【要約中間連結財務諸表注記】

1.一般的事項

(1) 報告企業

楽天グループ株式会社(以下「当社」)は、日本に所在する企業です。当社及び連結子会社(以下「当社グループ」)の事業の内容及び主要な活動は、注記4. セグメント情報をご参照ください。

 

(2) 作成の基礎

当社グループの要約中間連結財務諸表は、IAS第34号「期中財務報告」に準拠して作成しています。当社グループは、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)第1条の2第2号に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たしているため、同第312条の規定を適用しています。なお、年次連結財務諸表で求められている全ての情報が含まれていないため、2023年12月31日に終了した連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものです。

本要約中間連結財務諸表は、2024年8月9日の取締役会によって承認されています。

 

2.重要性がある会計方針

当社グループが本要約中間連結財務諸表において適用する重要性がある会計方針は、以下を除き、前連結会計年度に係る連結財務諸表において適用した会計方針と同一です。なお、当中間連結会計期間の法人所得税費用は、見積平均年次実効税率をもとに算定しています。

 

当社グループは、当中間連結会計期間より以下の基準を適用しています。なお、この適用による要約中間連結財務諸表への重要な影響はありません。

IFRS

新設・改訂内容

IAS 第1号

財務諸表の表示

債務及び他の負債を流動又は非流動にどのように分類するのかを明確化

IAS 第1号

財務諸表の表示

特約条項付の長期債務に関して企業が提供する情報を改善するためのもの

 

 

3.重要な会計上の見積り及び判断

当社グループは、IFRSに準拠した要約中間連結財務諸表の作成において、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす判断、会計上の見積り及び仮定を用いています。これらの見積り及び仮定は、過去の経験及び利用可能な情報を収集し、決算日において合理的であると考えられる様々な要因等を勘案した経営者の最善の判断に基づいています。しかしながら、その性質上、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。

見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直しています。これらの見積りの見直しによる影響は、当該見積りを見直した期間及び将来の期間において認識しています。

 

当中間連結会計期間に係る要約中間連結財務諸表の金額に重要な影響を与える見積り及び判断は、原則として前連結会計年度に係る連結財務諸表と同様です。

 

 

4.セグメント情報

(1) 一般情報

当社グループは、インターネットサービス、フィンテック及びモバイルという3つの事業を基軸としたグローバル イノベーション カンパニーであることから、「インターネットサービス」、「フィンテック」及び「モバイル」の3つを報告セグメントとしています。

これらのセグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっています。

「インターネットサービス」セグメントは、インターネット・ショッピングモール『楽天市場』をはじめとする各種ECサイト、オンライン・キャッシュバック・サイト、旅行予約サイト、ポータルサイト、デジタルコンテンツサイト等の運営、メッセージングサービスの提供や、これらのサイトにおける広告等の販売、プロスポーツの運営等を行う事業により構成されています。

「フィンテック」セグメントは、クレジットカード関連サービス、インターネットを介した銀行及び証券サービス、暗号資産(仮想通貨)の媒介、生命保険サービス、損害保険サービス、電子マネーサービスの提供等を行う事業により構成されています。

「モバイル」セグメントは、通信サービス及び通信技術の提供並びに電力供給サービスの運営等を行う事業により構成されています。

 

(2) 事業セグメントの売上収益と損益の測定に関する事項

報告されている事業セグメントの会計処理の方法はIFRSに基づいており、事業セグメントの売上収益及び損益は一部の連結子会社を除き連結修正を考慮していない内部取引消去前の金額です。経営者が意思決定する際に使用する社内指標は、IFRSに基づく営業利益に当社グループが定める非経常的な項目やその他の調整項目を調整したNon-GAAP営業利益ベースです。

経営者は、Non-GAAP指標を開示することで、ステークホルダーにとって同業他社比較や過年度比較が容易になり、当社グループの恒常的な経営成績や将来見通しを理解する上で有益な情報を提供できると判断しています。なお、非経常的な項目とは、将来見通し作成の観点から一定のルールに基づき除外すべきと当社グループが判断する一過性の利益や損失のことです。その他の調整項目とは、適用する基準等により差異が生じ易く企業間の比較可能性が低い、株式報酬費用や子会社取得時に認識した無形資産償却費等のことです。

また、当社グループは、最高経営意思決定者が使用する事業セグメントへ、資産及び負債を配分していません。

 

前中間連結会計期間(自  2023年1月1日  至  2023年6月30日)

(単位:百万円)

 

インターネット
サービス

フィンテック

モバイル

合計

セグメントに係る売上収益

565,824

349,027

176,404

1,091,255

セグメント損益

26,326

59,640

185,093

99,127

 

 

当中間連結会計期間(自  2024年1月1日  至  2024年6月30日)

(単位:百万円)

 

インターネット
サービス

フィンテック

モバイル

合計

セグメントに係る売上収益

589,599

396,154

194,801

1,180,554

セグメント損益

32,463

81,551

132,569

18,555

 

 

 

前第2四半期連結会計期間(自  2023年4月1日  至  2023年6月30日)

(単位:百万円)

 

インターネット
サービス

フィンテック

モバイル

合計

セグメントに係る売上収益

294,686

181,002

80,071

555,759

セグメント損益

14,475

33,000

△82,431

△34,956

 

 

当第2四半期連結会計期間(自  2024年4月1日  至  2024年6月30日)

(単位:百万円)

 

インターネット
サービス

フィンテック

モバイル

合計

セグメントに係る売上収益

303,896

202,696

94,961

601,553

セグメント損益

18,863

42,273

△60,641

495

 

 

セグメントに係る売上収益から連結上の売上収益への調整は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前中間連結会計期間

(自  2023年1月1日

至  2023年6月30日)

当中間連結会計期間

(自  2024年1月1日

至  2024年6月30日)

セグメントに係る売上収益

1,091,255

1,180,554

内部取引等

118,455

129,646

連結上の売上収益

972,800

1,050,908

 

 

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結会計期間

(自  2023年4月1日

至  2023年6月30日)

当第2四半期連結会計期間

(自  2024年4月1日

至  2024年6月30日)

セグメントに係る売上収益

555,759

601,553

内部取引等

△58,594

△64,269

連結上の売上収益

497,165

537,284

 

 

 

セグメント損益から税引前中間(四半期)損失(△)への調整は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前中間連結会計期間

(自  2023年1月1日

至  2023年6月30日)

当中間連結会計期間

(自  2024年1月1日

至  2024年6月30日)

セグメント損益

99,127

18,555

内部取引等

9,283

18,718

Non-GAAP営業損失(△)

108,410

37,273

無形資産償却費

4,259

3,771

株式報酬費用

7,997

7,686

非経常的な項目(注)

4,421

2,873

営業損失(△)

125,087

51,603

金融収益及び金融費用

11,258

11,910

持分法による投資損失(△)

8,796

3,613

税引前中間損失(△)

122,625

43,306

 

(注) 前中間連結会計期間に計上された非経常的な項目には、モバイル事業におけるローミング契約の見直しに基づき設備投資計画を変更したことに伴い一時的に発生した基地局工事等のキャンセルに係る費用1,977百万円、株式会社西友ホールディングスの全株式を譲渡したことに伴い発生した売却損益及び2022年連結会計年度に発覚した子会社の元従業員及び取引先の共謀による不正行為に係る弁護士費用等、外部の専門家に対する報酬等が含まれています。また、当中間連結会計期間に計上された非経常的な項目には、令和6年能登半島地震における基地局の保守修繕等の発生費用1,154百万円、生損保一体型基幹システムの一部に係る除却損の計上1,174百万円、みん就株式会社の譲渡益1,619百万円及びInternational Business Machines Corporationとの間の訴訟の解決に係る費用等が含まれています。なお、これらの収益及び費用は要約中間連結損益計算書において、主にその他の収益及びその他の費用に計上されています。

