投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等の
リスク」についての重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
なお、第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純利益」を「親会社株主に帰属する四半期純利益」としております。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益は高い水準にあるものの、その改善や設備投資の持ち直しの動きに足踏みがみられる中で、企業の業況判断は慎重さがみられるなど、このところ弱さもみられますが、雇用情勢が改善傾向にあると共に、個人消費が、総じてみれば底堅い動きとなっているなど、緩やかな回復基調が続いています。景気の先行きに関しましては、引き続き雇用情勢及び所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあり、緩やかに回復することが期待されます。しかしながら、中国を始めとするアジア新興国や資源国等の景気の下振れや、英国のEU離脱問題など、海外経済の不確実性の高まり及び金融資本市場の変動の影響等が引き続き景気を下押しするリスクになっていること等から、依然として先行きが不透明な状況が続いております。
人材サービス業界を取り巻く環境においては、有効求人倍率は着実な改善を続けており、新規求人数が増加傾向にあること、加えて、完全失業率が緩やかな改善傾向を辿っていること等から、先行きに関しましては、引き続き雇用情勢が改善していくことが見込まれております。
このような環境のもと、当社グル―プでは、当第3四半期連結累計期間において、「主力サービスの伸張と生産性の向上による増益の実現」を目標としたグループ経営を行い、特に主力サービスである「アルバイト紹介(以下、「紹介」と言います。)」及び「アルバイト給与管理代行及びマイナンバー管理代行(以下、「代行」と言います。)」を中心にフルキャストグループ全体の収益を伸張させることを主眼とした営業活動を行ってまいりました。加えて、グループ全体の業務効率化を推し進め、生産性を高めることにより、増益を実現するための体制作りに取り組んでまいりました。
連結売上高は、短期業務支援事業における主力サービスである「紹介」及び「代行」を伸張させたことに加えて、「請負」を伸張させたことを主因として、18,632百万円(前年同期比13.3%増)となりました。
利益面では、主に短期業務支援事業における増収効果と共に、生産性向上に対する取り組みにより、販管費率を抑制したことから、連結営業利益は2,005百万円(前年同期比26.0%増)となりました。連結経常利益は、株式会社ビート株式の取得等に伴い、持分法による投資利益を計上したことにより2,107百万円(前年同期比41.2%増)となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は、連結納税を導入し税負担を低下させた効果により法人税、住民税及び事業税が減少し1,712百万円(前年同期比65.7%増)となりました。
なお、当社は、平成28年8月10日付で株式会社ディメンションポケッツを連結子会社といたしました。みなし取得日を平成28年9月30日としているため、当第3四半期連結累計期間は同社の貸借対照表のみを連結しております。
セグメントごとの業績は次の通りです。
なお、当第3四半期連結会計期間において株式会社ディメンションポケッツの株式を取得し、新たに連結の範囲に含めたことに伴い、従来の「警備事業」を「警備・その他事業」にセグメント名称を変更しております。
主力サービスである「紹介」及び「代行」の取引顧客数の拡大に注力したことで両サービスが伸張したことに加えて、「請負」を指向する顧客企業の要望に応えたことにより「請負」が伸張したことで、短期業務支援事業の売上高は17,063百万円(前年同期比13.8%増)となりました。
利益面では、主力サービス及び「請負」の伸張による増収効果と共に、アルバイトの積極登用や日常業務の見直し等による生産性向上に対する取り組みにより、販管費率を抑制したことから、セグメント利益(営業利益)は2,456百万円 (前年同期比25.3%増)と増益となりました。
警備・その他事業の売上高は、臨時警備案件の獲得数を増加させたことを主因として1,569百万円(前年同期比8.0%増)と増収になりました。利益面では、当第3四半期会計期間において株式会社ディメンションポケッツ株式取得に伴うのれん(14百万円)の一括償却を行ったものの、増収効果が上回り、セグメント利益(営業利益)は78百万円(前年同期比29.4%増)と増益となりました。
(2) 資産、負債及び純資産の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末より357百万円増加し11,980百万円となりました。自己資本は844百万円増加し8,374百万円(自己資本比率69.9%)、純資産は918百万円増加し8,447百万円となりました。
資産及び負債区分における主な変動は次のとおりです。
資産の部では、流動資産が前連結会計年度末に比べて405百万円減少し9,786百万円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が56百万円増加し2,968百万円となったこと及び子会社の配当に係る源泉所得税の還付を見込んだこと等により未収入金が119百万円増加し349百万円となったことを主因として、流動資産におけるその他が165百万円増加し577百万円となったことに対し、平成27年12月期に係る期末配当及び平成28年12月期に係る中間配当を実施したこと並びに法人税や消費税等の確定納付及び中間納付を行ったこと等により現金及び預金が614百万円減少し5,791百万円となったこと等によるものです。
固定資産は前連結会計年度末に比べて762百万円増加し2,194百万円となりました。これは主に、株式会社ディメンションポケッツを連結の範囲に含めた影響により建物及び構築物(純額)が255百万円増加し362百万円となったこと及び土地が254百万円増加し254百万円となったこと並びに株式会社ビート株式を取得したこと等により投資有価証券が246百万円増加し597百万円となったことを主因として、投資その他の資産におけるその他が247百万円増加し975百万円となったこと等によるものです。
負債の部では、流動負債が前連結会計年度末に比べて641百万円減少し2,970百万円となりました。これは主に、支払手形及び買掛金が47百万円増加し52百万円となったこと及び賞与引当金が71百万円増加し72百万円となったことに対し、未払金が33百万円減少し574百万円となったこと、未払費用が107百万円減少し631百万円となったこと及び確定納付及び中間納付を行ったことにより未払法人税等が406百万円減少し99百万円となったこと並びに未払消費税等が211百万円減少し371百万円となったこと等によるものです。
固定負債は前連結会計年度末に比べて81百万円増加し562百万円となりました。これは主に、退職給付に係る負債が12百万円減少し411百万円となったことに対し、株式会社ディメンションポケッツを連結の範囲に含めた影響により長期借入金が78百万増加し78百万円となったことを主因として、固定負債におけるその他が92百万円増加し152百万円となったこと等によるものです。