文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、中国経済の減速の世界経済に与える影響が顕著になってくる中で、先行きの不透明感が増しております。個人消費におきましても、実質賃金が増加に転じたもののその勢いは弱く、個人消費の低迷が依然続いている状況であります。
当社グループが属する美容業界におきましても、顧客の節約志向が強まる中で、来店サイクルが鈍化するなどの影響が出ております。そのため当社グループにおきましても、客単価は微増しているものの来店客数が伸び悩んでいるため、既存店の営業成績は伸びておりません。また、平成29年4月に予定されている消費税の再増税を控えて、引き続き厳しい環境に置かれることが予想されます。
このような状況のもと、当社グループは、安易な安売り競争に走ることなく、従来通り優秀なスタッフを育成し、質の高いサービスを提供し続けることにより、顧客の支持を得て安定的に業績を維持しております。特に直営店におきましては、前連結会計年度において不採算店を閉店したことにより、不採算店がなくなり収益性が格段に改善しました。また、スタッフ全員にSPC(サービス・プロフィット・チェーン)のフレームワークに基づいた研修を実施し、従業員満足度と顧客満足度を同時に高めることにより店舗の収益力を更に向上させる取り組みを行ってまいりました。その結果、当社グループの主力事業である直営サロン運営事業におきましては、大幅な増収増益となりました。一方でBSサロン運営事業の国内部門におきましては、美容業界全体の人材不足の影響等で厳しい状況が続いております。今後、これを改善するためにBSサロンにおきましてもSPC(サービス・プロフィット・チェーン)のフレームワークを導入し収益力の向上を図っていく予定であります。海外事業におきましては、FC展開への積極的な営業活動を行うとともに、中国進出へ向けての準備を行ってまいりました。また、新規事業におきましては、当社の創造性を活かしたブライダルサロンの展開、サロンPOSシステムの提供等に引き続き注力しております。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高439,038千円(前年同期比5.3%増)、営業利益26,931千円(前年同期比55.7%増)、経常利益25,928千円(前年同期比32.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益21,358千円(前年同期比26.2%増)となりました。
セグメント別の状況については以下のとおりであります。
(直営サロン運営事業)
日本全国に展開するBSサロン(フランチャイズサロン)のフラッグシップサロンとして、首都圏主要地域を中心にモッズ・ヘア直営サロン12店舗を展開しております。また、平成27年4月から、より広い顧客層をカバーする試みとして、千葉県柏市においてモッズ・ヘア以外の独立ブランドである美容室セラヴィの営業を事業譲受により取得し開始いたしました。
平成26年10月に不採算店であったモッズ・ヘア渋谷店を閉店し、同月オープンしたモッズ・ヘアみなとみらい店の営業が軌道に乗り当第1四半期連結累計期間において黒字転換したため、不採算店がなくなりました。 また、既存店の営業成績もSPC(サービス・プロフィット・チェーン)のフレームワークに基づいた取り組みの効果等で増収増益となり、美容室セラヴィの営業成績も予定通り堅調に推移しております。
直営サロン運営事業の当第1四半期連結累計期間の売上高は、273,374千円(前年同期比13.8%増)、セグメント利益は、9,474千円(前年同期比2,062.3%増)となりました。
(BSサロン運営事業)
「モッズ・ヘア」では、本部、加盟店という従来のフランチャイズ関係ではなく、共に一つのブランドをシェアするという意味で、ブランドシェアサロン、BSサロンと呼んでおります。当第1四半期連結会計期間末日現在において、韓国で1店舗減少し、国内70店舗、韓国22店舗、台湾5店舗の計97店舗となっております。
BSサロン運営事業の当第1四半期連結累計期間の売上高は、123,790千円(前年同期比3.9%減)、セグメント利益は、60,377千円(前年同期比7.9%減)となりました。
(ヘアメイク事業)
当社は、「モッズ・ヘア」の原点であるフランス・パリのスタジオワーク専門のヘアメイクチームのプロフェッショナル精神を引き継いだ「モッズ・ヘア」ヘアメイクチームを有しております。
当社のヘアメイクチームは、ヘアメイクアーティストのエージェンシーとして「パリコレクション」や「東京コレクション」などへの参加や、CM・ファッション雑誌など年間3,000ページ以上を手掛けるなど、国内及び海外で高い評価を得ております。当社のヘアメイクチームの作品は「モッズ・ヘア」をブランディングするうえでクリエーションの柱であり、サロンスタイルなどのアイデアソースとしても重要な役割を担っております。
スタジオ部門におきましては、主要アーティストの独立により大口売上が減少し売上高は減少しましたが、手数料率の高い若手アーティストの売上比率が伸びたため利益率が改善し、営業利益の減少額は僅少でした。また、ブライダルにおきましては、モッズ・ヘア オン アンダーズ東京の営業が、当第1四半期連結累計期間において好調に推移したため、ヘアメイク事業全体として、収益性が大幅に向上しました。
ヘアメイク事業の当第1四半期連結累計期間の売上高は、48,172千円(前年同期比8.6%減)、セグメント利益は、4,505千円(前年同期比63.2%増)となりました。
(美容室支援事業)
当社グループでは、国内85店舗を擁する「モッズ・ヘア」サロンの事業展開を通じて、様々なスケールメリットが創出されます。それをサービス化し、クレジット手数料軽減サービスを一般のサロンに提供する美容室支援事業などを行っております。
また、美容室に特化したPOS・経営分析システムの共同開発及び販売事業を行っております。現在のところ直営サロン及びBSサロンのみでの展開となっておりますが、今期中に一般のサロンに展開していく予定であります。
クレジット手数料軽減サービスの契約件数、取扱高は引き続き順調に伸びており、美容室支援事業の当第1四半期連結累計期間の売上高は、17,029千円(前年同期比2.0%増)、セグメント利益は、6,914千円(前年同期比19.2%増)となりました。
(資産)
当第1四半期連結会計期間末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べ6,188千円減少し、1,460,188千円となりました。主な要因としましては、現金及び預金の減少8,371千円、商品の減少9,164千円、その他流動資産の増加34,095千円、有形固定資産の減少6,229千円、及びリース投資資産の減少16,046千円などによるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末の負債につきましては、前連結会計年度末に比べ12,177千円増加し、694,896千円となりました。主な要因としましては、未払金の増加26,159千円、未払消費税等の減少9,539千円などによるものであります。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末の純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ18,365千円減少し、765,292千円となりました。主な要因としましては、親会社株主に帰属する四半期純利益21,358千円、配当金の支払39,662千円などによるものであります。
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
該当事項はありません。