 

(単位:百万円)

 

前第2四半期連結会計期間

(自  2023年4月1日

至  2023年6月30日)

当第2四半期連結会計期間

(自  2024年4月1日

至  2024年6月30日)

セグメント損益

△34,956

495

内部取引等

△4,486

△12,319

Non-GAAP営業損失(△)

△39,442

△11,824

無形資産償却費

△2,160

△1,938

株式報酬費用

△3,882

△3,922

非経常的な項目(注)

△3,409

△647

営業損失(△)

△48,893

△18,331

金融収益及び金融費用

13,834

5,304

持分法による投資損失(△)

△8,163

△1,810

税引前四半期損失(△)

△43,222

△14,837

 

(注) 前第2四半期連結会計期間に計上された非経常的な項目には、モバイル事業におけるローミング契約の見直しに基づき設備投資計画を変更したことに伴い一時的に発生した基地局工事等のキャンセルに係る費用1,977百万円、株式会社西友ホールディングスの全株式を譲渡したことに伴い発生した売却損益及び2022年連結会計年度に発覚した子会社の元従業員及び取引先の共謀による不正行為に係る弁護士費用等、外部の専門家に対する報酬等が含まれています。また、当第2四半期連結会計期間に計上された非経常的な項目には、みん就株式会社の譲渡益1,636百万円及びInternational Business Machines Corporationとの間の訴訟の解決に係る費用等が含まれています。なお、これらの収益及び費用は要約中間連結損益計算書において、主にその他の収益及びその他の費用に計上されています。

 

5.社債

(1) 社債の発行

当中間連結会計期間において発行した社債は、以下のとおりです。

 

会社名

銘柄

発行総額

利率

償還期限

楽天グループ(株)

2027年2月満期ドル建無担保社債

1,800百万米ドル

11.25%

2027年2月15日

楽天グループ(株)

2029年4月満期ドル建無担保社債

2,000百万米ドル

9.75%

2029年4月15日

楽天グループ(株)

2029年4月満期ユーロ円建無担保社債

50,000百万円

6.00%

2029年4月24日

 

 

(2) 社債の償還

当中間連結会計期間において満期償還した社債は、以下のとおりです。

 

会社名

銘柄

発行総額

利率

償還期限

楽天グループ(株)

第8回無担保社債

20,000百万円

0.32%

2024年6月25日

楽天グループ(株)

第11回無担保社債

10,000百万円

0.25%

2024年6月25日

 

 

また、2024年満期ドル建シニア債の現金対価による公開買付け及び第15回無担保社債の現金対価による買入れを実施しました。概要は以下のとおりです。

 

会社名

銘柄

発行総額

買入額面総額

利率

買入償還日

楽天グループ(株)

2024年満期10.250% ドル建
シニア債(注)

950百万米ドル

600百万米ドル

10.250%

2024年2月13日

及び
2024年2月28日

楽天グループ(株)

2024年満期
3.546% ドル建
シニア債(注)

800百万米ドル

366百万米ドル

3.546%

2024年2月13日

楽天グループ(株)

15回無担保
社債

75,000百万円

55,800百万円

0.50%

2024年4月25日

 

(注) 本外債の購入金額(未払利息を含まない。早期応募プレミアムを含む。)として、合計983.2百万米ドルを支払いました。

 

 

6.その他の金融負債

その他の金融負債にはLyft, Inc.の株式を用いた株式先渡売買契約による預り保証金が含まれており、詳細は以下のとおりです。

 

Lyft, Inc.株式先渡売買契約

 

当社は2020年第3四半期連結会計期間において連結子会社であるLiberty Holdco Ltd.を通じて、当社が保有する
Lyft, Inc.の株式31,395,679株全てを活用した先渡売買契約につき、金融機関との間で基礎となる契約を締結しました。2020年第4四半期連結会計期間において当該取引を実行した結果、714百万米ドルの資金を調達しました。5年の契約期間満了時には、現金又はLyft, Inc.の株式で決済することをLiberty Holdco Ltd.が選択できます。当社はLyft, Inc.の株式をLiberty Holdco Ltd.に貸与し、これに関する預り金としてLiberty Holdco Ltd.から当該資金の差入れを受けています。なお、上記資金調達に加え、キャップとフロアーの設定されているカラー取引を締結し、Lyft, Inc.に対する株式投資の株価変動によるリスクの低減を行っています。

また、2021年第2四半期連結会計期間において、当初契約時からLyft, Inc.の株価が上昇したため、カラー契約より生じるデリバティブの公正価値変動リスクに備えるために、カラー契約の一部の想定元本に係るキャップとフロアーの上限及び下限の見直しを行い、契約上の条件変更を行っています。

 


 

なお、当中間連結会計期間末において、Lyft, Inc.の株式を使用した資金調達に係る負債を償却原価で測定する負債として、その他の金融負債に177,465百万円(前連結会計年度末は155,069百万円)、Lyft, Inc.の株式に係るカラー契約をデリバティブ資産に100,394百万円(前連結会計年度末は84,552百万円)計上しています。

また、上記一連の取引は資金調達に係る取引であるため、Lyft, Inc.の株式の公正価値評価差額、Lyft, Inc.の株式に係るカラー契約より生じるデリバティブの公正価値評価差額、Lyft, Inc.の株式を使用した資金調達に係る負債より生じた償却原価費用及び為替換算差額は金融収益又は金融費用に計上されます。詳細は、注記13. 金融収益及び金融費用をご参照ください。

 

 

7.資本

(1) 公募及び第三者割当による新株の発行

前中間連結会計期間(自  2023年1月1日  至  2023年6月30日)

 

当社は、当社の連結子会社である楽天モバイル株式会社への投融資資金及び社債・コマーシャルペーパーの償還資金に充当するため、2023年5月16日に開催の取締役会において、公募(国内における一般募集及び海外市場における募集)及び有限会社三木谷興産、有限会社スピリット、株式会社サイバーエージェント及び東急株式会社への第三者割当による新株発行を決議し、2023年5月31日に542,306,800株の払込みを受けました。

この結果、前中間連結会計期間において、資本金が148,005百万円増加、資本剰余金が146,780百万円増加し、合計で資本が294,785百万円増加しています。なお、新株の発行に係る直接発行費用1,225百万円(税効果考慮後)を資本剰余金から控除しています。また、有限会社三木谷興産及び有限会社スピリットは、経営幹部・主要株主(個人)及びその近親者が支配していることから、関連当事者に該当します。

 

なお、関連当事者との取引は以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前中間連結会計期間

(自 2023年1月1日 至 2023年6月30日

第三者割当による新株の発行(注)

30,000

 

(注) 当社普通株式について第三者割当により、有限会社三木谷興産及び有限会社スピリットに対し、それぞれ26,501,700株、1株当たり566円で新株を発行しました。

 

(2) その他の資本性金融商品

前中間連結会計期間(自  2023年1月1日  至  2023年6月30日)及び

当中間連結会計期間(自  2024年1月1日  至  2024年6月30日)

