当企業集団は、前連結会計年度より、国際会計基準(IFRS)を適用しております。
また、国際会計基準(IFRS)に加えて、より実態を把握することができる指標(以下、Non-GAAP指標)を第1四半期連結累計期間より採用し、双方で連結経営成績を開示しております。
なお、第1四半期連結累計期間より、ソフトブレーン㈱及びその子会社を連結の範囲に含めたことに伴い報告セグメントを変更しており、前年同期比較については、前年同期の数値を変更後のセグメント区分に読み替えた数値で比較しております。
(1) 業績の状況
当企業集団は、経営資源の効率化を進めるとともに、成長分野への人員増強やM&Aの活用による事業拡大等、企業価値の向上に努めております。
その結果、当第3四半期連結累計期間における売上収益は8,057百万円(前年同期比290.6%増)となりました。営業利益は、ソフトブレーン㈱を連結の範囲に含めたことによる段階取得に係る差益が2,633百万円発生したことに伴い3,800百万円(同591.8%増)となりました。
また、税引前四半期利益は3,798百万円(同555.4%増)、四半期利益は3,470百万円(同778.1%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は3,146百万円(同696.1%増)となりました。
(国際会計基準(IFRS) ベース) (%表示は対前年同期増減率)
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売上収益 |
営業利益 |
税引前 四半期利益 |
四半期利益 |
親会社の所有者に帰属する四半期利益 |
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百万円 |
% |
百万円 |
% |
百万円 |
% |
百万円 |
% |
百万円 |
% |
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平成29年6月期 第3四半期 |
8,057 |
290.6 |
3,800 |
591.8 |
3,798 |
555.4 |
3,470 |
778.1 |
3,146 |
696.1 |
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平成28年6月期 第3四半期 |
2,062 |
20.2 |
549 |
14.7 |
579 |
20.2 |
395 |
27.4 |
395 |
27.4 |
(Non-GAAP ベース) (%表示は対前年同期増減率)
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売上収益 |
営業利益 |
税引前 四半期利益 |
四半期利益 |
親会社の所有者に帰属する四半期利益 |
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百万円 |
% |
百万円 |
% |
百万円 |
% |
百万円 |
% |
百万円 |
% |
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平成29年6月期 第3四半期 |
8,057 |
290.6 |
1,125 |
104.9 |
1,123 |
93.9 |
809 |
104.7 |
484 |
22.7 |
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平成28年6月期 第3四半期 |
2,062 |
20.2 |
549 |
14.7 |
579 |
20.2 |
395 |
27.4 |
395 |
27.4 |
Non-GAAP指標は、国際会計基準(IFRS)から当企業集団が定める非経常的な項目やその他の調整項目を控除したものです。
Non-GAAP指標を開示することで、ステークホルダーにとって同業他社比較や過年度比較が容易になり、当企業集団の恒常的な経営成績や将来見通しを理解する上で、有益な情報を提供できると判断しております。
なお、非経常的な項目とは、一定のルールに基づき将来見通し作成の観点から除外すべきと当企業集団が判断する一過性の利益や損失のことです。
Non-GAAP指標の開示に際しては、米国証券取引委員会(U.S. Securities and Exchange Commission)が定める基準を参照しておりますが、同基準に完全に準拠しているものではありません。
当第3四半期連結累計期間のNon-GAAP指標においては、ソフトブレーン㈱を連結の範囲に含めたことによる段階取得に係る差益2,633百万円を控除し、同社株式取得時に識別する無形資産の償却費41百万円(現時点における暫定額)を追加計上いたしました。
各セグメントの業績については以下の通りです。
なお、売上収益及びセグメント利益は国際会計基準(IFRS)に基づいて記載しております。
① SaaS/ASP事業
SaaS/ASP事業は、複数の企業に再利用可能なソフトウエアを基に、ニーズへの柔軟な対応により信頼性や技術力の向上をはかり、堅調な実績へと結び付けるストックビジネスモデルを採用することで、売上収益は累積的に増加しております。
当第3四半期連結累計期間においては、主力サービスのサイト内検索サービス『i-search』に加え、特にWebサイト上に掲載する「よくある質問」や社内情報の共有管理ツールとして利用されている『i-ask』や製品等のWebページの管理を簡易化するサービス『i-catalog』、コンタクトセンターへの入電を支援する『IVR』サービスの導入が進みました。
具体的には、『i-catalog』で作成した商品ページ毎に『i-ask』で作成したよくある質問を表示させるサービスが㈱J-オイルミルズに、『IVR』サービスにSMS(※1)及びWebシステムを連携させ、折り返し電話予約や住所変更・口座変更等を受付けるサービスが損害保険ジャパン日本興亜㈱及び大手生命保険会社に導入されました。
