第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。なお、新型コロナウィルスの感染症の拡大による事業への影響については、今後の推移状況を注視してまいります。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。なお、当社グループは、当第3四半期連結会計期間より四半期連結財務諸表を作成しているため、前年同四半期連結累計期間及び前連結会計年度末との比較分析は行っておりません。

 

(1)経営成績の状況

当第3四半期連結会計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の防止策を講じつつ、社会経済活動のレベルを段階的に引き上げていく中で、個人消費は持ち直しつつも、国内外の感染者数が再度増加傾向にある等、収束時期が見通せず、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。

当社事業を取り巻く環境といたしましても、新型コロナウィルス感染症拡大に伴う政府によるイベント開催制限や渡航制限等により、海外アーティストのオフラインでの大型イベント開催は依然として難しい状況が続いております。またCS・BSデジタル放送の契約者数は年々減少傾向にある一方で、ステイホームに伴う巣ごもり消費が増加する中、OTT(ネット配信による動画配信)サービスへの注目度は更に高まっており、このような視聴スタイルやコンテンツ配信プラットフォームの多様化に伴い、韓国コンテンツが脚光を浴びる機会がさらに増加しております。

このような経営環境の中、当社の第3四半期連結会計期間におきましては、引き続き人気コンテンツの番組販売及び商品化権販売等の版権事業が順調に推移し、当社の業績に貢献いたしました。また放送事業におきましては、従来の自社テレビ局であるKNTV、DATVやリニア配信のKchan!韓流TVに加え、専用チューナーなしで視聴可能なKNTV801で新たな顧客層の開拓を図った他、オンラインライブ事業としてオンライン適合型コンサート『Beyond LIVE』を開催する等、時代のニーズに合わせたサービスの提供を試みてまいりました。また、2020年8月1日付での株式会社SMEJとの吸収合併を通してグループ各社との連携を強めることで、コンテンツポートフォリオ及びプラットフォームの拡大、既存事業とのシナジー創出により、更なる事業拡大を図っております。

しかしながら、新型コロナウィルス感染症拡大により大型イベントがなかったこと、また合併による費用が嵩んだことにより、当第3四半期連結累計期間の売上高は3,211百万円、営業損失555百万円、経常損失544百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失555百万円となっております。

 

セグメントの経営成績は、次のとおりであります。

 

(ライツ&メディア事業)

放送事業では、自社テレビ局であるKNTV、DATV、リニア配信のKchan!韓流TVの既存3チャンネルの他、2020年6月より新たに加わったKNTV801におきましても、多様化する視聴者ニーズに対応し、継続的な視聴料収入の安定化と販路拡大を図ってまいりました。KNTVでは、韓国ケーブルドラマ史上歴代最高視聴率を記録したヒット作『夫婦の世界(原題)』を日本初放送した他、豪華アーティストの出演と最先端のAR技術を使用した演出で話題となったオンライン専用コンサート『Beyond LIVE』を9月から毎週放送し、話題を集めました。またDATVでは、韓国ケーブル局tvNが毎年公募で選ばれた脚本をドラマ化するオムニバスドラマ『ドラマステージ2020』や、豪華競演で話題となった中国ドラマ『十年三月三十日』を日本初放送いたしました。さらにKchan!韓流TVでは、毎月ソウルから人気アーティストのステージをお届けするオリジナル音楽番組『Power of K SOUL LIVE』の他、韓国のニュース番組『MBC ニューストゥデイ』のリアルタイム配信も行ってまいりました。

版権事業では、大型ドラマ版権の自社テレビ局での放送をはじめ、CS・BSでの放送決定やDVD・VOD化事業も好調に推移しております。

また新たにスタートしたオンライン配信事業の『Beyond LIVE』では、韓国の人気ガールズグループTWICEのオンライン公演『Beyond LIVE - TWICE : World in A Day』や人気ボーカルユニットSUPER JUNIOR-K.R.Y.の『Beyond LIVE - SUPER JUNIOR-K.R.Y. : The moment with us』を開催した他、『a-nation online 2020』の配信も行い、大きな話題となりました。

この結果、売上高は2,474百万円、セグメント利益は141百万円となっております。

(エンターテインメント事業)

イベント事業では、新型コロナウィルス感染症拡大によるイベント開催制限や渡航制限により、オフラインイベントの開催はなかったものの、韓国人気ガールズグループMAMAMOOのメンバーHwaSaの1stミニアルバム発売記念オンラインサイン会を開催する等、政府のガイドラインに沿ったイベント開催を模索してまいりました。

マネジメント事業では、『a-nation online 2020』に当社が日本マネジメントを行うエスエム・エンターテインメント所属のSUPER JUNIOR、Red Velvet、EXO-SC、SuperMが出演し、注目を集めました。

ファンクラブ・MD事業では、当社が運営する韓国エンタメグッズ専門オンラインショップ「K1stshop」にて、当社がファンクラブを運営するパク・ソジュン主演で話題のドラマ『梨泰院クラス』のオリジナル・サウンドトラックの予約販売を行い好評を得ました。

しかしながら、新型コロナウィルス感染症拡大によるイベントの開催制限により大型イベントの開催がなかったことから、売上高は735百万円、セグメント損失は127百万円となっております。

 

(その他事業)

 その他事業では、売上高は0百万円、セグメント損失は5百万円となっております。

 

(2)財政状態の状況

(資産)

 当第3四半期連結会計期間末における総資産は、6,366百万円となりました。流動資産は6,001百万円となり、主な内訳は、現金及び預金899百万円、売掛金1,838百万円、コンテンツ事業権1,869百万円であります。また、固定資産は365百万円となり、主な内訳は、有形固定資産52百万円、無形固定資産99百万円、投資その他の資産212百万円であります。

 

(負債)

 当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、2,525百万円となりました。流動負債は2,507百万円となり、主な内訳は買掛金2,022百万円であります。また、固定負債は17百万円となりました。

 

(純資産)

 当第3四半期連結会計期間末における純資産は、3,841百万円となりました。株主資本は3,590百万円となり、主な内訳は資本金4,591百万円、資本剰余金1,855百万円であります。

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第3四半期連結累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

 (4)事業上および財政上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社の事業上および財政上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

 (6)従業員数

当第3四半期連結累計期間において、当社の従業員数(臨時雇用者を除く)は98名となりました。

 

 (7)経営成績に重要な影響を与える要因

 当第3四半期連結累計期間において、経営成績に重要な影響を与える新たな要因等は発生しておりません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当社は、2020年5月29日開催の取締役会において、当社とSM ENTERTAINMENT CO.,Ltd.を同一の親会社に持つ株式会社SMEJ(以下、「SMEJ」)を合併することについて決議し、同日付で合併契約を締結いたしました。なお、本契約について2020年7月21日開催の当社臨時株主総会における承認決議を経て、2020年8月1日にSMEJを吸収合併いたしました。

 詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (企業結合等関係)」に記載しております。