第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、ウィズコロナの下で、各種政策の効果もあって、景気が持ち直していくことが期待されております。ただし、世界的な金融引締め等が続く中、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっております。また、物価上昇、供給面での制約、金融資本市場の変動等の影響や中国における感染拡大の影響に十分注意する必要があります。

当社グループの事業環境につきましては、顧客のソフトウェア関連の設備投資は緩やかに増加しており、新型コロナウイルス感染症が事業に及ぼす影響について注視しつつ、中期経営計画に基づき今後の成長に向けた積極的な投資を行ってまいります。

当社グループは、2022年6月期から2024年6月期の3ヵ年にわたる第6次中期経営計画「Acceleration of growth to 50th~(通称:アクセル50)」を掲げ、最終年度である2024年6月期に売上高230億円、営業利益17億円を達成すべく、核である大手顧客向けシステム開発事業を継続しつつ、プライム事業、製品・サービス事業の拡大を目指しております。

「アクセル50」の達成に向け、以下の5項目を新たな経営方針として策定し、活動を行っております。

a. 事業環境の変化に適応し、新領域へ挑戦

b. 特化型SEの育成推進

c. サステナビリティ活動の強化

d. Trust relationship強化で、お客様の事業拡大への貢献

e. プライムビジネスの更なる拡大

 

当第2四半期連結累計期間における活動・成果は以下のとおりであります。

a. 事業環境の変化に適応し、新領域へ挑戦

・新たな技術領域へのチャレンジとして、クラウドプラットフォームやクラウドサービス、デジタルツインコンピューティング等の技術教育と習得の強化を継続して行いました。

・新たな事業領域として、自動車関連事業においてはITS(高度道路交通システム)やADAS(先進運転支援システム)への取組みに加え、MaaS(Mobility as a Service)領域への参画を行ってまいりました。

・電子決済やペイロール(給与支払いシステム)については賃金のデジタル払い解禁に伴い今後需要増加が見込まれることから体制を強化し取り組んでおります。

b. 特化型SEの育成推進

・技術分野においては、益々増加しているクラウドサービスを使用した案件の更なる獲得を目指し、当該知識や技術を必要とする部門の社員を対象として、特別カリキュラムにて社内教育を継続して実施しました。その結果、目標としていたクラウドサービス関連資格を取得することができました。

・マネジメント分野においては、PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)の取得推進とマネジメントのスペシャリストを育成するプログラムであるPMメンタリングを継続して実施いたしました。

c. サステナビリティ活動の強化

・女性活躍推進室が社員向けセミナー「IT業界で働く醍醐味について」を開催し、今後のIT業界と女性の役割、Well- Being等について啓蒙を図りました。

・気候変動関連リスク 及び機会が当社の事業活動や収益等に与える影響を経営課題と捉え、ガバナンス

(Governance)、戦略(Strategy)、リスク管理(Risk Management)、指標と目標(Metrics and Targets)の各項目に沿って、必要なデータ収集と分析を含め対応策の検討を開始いたしました。

・2022年12月、第一次産業に対するIT技術による問題解決について理解を深める目的で、NTTデータ様と共同で30名が参加する「みかん収穫体験」を実施いたしました。

 

d. Trust relationship強化で、お客様の事業拡大への貢献

・主要なお客様におけるアカウントプラン拡充により、既存顧客の深耕、規模拡大を推進しお客様の事業拡大に貢献しております。

・営業統括本部が主体となり長期的な視野に立つ受注モニタリングの取組みを継続して実施いたしました。

・IT業界の要員不足が顕著となる中、お客様の旺盛な情報化ニーズの期待に応えるべく、ビジネスパートナー様との連携を一層強化いたしました。

e. プライムビジネスの更なる拡大

・営業統括本部人員を増員し、製品・サービスの営業力強化、お客様の問題解決を図るための提案型営業による受注拡大を推進いたしました。

・製品ビジネスにおける営業組織の集約を活かし、既存顧客に対する他製品の詳細な説明を含めた提案を実施するなど、クロスセールスを推進いたしました。

これらの活動のほか、引続き新型コロナウイルス感染症への対策として、人流抑制を目的とした在宅勤務の推奨やワクチン休暇制度の整備、社員やパートナー及びそのご家族の日々の健康状態の把握等、各種対策を実施しております。なお、今後も政府及び関係自治体からの要請を請け、必要な対応を実施してまいります。
 

当第2四半期連結累計期間における連結業績につきましては、情報通信、公共分野の受注が堅調に推移したことにより、売上高は11,208百万円(前年同期比8.0%増)となりました。

