ株式会社の全株式を取得し、介護事業に参入しております。
当連結会計年度の売上高は13,513百万円(前年比113.9%)となり、前年に比べ1,648百万円増加しました。営業利益は380百万円(同94.4%)となり、前年に比べ22百万円減少しました。経常利益は419百万円(同102.7%)となり、前年に比べ11百万円増加しました。特別利益で補助金収入293百万円を計上したこともあり、親会社株主に帰属する当期純利益は431百万円(同167.3%)となり、前年に比べ173百万円増加いたしました。
期中平均生徒数(FC事業における末端生徒数含む。以下、「生徒数」という。)は、30,124人(前年比106.6%)となりました。
セグメント別の概況は以下のとおりです。なお、平成29年3月1日付の組織変更に伴い、当連結会計年度よりセグメント区分を変更しており(第5 経理の状況 注記事項(セグメント情報等)参照)、以下の前年比較については前年の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。
<第1事業>
当連結会計年度のセグメントの業績は、売上高10,092百万円(前年比103.1%)、セグメント利益1,563百万円(同106.3%)となりました。生徒数の増加(前年比102.5%、前年に比べ623人増加)が、増収増益に寄与しました。当連結会計年度の教室展開については、小中部にてドイツミュンヘンに1校開校、個別指導教室京進スクール・ワンの直営教室を1校、フランチャイズ教室を4校開校し、8校閉鎖しました。この結果、当連結会計年度末の当グループ全体の個別指導教室数は、240教室(うちフランチャイズ102教室)となりました。これに、小中部78校、高校部11校、Net学習センター1拠点をあわせた、セグメント全体の拠点数は330となりました。
<第2事業>
当連結会計年度のセグメントの売上高は、英会話教室の生徒数、保育園の園児数、日本語学校の学生数が増えた結果、3,420百万円(前年比164.9%)となりました。セグメント損益は、58百万円の損失(前年に比べ3百万円の損失増加)となりました。なお、保育園を開園したことに伴う補助金収入293百万円をセグメント損益とは別に特別利益として計上しております。
英会話事業部では、平成28年10月に1校開校、平成29年3月に1校開校しました。また、株式会社コペル・インターナショナルを株式取得により子会社化し、平成29年4月より運営を開始しております。これにより、当社グループの英会話教室の数は16校となりました。
保育事業部では、有限会社リトルキッズを株式取得により子会社化し、平成28年12月よりリトルキッズファースト保育園の運営を開始しております。また、平成29年春に17園の保育園を開園しました。これにより、当社グループの保育園の園数は48園となりました。
日本語教育事業部では、神戸日本語学院の事業を譲受け、平成28年6月より運営を開始しております。
また、株式会社アイ・シー・シーを株式取得により子会社化し、平成28年12月より水戸国際日本語学校の運営を開始しました。また、日本語アカデミーの事業を譲受け平成29年4月より運営を開始しております。これにより、当社グループの日本語学校の校数は10校(国内9校、海外1校)となりました。
<第3事業>
当連結会計年度のセグメントの業績は、セグメント損失104百万円(前年に比べ17百万円の損失増加)となりました。当セグメントは国際人材交流事業部、介護事業部からなりますが、セグメントの損失の大半は、費用が売上に1~2年先行して発生するという国際人材交流事業の事業特性に起因するものです。介護事業では、平成29年6月1日付でシンセリティグループ株式会社を株式取得により子会社化し、介護事業の運営を開始しており、次期については介護事業部に関する売上高が計上されます。
(2)キャッシュ・フロー
(キャッシュ・フローの状況)
当連結会計年度の現金及び現金同等物は、以下に記載のキャッシュ・フローにより1,677百万円となり、前連結会計年度末に比べ、504百万円増加しました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益693百万円、減価償却費301百万円、退職給付に係る負債の増加113百万円、補助金収入332百万円、前受金の増加117百万円等が発生しました。この結果、営業活動によるキャッシュ・フローは、981百万円の収入となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出851百万円、補助金の受取額293百万円、敷金及び保証金の差入による支出91百万円、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出277百万円等が発生しました。この結果、投資活動によるキャッシュ・フローは、1,093百万円の支出となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の純増額200百万円、長期借入れによる収入1,480百万円、長期借入金の返済による支出1,004百万円、配当金の支払額54百万円等が発生しました。この結果、財務活動によるキャッシュ・フローは、620百万円の収入となりました。
