第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて、以下の追加すべき事項が生じております。

なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。

財務リスク

影響度

発生

可能性

関連する機会とリスク

(○機会●リスク)

主要な取り組み

人権問題

●差別、ハラスメント等人権侵害の発生による事業活動全般への影響

●サプライチェーンにおいて人権侵害が発生した場合のサービス提供主体としての信用の棄損、顧客離れの発生

・人権侵害に関する社内教育の強化

・従業員相談窓口の設置

・主要な取引先、サプライチェーンにおける人権侵害についての調査

気候変動

●気候変動による通常の想定を超える災害が生じたことによる、建造物破壊、ライフラインの停止、回線障害、都市機能の停止等の影響

●法規制、ステークホルダーからの要請、エネルギー需給の変化等の影響 によるコストの増加

・災害発生時の事業継続計画の拡充

・気候変動の物理リスク、移行リスクを考慮したリスク管理

・外部機関との連携、情報収集、啓発活動の推進

データガバナンス

●データガバナンスの不徹底を原因とする、データの取得方法やデータ管理上のトラブルによる信用の棄損、顧客離れの発生

○データ管理における信頼の向上

・データガバナンスの運用ルールの整備、規約の検討

・データガバナンスに関する従業員教育の実施

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響による度重なる活動制限により、依然として厳しい状況にありました。今後については、ワクチン接種が促進されてきたことに伴い、徐々に景気の持ち直しが期待されているものの、いまなお先行きは不透明な状況が続いております。

こうした環境の下、当社グループは、顧客であるコマース事業者のパフォーマンス(流通総額)を最大化するため、効果的なマーケティングソリューションを提供することに注力した結果、連結経営成績は次のとおりとなりました。

 

当第3四半期連結累計期間の売上高は、成果報酬型広告「アフィリエイト」について、就職分野及び旅行等の外出を伴う分野が引き続き低調であるものの、それを上回る金融分野の回復により、前年同四半期比で増収となりました。

また、オンラインモールのストア向けサービスについて、EC需要の増加のほか、事業者のECへの注力意識の高まりによる利用事業者(ストア)数の増加、オンラインモールが実施した大型キャンペーンへの対応の奏功により、前年同四半期比で増収となりました。その結果、24,257百万円(前年同四半期比14.6%増)となりました。

販売費及び一般管理費は、(ⅰ)5月に実施した本社移転に伴う一時的な費用を計上した一方で、家賃等の事務所関連費用が減少したこと、加えて、(ⅱ)第1四半期連結会計期間において、宿泊施設を顧客とするダイナテック株式会社に係る資産を減損したことに伴い、のれん償却費及び減価償却費が減少しました。その結果、3,771百万円(前年同四半期比3.9%減)となりました。

営業利益は、売上高の推移により、5,698百万円(前年同四半期比28.5%増)となりました。

経常利益は、営業外収益に投資事業組合運用益31百万円を計上したこと等により、5,739百万円(前年同四半期比27.8%増)となりました。

親会社株主に帰属する四半期純利益は、1,891百万円(前年同四半期比38.4%減)となりました。

これは、第1四半期連結会計期間において、宿泊施設を顧客とするダイナテック株式会社について、新型コロナウイルス感染症流行の長期化により、同社のWeb事業(宿泊予約システム)の将来の収益見込みを見直したことに伴い減損損失2,406百万円を特別損失に計上したこと及び法人税等1,350百万円を計上したこと等によるものであります。

 

セグメントの経営成績は次のとおりであります。

第1四半期連結会計期間より、組織の名称変更に伴い、従来「マーケティングソリューション事業」「ECソリューション事業」としていた報告セグメントの名称を、「マーケティングソリューションズ事業」「ECソリューションズ事業」に変更しております。当該変更は報告セグメントの名称変更のみであり、セグメント情報に与える影響はありません。

 

① マーケティングソリューションズ事業

マーケティングソリューションズ事業は、コマース事業者のECサイトへの「集客」を軸とするソリューションを提供する事業です。主要なサービスは、成果報酬型広告「アフィリエイト」です。

当第3四半期連結累計期間におきましては、「アフィリエイト」について、就職分野及び旅行等の外出を伴う分野が引き続き低調であるものの、それを上回る金融分野の回復により、前年同四半期比で増収となりました。この結果、セグメント売上高は11,590百万円(前年同四半期比4.7%増)、セグメント利益は2,107百万円(前年同四半期比9.1%増)となりました。

