第2【事業の状況】

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経営方針

 当社は、会社に係わるすべての人々との信頼関係を築き、情報通信ビジネスのOnly OneでNo.1を目指すべく、8つの経営に係わる基本方針を掲げております。

① 私たちは、魅力ある製品・サービスを通して、感動と喜びをお届けします。

② 私たちは、グループ一体となって、「安心」と「信頼」の西菱品質をお届けします。

③ 私たちは、情熱を持って仕事に取り組み、家族や社会に誇れる会社を創ります。

④ 私たちは、グループのコミュニケーションを高め、活気ある会社を創ります。

⑤ 私たちは、企業価値を高め、永続的に成長・発展する企業を目指します。

⑥ 私たちは、すべての製品・サービスを通して、豊かで安心・安全・快適な社会の実現に取り組みます。

⑦ 私たちは、企業活動を通して、地域社会の発展と地球環境の保全に貢献します。

⑧ 私たちは、いかなる時も誠実に行動し、コンプライアンスを徹底します。

 

(2)経営戦略及び目標とする経営指標

 当社グループは、「“One Seiryo”For New Value~西菱電機グループの総合力で世の中に新しい価値を~」をスローガンとした中期経営計画を策定し、「マーケット・顧客の拡大」「新規領域への展開・新規事業の創出」「事業競争力の強化」「人材の育成・組織体制の強化」の4つの基本戦略を軸に企業価値拡大に取り組んでまいります。

<情報通信端末事業>

①ショップ運営事業

 a.高い店舗運営力を武器に“お客様に選ばれる店舗づくり”を追求

 b.店舗運営ノウハウをソリューションで新たな付加価値へ

②リペアサービス事業

 a.徹底した生産性の追求による事業競争力の確保

 b.キャリア、メーカー、業界に捉われないサービスプラットフォーム構築

 

<情報通信システム事業>

①社会システム事業

 a.長年培ったノウハウとワンストップの一貫体制を活用し、より安心・安全・快適な社会の実現に貢献する

②通信システム事業

 a.当社グループの「アプリケーション」「技術」「運用」「デバイス」などの資産と市場の多種多様な「技術」「デバイス」などを組み合わせ、最適なソリューションを提供

 b.通信と映像を融合した新たなソリューション事業を創出する

③サービス&サポート事業

 a.様々な通信を取り扱う“通信の技術屋さん”から「通信を活かした運用支援、サービスを提供する付加価値事業」へ進化

 

<新規事業開拓>

①通信サービス事業への進出

 a.情報通信に係わる多彩な技術・ノウハウを保有していることを強みに新事業を創出

②海外市場への進出

 a.西菱電機グループのノウハウを武器に、“One Seiryo”を海外市場に

 

 また、目標とする経営指標は以下の通りであります。

指標(連結)

目標(平成33年3月期)

売上高

300億円

経常利益

10億円

ROE

10%以上

 

(3)経営環境

 当社グループの関連する業界では、情報通信端末事業におきましては、スマートフォンやタブレット型多機能端末市場は、携帯端末の出荷台数が減少傾向にあり、MVNO市場や中古端末市場が拡大する中、コンテンツの充実やサービスの多様化が差別化のカギとなっています。情報通信システム事業におきましては、豪雨、地震、豪雪などの自然災害の多発により、国民の安心・安全な暮らしを守る社会インフラの整備・強化が求められています。また、政府が成長戦略に盛り込む第4次産業革命が進んでおり、ビッグデータ、IoT、AI、ブロックチェーンなどの新技術に注目が集まり、大きな発展が期待されております。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

① 事業規模拡大・収益力増強に向けた取り組み

 当社グループは、中期経営計画で掲げる経営戦略のもと、各種システム開発、販売促進、新規市場・新規事業開拓などの投資を引き続き行います。次期(平成31年3月期)では、ICTソリューションを柱に安心・安全対策を主とする情報通信システム事業を強化・拡大させるとともに、情報通信端末事業におきましても、地域店舗戦略の強化・修理技術の向上を図り、事業規模の維持・拡大を目指します。また、競争力強化・新規顧客開拓を目的に、両事業領域・分野の融合による新規アイテム・サービスの開発及びソリューションの提供に取り組みます。

