第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 当企業集団は、国際会計基準(IFRS)を適用しております。

 また、国際会計基準(IFRS)に加えて、より実態を把握することができる指標(以下、Non-GAAP指標)を採用し、双方で連結経営成績を開示いたします。

 なお、平成29年6月期第1四半期連結累計期間に行われたソフトブレーン㈱株式の取得価額配分に係る暫定的な会計処理の確定を平成29年6月期第4四半期連結累計期間に行っているため、平成29年6月期第3四半期連結累計期間について、当該暫定的な会計処理の確定後の金額を記載しております。

 

(1) 業績の状況

 当企業集団は、経営資源の効率化を進めるとともに、成長分野への人員増強やM&Aの活用による事業拡大等、企業価値の向上に努めております。

 その結果、当第3四半期連結累計期間における売上収益は9,054百万円(前年同期比12.4%増)となりました。営業利益は1,225百万円(同67.4%減)、税引前四半期利益は1,220百万円(同67.6%減)、四半期利益は843百万円(同75.5%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は555百万円(同82.2%減)となりました。

 営業利益以下の各項目の減少は主に前年同期においてソフトブレーン㈱を連結の範囲に含めたことによる段階取得に係る差益が2,633百万円発生したことによるものであります。

 

(国際会計基準(IFRS) ベース)                        (%表示は対前年同期増減率)

 

売上収益

営業利益

税引前四半期利益

四半期利益

親会社の所有者に帰属する四半期利益

 

百万円

百万円

百万円

百万円

百万円

平成30年6月期

第3四半期

9,054

12.4

1,225

△67.4

1,220

△67.6

843

△75.5

555

△82.2

平成29年6月期

第3四半期

8,057

290.6

3,761

584.8

3,759

548.7

3,444

771.4

3,120

689.4

 

Non-GAAP ベース)                             (%表示は対前年同期増減率)

 

売上収益

営業利益

税引前四半期利益

四半期利益

親会社の所有者に帰属する四半期利益

 

百万円

百万円

百万円

百万円

百万円

平成30年6月期

第3四半期

9,054

12.4

1,225

8.6

1,220

8.3

843

4.0

555

14.1

平成29年6月期

第3四半期

8,057

290.6

1,128

105.4

1,126

94.4

811

105.3

486

23.2

 

 Non-GAAP指標は、国際会計基準(IFRS)から当企業集団が定める非経常的な項目やその他の調整項目を控除したものです。

 Non-GAAP指標を開示することで、ステークホルダーにとって同業他社比較や過年度比較が容易になり、当企業集団の恒常的な経営成績や将来見通しを理解する上で、有益な情報を提供できると判断しております。

 なお、非経常的な項目とは、一定のルールに基づき将来見通し作成の観点から除外すべきと当企業集団が判断する一過性の利益や損失のことです。

 Non-GAAP指標の開示に際しては、米国証券取引委員会(U.S. Securities and Exchange Commission)が定める基準を参照しておりますが、同基準に完全に準拠しているものではありません。

 前第3四半期連結累計期間のNon-GAAP指標においては、ソフトブレーン㈱を連結の範囲に含めたことによる段階取得に係る差益2,633百万円を控除いたしました。

 当第3四半期連結累計期間のNon-GAAP指標において調整する項目はありません。

 

 各セグメントの業績については以下の通りです。

 なお、売上収益及びセグメント利益は国際会計基準(IFRS)に基づいて記載しております。

 第1四半期連結会計期間より、従来の「eセールスマネージャー関連事業」を「SFA事業」に名称変更いたしました。当該変更については、名称変更のみであり、報告セグメントの変更はありません。

 また、平成30年2月28日に㈱レオコネクトを子会社化したことにより、「カスタマーサポート事業」が新たに加わりました。

① SaaS/ASP事業

 SaaS/ASP事業は、複数の企業に再利用可能なソフトウェアを基に、顧客ニーズへの柔軟な対応により信頼性や技術力の向上をはかり、堅調な実績へと結び付けるストックビジネスモデルを採用することで、売上収益は累積的に増加しております。

 当第3四半期連結累計期間においては、主力サービスのサイト内検索サービス『i-search』の導入実績が順調に増加し、㈱青森銀行、㈱サンゲツ、㈱ニトリホールディングス等に、Webサイト上に掲載する「よくある質問」や社内情報の共有管理ツールとして利用されている『i-ask』は、セントラルスポーツ㈱、ライオン㈱、味の素AGF㈱等大手企業への導入が順調に進んでおります。