(1)生産及び受注実績
当社グループは、学習指導や保育を主たる業務としておりますので、生産及び受注の実績については、該当事項はありません。
(2)販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 平成28年6月1日 至 平成29年5月31日) |
前年同期比 |
||||
|
生徒数(人) |
金額(千円) |
構成比(%) |
生徒数(%) |
金額(%) |
||
|
第1事業 |
小中部 |
8,893 |
4,301,051 |
31.83 |
100.8 |
101.8 |
|
高校部 |
2,682 |
1,370,877 |
10.14 |
111.7 |
112.3 |
|
|
個別指導部 |
9,006 |
4,131,596 |
30.57 |
102.8 |
101.9 |
|
|
FC事業部 |
4,693 |
289,069 |
2.14 |
100.5 |
99.5 |
|
|
小計 |
25,274 |
10,092,594 |
74.69 |
102.5 |
103.1 |
|
|
第2事業 |
4,850 |
3,420,489 |
25.31 |
133.9 |
164.9 |
|
|
第3事業 |
- |
- |
- |
- |
- |
|
|
全社(共通) |
- |
187 |
0.00 |
- |
53.6 |
|
|
合計 |
30,124 |
13,513,271 |
100.0 |
106.6 |
113.9 |
|
(注)1.全セグメントの販売実績に占める「第1事業」の割合が70%を超えるため、第1事業における事業部門別の販売実績についても内訳として記載しております。
2.セグメント間の取引については、相殺消去しております。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
4.生徒数は、期中平均の在籍人数を記載しております。
5.販売の数量につきましては、表示すべき適当な指標はありませんので、記載を省略しております。
6.FC事業部の生徒数は、個別指導教室京進スクール・ワンのフランチャイズ教室の末端生徒数を記載しております。
7.平成29年3月1日付けの組織変更に伴い、セグメント区分を変更しており、前年同期比は変更後のセグメント区分にて計上しております。
8.全社(共通)には、(株)五葉出版、(株)アルファビートの売上を含んでおります。
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループの経営陣は、業界環境や経済環境の変化に対応し、組織価値観(以下参照)の実現及び収益機会の創造を図る責を負っております。そのために組織価値観に則った中長期方針の立案、戦略的事業計画の策定と展開及び進捗管理を進めるとともに、迅速かつ最善の意思決定と、経営の透明性確保に努めております。
(当社グループの組織価値観)
|
経営理念 |
|
私たちは、全従業員の物心両面の豊かさを追求するとともに、 |
|
社是 |
|
私たちは、常に創意工夫をし、絶えざる革新を心がけます |
|
経営目標 |
|
私たちは、教育企業として、地域一、日本一、そして世界一を目指します |
|
3つの原則 |
|
1.私たちは、ひとりひとりを大切にします |
|
教育理念 |
|
1.私たちは、学力と人間性の向上をはかります |
少子高齢化が進展し、子育てや教育をめぐる環境が大きく変化している社会において、当社グループは、これまで目指してきた「総合教育企業」から「人の一生に寄り添い、社会に貢献できる企業」としての展開を進めることを目指し、「総合企業」として社会に貢献できる活動を開始いたしました。
教育サービスの分野においては、これまでどおり、教育を通じた社会貢献を行うことを目指し、多様化する顧客のニーズに合った教育サービスを提供するとともに、「将来自分で歩んでいける自立した人の育成」を提供するべき価値の中心として新規事業にも取り組み、教育サービス業界で新たなポジションを築くことを目指しています。
また、大切なお子様をお預かりする教育機関として、生徒の皆様方の安全を最優先した体制構築、企業風土構築に取り組み、生徒・保護者の皆様をはじめとして社会一般からの信頼向上に努めることを全社的な方針として取り組んでおります。
教育サービス以外の分野については、今後継続的に社会へ貢献可能な事業として、基盤を固め、成長発展させるべく取り組んでおります。
(2)経営戦略等
当社グループでは、外部環境を見据え、創立45周年となる2020年のあるべき姿として平成26年6月に「2020年ビジョン」を策定しており、このビジョンを実現すべく各事業において施策を展開しております。
・連結売上200億円
・関西基盤の教育業界No.1の売上~創業時目標「関西一の学習塾」の実現~
・国際企業への脱皮~経営理念の実践~
(3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループでは、顧客や社会から評価された結果としての集客及び収益の向上を目指しており、経営指標としては、各事業において顧客数・売上高・営業利益を重視しております。長期的な経営指標の目標としては、顧客数・売上高の成長と同時に経常利益率の向上を重視しております。
