第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

  当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

  文中の将来に関する事項は、本四半期報告書提出日現在において当社グループが判断したものです。

 

(1)業績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府及び日銀の政策を背景に雇用状況及び企業収益に改善が見られ、緩やかな改善基調が継続しているものの、節約志向により個人消費は伸び悩み、厳しい経営環境が継続している状況にあります。

 また、米国新政権の政策動向、中国をはじめとする東アジアの経済動向及び北朝鮮情勢などの世界経済の不確実性により、先行き不透明な状況も継続しております。

 このような経済環境のなか、トライアイズグループは、景気変動の影響を受けない企業グループとして、小さくとも知性を使って、その世界ではNo.1となり光る企業グループを目指すという方針のもと、「イノベーションによるコスト優位の確立」を最重要目標とし、売上が減少しても黒字化できる体質づくりを続けており、営業利益、経常利益及び最終利益の黒字化(いずれも連結ベース)を目指しております。

 これらの結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間の売上高は1,182百万円(前年同期比12.7%減)と減少しましたが、販売費及び一般管理費は560百万円(前年同期比12.9%減)と更なる削減を実現しており、営業損失は19百万円(前年同期は27百万円の営業損失)、経常損失は32百万円(前年同期は3百万円の経常利益)、税金等調整前四半期純損失は57百万円(前年同期は242百万円の税金等調整前四半期純利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は75百万円(前年同期は119百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。

    当第3四半期連結累計期間におけるセグメント別の業績は以下のとおりです。

 

       (建設コンサルタント事業)

 建設コンサルタント事業においては、当期に計上予定であった複数の大型案件の工期が来年度以降に延長となりました。それに対応するため、大型案件の収益認識基準に関して進行基準の適用を検討いたしましたが、進行基準を適用するための体制の整備が遅れたこと及び監査法人との調整が難航し、当年度の適用が見送られました。また、大型案件に代替する短期案件の売上は、当初の予定どおりのため、建設コンサルタント事業の売上高は、当初の予定を下回ることとなりました。今後は発注比率が高まっている防災・減災対策関連業務やダム、河川構造物、海岸・港湾分野の維持管理を中心とした継続性の高い業務の受注シェア拡大を継続し、収益の改善を図ります。

 これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は703百万円(前年同期比8.6%減)、営業損失は56百万円(前年同期は47百万円の営業損失)となりました。

 

       (ファッションブランド事業)

 ファッションブランド事業においては、Eコマースによる消費は拡大しているものの、個人消費の節約志向は依然として強く、引き続き厳しい経営環境となりました。そのような環境の中、当期7月に濱野皮革工藝㈱、東京ブラウス㈱及び㈱セレクティブの3社は濱野皮革工藝㈱を存続会社とする吸収合併を行いました。これにより、ファッションブランド事業における収益力の強化及び効率的な業務運営を目指してまいります。具体的には、新会社において3社の共通業務の集約を図るとともに、3社が保有するノウハウや販路を共有し、製造から販売までの一貫した効率的なオペレーションの構築・強化を行うことにより、製販一体の事業体制を推進してまいります。

 濱野皮革工藝㈱の製品については、軽井沢工場の所在地である長野県御代田町におけるふるさと納税の返戻品として引続き認定されているほか、テレビ大阪系列「和風総本家」において「皇室を支える職人&過酷な現場で働くお父さん」特集でも取り上げられました。これまでの130年余の伝統と技術を継承しながら、ブランド価値を向上させるための施策に取り組んでおります。また、台湾現地法人の拓莉司国際有限公司においては、現地パートナーと新しい商品開発を進めており、国内外を問わず、ライセンス事業の強化による収益の拡大を図ります。当第3四半期においては、百貨店向け売上が当初の想定を下回ったほか、販売先の選定及び見直しを行った結果、一部の販売先の売上が当初の予想を下回る結果となりました。

 そのため、当第3四半期連結累計期間の売上高は409百万円(前年同期比23.1%減)、2百万円の営業損失(前年同期は0百万円の営業利益)となりました。

 

       (投資事業)

 投資事業においては、引き続き米国の子会社TRIIS INTERNATIONAL AMERICA INC.において、住居用物件と工業用物件の賃貸をしております。このほか、商業用物件の取得についても継続して検討しており、当第3四半期会計期間において商業用物件を取得いたしました。

 当第3四半期会計期間に取得した商業用物件が収益の拡大に寄与したことを受け、当第3四半期連結累計期間の売上高は69百万円(前年同期比34.6%増)、営業利益は25百万円(前年同期比159.5%増)となりました。(2)財政状態の分析

   (資産)

   当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,423百万円増加し、7,465百万円となりました。これは主に、「現金及び預金」及び「有価証券」がそれぞれ1,263百万円134百万円減少した一方で、「建物及び構築物」及び「土地」がそれぞれ1,020百万円1,962百万円増加したことによるものであります。

   (負債)

   当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,626百万円増加し、2,537百万円となりました。これは主に、「前受金」及び「未払法人税等」がそれぞれ28百万円80百万円減少した一方で、長期借入金が1,850百万円増加したことによるものであります。

   (純資産)

   当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ203百万円減少し、4,927百万円となりました。これは主に、利益剰余金200百万円の減少、自己株式4百万円の増加、為替換算調整勘定43百万円の減少及び新株予約権36百万円の増加によるものであります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

   当第3四半期連結累計期間において、当社グループが事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

   該当事項はありません。