 事業別では以下の施策を実行してまいります。

<情報通信端末事業>

 情報通信端末事業におきましては、携帯端末販売はMVNOの台頭、キャリアショップでの多岐にわたる商品・サービスの取扱開始など大きな転換期を迎える中、顧客満足度の向上を目指し、お客様にお選び頂ける店舗創りに取り組みます。また、当年度に新たに出店したauショップ五條やauショップ三宮センター街の収益力向上、事業拡大に向けた新店舗出店にも積極的に取り組んでまいります。店舗運営システムについては全国のドコモショップ及び異業種への拡販に引き続き取り組みます。携帯端末修理再生では、引き続き生産性の向上により収益力の向上に取り組みます。

<情報通信システム事業>

 情報通信システム事業におきましては、官公庁向けでは防災・減災対策の充実、インフラ老朽化対策の推進などにより、引き続き需要は堅調に推移すると予測されます。このような中、各種防災行政無線システムや河川監視システムなどを中心に防災・減災需要の取込、保守などストックビジネスの確保に取り組みます。防災行政無線システムにつきましては、デジタル無線方式を活用した防災行政無線システムをラインナップに加え、当年度には和歌山市防災行政無線設備再整備事業を受注いたしました。今後も、全国の市町村を中心とした新たな市場の取込を図ります。また、これまでに開発いたしましたラジオ再放送システムや高機能型遠隔監視装置「TM-501」などを活用したソリューション製品の拡販を図ります。民間向けでは、IP無線機の新製品としてLTE対応の車載型業務用IP無線機「SoftBank 601SJ」を発売。更に製品ラインナップを拡充し、お客様のニーズに合わせた各種情報通信システムによるソリューションの提供を実現します。また、海外市場への参入・注目を集めるIoTを活用したソリューションなど新規事業分野への進出も視野に、体制構築を進めてまいります。IP無線システムなどのクラウドサービスについては、更なるサービスの安定化とよりよいサービスの提供に努めます。

② コーポレート・ガバナンス強化に向けた取り組み

 当社グループは、企業価値を永続的に高め、全ての利害関係者に貢献するために、経営の効率性を追求し、社会的責任を果たすことが重要であると考えております。その実現のため、今後も内部統制を一層強化するとともに、コーポレート・ガバナンスの充実強化に努めてまいります。

③ 社会・環境への継続的な取り組み

 当社グループは、企業活動におけるコンプライアンスの重要性を深く認識し、コンプライアンス行動指針を定めております。この方針の下、社会・環境への継続的な取り組みを推進してまいります。

<品質管理・環境問題への取り組み>

 当社は、すべての人々に信頼される情報通信サービスの提供を行うために、開発・製造・販売・修理部門で国際規格である品質マネジメントシステムISO9001:2015認証を取得するとともに、全社で環境マネジメントシステムISO14001:2004の各認証を取得し、品質及び環境へ配慮した事業の拡大を推進します。

<情報セキュリティの取り組み>

 当社は、プライバシーマークの認証を取得し、又、開発部門において国際規格である情報セキュリティマネジメントシステムISO/IEC27001:2005を取得しております。今後も、顧客との信頼関係を第一として、顧客の情報資産及び当社の情報資産を過失、事故、災害、犯罪などのあらゆる脅威から守り、顧客に安全かつ充実したサービスを継続的に提供します。そのために「個人情報の保護に関する法律」をはじめ、国が定める指針及びその他の規範に基づき、情報セキュリティポリシーを定め、この方針の下、継続的に情報管理を徹底してまいります。

 

(5)経営者の問題認識と今後の方針について

 当社グループの経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善の経営方針を立案するよう努めておりますが、近年の情報通信ビジネス環境の変化から判断して、今後も当該分野に関しては大きな進化を遂げていくものと思われます。

