第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

なお、2019年9月27日に行われたダイナテック株式会社との企業結合について、前連結会計年度において暫定的な会計処理を行っておりましたが、第2四半期連結会計期間に確定したため、前連結会計年度との比較・分析にあたっては、暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いています。

 

(1) 経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響が続き、依然として厳しい状況にありました。今後については、政府による経済再生に向けた各種施策により、個人消費がプラスに転じ、さらには景気の持ち直しが期待されているものの、いまなお先行きは不透明な状況が続いております。

こうした環境の下、当社グループは、顧客であるコマース事業者のパフォーマンス(流通総額)を最大化するため、効果的なマーケティングソリューションを提供することに注力した結果、連結経営成績は次のとおりとなりました。

 

当第3四半期連結累計期間の売上高は、新型コロナウイルス感染症拡大について、当第3四半期連結会計期間において第2四半期連結会計期間に受けていたマイナス面の影響が継続するなか、プラス面の影響は減少したものの、前年同四半期比で増収となりました。マイナス面であった、成果報酬型広告「アフィリエイト」について、回復の兆しが徐々に見え始めているものの、旅行や就職、金融の一部分野は、前年同四半期比で減収となりました。プラス面であった、ヤフー株式会社が運営するオンラインモールのストア向けサービスについて、外出自粛等で一時的に増加していたEC需要は減少したものの、当該サービス利用の需要は依然高く、前年同四半期比で増収となりました。全体としては、当第3四半期連結会計期間の売上高は第2四半期連結会計期間並みとなりました。

このほか、第1四半期連結会計期間から前連結会計年度以降に連結子会社化したダイナテック株式会社及び株式会社B-SLASH(2020年7月1日付で当社を存続会社として同社を吸収合併)の売上高を計上しました。その結果、21,168,874千円(前年同四半期比15.7%増)となりました。

販売費及び一般管理費は、前述の子会社経費及び株式取得に係るのれん償却費等を計上したことにより、3,925,501千円(前年同四半期比58.1%増)となりました。

営業利益は、全体としては堅調に推移したことにより、4,435,117千円(前年同四半期比27.0%増)となりました。

経常利益は、営業外収益に投資事業組合運用益44,371千円を計上したこと等により、4,489,843千円(前年同四半期比28.1%増)となりました。

親会社株主に帰属する四半期純利益は、法人税等1,423,611千円を計上したこと等により、3,067,529千円(前年同四半期比30.2%増)となりました。

 

セグメントの経営成績は次のとおりであります。

 

マーケティングソリューション事業

マーケティングソリューション事業は、コマース事業者のECサイトへの「集客」を軸とするソリューションを提供する事業です。主要なサービスは、成果報酬型広告「アフィリエイト」です。

当第3四半期連結累計期間におきましては、「アフィリエイト」における新型コロナウイルス感染症拡大について、当第3四半期連結会計期間において第2四半期連結会計期間で受けたマイナス面の影響が継続しました。回復の兆しが徐々に見え始めているものの、旅行や就職、金融の一部分野は、前年同四半期比で減収となりました。

この結果、セグメント売上高は11,069,416千円(前年同四半期比14.0%減)、セグメント利益は1,931,258千円(前年同四半期比13.9%減)となりました。

 

ECソリューション事業

ECソリューション事業は、コマース事業者のECサイト上での「販売促進」を軸とするソリューションを提供する事業です。主要なサービスは、ヤフー株式会社が運営するオンラインモールのストア向けCRMツール「STORE's R∞(ストアーズ・アールエイト)」及びクリック課金型広告「ストアマッチ」です。

 

そのほか、前連結会計年度以降、当社が全株式を取得し連結子会社化した次の2社を含みます。

・ダイナテック株式会社(宿泊施設向けに情報システムを開発・提供)

2019年12月期第4四半期連結会計期間から、同社の損益及び同社株式取得に係るのれん償却費等を計上しております。

・株式会社B-SLASH(コマース事業者向けにEC運営に必要なソリューションを提供)

第1四半期連結会計期間から、同社の損益及び同社株式取得に係るのれん償却費等を計上しております。

なお、当社は、2020年7月1日付で、当社を存続会社、同社を消滅会社とする吸収合併(簡易合併・略式合併)を行っております。

 

当第3四半期連結累計期間におきましては、ヤフー株式会社が運営するオンラインモールのストア向けサービスにおいて、ヤフー株式会社との協業による営業施策に取り組んだことで、ストアのサービス利用が増加しました。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響は、同オンラインモールのストア向けサービスにおいては、第2四半期連結会計期間において外出自粛等で一時的に増加していたEC需要は、当第3四半期連結会計期間では減少したものの、当該サービス利用の需要は依然高く、前年同四半期比で増収となりました。宿泊施設を顧客とするダイナテック株式会社においては、休館・閉館、開業の延期の影響を受けました。

この結果、セグメント売上高は10,099,458千円(前年同四半期比85.8%増)、セグメント利益は3,483,309千円(前年同四半期比61.8%増)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

(資産)

当第3四半期連結会計期間末の資産合計は19,243,062千円となり、前連結会計年度末と比べて985,579千円増加いたしました。

流動資産は13,949,731千円となり、前連結会計年度末と比べて477,205千円増加いたしました。これは、主に受取手形及び売掛金が797,280千円減少したものの、現金及び預金が1,207,688千円増加したことによるものです。

固定資産は5,293,330千円となり、前連結会計年度末と比べて508,373千円増加いたしました。これは、主にソフトウエアが138,078千円、ソフトウエア仮勘定が247,824千円、顧客関連資産が152,799千円増加したことによるものです。

 

(負債)

当第3四半期連結会計期間末の負債合計は5,798,232千円となり、前連結会計年度末と比べて967,329千円減少いたしました。

流動負債は5,491,116千円となり、前連結会計年度末と比べて946,529千円減少いたしました。これは、主に買掛金が571,269千円、未払金が415,539千円減少したことによるものです

固定負債は307,116千円となり、前連結会計年度末と比べて20,800千円減少いたしました。

 

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は13,444,829千円となり、前連結会計年度末と比べて1,952,908千円増加いたしました。これは、主に利益剰余金が剰余金の配当により1,130,542千円減少したものの、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により3,067,529千円増加したことによるものです。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は9,070,600千円となり、前連結会計年度末と比べて1,207,688千円増加いたしました。

当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果獲得した資金は3,432,657千円(前年同四半期は2,464,816千円の獲得)となりました。これは、主に税金等調整前四半期純利益が4,491,141千円であり、プラス要因として、減価償却費が512,766千円、のれん償却額が221,402千円、売上債権の減少額が797,280千円であったものの、マイナス要因として、仕入債務の減少額が571,269千円、未払金の減少額が412,983千円、法人税等の支払額が1,707,598千円であったことによるものです

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は1,099,313千円(前年同四半期は2,854,734千円の使用)となりました。これは、主に無形固定資産の取得による支出が589,179千円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出が537,032千円であったことによるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は1,125,656千円(前年同四半期は1,019,898千円の使用)となりました。これは、主に配当金の支払額が1,125,045千円であったことによるものです。

 

(4) 経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(6) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

(7) 従業員数

該当事項はありません。

 

(8) 生産、受注及び販売の実績

当第3四半期連結累計期間において、マーケティングソリューション事業及びECソリューション事業の販売の実績が著しく変動いたしました。その内容については、「(1) 経営成績の状況」をご覧下さい。

 

(9) 主要な設備

当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び前連結会計年度末における計画の著しい変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。