(4)経営環境
日本社会においては、少子化や社会環境の変化により教育や保育に関する関心が高まっております。一方で、高齢化の継続した進展により、高齢者向けのサービス需要が急激に伸びております。
(5)事実上及び財務上の対処すべき課題
当社グループにおいては、長期的な事業拡大を支えるため、教育サービス事業において他社との差別化を図ると同時に、教育サービス事業以外への展開を開始いたしました。具体的には、以下を課題と認識して取り組みます。
① 各年齢層向けの学習塾事業において、脳科学に基づく独自の学習法「リーチングメソッド」をはじめとする他社との差別化を図る独自提供価値の確立。政府の教育制度改革、大学入試制度の改革への対応など、国や社会の要請に応える教務指導の変革。魅力ある合格実績の達成。
② 英会話事業において、幼児から成人までのそれぞれの顧客ニーズに対応した商品開発と集客。
③ 保育事業において、大きく変化の進む保育・教育制度に対応し、現在及び将来の顧客ニーズに対応したサービスの改良と新規出店の拡大。
④ 日本語教育事業において、継続的な海外からの留学生受け入れスキームの確立と日本語学校の新規出店。
⑤ 国際人材交流事業において、海外の送り出し機関の開拓、国内の人材受入れ団体とのニーズのマッチング、それにあわせた事業の展開。
⑥ 介護事業において、事業拡大と収益性向上の土台作り。
⑦ 顧客へ独自価値の提供と新規事業の積極展開のため、グループ会社社員、非常勤社員を含めた京進グループの全従業員での価値観の共有及び人材確保・育成と能力開発の推進。
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
①顧客の安全管理に係る内容
学習塾事業においては、大切なお子様をお預かりしている教育機関として、安全で安心して通える環境の提供は必須であります。当社グループ施設内における安全はもちろんのこと、通塾時の安全管理にも注力し、通塾指導や、希望者を対象とした通塾メールを導入しております。また、成長過程にある子どもたちに接することに大きな責任を感じており、法令の遵守だけでなく、当社独自の「倫理行動指針」を設け、従業員のコンプライアンスを徹底しております。
しかしながら、顧客の安全を脅かす事態が発生することがあれば、業績等に大きな影響を与える可能性があります。
②学齢人口の減少
当社グループの基幹事業が属する教育サービス業界は、少子化の問題に直面しております。少子化は、業界内の競争激化につながるだけでなく、一部の学校を除いた入学試験の平易化や、教育制度の変革への影響が考えられます。また、家庭における教育熱の高まり、教育ニーズの多様化など、提供する教育サービスの質に対しての評価が厳しく問われるようになっております。当社グループでは、「ひとりひとりを大切に」という原則のもと、多様化するニーズに対応し、商品・サービスの拡充を図るとともに、質の向上に取り組んでおります。
しかしながら、今後、競争激化、教育環境の変化に伴い、業績等に影響を与える可能性があります。
③人材の確保と育成
当社グループでは人材が重要な経営資源であり、サービス提供を行う従業員の確保と育成は提供価値の質に関わるものであります。当社グループでは、広域における人材要件に沿った採用活動により、要員計画に沿った人材確保をするとともに、職種別・階層別等のさまざまな研修の充実やインセンティブ制度、経営品質向上プログラムやアメーバ経営、自立型人間育成プログラム「リーチング」の従業員への展開を柱として育成に努めております。
保育事業における保育士、介護事業における介護支援専門員(ケアマネジャー)・介護福祉士等、有資格者によるサービスが義務付けられている事業もあり、今後、採用環境の急激な変化により人材の確保や育成が計画どおりに行えない場合には、出店計画の遂行に支障を来たす可能性があるとともに、サービスの継続が困難になり、業績等に影響を与える可能性があります。
④業績の季節変動
当社グループの基幹事業である学習塾事業の業績は、受験生の卒業等により生徒数が変動し、新学期を迎える春期が最も低下し、その後、増加していく傾向にあります。また、季節講習を実施する時期は、授業料収入が大幅に増加します。以上から、四半期ごとの収益性に上下変動が生じ、通期の業績等に影響を与える可能性があります。
⑤拠点の展開
・拠点の開設
拠点の開設に当たっては、社内の規定に沿ったマーケティングをもとに、顧客の安全性の確保等を重視して物件選定を行っております。希望する物件の確保が計画どおりに進まない場合、出店計画が変更になる可能性があり、業績等に影響を与える可能性があります。
・展開地域拡大による競合
当社グループでは、展開を予定している地域ごとに競合が存在しております。競合環境の変化も予想され、計画どおりの集客ができない場合は、業績等に影響を与える可能性があります。
・固定資産の減損