 

当社は、資金調達手段の多様化、投資家層の拡大、財務基盤の一層の充実化等を目的として、2021年第2四半期連結会計期間において、米ドル建ノンコール5年永久劣後特約付社債(利払繰延条項付)、ユーロ建ノンコール6年永久劣後特約付社債(利払繰延条項付)及び米ドル建ノンコール10年永久劣後特約付社債(利払繰延条項付)(以下あわせて「本社債」)を発行しました。

本社債は、償還期限の定めがなく当社の裁量のみで償還が可能であること、また、利息支払の任意繰延が可能であり、支払義務がないこと等により、IFRSにおいて、資本性金融商品に分類されます。

利払日である2023年4月22日及び2024年4月22日において利息の支払が完了しており、前中間連結会計期間及び当中間連結会計期間において、「その他の資本性金融商品の所有者に対する分配」として、要約中間連結持分変動計算書において「利益剰余金」がそれぞれ9,820百万円及び11,590百万円減少しています。

なお、前中間連結会計期間末及び当中間連結会計期間末において、支払が確定していないためその他の資本性金融商品の所有者に対する分配として認識していない経過利息の金額は、それぞれ4,035百万円及び4,472百万円です。

また、本社債の元本及び利息について、米ドル、ユーロと日本円の通貨スワップ契約を締結しています。当該通貨スワップは、その他の資本性金融商品の所有者に対する分配額及び当社の裁量により将来償還される場合の現金支出額を固定する効果を有しています。

 

 

8.売上収益

(1) 分解した収益とセグメント収益の関連

前中間連結会計期間(自  2023年1月1日  至  2023年6月30日)

(単位:百万円)

 

セグメント

インターネット
サービス

フィンテック

モバイル

合計

主要な

サービスライン

楽天市場及び楽天トラベル

231,559

231,559

Rakuten 24

52,483

52,483

Rakuten Rewards

54,391

54,391

楽天ブックス

33,348

33,348

楽天カード

101,149

101,149

楽天証券

50,576

50,576

楽天銀行

48,066

48,066

楽天モバイル

107,979

107,979

楽天エナジー(注)2

26,753

26,753

その他

180,397

71,867

14,232

266,496

合計

552,178

271,658

148,964

972,800

 

(注) 1 グループ会社間の内部取引控除後の金額を表示しています。

2 IAS第20号「政府補助金の会計処理及び政府援助の開示」(以下「IAS第20号」)に基づく政府補助金を、売上収益に含めて表示しています。

 

当中間連結会計期間(自  2024年1月1日  至  2024年6月30日)

(単位:百万円)

 

セグメント

インターネット
サービス

フィンテック

モバイル

合計

主要な

サービスライン

楽天市場及び楽天トラベル

233,117

233,117

Rakuten 24

53,328

53,328

Rakuten Rewards

64,729

64,729

楽天ブックス

25,579

25,579

楽天カード

103,905

103,905

楽天証券

59,672

59,672

楽天銀行

57,881

57,881

楽天モバイル

122,322

122,322

楽天エナジー(注)2

20,092

20,092

その他

206,548

83,425

20,310

310,283

合計

583,301

304,883

162,724

1,050,908

 

(注) 1 グループ会社間の内部取引控除後の金額を表示しています。

2 IAS第20号に基づく政府補助金を、売上収益に含めて表示しています。

 

 

当社グループは、インターネットサービス、フィンテック及びモバイルを有するグローバル イノベーション カンパニーであり、EC事業を中心に複数のビジネスを行っています。これらのビジネスから生じる収益は顧客との契約に従い計上しており、変動対価等を含む売上収益の額に重要性はありません。また、約束した対価の金額に重要な金融要素は含まれていません。

 

インターネットサービス

 

インターネットサービスセグメントにおいては、『楽天市場』、『楽天トラベル』、『Rakuten 24』、『Rakuten Rewards』、『楽天ブックス』等のサービスを提供し、主な収益を下記のとおり認識しています。

 

楽天市場及び楽天トラベル

マーケットプレイス型ECサービスである『楽天市場』や、旅行予約サービスである『楽天トラベル』等においては、取引の場を顧客に提供することをその基本的な性格としています。当社グループは、これらのサービスの運営にあたり、出店者・旅行関連事業者への出店サービス及びシステム利用に関するサービス、当社グループを通じた販売拡大のための広告関連サービス、出店者・旅行関連事業者と消費者の決済に関する決済代行サービス等を提供しています。また、これらのサービスは諸規約に基づき、サービス内容や当事者間の権利と義務が定められており、サービスの内容の区分可能性や顧客への移転パターンに基づき、主な履行義務を下記のとおりに識別して、収益を認識しています。

 

『楽天市場』への出店サービスについて、当社グループは規約に基づき出店者に対し契約期間に渡り、当社グループのマーケットプレイス型ECウェブサイトへの出店サービス及び出店コンサルティングサービス等を提供する義務を負っています。当該履行義務は、契約期間に渡り時の経過につれて充足されるものであり、収益は当該履行義務が充足される契約期間において、出店形態別に定められた金額に基づき、各月の収益として計上しています。なお、取引の対価は3ヶ月、半年又は1年分を履行義務の充足前である契約時に前受けする形で受領しています。

 

システム利用に関するサービスについて、当社グループは規約に基づき、出店者・旅行関連事業者に対して出店者・旅行関連事業者と主として楽天会員との間での個々の取引の成立に関するサービスの提供を行う義務を負っています。当該履行義務は、出店者・旅行関連事業者と主として楽天会員との個々の取引の成立時点で充足されるものであり、当該履行義務の充足時点で、流通総額(出店者・旅行関連事業者の月間売上高)にサービス別・プラン別・流通総額の規模別に定められている料率を乗じた金額にて収益を計上しています。当該金額は、履行義務の充足時点である取引成立時点から概ね3ヶ月以内に支払を受けています。

 

広告関連サービスについて、当社グループは広告規約に基づき、出店者・旅行関連事業者に対し期間保証型等の広告関連サービスを提供しており、契約で定められた期間に渡り、広告を掲示する義務を負っています。当該履行義務は時の経過につれて充足されるため、当該契約期間に応じて期間均等額で収益を計上しています。広告料金の支払は、原則として広告掲載開始日が属する月の翌々月末までに受領しています。

 

決済代行サービスについて、当社グループと出店者・旅行関連事業者間における、決済代行規約に基づき、決済代行サービスを提供しています。当該サービスは、当社グループが、クレジットカード等による取引代金をカード会社等から受領し、出店者・旅行関連事業者への支払義務を負っています。当該サービスについては、主に消費者のクレジットカード等の利用取引が生じた時点が履行義務の充足時点となると判断しており、同時点で手数料収益を計上しています。当該手数料の支払は、履行義務の充足後、支払区分に基づいた請求締切日から1ヶ月半以内に受領しています。

 

Rakuten 24、楽天ブックス

インターネットサービスのうち、当社グループが主に楽天会員に対して商品を提供するインターネット通販サイト『Rakuten 24』、『楽天ブックス』等のサービスにおいては、当社グループが売買契約の当事者となります。これらの直販型の取引においては顧客に商品が到着した時点で収益を計上しています。また、履行義務の充足時期である商品到着後、概ね2ヶ月以内に支払を受けています。なお、楽天ブックスのうち、国内における書籍(和書)販売については、再販売価格維持制度を考慮すると代理人取引としての性質が強いと判断されるため、収益を関連する原価と相殺の上、純額にて計上しています。

