当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
当第2四半期連結累計期間におきましては、コロナ禍からの国内消費の本格的回復に加え、訪日外国人客数の増加によるインバウンド需要の拡大と、経済活動は前四半期にも増して良化しております。
しかしながら、ウェディングマーケットにおいては、婚姻件数が、コロナ禍で減少した水準のまま低迷しており、回復には時間を要するものと見ております。
当社グループにおきましては、主力の婚礼事業における施行件数の減少を婚礼単価の増加でカバーすることができず、減収減益となりました。一方、ホテル事業につきましては、インバウンド需要拡大の影響により、客室の稼働率及び平均客室単価が高い水準で推移しております。その他、ハネムーン旅行を中心とした旅行事業、直営レストランなども、当初計画を上回る進捗となっております。
以上の結果、売上高216億62百万円(前年同四半期比4.2%減)、営業利益14億10百万円(前年同四半期比49.5%減)、経常利益11億69百万円(前年同四半期比54.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益7億44百万円(前年同四半期比82.2%減)となりました。
なお、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同四半期において減資にともなう繰延税金資産の回収可能性の見直しを行った影響により14億2百万円増加していた反動のため、減益幅が大きくなっております。
事業別の業績は次の通りです。
国内ウェディング事業
(ウェディング)
直営店の施行件数は、4,899組(前年同四半期比620組減)、婚礼単価は3,851千円(前年同四半期比151千円増)となりました。施行件数の減少は、第1四半期の四半期報告書にも記載の通り大きく2点要因があります。1点目は、当社における婚礼は、受注から施行まで平均で6か月~8か月程度の期間があり、当第2四半期連結累計期間中の施行件数はコロナ禍における受注の低調さが影響しているためです。2点目は、一昨年前に予定されていた婚礼でコロナ禍を理由として延期されたものの多くが前期中に行われたことにより、前年同期の婚礼取扱組数が増加していたことの反動です。
一方、今後の業績に寄与する受注は堅調に推移しております。ウェディング全般における市場環境の低迷を踏まえ、当社グループでは広告宣伝費の増加など積極的な営業投資を行っております。その結果、受注件数は前年同四半期を上回り、当第2四半期連結会計期間末における受注残組数は、前年同四半期末比で100%を超える状況まで回復いたしております。
また、コロナ禍で落ち込んだ列席者数が回復傾向にあり、これに伴い婚礼単価も改善しております。
(ホテル)
インバウンド需要の拡大に伴い、当社グループの運営するホテルにおいても平均客室単価、客室稼働率ともに、前年同期を上回っております。2023年9月には、TRUNK(HOTEL)2号店となる、TRUNK(HOTEL) YOYOGI PARK(東京都渋谷区富ヶ谷) をOPENし、こちらの業績も堅調に推移しております。
以上の結果、売上高210億99百万円(前年同期比5.3%減)、営業利益22億91百万円(前年同期比37.9%減)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間におけるキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが87百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが16億68百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが11億80百万円の支出となり、この結果、当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、94億57百万円(前年同四半期は121億3百万円)となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は87百万円(前年同四半期は16億96百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益11億69百万円、減価償却費7億87百万円、未払金の減額12億38百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は16億68百万円(前年同四半期は8億3百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出16億28百万円、敷金及び保証金の差入による支出63百万円、ソフトウエアの取得による支出56百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は11億80百万円(前年同四半期は2億58百万円の支出)となりました。これは主に長期借入れによる収入23億30百万円、短期借入金の純減額2億円、長期借入れの返済による支出28億24百万円、配当金の支払額3億62百万円等によるものであります。
前連結会計年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更を行っておりません。
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
該当事項はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。