当社グループでは、学習塾事業の校舎の新設開校等に伴い設備投資を行っており、設備等の有形固定資産を有しております。当該資産への投資が将来的に回収できるかどうかを定期的に検討しております。当該資産が将来的にキャッシュ・フローを生み出さず、投資金額を回収できないと判断する場合、減損を認識することとなります。このような場合、当社グループの業績等に影響を与える可能性があります。
⑥フランチャイズ事業
当社グループでは、個別指導教室「京進スクール・ワン」について全国でのフランチャイズ展開を行っております。今後、経営、財務その他の何らかの理由により当社及びフランチャイジー間でフランチャイズ契約を解消する事態となった場合、加盟金・ロイヤリティ等の収入が減少し、業績等に影響を与える可能性があります。
⑦子育て支援にかかる法的規制
当社グループが展開する保育事業において、国の子育て支援事業に関連する方針が変更され、株式会社による保育所の設置・運営に関する許認可が認められなくなるなどの法律の制定・改定が行われた場合、当社グループの保育事業活動が制約を受ける可能性があります。また、何らかの事由により、現在運営している自治体による認可保育所や東京都認証保育所などの許認可が取り消された場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
⑧外国人留学生受け入れにかかる法的規制
当社グループが展開する日本語教育事業において、入国管理局および国の外国人受け入れに関連する法的規制の制定・改定が行われた場合、計画通りの外国人学生の受け入れができず、当社グループ国内の日本語教育活動が制約を受ける可能性があります。また、何らかの事由により、計画通りの外国人学生の受け入れができなくなった場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
⑨介護事業にかかる法的規制
介護サービス事業は介護保険法の影響を強く受けており法律の制定・改定が行われた場合、当社グループの事業活動が制約を受ける可能性があります。当社グループでは、介護サービスを提供する関連会社において、マニュアルの整備や研修を充実させ、適切な事業経営に努めております。しかしながら、何らかの理由により指定の取消又は停止処分を受けた場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。
⑩個人情報の取り扱い
当社グループでは、多数の個人情報を有しております。これらに関しては、全部署のメンバーで構成された委員会を組織し、顧客情報保護方針を設け漏洩等の未然防止を徹底しております。しかしながら、何らかの原因により情報が流出した場合は、信用の低下により業績等に影響を与える可能性があります。
⑪システムトラブル
当社グループでは、コンピュータネットワークシステム上で基幹システムを構築しており、顧客情報の管理、請求管理等を行っております。災害や事故の発生に備えてシステム会社とのメンテナンス契約、バックアップ体制をとっておりますが、予期せぬ災害等によりシステムトラブルが発生した場合には、顧客へのデータ提供面で支障を来たし、業績等に影響を与える可能性があります。
⑫自然災害・感染症の発生
当社グループが展開している地域において、大規模な地震等の自然災害やインフルエンザ等の感染症が発生した場合、業務遂行が困難となる可能性があります。当社グループでは、有事に備えて体制の整備に努めておりますが、対応が十分に行えなかった場合には業績等に影響を与える場合があります。
(株式譲渡契約)
① 平成28年11月11日開催の取締役会において、有限会社リトルキッズの全株式を取得することを決議し、平成28年11月14日付で株式譲渡契約を締結しました。
詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(企業結合等関係)」に記載のとおりであります。
② 平成28年11月11日開催の取締役会において、株式会社アイ・シー・シーの全株式を取得することを決議し、平成28年11月15日付で株式譲渡契約を締結しました。
詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(企業結合等関係)」に記載のとおりであります。
③ 平成29年3月10日開催の取締役会において、株式会社コペル・インターナショナルの全株式を取得することを決議し、平成29年3月16日付で株式譲渡契約を締結しました。
詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(企業結合等関係)」に記載のとおりであります。
④ 平成29年5月12日開催の取締役会において、シンセリティグループ株式会社の全株式を取得することを決議し、同日付で株式譲渡契約を締結しました。
詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(重要な後発事象)」に記載のとおりであります。
(事業譲渡契約)
平成29年3月10日開催の取締役会において、株式会社日本語アカデミーと同社の日本語アカデミーの事業を譲り受けることに関して決議し、平成29年3月16日付で事業譲渡契約を締結しました。
詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(企業結合等関係)」に記載のとおりであります。