 

Rakuten Rewards

『Rakuten Rewards』においては、Rakuten Rewards会員に対するキャッシュバックを通じ、Rakuten Rewards会員による小売業者(顧客)のウェブサイトでの購入を促進するサービス(以下「キャッシュバック・サービス」)、ウェブサイトにおける広告掲示、個人向けターゲティングメールサービス等を提供しています。主なサービスであるキャッシュバック・サービスに関しては、契約に基づきRakuten Rewards会員による小売業者のウェブサイトでの購入を促進するために、Rakuten Rewards会員へキャッシュバックを行う義務を負っており、当該履行義務はRakuten Rewards会員による購入時点が履行義務の充足時点となると判断しています。Rakuten Rewards会員の購入を確認した時点で購入金額に一定の料率を乗じた金額を手数料として収益計上しており、同時にRakuten Rewards会員に対するキャッシュバック費用を原価として計上しています。当該サービスの提供により生じる収益及び費用は、『Rakuten Rewards』が顧客及びRakuten Rewards会員とのそれぞれに対して価格設定を含む取引の裁量権を有していることから総額にて計上しており、手数料は履行義務の充足時点である注文確定月の月末から概ね3ヶ月以内に支払を受けています。

 

フィンテック

 

フィンテックセグメントにおいては、『楽天カード』、『楽天証券』、『楽天銀行』等の金融サービスを提供し、主な収益を下記のとおり認識しています。

 

楽天カード

『楽天カード』においては、主としてクレジットカード関連サービスを提供しています。主にクレジットカード利用者と加盟店間の資金決済を通じて得られる加盟店手数料、クレジットカード利用者から得られるリボルビング払い手数料、分割払い手数料及びキャッシング手数料を得ています。加盟店手数料に関しては、カード会員のショッピング取引後、加盟店から楽天カード株式会社へ売上データが送信されたタイミングにおいて、決済サービスの提供という履行義務が充足されるため、同時点でクレジットカードの決済金額に一定の料率を乗じた手数料収益を計上しています。また、カード決済金額の1%分の通常ポイントをカード会員に付与しており、これらのポイント費用は加盟店手数料から控除しています。楽天カード株式会社はカード会員から基本的に1ヶ月に1回所定の日にカード利用代金の回収を行うため、履行義務充足後、概ね2ヶ月以内に実質的に支払を受けることとなります。リボルビング払い手数料、分割払い手数料及びキャッシング手数料に関しては、各残高に対してそれぞれ分割支払回数等に応じた一定の料率を乗じた利息収益を、IFRS第9号「金融商品」(以下「IFRS第9号」)に従いその利息の属する期間に認識しています。

 

楽天証券

『楽天証券』においては、金融商品取引業務とその他の付随業務を提供し、これら取引に付随して発生する手数料やトレーディング損益、利息等を収益の源泉としています。金融商品取引業務には、国内株式取引に加え、外国株式取引、投資信託の販売等、様々な取引が存在し、それぞれの手数料体系は異なっています。現物株式に関する委託取引、信用取引及び投資信託の販売取引等に関連して発生する手数料に関しては、約定日等の取引成立時において履行義務が充足されるため、同時点において手数料収益を計上しています。現物株式取引から生じる手数料については、原則として履行義務の充足後2営業日以内に、信用取引及び先物取引から生じる手数料は建玉の決済が行われる半年から概ね1年以内に受領しています。また、IFRS第9号に従い、外国為替証拠金取引については、公正価値で測定された利得及び損失が純額で売上収益に計上され、国内株式信用取引の建玉に対する金利収益については、その利息の属する期間に収益を認識しています。

 

 

楽天銀行

『楽天銀行』においては、インターネットを通じた銀行業務(預金、貸出、為替)及びその他様々なサービスを提供しています。貸出については、個人向けローンである「楽天銀行スーパーローン」及び住宅ローンである「楽天銀行住宅ローン(金利選択型)」等を取り扱っており、貸出金利息収入を得ています。また、資金運用から生じる有価証券利息等の利息収入も得ています。貸出金利息や有価証券利息等の資金運用収益は、IFRS第9号に従い、その利息の属する期間に収益を認識しています。為替手数料等については、取引が行われた時点で履行義務が充足されるため、同時点において手数料収益を認識しています。なお、為替手数料等に関する支払は同日に受領しています。

 

モバイル

 

モバイルセグメントにおいては、『楽天モバイル』、『楽天エナジー』等のサービスを提供し、主な収益を下記のとおり認識しています。

 

楽天モバイル

『楽天モバイル』は、移動体通信事業者(MNO)及び仮想移動体通信事業者(MVNO)として、主に音声通話・データ通信サービス(以下「通話・通信サービス」)の提供と、携帯端末の販売を行っています。通話・通信サービスについては、契約に基づき、契約者に常時利用可能な通話・通信サービス回線を提供し、当該回線を利用した通話・通信サービスを提供することを履行義務として識別しています。また、携帯端末の販売については、携帯端末を引き渡すことを履行義務として識別しています。なお、複数のサービスをセットで提供する場合には、契約者から受領する対価をそれぞれの履行義務に対して独立販売価格で案分しています。常時利用可能な回線を維持する履行義務については時の経過に基づき、通話・通信サービスの提供の履行義務については回線の利用に応じて充足されると判断しており、したがって、回線の提供については契約期間に渡って収益を計上し、通話・通信サービスの提供については回線の利用状況に応じた回線使用料を各月の収益として計上しています。携帯端末の販売については契約者に端末を引き渡し、回線が開通した時点で履行義務が充足されると判断しており、当該時点にて関連する収益を計上しています。いずれの履行義務に対する支払も、請求日から概ね2ヶ月以内に受領しています。

 

楽天エナジー

『楽天エナジー』においては、電気事業法に基づく小売電気事業者として、「楽天でんき」の運営を行っており、契約に基づき、顧客である契約者に電気を販売する履行義務を負っています。当該履行義務は調達した電気を一般送配電事業者等を介し顧客へ供給した時点で充足されると判断しており、したがって、顧客の電力の利用状況に応じた電力使用料を各月の収益として計上しています。主に使用電力量にプランごとに設定されている地域別の単価を乗じた金額を、月ごとに契約者に請求しており、当該支払は請求日から概ね2ヶ月以内に受領しています。なお、再生可能エネルギーの固定価格買取制度に基づき顧客から徴収し費用負担調整機関へ納付する再生可能エネルギー発電促進賦課金については、売上、売上原価の双方から除外しています。

なお、日本政府によるコロナ禍における「物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策」に基づく施策である「電気・ガス価格激変緩和対策事業」(2023年1月より発動)により受領する補助金について、IAS第20号 に基づき会計処理を行い、売上収益に含めて表示しています。また、受領する当該補助金は、事業の趣旨に従い、適切に全額小売価格に反映させています。

 

 

(2) 顧客との契約の獲得又は履行のためのコストから認識した資産

当社グループは、顧客との契約獲得のための増分コスト及び契約に直接関連する履行コストのうち、回収可能であると見込まれる部分について資産(以下「契約コストから認識した資産」)として認識しており、要約中間連結財政状態計算書上は「その他の資産」に計上しています。契約獲得のための増分コストとは、顧客との契約を獲得するために発生したコストで、当該契約を獲得しなければ発生しなかったであろうものです。

