第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において新たに発生した事業等のリスクはありません。

 また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)業績の状況

当第2四半期連結累計期間における世界経済は一部地域では底堅く推移しましたが、ウクライナ情勢等の不安定な国際情勢の長期化や物価上昇等により全体的に停滞感のある状況となりました。国内では経済活動の正常化を背景に個人消費の持ち直しが見られ、景気は緩やかに回復しました。

当フィットネス業界におきましては、積極的な個人消費の広がりや外出機会の増加、更には各種スポーツ競技大会等の開催により健康やスポーツへの関心も高まり、復調傾向となりました。

このような状況の中、当社グループは経営理念である『0歳から一生涯の健康づくりに貢献する』のもと、「現在価値の再強化による顧客満足度の向上」を目標とし、接客力・指導力の再強化に注力するとともに、安心・安全で快適な環境を提供できるよう努めてまいりました。

店舗については、上質な24時間フィットネス体験をコンセプトとした「ジム24 Premium」の1号店として、9月に「セントラルスポーツジム24 Premium新浦安店」(千葉県浦安市)の運営を開始しました。運営を終了した店舗は、7月「セントラルスポーツ ヨガピス渡辺通り店」(福岡県福岡市中央区)、8月「セントラルスポーツ ジム&ラン東京丸の内店」(東京都千代田区)の2店舗となり、当第2四半期連結会計期間末は直営180店舗、業務受託60店舗、合計240店舗となりました。

会員動向については、フィットネス会員数は回復基調ではあるものの、全体の会員数は前年比98.8%となりました。

当第2四半期連結会計期間は、マシンをはじめとした設備や施設の環境整備、リニューアル工事等を進めるとともに、フィットネス会員継続や入会促進、子ども向け短期教室や体験会実施強化を推進しました。同時に効率化運営、節電対策の強化、オンライン事業の拡充等を行いました。また、子ども向け野外体験スクールについては、宿泊を伴うサマーキャンプを4年ぶりに再開することができ、多くの子ども達にご参加いただきました。

介護予防関連サービスや法人向け健康サービスについても引き合いが増え、徐々に需要が戻りつつあります。

その他、SDGsへの取り組みの一環で水難事故防止や災害時への備えとして、全国の小学校等での無料着衣水泳教室(実技講習・机上講習)を継続して実施しております。

所属選手については、9月に開催された日本選手権水泳競技大会 飛込競技で金戸快が男子高飛込、金戸凜が女子高飛込でそれぞれ金メダルを獲得し、世界選手権の日本代表に内定しました。また中国で開催されたアジア大会体操競技では、谷川航、谷川翔が男子団体総合で銀メダルを獲得し、個人種目では谷川航が跳馬で金メダル、つり輪で銅メダル、谷川翔が鉄棒と平行棒で銅メダルを獲得しました。同アジア大会 競泳競技では、眞野秀成が男子4×200mフリーリレーに出場し、銅メダルを獲得しました。

以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は22,596百万円(前年同期比5.8%増)、経常利益は1,231百万円(前年同期比109.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は767百万円(前年同期比195.7%増)となりました。

 

(2)資産、負債及び純資産の状況

 当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ453百万円減少し、42,111百万円となりました。その主な要因は、現金及び預金、売掛金が減少したこと等により流動資産が163百万円、有形固定資産が226百万円減少したこと等により固定資産が289百万円減少したことによるものです。
 負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,212百万円減少し、17,450百万円となりました。その主な要因は、流動負債のその他に含まれる未払法人税等が増加したものの、契約負債が減少したこと等により流動負債が178百万円、長期借入金、リース債務が減少したこと等により固定負債が1,034百万円減少したことによるものです。
 純資産合計は、前連結会計年度末に比べ759百万円増加し、24,661百万円となりました。この結果、自己資本比率は58.5%となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ32百万円減少し、7,964百万円となりました。
 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
 「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、1,643百万円の収入(前年同期は957百万円の収入)となりました。これは、税金等調整前四半期純利益1,182百万円、減価償却費734百万円等によるものです。
 「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、473百万円の支出(前年同期は268百万円の支出)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出368百万円、敷金及び保証金の差入による支出102百万円等によるものです。
 「財務活動によるキャッシュ・フロー」は、1,245百万円の支出(前年同期は1,607百万円の支出)となりました。これは、長期借入金の返済による支出919百万円、配当金の支払額112百万円等によるものです。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

(5)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、62百万円であります。
 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。