(1)経営成績の分析
平成31年3月期第2四半期累計期間(平成30年4月1日~平成30年9月30日)におけるわが国経済は、緩やかに景気の回復が持続しております。内閣府によりますと、企業収益は改善し、雇用情勢の改善や設備投資の増加など景気回復の指標となる数値が月例経済報告で発表されております。また、財務省から2017年度の基幹3税(所得税、法人税、消費税)の税収が3年ぶりに増加したことが発表され、政府による各種政策の効果により景気回復が裏づけされております。
当社の事業領域であるオンラインゲーム業界は、国内市場全体は成長しておりますが、その主たる要因はスマートフォンゲームによるものであります。また、現在主流となっているアイテム課金(Free to Play)モデルにおいて、課金ユーザー1人あたりの平均課金額はますます増加してきております。
ソフトウェア販売を取り巻く環境としましては、前年度の国内パソコン出荷台数は昨年対比で微減となり、そのうち個人向けは減少、法人向けは増加と明暗がはっきりと分かれております。今後の出荷台数は個人向けが横ばい、法人向けは増加となる見込みであります。
このような環境のもと、当第2四半期のオンラインゲーム事業の営業収益は、前期にサービスを開始したゲームタイトルの営業収益が伸び悩み、当第2四半期にも影響を与え、前年同四半期と比べて減収の結果となりました。
当第2四半期のソフトウェア販売事業につきましては、法人向け市場が底堅く推移しましたが、前年同四半期に実施した販売施策ほど振るわず、前年同四半期と比べて減収の結果となりました。
営業費用につきましては、前年同四半期と比べて61百万円減少しております。営業収益の減少に伴う変動費の減少に加え、前年同四半期において計上した退職金が当第2四半期には無かったことによるものであります。
以上の結果、当第2四半期累計期間の営業収益は4億64百万円(前年同期比17.8%減)、営業損失は1億32百万円(前年同期は92百万円の営業損失)、経常損失は1億31百万円(前年同期は82百万円の経常損失)、四半期純損失1億33百万円(前年同期は83百万円の四半期純損失)となりました。
当第2四半期累計期間のセグメント別販売実績については、以下のとおりであります。
|
|
|
(単位:千円、%) |
|
|
|
第31期第2四半期累計期間 |
||
|
|
金額 |
前年同期比 |
構成比 |
|
オンラインゲーム事業 |
281,739 |
△21.9 |
60.6 |
|
ソフトウェア販売事業 |
159,540 |
△3.5 |
34.3 |
|
サイト広告販売事業 |
17,552 |
△29.3 |
3.8 |
|
その他 |
5,773 |
△58.6 |
1.3 |
|
合計 |
464,604 |
△17.8 |
100.0 |
オンラインゲーム事業
当第2四半期累計期間におけるオンラインゲーム事業の販売金額は、2億81百万円(前年同期比21.9%減)となりました。当第2四半期累計期間において、当社運営のゲームポータル「VectorGame」でのブラウザゲームのチャネリングタイトルが5タイトル増加しましたが、ブラウザゲームの「三国ベースボール」「リグレティア」「クリプトアイランド」、スマートフォンゲームの「B.LEAGUE ドリームアリーナ」、「VectorGame」でのブラウザゲームのチャネリングタイトルが1タイトル運営を終了しました。
ゲームの区分と運営タイトル数については以下のとおりであります。
|
|
第30期末 |
第31期第2四半期 |
第31期 |
|
|
増加 |
減少 |
|||
|
従来型オンラインゲーム ※1 |
5 |
─ |
─ |
5 |
|
ブラウザゲーム ※2 |
24 |
5 |
4 |
25 |
|
スマートフォンゲーム |
4 |
─ |
1 |
3 |
|
合計 |
33 |
5 |
5 |
33 |
(注)1.クライアントソフトをパソコンにダウンロードするもの
2.パソコンのブラウザ上で起動するダウンロード不要のもの
なお、当第2四半期累計期間のオンラインゲーム事業のセグメント利益は、81百万円の損失(前年同期は67百万円の損失)となりました。
ソフトウェア販売事業
当第2四半期累計期間におけるソフトウェア販売事業の販売金額は、1億59百万円(前年同期比3.5%減)となりました。ソフトウェアのダウンロード販売事業は、法人向け市場の販売は底堅く推移しましたが、個人向け市場は減少が続いております。
なお、当第2四半期累計期間のソフトウェア販売事業のセグメント利益は、前年同期より悪化して1百万円の利益(前年同期比71.4%減)となりました。
サイト広告販売事業
当第2四半期累計期間におけるサイト広告販売事業の販売金額は、17百万円(前年同期比29.3%減)となりました。ネットワーク配信型広告(キーワード広告、ユーザーの傾向を分析する行動ターゲティング広告等)の営業収益は、サイトページビュー数の減少に加え、配信単価の下落の影響を受けて大幅に減少しております。
なお、当第2四半期累計期間のサイト広告販売事業のセグメント利益は、2百万円の損失(前年同期は1百万円の利益)となりました。
その他
当第2四半期累計期間におけるその他の販売金額は、5百万円(前年同期比58.6%減)となりました。その他の販売金額には、ゲーム以外のスマートフォン向けサービスの販売金額が含まれております。
なお、当第2四半期累計期間のその他の利益は、1百万円の利益(前年同期比66.0%減)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期会計期間末の資産合計は、前事業年度末に比べ1億75百万円減少して13億52百万円となりました。また、負債合計が前事業年度末に比べ41百万円減少して2億20百万円となり、純資産合計が前事業年度末に比べ1億33百万円減少して11億32百万円となりました。
(資産)
流動資産減少の主な要因は、現金及び預金が3億23百万円、売掛金が39百万円、その他が12百万円減少したことによるものです。
固定資産増加の主な要因は、無形固定資産が1億45百万円、投資その他の資産が50百万円増加したこと等によるものです。
(負債)
流動負債減少の主な要因は、買掛金が23百万円、未払法人税等が1百万円、その他が15百万円減少したことによるものです。
固定負債減少の要因は、退職給付引当金が1百万減少したことによるものです。
(純資産)
純資産減少の主な要因は、四半期純損失1億33百万円を計上したこと等によるものです。
また、自己資本比率は83.7%となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期累計期間において現金及び現金同等物は、期首残高の12億16百万円から3億23百万円減少し、期末残高が8億93百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間の営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前四半期純損失1億32百万円から減価償却費49百万円、売上債権の減少額等を差し引いた小計段階で72百万円の支出となり、利息及び配当金の受取りと法人税等の支払いを差し引きした結果、74百万円の支出(前年同期は54百万円の支出)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、敷金の回収による収入19百万円がありましたが、無形固定資産(ソフトウェア)取得による支出1億93百万円、投資有価証券の取得による64百万円の支出等により2億48百万円の支出(前年同期は3億56百万円の収入)となりました。
この結果、営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローを合わせた純現金収支(フリーキャッシュ・フロー)は3億23百万円の支出となり、現金及び現金同等物の残高の減少要因となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローはありませんでした。(前年同期は3百万円の収入)
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)従業員数
当第2四半期累計期間において、提出会社の従業員数は前事業年度末と比べて著しい変動はありません。
(7)主要な設備
当第2四半期累計期間において、主要な設備及び主要な設備計画等の著しい変動はありません。