当社グループにおける契約コストから認識した資産は、主に『楽天カード』と『楽天モバイル』において計上されており、計上時及び四半期ごとに回収可能性の検討を行っています。

回収可能性の検討に用いる見積り及び仮定は、前提とした状況が変化すれば、契約コストから認識した資産に関する減損損失を損益に認識することにより、契約コストから認識した資産の金額に重要な影響を及ぼす可能性があるため、当社グループでは、当該見積りは重要なものであると判断しています。

 

楽天カード

資産計上されている契約獲得のための増分コストは、主に顧客を獲得するために発生した入会関連費用です。また、契約に直接関連する履行コストは、主にカードの作成に関する費用です。資産計上された当該入会関連費用は新規入会者に付与した楽天ポイントに関するコストであり、契約を獲得しなければ発生しなかった増分コストです。なお、当該費用を資産計上する際には、カードの有効稼働会員割合等を加味した上で、回収が見込まれる金額のみを資産として認識しています。

当該資産については、会員のカード利用による決済サービスの提供という履行義務が充足されるカード会員の見積契約期間に応じた5年間から10年間の均等償却を行っています。

回収可能性の検討に当たっては、当該資産の帳簿価額が、カード会員との契約が継続すると見込まれる期間に渡り関連するクレジットカード関連サービスと交換に当社グループが受け取ると見込んでいる対価の残りの金額から、当該サービスの提供に直接関連し、まだ費用として認識されていないコストを差し引いた金額を超過しているかどうかの判断を行っています。

 

楽天モバイル

資産計上されている契約獲得のための増分コストは、主に代理店手数料及びアフィリエイトプログラムに関する費用です。また、契約に直接関連する履行コストは端末・SIMの発送に関する費用及びインターネット回線のセットアップ費用です。資産計上された代理店手数料及びアフィリエイトプログラムに関する費用は、顧客の獲得に応じて支払う手数料であり、契約を獲得しなければ発生しなかった増分コストです。

通話・通信サービスに係る当該資産においては、通信サービスの提供という履行義務が充足されるユーザーの継続利用期間を見積って3年間から8年間で均等償却を行っています。通話・通信サービス及び携帯端末の販売をセットで提供する場合には、契約獲得のための増分コストは、それぞれの履行義務の独立販売価格の比率に基づき配分した上で、携帯端末の販売に係る当該資産については、契約者に端末を引き渡し、回線が開通した時点で一時に償却しています。

回収可能性の検討に当たっては、当該資産の帳簿価額が、ユーザーとの契約が継続すると見込まれる期間に渡り関連する通話・通信と交換に当社グループが受け取ると見込んでいる対価の残りの金額から、当該サービスの提供に直接関連し、まだ費用として認識されていないコストを差し引いた金額を超過しているかどうかの判断を行っています。

 

前連結会計年度末及び当中間連結会計期間末現在、当社グループが契約コストから認識した資産の残高は、それぞれ123,071百万円及び127,965百万円です。

 

 

9.1株当たり利益

親会社の所有者に帰属する基本的1株当たり中間損失(△)及び希薄化後1株当たり中間損失(△)の算定上の基礎は、以下のとおりです。

 

 

前中間連結会計期間

(自  2023年1月1日

至  2023年6月30日)

当中間連結会計期間

(自  2024年1月1日

至  2024年6月30日)

基本的

調整

希薄化後

基本的

調整

希薄化後

親会社の所有者に帰属する中間損失(△)(百万円)

△139,985

△27

△140,012

△75,962

△5

△75,967

加重平均普通株式数(千株)

1,685,802

1,685,802

2,145,084

2,145,084

1株当たり中間損失(△)(円)

△83.04

△0.01

△83.05

△35.41

△0.00

△35.41

 

(注) 前中間連結会計期間において、30,948千株相当の新株予約権は、逆希薄化効果を有するため希薄化後1株当たり中間損失(△)の計算から除外しています。
当中間連結会計期間において、51,689千株相当の新株予約権は、逆希薄化効果を有するため希薄化後1株当たり中間損失(△)の計算から除外しています。

 

親会社の所有者に帰属する基本的1株当たり四半期損失(△)及び希薄化後1株当たり四半期損失(△)の算定上の基礎は、以下のとおりです。

 

 

前第2四半期連結会計期間

(自  2023年4月1日

至  2023年6月30日)

当第2四半期連結会計期間

(自  2024年4月1日

至  2024年6月30日)

基本的

調整

希薄化後

基本的

調整

希薄化後

親会社の所有者に帰属する四半期損失(△)(百万円)

△57,418

△27

△57,445

△33,568

△2

△33,570

加重平均普通株式数(千株)

1,779,214

1,779,214

2,147,004

2,147,004

1株当たり四半期損失(△)(円)

△32.27

△0.02

△32.29

△15.63

△0.01

△15.64

 

(注) 前第2四半期連結会計期間において、28,694千株相当の新株予約権は、逆希薄化効果を有するため希薄化後1株当たり四半期損失(△)の計算から除外しています。

当第2四半期連結会計期間において、51,962千株相当の新株予約権は、逆希薄化効果を有するため希薄化後1株当たり四半期損失(△)の計算から除外しています。

 

 

10. 偶発事象及び契約

(1) 貸出コミットメントライン契約及び保証債務

一部の連結子会社は、クレジットカードに附帯するキャッシング及びカードローンによる融資業務を行っています。当該貸付金については、貸出契約の際に設定した額(契約限度額)のうち、当該連結子会社が与信した額(利用限度額)の範囲内で顧客が随時借入を行うことができる契約となっています。

なお、同契約は融資実行されずに終了するものもあり、かつ、利用限度額についても当社グループが任意に増減させることができるものであるため、融資未実行残高は必ずしも全額が貸出実行されるものではありません。

また、一部の連結子会社において、連結子会社の業務提携先から融資を受けた一般顧客に対して債務保証を行っています。

更に、当社は、一部の持分法適用関連会社のリース負債に対して債務保証を行っています。

上記の貸出コミットメントラインに係る未実行残高及び営業保証業務等における保証債務の状況は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2023年12月31日)

当中間連結会計期間末
(2024年6月30日)

貸出コミットメントラインに係る未実行残高

5,581,062

5,724,195

保証契約

10,876

9,961

合計

5,591,938

5,734,156

 

 

(2) 借入コミットメントライン契約

当社及び一部の連結子会社では、複数の金融機関と借入コミットメントライン契約を締結しており、未実行残高は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2023年12月31日)

当中間連結会計期間末
(2024年6月30日)

借入コミットメントラインの総額

257,721

255,544

借入実行残高

17,259

18,493

未実行残高

240,462

237,051

 

 

(3) コミットメント(契約)

有形固定資産及び無形資産の取得に係るコミットメントの状況は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
(2023年12月31日)

当中間連結会計期間末
(2024年6月30日)

有形固定資産及び無形資産の取得に係る

コミットメント

78,407

64,850

 

 

 

11. 配当金

配当金の支払額は、以下のとおりです。

 

前中間連結会計期間(自  2023年1月1日  至  2023年6月30日)

決議日

株式の種類

1株当たり配当金
(円)

配当金支払総額
(百万円)

基準日

効力発生日

2023年2月14日

普通株式

4.5

7,157

2022年12月31日

2023年3月13日

 

 