 このような情報通信システムに対するニーズが今後も進化・多様化すると予想される中、常に顧客満足度を維持し向上していくことを重要課題として位置付け、お客様本位の提案活動を行うとともに、ソリューションサービスの向上・技術力強化を目的とした投資を積極的に推進します。

 また、それを支えるために、従業員に対する成果主義に基づく人事処遇制度を徹底するとともに、適宜教育や研修等の実施により、必要な技術力を絶えず維持することで、サービス力の向上と生産性の改善を目指してまいります。

 

2【事業等のリスク】

 当社グループの業績及び財務内容等に影響を及ぼす可能性のある主なリスクは、以下のとおりです。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経済状況について

 当社グループは、民間向けでは景気の変動などにより、官公庁向けでは予算状況によっては、当社グループの財政状況及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2)市場関連について

 情報通信端末事業におきましては、携帯端末販売では、電気通信事業者の販売奨励金制度の見直し、販売代理店による店舗支援策の変更などにより、業績に影響を与える可能性があります。携帯端末修理再生では、修理受付台数の増減、修理単価の増減により、業績に影響を与える可能性があります。パソコン販売では、パソコン販売台数やサービス会員数が急激に減少した場合、業績予測を下回る可能性があります。

 情報通信システム事業では、ソフトバンク株式会社向けIP無線事業について市場稼働台数の変動により業績に影響を与える可能性があります。これらの場合は、当社グループの経営成績が影響を受ける可能性があります。

 

(3)市場での競合について

 情報通信端末事業では、携帯端末販売店舗及びパソコン販売店舗の出店時に立地環境を調査し、条件の良好な場所に出店しておりますが、近隣への競合店の出店並びにMVNO市場や中古端末市場拡大などの環境変化により予測を下回る可能性があります。また、情報通信システム事業では、同業者との価格競争、通信機器システム分野における携帯端末など、各分野での代替機器との競合により予測を下回る可能性があります。これらの場合は、当社グループの経営成績が影響を受ける可能性があります。

 

(4)システム障害について

 当社グループが提供するクラウドサービス及びそれに関連する事業は、通信ネットワークに依存しているため、災害や事故等による通信ネットワークの切断、急激なアクセス集中によるサーバーの一時的な作動不能、コンピューターウイルスによる被害、サーバー・ソフトウェアの不具合など、又は人為的な過失による滅失・毀損による接続障害等が生じた場合には、当社のサーバーに接続することが出来ない事態が生じることがあります。これらのサーバー接続障害が当社の責めに帰すべき事由により発生した場合には、当社に対する損害賠償請求や訴訟が生じるなど、当社グループが提供するサービスへの信頼喪失を招き、当社グループの事業及び経営成績並びに企業としての社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5)製品の品質等について

 当社グループは、製品の品質や信頼性の向上に常に努力を払っておりますが、製品の性能、納期上の問題や製品に起因する安全上の問題について契約相手方やその他の第三者から請求を受け、また訴訟等を提起される可能性があります。また、当社グループが最終的に支払うべき賠償額が製造物責任賠償保険等でカバーされるという保証はありません。

 

(6)主要仕入先について

 当社グループは三菱電機グループ並びに兼松コミュニケーションズ株式会社等の主要仕入先と販売代理店契約等を締結しております。これら主要仕入先との取引は安定的に推移しておりますが、仕入先の経営戦略に変更等が生じた場合や、何らかの理由で商品の調達が困難になった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(7)有価証券の保有について

 当社グループが保有する有価証券は、業務上取引のある金融機関や企業の株式が大半を占めておりますが、投資先の業績や証券市場の動向により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8)退職給付債務について

 当社グループの従業員退職給付債務及び費用は、割引率等数理計算で設定される前提条件や年金資産の長期期待運用収益率等に基づいて算定されており、実際の結果が前提条件と異なる場合又は変更された場合、その影響は将来期間の当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(9)債権管理について

 当社グループの取引先の業況には十分注意し、信用状態の継続的な把握をするなど、不良債権の発生防止に努めており、必要に応じて引当の確保に努めております。また、貸倒引当金の計上に関しては、一般債権については貸倒実績率による計算額を、貸倒懸念債権等特定の債権については、個別に回収可能性を検討し回収不能見込額を計上しておりますが、景気の動向等によっては、貸倒引当金の積み増しを要する事態が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(10)情報管理について

