第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1) 業績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府の経済政策や日本銀行の金融政策の下、雇用・所得環境は緩やかな回復傾向にあるものの、中国をはじめとする新興国や資源国の景気下振れ、英国のEUからの離脱問題の影響懸念により、円高・株安の傾向が続き、依然として先行き不透明な状況が継続しております。

当社グループが属する美容業界におきましても、先行きの不安感などに起因する顧客の節約志向は少なからず影響を及ぼしており、それは来店周期の長期化に表れ、他方では低価格サロンの増加により店舗間の競争は激化しております。また、美容業界はオーバーストア状態にあるなかで美容専門学校生は減少傾向にあり人材確保が業界全体の課題であり、経営環境は厳しい状況にあります。しかしながら一方では、男性顧客の美容室の利用率の増加、アジアをはじめとする海外での日本の美容サービス・商品に対するニーズは高まっております。そして近年髪に悩みを抱える顧客は増加傾向にあり、その期待に応えることができる信頼と専門性を備えたサロンの需要は増加することが見込まれます。

このような状況のもと、当社グループは、安易な安売り競争に走ることなく、従来通り優秀なスタッフを育成し、質の高いサービスを提供し続けることに重点を置いております。選別消費の傾向が強まるなか、当社がターゲットとする顧客層においては、ヘアケアサービス、ホームケア製品やヘアデザインの再現性を高めるスタイリング製品の購入件数増加など客単価は着実に上昇しております。しかし今後収益性を高める上では、リピート回数を増やし顧客として定着する割合を向上させなければなりません。こちらは、従前よりSPC(サービス・プロフィット・チェーン)のフレームワークに基づき、従業員満足度と顧客満足度を同時に高めることにより店舗の収益力を更に向上させるプログラムに取り組んでおり、これを継続することにより精度を高めてまいります。そして近年当社グループの新たな取り組みであるメンズ専門ヘアサロンは、既存のモッズ・ヘアサロンに比べ客単価は低いものの新たな顧客層の獲得につながっております。このメンズ専門ヘアサロンは直営サロン・BSサロンを問わず需要が高まることが見込まれます。また、業界全体においては美容師の人材不足により大型サロンを維持できず閉店するサロンや後継者不在のため閉店するサロンが増加しております。これは当社のBSサロンにおいても例外ではありません。当社グループのBSサロン運営事業においては、業界を取り巻く環境を見極め戦略的な新規出店を実現することが重要な課題であります。また、前事業年度より収益性が低下している直営サロン運営事業の収益改善は緊急の課題であります。これらの課題を解決するために一時的に費用が先行して発生するものの、マネジメントラインから見直し、直営の大型店においては移転あるいはリニューアルを実施するなど抜本的な取り組みによってフラッグシップの発信力を高めると共に、当社グループの事業の根幹であるモッズ・ヘアサロン運営事業の再建に注力しております。

以上の結果、当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高470,882千円(前年同期比7.3%増)、営業損失2,946千円(前年同期は、営業利益26,931千円)、経常損失2,627千円(前年同期は、経常利益25,928千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失5,464千円(前同期年は、親会社に帰属する四半期純利益21,358千円)となりました。

 

 

セグメント別の状況については以下のとおりであります。

(直営サロン運営事業)

日本全国に展開するBSサロン(フランチャイズサロン)のフラッグシップサロンとして、首都圏主要地域を中心に直営サロン16店舗(モッズ・ヘアサロン15店舗、その他1店舗)を展開しております。当第1四半期連結会計期間におきまして、モッズ・ヘア北山店を閉店いたしました。

当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、前事業年度においてBSサロンより直営サロンへ転換したモッズ・ヘア吉祥寺店及びモッズ・ヘア自由が丘店、並びに前事業年度において新規オープンしたモッズ・ヘア高松瓦町店及びモッズ・ヘアMEN中野店の4店舗の増加によりセグメント売上高は増加いたしました。しかしながら、これら4店舗の収益性は前事業年度に比べ改善しているものの、いずれも営業損失であったこと、また既存店においてはスタイリストの離職等により一時的に収益性が低下したため、前述の4店舗の営業損失を補うには至らずセグメント利益は営業損失となりました。