当中間連結会計期間(自  2024年1月1日  至  2024年6月30日)

決議日

株式の種類

1株当たり配当金
(円)

配当金支払総額
(百万円)

基準日

効力発生日

2024年2月14日

普通株式

0.0

2023年12月31日

 

 

 

12. その他の収益及びその他の費用

その他の収益及びその他の費用の内訳は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前中間連結会計期間

(自  2023年1月1日

至  2023年6月30日)

当中間連結会計期間

(自  2024年1月1日

至  2024年6月30日)

有価証券評価益

5,497

その他(注)1

7,001

6,103

その他の収益合計

12,498

6,103

為替差損

2,148

407

有形固定資産及び無形資産除却損

(注)2,3

1,102

3,739

有価証券評価損

3,510

減損損失(注)2

2,187

1,839

その他(注)2,4

9,259

4,932

その他の費用合計

14,696

14,427

 

(注) 1 当中間連結会計期間において、みん就株式会社の譲渡益が含まれています。

2 当中間連結会計期間において、令和6年能登半島地震における基地局の保守修繕費等の発生費用が含まれています。

3 当中間連結会計期間において、生損保一体型基幹システムの一部に係る除却損が含まれています。

4 当中間連結会計期間において、International Business Machines Corporationとの間の訴訟の解決に係る費用が含まれています。

 

 

13. 金融収益及び金融費用

金融収益及び金融費用の内訳は、以下のとおりです。

(単位:百万円)

 

前中間連結会計期間

(自  2023年1月1日

至  2023年6月30日)

当中間連結会計期間

(自  2024年1月1日

至  2024年6月30日)

有価証券評価益(注)1

64

4,927

デリバティブ評価益(注)2

50,530

72,107

その他

1,541

2,663

金融収益合計

52,135

79,697

支払利息(注)3

22,889

37,436

有価証券評価損(注)4

1,915

為替差損(注)5

14,438

21,845

その他

1,635

8,506

金融費用合計

40,877

67,787

 

(注) 1 Lyft, Inc.への株式投資の評価益を当中間連結会計期間において4,842百万円計上しています。

2 前中間連結会計期間において、Lyft, Inc.株式の先渡売買契約のカラー契約より生じるデリバティブ評価益を14,999百万円、外貨建永久劣後特約付社債に係る通貨スワップから生じるデリバティブ評価益を35,531百万円計上しています。当中間連結会計期間において、Lyft, Inc.株式の先渡売買契約のカラー契約より生じるデリバティブ評価益を15,842百万円、外貨建永久劣後特約付社債に係る通貨スワップから生じるデリバティブ評価益を56,219百万円計上しています。なお、外貨建永久劣後特約付社債については、注記7. 資本をご参照ください。

3 Lyft, Inc.株式の先渡売買契約に係る金融負債を償却原価で測定したことによる金利費用を前中間連結会計期間において488百万円、当中間連結会計期間において551百万円計上しています。なお、Lyft, Inc.株式の先渡売買契約については、注記6. その他の金融負債をご参照ください。

4 Lyft, Inc.への株式投資の評価損を前中間連結会計期間において1,915百万円計上しています。

5 Lyft, Inc.株式の先渡売買契約による資金調達に係る負債より生じた為替換算差額を前中間連結会計期間において14,438百万円、当中間連結会計期間において21,845百万円計上しています。

 

 

14. 金融商品の分類

当社グループにおける金融商品の分類は、以下のとおりです。

 

前連結会計年度(2023年12月31日)

(金融資産)

(単位:百万円)

 

公正価値で測定する金融資産

償却原価で測定
する金融資産

合計

純損益を通じて
公正価値で測定
する金融資産

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融商品

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品

現金及び現金同等物

5,127,674

5,127,674

売上債権

377,992

377,992

証券事業の金融資産

824

4,127,421

4,128,245

カード事業の貸付金

3,019,261

3,019,261

銀行事業の有価証券

3,700

487,102

1

717,724

1,208,527

銀行事業の貸付金

3,886,888

3,886,888

保険事業の有価証券

5,139

90,504

163,496

259,139

デリバティブ資産(注)1

233,110

233,110

有価証券

172,755

8,645

807

182,207

その他の金融資産(注)2

401

17

1,196,373

1,196,791

合計

415,929

577,606

172,159

18,454,140

19,619,834

 

(注) 1 デリバティブ資産のうち、30,466百万円については、ヘッジ手段であるデリバティブであり、公正価値の変動はその他の包括利益に計上されます。

2 保険契約資産18,018百万円及び再保険契約資産24,195百万円を除いています。

 

(金融負債)

(単位:百万円)

 

公正価値で測定する金融負債

償却原価で測定
する金融負債

合計

強制的に公正価値で測定される金融負債

純損益を通じて公正

価値で測定するもの

として指定された

金融負債

仕入債務

419,880

419,880

銀行事業の預金

9,732,828

9,732,828

証券事業の金融負債

4,236,517

4,236,517

デリバティブ負債(注)1

27,263

27,263

社債及び借入金

1,637,980

1,637,980

証券事業の借入金

106,578

106,578

カード事業の社債及び借入金

603,869

603,869

銀行事業の借入金

2,446,746

2,446,746

その他の金融負債(注)2

468

1,639,099

1,639,567

合計

27,731

20,823,497

20,851,228

 

(注) 1 デリバティブ負債のうち、2,401百万円については、ヘッジ手段であるデリバティブであり、公正価値の変動はその他の包括利益に計上されます。

2 再保険契約負債6,992百万円を除いています。

 

 

当中間連結会計期間末(2024年6月30日)

(金融資産)

(単位:百万円)

 

公正価値で測定する金融資産

償却原価で測定
する金融資産

合計

純損益を通じて
公正価値で測定
する金融資産

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融商品

その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品

現金及び現金同等物

5,942,223

5,942,223

売上債権

344,056

344,056

証券事業の金融資産

1,152

4,855,864

4,857,016

カード事業の貸付金

3,008,371

3,008,371

銀行事業の有価証券

6,996

618,796

1

878,058

1,503,851

銀行事業の貸付金

4,239,145

4,239,145

保険事業の有価証券

4,712

95,454

146,140

246,306

デリバティブ資産(注)1

356,384

356,384

有価証券

194,578

9,628

808

205,014

その他の金融資産(注)2

232

18

1,025,144

1,025,394

合計

564,054

714,250

155,787

20,293,669

21,727,760

 

(注) 1 デリバティブ資産のうち、71,530百万円については、ヘッジ手段であるデリバティブであり、公正価値の変動はその他の包括利益に計上されます。

2 保険契約資産17,299百万円及び再保険契約資産23,354百万円を除いています。

 

(金融負債)

(単位:百万円)

 

公正価値で測定する金融負債

償却原価で測定
する金融負債

合計

強制的に公正価値で
測定される金融負債

純損益を通じて公正

価値で測定するもの

として指定された

金融負債

仕入債務

367,607

367,607

銀行事業の預金

10,459,554

10,459,554

証券事業の金融負債

5,097,233

5,097,233

デリバティブ負債(注)1

54,574

54,574

社債及び借入金

2,052,061

2,052,061

証券事業の借入金

144,097

144,097

カード事業の社債及び借入金

601,931

601,931

銀行事業の借入金

2,639,183

2,639,183

その他の金融負債(注)2

1,586,528

1,586,528

合計

54,574

22,948,194

23,002,768

 