 当事業の強みである複数サービスによるソリューションの提供や、既に取引のある顧客からの追加導入実績も順調に進展しており、当第3四半期連結累計期間におきましては、㈱静岡銀行に『i-search』、『i-ask』及び会話形式での回答も可能なチャットボットシステムが導入されました。その他にも、『IVR(自動音声応答)』を活用したコールバック予約受付サービスが大手保険会社に導入されました。

 更に、ショールームご利用後の接客情報を登録、管理しCS向上を図る接客データベースシステムがYKK AP㈱に導入されました。

 損害保険ジャパン日本興亜㈱の運転診断関連サービスの運用フェーズにおける外注費等により利益が圧迫されておりましたが、追加サービスの導入により前年同期に比べ利益が増加しました。

 以上の結果、売上収益は2,350百万円(前年同期比11.5%増)、セグメント利益は446百万円(同41.8%増)となりました。

 

② SFA事業

 売上収益につきましては、主力製品であるCRM/SFAソフトウェア「eセールスマネージャー」が、大型案件の獲得等により好調に推移いたしました。また、営業課題にフォーカスしたコンサルティング、スキルトレーニングの需要も根強く、増収となりました。一方、セグメント利益につきましては、中長期の成長に向けて商品開発投資などを行った結果減益となりました。

 以上の結果、売上収益は3,140百万円(前年同期比6.7%増)、セグメント利益は542百万円(同12.2%減)となりました。

 

③ フィールドマーケティング事業

 売上収益につきましては、フィールド活動一括受託、派遣事業などのストックビジネスが堅調に推移したことに加え、店頭構築等のスポット案件が年初以降復調したことにより増収となりました。セグメント利益につきましては、増収となったものの、更なる成長に向けて従業員数を増加させたことによる人件費増加等により前年並みとなりました。

 以上の結果、売上収益2,479百万円(前年同期比3.4%増)、セグメント利益は185百万円(同0.3%増)となりました。

 

④ カスタマーサポート事業

 コールセンター運営における諸課題をワンストップで解決するカスタマーサポートコンサルティング事業を展開する㈱レオコネクトを、平成30年2月28日より連結しております。主に光通信グループ各社商材に対するインバウンドコールセンター業務を請けており、売上収益202百万円、セグメント利益は1百万円となりました。

 

⑤ その他

 EC事業については、㈱plubeにおいて対戦型ゲームのトレーディングカードを売買するECサイトを運営しております。当該EC事業の当第3四半期連結累計期間における該当期間の売上収益は376百万円となりました。

 システム開発事業については、一部大型案件の規模縮小の影響により、売上収益は257百万円(前年同期比30.5%減)となりました。

 出版事業については、書籍販売が復調したことにより、売上収益は248百万円(同18.3%増)となりました。

 また、セグメント利益については49百万円(同397.5%増)となりました。

 

(2) 財政状態の状況

(資産)

 資産につきましては、前連結会計年度末に比べ1,727百万円増加し、16,668百万円となりました。その主な要因は、現金及び現金同等物の増加460百万円、営業債権及びその他の債権の増加960百万円及びその他の長期金融資産の増加122百万円等によるものであります。

(負債)

 負債につきましては、前連結会計年度末に比べ1,252百万円増加し、8,274百万円となりました。その主な要因は、流動負債の社債及び借入金の増加928百万円、固定負債の社債及び借入金の増加174百万円等によるものであります。

(資本)

 資本につきましては、前連結会計年度末に比べ474百万円増加し、8,393百万円となりました。その主な要因は、親会社の所有者に帰属する四半期利益555百万円、非支配持分に帰属する四半期利益287百万円及び配当による利益剰余金の減少320百万円等によるものであります。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

 当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ460百万円増加し、5,459百万円となりました。

 当第3四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次の通りであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当第3四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、745百万円の流入(前年同期は220百万円の流入)となりました。この主な要因は、税引前四半期利益1,220百万円、減価償却費及び償却費253百万円、営業債権及びその他の債権の増加△349百万円、営業債務及びその他の債務の減少△251百万円、法人所得税の支払額269百万円等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当第3四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、534百万円の流出(前年同期は670百万円の流出)となりました。この主な要因は、有形固定資産の取得による支出△150百万円、無形資産の取得による支出△243百万円、移転及び増床に伴う敷金及び保証金の差入による支出△124百万円等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当第3四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、249百万円の流入(前年同期は538百万円の流入)となりました。この主な要因は、長期借入による収入1,200百万円、長期借入金の返済による支出△541百万円、社債償還による支出△216百万円等によるものであります。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当企業集団が対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5) 研究開発活動

 該当事項はありません。