直営サロン運営事業の当第1四半期連結累計期間の売上高は、274,444千円(前年同期比0.4%増)、セグメント損失は、13,222千円(前年同期は、セグメント利益9,474千円)となりました。

(BSサロン運営事業)

「モッズ・ヘア」では、本部、加盟店という従来のフランチャイズ関係ではなく、共に一つのブランドをシェアするという意味で、ブランドシェアサロン、BSサロンと呼んでおります。当第1四半期連結会計期間において、国内におきましては、モッズ・ヘア熊谷店、モッズ・ヘア所沢店、モッズ・ヘア浜松店及びモッズ・ヘア金沢ビス店の4店舗が閉店いたしました。一方、海外におきましては、韓国・大田(デジョン)において炭坊(タンバン)店を、台湾・台北において天母店を新たにオープンいたしました。その結果、当第1四半期連結会計期間末日現在におきまして、国内61店舗、韓国20店舗、台湾4店舗及び中国1店舗の計86店舗となっております。

なお、中国におきましては、本四半期報告書提出日現在において、既存の北京三里屯店に加え、遼寧省大連市に1店舗、上海市に2店舗をオープンし4店舗となっております。さらに年内から年明けにかけて、上海市2店舗、大連市1店舗、四川省成都市3店舗、山東省済南市1店舗の計7店舗の出店を予定しております。

BSサロン運営事業の当第1四半期連結累計期間の売上高は、119,338千円(前年同期比3.6%減)、セグメント利益は、51,712千円(前年同期比14.4%減)となりました。

(ヘアメイク事業)

当社は、「モッズ・ヘア」の原点であるフランス・パリのスタジオワーク専門のヘアメイクチームのプロフェッショナル精神を引き継いだ「モッズ・ヘア」ヘアメイクチームを有しております。

当社のヘアメイクチームは、ヘアメイクアーティストのエージェンシーとして「パリコレクション」や「東京コレクション」などへの参加や、CM・ファッション雑誌など年間3,000ページ以上を手掛けるなど、国内及び海外で高い評価を得ております。

ヘアメイク事業につきましては、既存のスタジオ部門及びブライダル部門が堅調に推移したことに加え、平成28年4月より主にテレビキー局のヘアメイクを手掛けるアーツ㈱が加入したことにより、セグメント売上高及びセグメント利益は共に大幅な増加となりました。

ヘアメイク事業の当第1四半期連結累計期間の売上高は、91,553千円(前年同期比90.1%増)、セグメント利益は、9,204千円(前年同期比104.3%増)となりました。 

(美容室支援事業)

当社グループでは、日本国内でのモッズ・ヘアサロンの事業展開を通じて、様々なスケールメリットが創出されます。それをサービス化し、クレジット手数料軽減サービスなどを一般のサロンに提供する美容室支援事業を行っております。

美容室支援事業の主力であるクレジット手数料軽減サービスの契約件数、取扱高は堅調に推移しており、当第1四半期連結累計期間の売上高は、17,771千円(前年同期比4.4%増)、セグメント利益は、7,325千円(前年同期比5.9%増)となりました。

 

 

(2) 財政状態の分析 

 (資産)

当第1四半期連結会計期間末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べ37,173千円減少し、1,545,213千円となりました。主な要因としましては、現金及び預金の減少24,838千円、未収入金の減少10,913千円、その他流動資産の増加9,845千円、及び有形固定資産の減少8,950千円などによるものであります。

(負債)

当第1四半期連結会計期間末の負債につきましては、前連結会計年度末に比べ1,817千円増加し、836,926千円となりました。主な要因としましては、未払金の減少7,472千円、その他流動負債の増加12,460千円などによるものであります。

(純資産)

当第1四半期連結会計期間末の純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ38,990千円減少し、708,287千円となりました。主な要因としましては、親会社株主に帰属する四半期純損失5,464千円、配当金の支払33,996千円などによるものであります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

 

(4) 研究開発活動

該当事項はありません。