(注) 1 デリバティブ負債のうち、15,014百万円については、ヘッジ手段であるデリバティブであり、公正価値の変動はその他の包括利益に計上されます。

2 再保険契約負債7,145百万円を除いています。

 

 

15. 金融商品の公正価値

(1) 金融商品の帳簿価額及び公正価値

下記は、当社グループの保有する金融商品の帳簿価額と公正価値の比較を示しています。

なお、現金及び現金同等物、売上債権、証券事業の金融資産、その他の金融資産、仕入債務、証券事業の金融負債、証券事業の借入金及び銀行事業の借入金は下表に含めていません。

これらは主に短期間で決済されるものであり、公正価値と帳簿価額が近似する金融資産又は金融負債、もしくは将来キャッシュ・フローを満期までの期間及び信用リスクを加味した利率により割り引いた現在価値により算定した公正価値と帳簿価額が近似している金融資産又は金融負債で構成されています。

また、デリバティブ資産及びデリバティブ負債、保険事業の有価証券及び有価証券は経常的に公正価値で測定される金融資産又は金融負債で構成されているため下表には含めていません。

(単位:百万円)

 

前連結会計年度
 (2023年12月31日)

帳簿価額

公正価値

差額

(金融資産)

 

 

 

 カード事業の貸付金

3,019,261

3,073,526

54,265

 銀行事業の有価証券

1,208,527

1,199,896

△8,631

 銀行事業の貸付金

3,886,888

3,886,668

△220

合計

8,114,676

8,160,090

45,414

(金融負債)

 

 

 

 銀行事業の預金

9,732,828

9,732,876

48

 社債及び借入金

1,637,980

1,653,549

15,569

 カード事業の社債及び借入金

603,869

603,350

△519

 その他の金融負債(注)

1,259,200

1,249,482

△9,718

合計

13,233,877

13,239,257

5,380

 

(注) リース負債380,367百万円及び再保険契約負債6,992百万円を除いています。また、Lyft, Inc.株式先渡売買契約による預り保証金が帳簿価額に155,069百万円、公正価値に145,637百万円含まれています。Lyft, Inc.株式先渡売買契約については、注記6. その他の金融負債をご参照ください。

 

(単位:百万円)

 

当中間連結会計期間末
(2024年6月30日)

帳簿価額

公正価値

差額

(金融資産)

 

 

 

 カード事業の貸付金

3,008,371

3,062,070

53,699

 銀行事業の有価証券

1,503,851

1,482,263

△21,588

 銀行事業の貸付金

4,239,145

4,235,122

△4,023

合計

8,751,367

8,779,455

28,088

(金融負債)

 

 

 

 銀行事業の預金

10,459,554

10,459,575

21

 社債及び借入金

2,052,061

2,082,620

30,559

 カード事業の社債及び借入金

601,931

601,046

△885

 その他の金融負債(注)

1,218,335

1,208,697

△9,638

合計

14,331,881

14,351,938

20,057

 

(注) リース負債368,193百万円及び再保険契約負債7,145百万円を除いています。また、Lyft, Inc.株式先渡売買契約による預り保証金が帳簿価額に177,465百万円、公正価値に168,019百万円含まれています。

 

 

公正価値の算定方法は以下のとおりです。

・カード事業の貸付金、銀行事業の貸付金

カード事業の貸付金及び銀行事業の貸付金の公正価値は、一定の期間ごとに区分して、将来キャッシュ・フローを満期までの期間及び信用リスクを加味した利率により割り引いた現在価値によって算定しています。

 

・銀行事業の有価証券、保険事業の有価証券、有価証券

銀行事業の有価証券、保険事業の有価証券及び有価証券のうち、上場株式の公正価値については連結会計期間末の市場の終値を用いて算定しています。非上場株式の公正価値については、主に取引事例法等、適切な評価技法を用いて算定しています。また、債券等の公正価値については、売買参考統計値やブローカーによる提示相場等、利用可能な情報に基づく合理的な評価方法により算定しています。

 

・その他の金融負債

その他の金融負債の公正価値は、一定の期間ごとに区分して、将来キャッシュ・フローを満期までの期間及び信用リスクを加味した利率により割り引いた現在価値によって算定しています。

 

・デリバティブ資産、デリバティブ負債

デリバティブ資産及びデリバティブ負債のうち、為替予約の公正価値については、先物為替相場等に基づき算定しています。相対取引のデリバティブについては、ブローカーによる提示相場等に基づき算定しています。また、金利スワップの公正価値については、将来キャッシュ・フローを満期までの期間及び連結会計期間末の金利スワップの利率により割り引いた現在価値により算定しています。なお、金利スワップ契約の取引相手先は高格付を有する金融機関に限定されており、信用リスクは僅少と判断しているため、公正価値の算定にあたり考慮していません。

 

・銀行事業の預金

銀行事業の預金のうち、要求払預金の公正価値については、連結会計期間末に要求された場合の支払額(帳簿価額)としています。また、定期預金の公正価値は、一定の期間ごとに区分して、将来キャッシュ・フローを満期までの期間及び信用リスクを加味した利率により割り引いた現在価値により算定しています。なお、残存期間が短期間(1年以内)のものは、公正価値は帳簿価額に近似していることから、当該帳簿価額を公正価値としています。

 

・社債及び借入金、カード事業の社債及び借入金

社債及び借入金並びにカード事業の社債及び借入金のうち、満期までの期間が長期のものの公正価値は、一定の期間ごとに区分して、将来キャッシュ・フローを満期までの期間及び信用リスクを加味した利率により割り引いた現在価値により算定しています。

 

 

(2) 公正価値ヒエラルキーのレベル別分類

下記は、公正価値のレベル1からレベル3までの公正価値ヒエラルキーに基づく分類を示しています。

 

<各ヒエラルキーの定義>

レベル1:同一の資産又は負債について活発な市場における(無調整の)公表価格

レベル2:当該資産又は負債について直接に又は間接に観察可能な、レベル1に含まれる公表価格以外のインプットを使用して算定された公正価値

レベル3:観察不能なインプットを含む評価技法によって算定された公正価値

当社グループは、各ヒエラルキー間の振替を、振替を生じさせた事象が発生した各報告期間の末日において認識しています。

 

連結財政状態計算書において公正価値で測定される資産及び負債に関するヒエラルキー別分類

 

前連結会計年度(2023年12月31日)

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

証券事業の金融資産

118

706

824

銀行事業の有価証券

133,025

47,089

310,689

490,803

保険事業の有価証券

123,561

98,912

36,666

259,139

有価証券

72,135

24,966

84,299

181,400

その他の金融資産

418

418

デリバティブ資産/負債(△)

204,064

1,783

205,847

 

前連結会計年度においてレベル1とレベル2の間の重要な振替はありません。

 

当中間連結会計期間末(2024年6月30日)

(単位:百万円)

 

レベル1

レベル2

レベル3

合計

証券事業の金融資産

242

910

1,152

銀行事業の有価証券

129,902

83,132

412,759

625,793

保険事業の有価証券

104,858

102,049

39,399

246,306

有価証券

77,502

34,778

91,926

204,206

その他の金融資産

250

250

デリバティブ資産/負債(△)

298,913

2,897

301,810

 

当中間連結会計期間においてレベル1とレベル2の間の重要な振替はありません。

 