その他、IoT・ビッグデータ処理に関連するサービスとして、損害保険ジャパン日本興亜㈱にデジタル技術を活用したテレマティクスサービスで約20%の自動車事故削減を実現してきた『スマイリングロード』及び『ポータブルスマイリングロード』のノウハウを活かし、ドライブレコーダーを活用した新たな個人向けテレマティクスサービス『DRIVING!~クルマのある暮らし~』のシステム開発を受注いたしました。
しかしながら、顧客のニーズに柔軟に対応することにより実績や経験が蓄積され、今後に活用できるメリットがある一方、案件が大型化・複雑化することで再利用が困難となり、月額売上のストック収益よりも一時的な売上収益が増加する傾向があります。
そのため、一時的な売上収益よりもストック収益をより充実させ、今後の更なる成長を図ることに引き続き注力しております。
具体的には、Webサイトにおいて企業とユーザのコミュニケーションを促進する新サービスとして、ユーザと企業のオペレータがWeb上で相談できるWebチャットシステム『i-livechat』及び、オペレータが不在もしくは対応中の場合でも、質問に対する適切な回答を示すバーチャルアシスタンスシステム『i-assist』の開発を最優先しており、実際に『i-livechat』は㈱ジェーシービーに導入されました。
その結果、一時的に売上収益が大きく見込まれる案件については、一部受注を見合わせざるを得ませんでした。
このようなことから、売上収益は2,108百万円(前年同期比2.2%増)、セグメント利益は314百万円(同42.7%減)となりました。
(※1)ショートメッセージサービスの略。スマートフォンや携帯電話同士で短いテキスト(文章)によるメッセージを送受信するサービス。
② eセールスマネージャー関連事業
当事業の主力製品であるCRM/SFAソフトウエア『eセールスマネージャーRemix』の販売が大型案件の獲得により増加いたしました。また、営業課題にフォーカスしたコンサルティング、スキルトレーニング等も需要は根強く、堅調に推移しました。
以上の結果、売上収益は2,943百万円、セグメント利益は634百万円となりました。
③ フィールドマーケティング事業
店頭調査等スポット案件については、フィールド活動一括受託、派遣事業等ストックビジネスは堅調に推移しました。
また、更なる成長に向けて、事業拠点の拡大や管理職や管理部門の人材を積極的に採用し、組織運営体制の強化を進めました。
以上の結果、売上収益は2,398百万円、セグメント利益は207百万円となりました。
④ その他
システム開発事業については引き続き既存顧客の深耕と新規顧客の獲得、プロジェクト管理の徹底に努めました。売上収益につきましては順調に推移しているものの、人件費の上昇に伴う原価率上昇の結果、売上収益は396百万円となりました。出版事業の売上収益は209百万円となりました。
以上の結果、売上収益は606百万円、セグメント利益は9百万円となりました。
(2) 財政状態の状況
(資産)
資産につきましては、前連結会計年度末に比べ5,436百万円増加し、15,068百万円となりました。その主な要因は、ソフトブレーン㈱を連結の範囲に含めた際に発生したのれん5,569百万円、㈱エイジアの株式を売却したことによる持分法で会計処理されている投資の減少2,800百万円及び営業債権及びその他の債権の増加1,677百万円等によるものであります。
(負債)
負債につきましては、前連結会計年度末に比べ1,444百万円増加し、7,165百万円となりました。その主な要因は、社債及び借入金の増加1,995百万円及び営業債務及びその他の債務の減少471百万円等によるものであります。
(資本)
資本につきましては、前連結会計年度末に比べ3,992百万円増加し、7,902百万円となりました。その主な要因は、親会社の所有者に帰属する四半期利益の計上による増加3,146百万円、非支配持分の増加1,944百万円等によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ90百万円増加し、当第3四半期連結累計期間末には、5,150百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、220百万円(前年同期245百万円)となりました。この主な要因は、税引前四半期利益3,798百万円、段階取得に係る差益の発生2,633百万円及び法人所得税等の支払額802百万円、営業債権及びその他の債権の増加額△425百万円、営業債務及びその他の債務の増加額242百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、△670百万円(前年同期△1,091百万円)となりました。この主な要因は、子会社の取得による支出450百万円、無形固定資産の取得による支出172百万円及び有形固定資産の取得による支出37百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第3四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、538百万円(前年同期1,329百万円)となりました。この主な要因は、短期借入金の純減少額△3,123百万円、長期借入による収入2,889百万円、社債発行による収入2,088百万円、非支配持分株主からの子会社持分取得による支出865百万円、配当金の支払よる支出266百万円及び長期借入金の返済による支出185百万円等によるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当企業集団が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
(6) 従業員数
当第3四半期連結累計期間において、ソフトブレーン㈱及びその子会社を連結の範囲に含めたことに伴い、主としてeセールスマネージャー関連事業において139名(パート及び派遣社員等は34名)及びフィールドマーケティング事業において72名(パート及び派遣社員等は612名)、従業員数が増加いたしました。
なお、従業員数は就業人員数(当企業集団から社外への出向者を除き、社外から当企業集団への出向者を含む。)であります。