第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。詳細については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」をご参照ください。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の防止策を講じつつ、社会経済活動のレベルを引き上げており、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、景気は新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が徐々に緩和される中で、このところ持ち直しの動きがみられています。一方、国内外の感染症の動向や供給面での制約、原材料価格の動向による下振れリスク、金融資本市場の変動等の影響について、引続き留意する必要があります。

当社グループの事業環境につきましては、顧客のソフトウェア関連の設備投資は緩やかに増加しており、新型コロナウイルス感染症が事業に及ぼす影響について注視しつつ、中期経営計画に基づき今後の成長に向けた積極的な投資を行ってまいります。

当社グループは、2022年6月期から2024年6月期の3ヵ年にわたる第6次中期経営計画「Acceleration of growth to 50th~(通称:アクセル50)」を掲げ、最終年度である2024年6月期に売上高230億円、営業利益17億円を達成すべく、核である大手顧客向けシステム開発事業を継続しつつ、プライム事業、製品・サービス事業の拡大を目指しております。

「アクセル50」の達成に向け、以下の5項目を新たな経営方針として策定し、活動を行っております。

①事業環境の変化に適応し、新領域へ挑戦

②特化型SEの育成推進

③サステナビリティ活動の強化

④Trust relationship強化で、お客様の事業拡大への貢献

⑤プライムビジネスの更なる拡大

 

当第2四半期連結累計期間における活動・成果は以下のとおりであります。

a. 事業環境の変化に適応し、新領域へ挑戦

・新たな事業領域へのチャレンジとして、クラウドプラットフォームやクラウドサービス、デジタルツインコンピューティング等の技術教育と習得の強化を行い、対応案件数が増加いたしました。

・新たな業務領域へのチャレンジとして、ペイメント業務やカーシェア業務、物流業務等に関連した案件に参画しつつ、業務ノウハウの習得に着手いたしました。

b. 特化型SEの育成推進

・近年増加しているクラウドサービスを使用した案件の更なる獲得を目指し、当該知識や技術を必要とする部門の社員を対象として、特別カリキュラムにて社内教育を実施しました。その結果、目標としていたクラウドサービス関連資格を取得することができました。

・その他にも技術や業務知識等の習得を強化すべく、各種外部研修への参加を推進いたしました。

・当社グループ全体としてマネジメントを強化するため、リーダレベルの社員に向けてマネジメント関連研修の情報を積極的に発信し、研修への参加を推進いたしました。

c. サステナビリティ活動の強化

・当社グループ全体のサステナビリティ活動を推進するため、2021年11月より新たにサステナビリティ委員会を設置し、サステナビリティ基本方針を定めました。今後については、具体的な活動計画の策定や目標設定、実行状況のモニタリング等を実施してまいります。

・女性をはじめとする多様な人材の活躍を推進するため、2021年11月より新たに女性活躍推進室を設置いたしました。

 

 

d. Trust relationship強化で、お客様の事業拡大への貢献

・2021年7月より新たに営業統括本部を発足し、主要なお客様との更なる信頼強化に努めました。新たに優良ベンダー認定をいただく等、これまで以上にパートナーシップ強化を図ることができました。

・お客様が実施するDXに関するワークショップに積極的に参加し、DXを推進する上で必要となる技術や価値観についてディスカッションを行う等、お客様と共にDXの創出に向けた取り組みを推進いたしました。

・受注拡大に伴う人員確保に向け、新たな企業とのパートナーシップ締結を推進いたしました。

e. プライムビジネスの更なる拡大

・プライムビジネス拡大に向け、2021年7月より新たにプライムサービス営業本部を発足いたしました。

・ホテル・旅館向け売掛金管理システム「ホテル売掛マイスター」において、ウィズコロナ・アフターコロナを見据え、「今こそおトクに売掛業務効率化!応援キャンペーン」を開始いたしました。

・新たに大手機械メーカーとの取引を開始いたしました。

これらの活動のほか、引続き新型コロナウイルス感染症への対策として、人流抑制を目的とした在宅勤務の徹底やワクチン休暇制度の整備、社員やパートナー及びそのご家族の日々の健康状態の把握等、各種対策を実施しております。なお、今後も政府及び関係自治体からの要請を請け、必要な対応を実施してまいる所存です。

 

当第2四半期連結累計期間の連結業績におきましては、公共案件や製造業案件の受注が堅調に推移したこと及び株式会社a-LINKの連結子会社化に伴う売上増等により、売上高は10,374百万円(前年同期比5.1%増)となりました。