(3) レベル3ヒエラルキーの調整表

下表は、一つ以上の重要なインプットが観察可能な市場データに基づかないレベル3に分類された金融商品の各中間連結会計期間の期首から期末までの残高の増減を示す調整表です。

 

前中間連結会計期間(自 2023年1月1日 至 2023年6月30日)

(単位:百万円)

 

銀行事業の
有価証券

保険事業の
有価証券

有価証券

その他の
金融資産

デリバティブ資産/

負債(△)

合計

2023年1月1日

177,582

37,493

84,163

8,210

307,448

利得又は損失(△)

 

 

 

 

 

 

  純損益(注)1

△18

△43

1,420

702

2,061

  その他の包括利益

 (注)2

200

113

210

523

購入

255,012

1,755

1,667

29

258,463

売却

△3,199

△2,968

△6,513

△12,680

償還

△196,931

△282

△197,213

その他

3,321

2,087

7,827

298

1,845

15,378

レベル3への振替

レベル3からの振替

(注)3

△57

△57

2023年6月30日

239,166

37,924

92,262

2,726

1,845

373,923

 

 

前中間連結会計期間末に保有する金融商品に関して純損益に認識した利得又は損失(△)の合計(注)1

△18

△43

1,420

350

1,709

 

(注) 1 純損益に認識した利得又は損失は、「売上収益」、「その他の収益」、「その他の費用」、「金融収益」及び「金融費用」に含まれています。

2 その他の包括利益に認識した利得又は損失は、「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品の変動」及び「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融商品の変動」に含まれています。

3 「有価証券」については、投資先が取引所に上場したことに伴い、活発な市場における無調整の公表価格が利用可能となったことによる振替です。

 

レベル3に分類された非上場株式の評価技法として、主に取引事例法を採用しています。その他の評価技法及びインプットは以下のとおりです。

評価技法

主な観察可能でないインプット

観察可能でないインプットの範囲

割引キャッシュ・フロー法

割引率

13.0%~15.0%

 

観察可能でないインプットの割引率については上昇した場合に株式の公正価値が減少する関係にあります。

 

当中間連結会計期間(自 2024年1月1日 至 2024年6月30日)

(単位:百万円)

 

銀行事業の
有価証券

保険事業の
有価証券

有価証券

その他の
金融資産

デリバティブ資産/

負債(△)

合計

2024年1月1日

310,689

36,666

84,299

418

1,783

433,855

利得又は損失(△)

 

 

 

 

 

 

  純損益(注)1

0

△143

△3,349

10

1,114

△2,368

  その他の包括利益

 (注)2

235

△53

140

322

購入

508,683

1,282

125

510,090

売却

△127

△338

△465

償還

△418,829

△69

△418,898

その他

11,981

3,125

9,892

△303

24,695

レベル3への振替

レベル3からの振替

2024年6月30日

412,759

39,399

91,926

250

2,897

547,231

 

 

当中間連結会計期間末に保有する金融商品に関して純損益に認識した利得又は損失(△)の合計(注)1

0

△142

△3,349

9

1,114

△2,368

 

(注) 1 純損益に認識した利得又は損失は、「売上収益」、「その他の収益」、「その他の費用」及び「金融収益」に含まれています。

2 その他の包括利益に認識した利得又は損失は、「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する資本性金融商品の変動」及び「その他の包括利益を通じて公正価値で測定する負債性金融商品の変動」に含まれています。

 

レベル3に分類された非上場株式の評価技法として、主に取引事例法を採用しています。その他の評価技法及びインプットは以下のとおりです。

評価技法

主な観察可能でないインプット

観察可能でないインプットの範囲

割引キャッシュ・フロー法

割引率

13.0%~15.0%

 

観察可能でないインプットの割引率については上昇した場合に株式の公正価値が減少する関係にあります。

 

非上場株式等の公正価値の測定は、所定のルールに従って営業部門から独立した管理部門により行われています。公正価値を測定するにあたり、個々の資産の性質、特徴及びリスクを最も適切に反映できる評価モデルを決定しています。評価モデルの採用論拠及び評価過程について、リスク管理部門に報告され、公正価値の評価の方針及び手続に関する適正性が確保されています。

銀行事業の有価証券の公正価値の測定は、時価算定事務基準に従いリスク管理部門により行われています。取引金融機関等から提供される価格については、有価証券種別ごとに分類し、それぞれの分類に応じて時価変動に影響を与えうる重要な指標の推移をモニタリングし、価格変動との整合性の確認を行っています。検証内容については、月次でリスク管理委員会・経営会議・取締役会に報告しています。

保険事業の有価証券の運用・管理については、「職務権限規程」及び「資産運用リスク管理規程」に従っています。株式の多くは、営業と密接な関係のある政策目的で保有しているものであり、取引先の市場環境や財務状況等をモニタリングしており、価格変動との整合性の確認を行っています。

レベル3に分類された銀行事業の有価証券、保険事業の有価証券、有価証券、デリバティブ資産及びデリバティブ負債について、インプットがそれぞれ合理的に考えうる代替的な仮定に変更した場合の公正価値の増減は重要ではありません。また、レベル3に分類されたその他の金融資産については、インプットがそれぞれ合理的に考えうる代替的な仮定に変更した場合の重要な公正価値の増減は見込まれていません。

 

 

16. 後発事象

(1) 多額の資金調達

当社グループは2024年7月25日に、当社グループが保有する通信設備等をオーケストラ合同会社(以下「同合同会社」)に売却し、同時に当社グループが継続して当該資産を管理運営するための賃貸借契約を同合同会社と締結しました。

当該取引は実質的に金融取引に該当するため、当社グループでは金融取引として会計処理する予定です。

なお、同合同会社は当社グループ外の投資家から資金調達を行う目的で設立された合同会社であり、当該通信設備等の購入資金をマッコーリー・アセット・マネージメント率いる世界有数のグローバルインフラ投資家から調達します。

 

借入先

オーケストラ合同会社

借入金額

1,500億円~3,000億円

利率

6.5%

借入予定日

2024年8月下旬予定

借入期間

10年間

返済条件

毎月元本と利息を支払

資金使途

モバイル事業における運転資本及び設備投資資金等

 

 

(2) 組織再編

当社と、当社の連結子会社である楽天銀行株式会社は、各社の取締役会の決議に基づき、2024年4月1日、楽天銀行株式会社を含む当社グループのフィンテック事業の再編(以下「本再編」)に向けて協議を開始する旨の基本合意書を締結し、2024年10月の効力発生を目指して協議を行ってきました。

当社及び楽天銀行株式会社は、本再編が双方の更なる持続的成長及び企業価値向上に資するかどうかという観点に加え、フィンテック事業の各サービスに係る法規制、楽天銀行株式会社の少数株主利益、フィンテック事業のエコシステム強化に最適なグループ・ストラクチャー等の更なる総合的検討が必要と判断したため、2025年1月の効力発生を目指すことを各社の取締役会決議を経て2024年7月29日に決定しました。

なお、想定スケジュールの変更を除き、本再編の目的や形態、本再編後の楽天銀行株式会社の上場に関する事項等については変更ありません。

また、現時点では、これによる連結財務諸表への影響を算定することはできません。

 

 

2 【その他】

当社は、2024年2月14日開催の取締役会において、剰余金の配当について決議しています。配当金の総額及び1株当たりの金額は、「第4 経理の状況 1 要約中間連結財務諸表 要約中間連結財務諸表注記 11. 配当金」をご参照ください。