該当事項はありません。
当連結会計年度における財政状態及び経営成績の分析は、以下のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項については、有価証券報告書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。連結財務諸表の作成に当たりまして、貸倒引当金、賞与引当金、退職給付引当金等の計上について見積り計算を行っており、これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し、合理的に判断をしておりますが、見積り特有の不確実性により、実際値との差異が生じる可能性があります。
(2)当連結会計年度の経営成績の分析
①財政状態
当連結会計年度期間末の総資産は11,007百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,696百万円増加しました。流動資産は2,748百万円となり401百万円増加しました。主な要因は、現金及び預金の増加458百万円、その他の減少127百万円等です。固定資産は8,258百万円となり、1,294百万円増加しました。有形固定資産は5,179百万円(794百万円増加)となりました。無形固定資産は1,030百万円(379百万円増加)となりました。投資その他の資産は2,048百万円(121百万円増加)となりました。
当連結会計年度期間末の負債合計は7,777百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,315百万円増加しました。流動負債は4,265百万円となり844百万円増加しました。主な要因は、短期借入金の増加200百万円、1年内返済予定の長期借入金の増加185百万円、前受金の増加202百万円等です。固定負債は3,512百万円となり、470百万円増加しました。主な要因は、長期借入金の増加394百万円、退職給付に係る負債の増加105百万円等です。
当連結会計年度期間末の純資産合計は3,229百万円となり、前連結会計年度末に比べ380百万円増加しました。主な要因は、利益剰余金の増加376百万円等です。この結果、自己資本比率は前連結会計年度末30.6%から1.3ポイント下落し29.3%になりました。
②経営成績
当連結会計年度の売上高は13,513百万円(前年比113.9%)となり、前年に比べ1,648百万円増加しました。営業利益は380百万円(同94.4%)となり、前年に比べ22百万円減少しました。経常利益は419百万円(同102.7%)となり、前年に比べ11百万円増加しました。特別利益で補助金収入293百万円を計上したこともあり、親会社株主に帰属する当期純利益は431百万円(同167.3%)となり、前年に比べ173百万円増加しました。期中平均生徒数(FC事業における末端生徒数含む。以下、生徒数)は、30,124人(前年比106.6%)となりました。
なお、セグメント別の分析については、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (1)業績」をご参照ください。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」をご参照ください。
(4)資本の財源及び資金の流動性についての分析
キャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。また、当社グループのキャッシュ・フロー関連指標の推移は以下のとおりであります。
(キャッシュ・フロー指標のトレンド)
|
|
第36期 平成28年5月期 |
第37期 平成29年5月期 |
|
自己資本比率(%) |
30.6 |
29.3 |
|
時価ベースの自己資本比率(%) |
24.9 |
43.9 |
|
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年) |
5.5 |
4.1 |
|
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) |
33.7 |
72.4 |
※ 自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式控除後)により算出しております。
3.営業キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を払っている全ての負債を対象にしております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
(5)今後の見通し
日本社会において、少子化は引き続き進展しているものの、社会環境の変化により教育や保育に関する関心が高まっております。一方で、高齢化社会の継続した進展により、高齢者向けのサービス需要が急激に伸びております。当社グループにおいても、長期的な事業拡大を支えるため、教育サービス事業において他社との差別化を図ると同時に、教育サービス事業以外への展開を行ってまいります。