第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症(以下「コロナ」という。)による影響が和らぎ、雇用情勢や個人消費とともに持ち直し傾向にあります。しかし、世界的に金融引締めが進む中で金融資本市場の変動や原材料価格の上昇等、景気回復の下振れリスクも大きく、先行き不透明な状況は現在も続いております。

 このような経済状況の中、当社グループは、携帯ショップにおける新しい通信規格「5G」対応機種の販売促進、テナントビル及びマンションの稼働率の強化、ゴルフ場及びゴルフ練習場での利用満足度の向上に努めてまいりました。

 当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高39億8百万円(前年同期比6.3%増)、営業利益3億52百万円(前年同期比6.5%増)、経常利益3億47百万円(前年同期比10.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益2億31百万円(前年同期比4.1%増)となりました。

 

セグメントの業績は次のとおりであります。

(移動体通信関連事業)

 携帯電話業界におきましては、総務省による「モバイルサービス等の適正化」によって端末代金と通信料金等の完全分離が行われ、通信事業者によるシンプルで分かりやすい料金プランの提供が始まりました。一方で、通信事業者による店舗評価制度の見直しや変更が行われ、携帯代理店における競争激化が続いております。
 このような環境の中、当社グループは、コロナの感染防止策を徹底しつつ、「5G」(第5世代移動通信システム)の商用サービスの提案、スマートフォンを利用した決済サービスの提案、新料金プランの提案など顧客満足度の向上に努めてまいりました。

 当第1四半期連結累計期間における売上高32億92百万円(前年同期比6.8%増)、セグメント利益は2億70百万円(前年同期比6.6%増)となりました。

(不動産事業)

 不動産事業におきましては、コロナの拡大を受けてテナントビルやマンションの入居需要が例年に比べて落ち着いてはいるものの、不動産市場は底堅く推移しております。当社グループにおきましては、新規マンションの建設、テナントビル及びマンションの入居者募集を行うと共に市場の変化を敏感に読み取りながら、的確な対応を進めております。

 当第1四半期連結累計期間における売上高は1億94百万円(前年同期比13.3%増)、セグメント利益は96百万円(前年同期比33.8%増)となりました。

(リゾート事業)

 ゴルフ業界におきましては、コロナの影響を受け、一時的な利用者の減少はあったものの、回復基調で推移しております。若手からベテランに至るまで幅広いプロゴルファーの活躍により、ゴルフ人気が幅広く波及しており、ゴルフが世代を超え老若男女に親しみやすいスポーツとして捉えられるようになっております。

 このような環境の中、ゴルフコースの品質維持・サービス向上に努め、ゴルファーの快適なプレー環境をサポートし、集客力の強化に努めてまいりました。

 当第1四半期連結累計期間における売上高は4億11百万円(前年同期比1.6%増)、セグメント利益は61百万円(前年同期比7.4%増)となりました。

(その他)

    飲料水の販売やオリジナルゴルフ用品の販売、太陽光発電事業、ゴルフレッスン施設等を行っております。

 

(2)財政状態の状況

 当第1四半期連結会計期間末における総資産は、243億44百万円となり、前連結会計年度末と比べて9億94百万円の増加となりました。これは主に土地の購入によるものであります。

 負債は208億85百万円となり、前連結会計年度末と比べて8億33百万円の増加となりました。これは主に、長期借入金の増加によるものであります。

    純資産は、34億59百万円となり、前連結会計年度末と比べて1億61百万円の増加となり、自己資本比率は14.2%

   となりました。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

   当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

   該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。