利益につきましては、売上高の増収及びプライムをはじめとした高収益案件を獲得できたこと等により、営業利益は739百万円(前年同期比8.5%増)、経常利益は757百万円(前年同期比12.3%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は375百万円(前年同期比18.4%減)となりました。前年同期比減となった理由は、当社の本社移転による特別損失を158百万円計上したことによるものです。当初計画に対して進捗率が低くなっている理由は、当初の予定どおり特別損失を計上した一方で、当初特別利益として見込んでいた子会社連結に伴う保険解約益相当額を、特別利益ではなくのれんの算定において組み込んだことによるものであります。

 

当社グループの単一セグメントであります「システム開発及びシステム開発に関連するサービス(システム開発等)」の売上品目別の業績概況は、以下のとおりであります。

a. システム開発

公共案件や製造業案件の受注が堅調に推移したこと及び株式会社a-LINKの連結子会社化に伴う売上増等により、増収となりました。

この結果、本売上品目の売上高は8,778百万円(前年同期比1.3%増)となりました。

b. コンサルテーション及び調査研究

情報・通信業における研究開発案件等の受注が堅調に推移し、増収となりました。

この結果、本売上品目の売上高は480百万円(前年同期比24.0%増)となりました。

c. システム/パッケージ・インテグレーション・サービス

エネルギー分野や通信分野でのSIビジネスが拡大できたこと等により、増収となりました。

この結果、本売上品目の売上高は503百万円(前年同期比15.5%増)となりました。

d. その他

保守を担当している案件で運用案件を獲得できたこと及び前期まで行っていた開発案件の一部が終了し、保守フェーズに移行したこと等に伴い、増収となりました。

この結果、本売上品目の売上高は612百万円(前年同期比58.9%増)となりました。

 

②財政状態の状況

a. 資産

 流動資産は、前連結会計年度末に比べ1,341百万円減少し、11,742百万円となりました。主な要因は、有価証券が788百万円、現金及び預金が404百万円それぞれ減少したことによります。

 固定資産は、前連結会計年度末に比べ1,209百万円増加し、4,377百万円となりました。主な要因は、当社の本社移転等に伴い有形固定資産が451百万円、株式会社a-LINKを新規連結したこと等に伴いのれんが450百万円それぞれ増加したことによります。

 この結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べ131百万円減少し、16,119百万円となりました。

「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。この結果、四半期連結貸借対照表において、「売掛金」は、第1四半期連結会計期間より、「受取手形、売掛金及び契約資産」として表示しております。

b. 負債

 流動負債は、前連結会計年度末に比べ191百万円減少し、2,897百万円となりました。主な要因は、その他に含まれている未払金が102百万円増加したものの、短期借入金が259百万円減少したことによります。

 固定負債は、前連結会計年度末から大きな変動はなく、65百万円となりました。

 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べ185百万円減少し、2,962百万円となりました。

c. 純資産

 純資産は、前連結会計年度末に比べ53百万円増加し、13,157百万円となりました。主な要因は、譲渡制限付株式報酬としての自己株式の処分等により自己株式が42百万円減少(純資産は増加)、資本剰余金が22百万円増加したことによります。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 

前第2四半期連結累計期間

当第2四半期連結累計期間

増減

営業活動によるキャッシュ・フロー

93

百万円

626

百万円

532

百万円

投資活動によるキャッシュ・フロー

△576

百万円

△943

百万円

△367

百万円

財務活動によるキャッシュ・フロー

△580

百万円

△686

百万円

△106

百万円

現金及び現金同等物の四半期末残高

5,424

百万円

6,127

百万円

702

百万円

 

①営業活動によるキャッシュ・フロー

 営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期に比べ532百万円収入増加し、626百万円の収入となりました。主な収入内訳は、税金等調整前四半期純利益592百万円、売上債権の減少額319百万円であります。主な支出内訳は、法人税等の支払額262百万円、未払金の減少額196百万円であります。

②投資活動によるキャッシュ・フロー

 投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期に比べ367百万円支出が増加し、943百万円の支出となりました。主な支出内訳は、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出1,247百万円、定期預金の預入による支出400百万円、有価証券の取得による支出300百万円であります。主な収入内訳は、有価証券の償還による収入600百万円、定期預金の払戻による収入400百万円であります。

③財務活動によるキャッシュ・フロー

 財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期に比べ106百万円支出が増加し、686百万円の支出となりました。主な支出内訳は、配当金の支払額376百万円、短期借入金の純減少額280百万円であります。

 

 以上の結果、当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ1,004百万円減少し、6,127百万円となりました。

 

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について、重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は60百万円であります。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。