 

② ECソリューションズ事業

ECソリューションズ事業は、コマース事業者のECサイト上での「販売促進」を軸とするソリューションを提供する事業です。主要なサービスは、オンラインモールのストア向けCRMツール「STORE's R∞(ストアーズ・アールエイト)」及びクリック課金型広告「ストアマッチ」です。そのほか、ECサイト運営支援「B-Space」及び連結子会社であるダイナテック株式会社(宿泊施設向けに情報システムを開発・提供)を含みます。

当第3四半期連結累計期間におきましては、オンラインモールのストア向けサービスについては、EC需要の増加のほか、事業者のECへの注力意識の高まりによる利用事業者(ストア)数の増加、オンラインモールが実施した大型キャンペーンへの対応の奏功により、前年同四半期比で増収となりました。

また、第1四半期連結会計期間において、宿泊施設を顧客とするダイナテック株式会社について、新型コロナウイルス感染症流行の長期化により、同社のWeb事業(宿泊予約システム)の将来の収益見込みを見直したことに伴い減損損失2,406百万円を特別損失に計上しました。当該減損処理に伴い、のれん償却費及び減価償却費が減少しました。この結果、セグメント売上高は12,667百万円(前年同四半期比25.4%増)、セグメント利益は4,702百万円(前年同四半期比35.0%増)となりました。

 

(2)財政状態の分析

(資産)

当第3四半期連結会計期間末の資産合計は21,180百万円となり、前連結会計年度末と比べて1,293百万円減少いたしました。

流動資産は19,076百万円となり、前連結会計年度末と比べて1,414百万円増加いたしました。これは、主に未収入金が165百万円、差入保証金が310百万円減少したものの、現金及び預金が2,042百万円増加したことによるものです。

固定資産は2,104百万円となり、前連結会計年度末と比べて2,708百万円減少いたしました。これは、主にソフトウエアが1,404百万円、のれんが529百万円、顧客関連資産が718百万円減少したことによるものです。

 

(負債)

当第3四半期連結会計期間末の負債合計は5,974百万円となり、前連結会計年度末と比べて1,823百万円減少いたしました。

流動負債は5,896百万円となり、前連結会計年度末と比べて1,688百万円減少いたしました。これは、主に未払金が569百万円、未払法人税等が852百万円減少したことによるものです。

固定負債は77百万円となり、前連結会計年度末と比べて135百万円減少いたしました。これは、その他固定負債が54百万円増加したものの、繰延税金負債が189百万円減少したことによるものです。

 

(純資産)

当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は15,206百万円となり、前連結会計年度末と比べて530百万円増加いたしました。これは、主に利益剰余金が剰余金の配当により1,356百万円減少したものの、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により1,891百万円増加したことによるものです。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は13,464百万円となり、前連結会計年度末と比べて2,042百万円増加いたしました。

当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果獲得した資金は3,280百万円(前年同四半期は3,432百万円の獲得)となりました。これは、主に税金等調整前四半期純利益が3,241百万円であり、プラス要因として、減価償却費が605百万円、のれん償却額が71百万円、減損損失が2,406百万円であったものの、マイナス要因として、未払金の減少額が571百万円、法人税等の支払額が2,475百万円であったことによるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果獲得した資金は114百万円(前年同四半期は1,099百万円の使用)となりました。これは、主に無形固定資産の取得による支出が204百万円であったものの、差入保証金の回収による収入が313百万円であったことによるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は1,353百万円(前年同四半期は1,125百万円の使用)となりました。これは、主に配当金の支払額が1,351百万円であったことによるものです。

 

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

なお、新型コロナウイルス感染症の影響については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (追加情報)」に記載しております。

 

(5)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(7)研究開発活動

該当事項はありません。

 

(8)従業員数

該当事項はありません。

 

(9)生産、受注及び販売の実績

当第3四半期連結累計期間において、ECソリューションズ事業の販売の実績が著しく変動いたしました。その内容については、「(1)経営成績の状況」をご覧ください。

 

(10)主要な設備

当第3四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び前連結会計年度末における計画の著しい変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。