利益につきましては、売上高の増収、新たな高収益案件の獲得等により、調達コスト上昇や当社の本社移転による費用増加を吸収し、営業利益は960百万円(前年同期比29.9%増)、経常利益は968百万円(前年同期比27.8%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益については、前第2四半期連結累計期間において発生した当社の本社移転に伴う特別損失の計上158百万円が解消したことにより大幅増の601百万円(前年同期比60.4%増)となりました。

今後につきましては、経営方針に沿った様々な施策を積極的に講じるとともに、より魅力的なソリューションやサービスの提供により、計画の達成に向けて邁進してまいります。
 

当社グループの単一セグメントであります「システム開発及びシステム開発に関連するサービス(システム開発等)」の売上品目別の業績概況は、以下のとおりであります。

a. システム開発

情報通信、公共分野の受注が堅調に推移したこと、従来「システム/パッケージ・インテグレーション・サービス」に計上していた一部案件の売上高を本品目に変更したこと等により、増収となりました。

この結果、本売上品目の売上高は9,766百万円(前年同期比11.3%増)となりました。

b. コンサルテーション及び調査研究

情報通信における研究開発案件等の受注が堅調に推移し、増収となりました。

この結果、本売上品目の売上高は482百万円(前年同期比0.5%増)となりました。

c. システム/パッケージ・インテグレーション・サービス

従来本品目で計上していた一部案件の売上高を「システム開発」に変更したこと等により、減収となりました。

この結果、本売上品目の売上高は327百万円(前年同期比34.9%減)となりました。

d. その他

製品保守案件の増加により、増収となりました。

この結果、本売上品目の売上高は631百万円(前年同期比3.1%増)となりました。

 

②財政状態の状況

a. 資産

 流動資産は、前連結会計年度末に比べ742百万円増加し、13,073百万円となりました。主な要因は、有価証券が142百万円減少したものの、現金及び預金が586百万円、契約資産が320百万円それぞれ増加したことによります。

 固定資産は、前連結会計年度末に比べ863百万円減少し、3,485百万円となりました。主な要因は、投資有価証券が690百万円、無形固定資産のその他に含まれているソフトウェアが56百万円、のれんが44百万円それぞれ減少したことによります。

 この結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べ120百万円減少し、16,559百万円となりました。

b. 負債

 流動負債は、前連結会計年度末に比べ76百万円増加し、2,946百万円となりました。主な要因は、契約負債が46百万円減少したものの、未払法人税等が69百万円、その他に含まれている未払消費税等が45百万円増加したことによります。

 固定負債は、前連結会計年度末から大きな変動はなく、61百万円となりました。

 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べ68百万円増加し、3,007百万円となりました。

c. 純資産

 純資産は、前連結会計年度末に比べ188百万円減少し、13,552百万円となりました。主な要因は、利益剰余金が107百万円増加したものの、自己株式の取得等により自己株式が292百万円増加(純資産は減少)したことによります。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 

前第2四半期連結累計期間

当第2四半期連結累計期間

増減

営業活動によるキャッシュ・フロー

626

百万円

604

百万円

△21

百万円

投資活動によるキャッシュ・フロー

△943

百万円

778

百万円

1,722

百万円

財務活動によるキャッシュ・フロー

△686

百万円

△794

百万円

△108

百万円

現金及び現金同等物の四半期末残高

6,127

百万円

6,637

百万円

509

百万円

 

①営業活動によるキャッシュ・フロー

 営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期に比べ21百万円収入が減少し、604百万円の収入となりました。主な収入内訳は、税金等調整前四半期純利益927百万円であります。主な支出内訳は、売上債権及び契約資産の増加額304百万円、法人税等の支払額231百万円であります。

②投資活動によるキャッシュ・フロー

 投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期に比べ1,722百万円収入が増加し、778百万円の収入となりました。主な収入内訳は、有価証券の償還による収入1,112百万円、定期預金の払戻による収入400百万円であります。主な支出内訳は、有価証券の取得による支出500百万円、定期預金の預入による支出400百万円であります。

③財務活動によるキャッシュ・フロー

 財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期に比べ108百万円支出が増加し、794百万円の支出となりました。主な支出内訳は、配当金の支払額491百万円、自己株式の取得による支出293百万円であります。

 

 以上の結果、当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ586百万円増加し、6,637百万円となりました。

 

 

(3)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について、重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。

 

(6)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は87百万円であります。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。