 当社グループは、事業を行うに当たり取引先や営業に関する情報、又は当社グループや取引先の技術情報等、当社グループの事業に関して多くの秘密情報を保有しております。当社グループは秘密情報の管理の徹底を図っておりますが、予期せぬ事態により情報が流出した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(11)自然災害、事故災害について

 地震、台風等の自然災害や火災等の事故災害が発生し、当社グループの拠点や仕入先の設備等に大きな被害が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

①経営成績の状況

 当連結会計年度における国内経済は、企業収益の改善や堅調な雇用環境を背景に引き続き緩やかな回復基調で推移いたしました。海外経済においても、堅調な米国や欧州を中心に底堅く推移しているものの、いまだ海外の不安定な政治動向や地政学的リスクの影響が懸念されており、先行きは不透明な状況にあります。

 当社グループの関連する業界では、情報通信端末事業におきましては、スマートフォンやタブレット型多機能端末市場は、携帯端末の出荷台数が減少傾向にあり、MVNO市場や中古端末市場が拡大する中、コンテンツの充実やサービスの多様化が差別化のカギとなっています。情報通信システム事業におきましては、地震、台風、豪雨、豪雪などの自然災害の多発により、国民の安心・安全な暮らしを守る社会インフラの整備・強化が求められています。また、政府が成長戦略に盛り込む第4次産業革命が進んでおり、ビッグデータ、IoT、AI、ブロックチェーンなどの新技術に注目が集まり、大きな発展が期待されております。

 このような状況下、当連結会計年度の業績は、売上高207億22百万円(前年度比0.4%増)、営業利益3億13百万円(同140.9%増)、経常利益3億41百万円(同101.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1億98百万円(同193.7%増)となりました。

 

 セグメントの業績は、次のとおりであります。

  情報通信端末事業

 売上高は95億40百万円(前年度比3.3%増)、営業利益は8億74百万円(同85.9%増)となりました。

  情報通信システム事業

 売上高は111億96百万円(前年度比1.7%減)、営業利益は6億95百万円(同12.4%減)となりました。

 

②財政状態の状況

(流動資産)

 当連結会計年度末における流動資産の残高は、91億64百万円(前連結会計年度末は89億27百万円)となり、2億37百万円増加しました。主な要因は、商品及び製品の2億45百万円増加によるものです。

(固定資産)

 当連結会計年度末における固定資産の残高は、18億36百万円(前連結会計年度末は17億43百万円)となり、92百万円増加しました。主な要因は、有形固定資産の1億14百万円増加によるものです。

(流動負債)

 当連結会計年度末における流動負債の残高は、58億4百万円(前連結会計年度末は54億61百万円)となり、3億43百万円増加しました。主な要因は、支払手形及び買掛金4億6百万円の減少に対し、短期借入金3億円の増加、賞与引当金1億57百万円の増加、流動負債その他の2億42百万円の増加などによるものです。

(固定負債)

 当連結会計年度末における固定負債の残高は、1億93百万円(前連結会計年度末は2億93百万円)となり、99百万円減少しました。主な要因は、長期借入金の返済による80百万円の減少によるものです。

(純資産)

 当連結会計年度末における純資産の残高は、50億2百万円(前連結会計年度末は49億15百万円)となり、86百万円増加しました。親会社株主に帰属する当期純利益1億98百万円及び退職給付に係る調整累計額42百万円の増加、剰余金の配当1億39百万円などによるものです。

 

 

③キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度に比べ4百万円増加し、8億65百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果、得られた資金は2億1百万円(前連結会計年度は39百万円の支出)となりました。これは主に、仕入債務の減少4億6百万円などにより資金が減少しましたが、税金等調整前当期純利益3億31百万円、売上債権の減少2億16百万円、賞与引当金の増加1億57百万円などにより資金が増加したことによるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果、使用した資金は1億99百万円(前連結会計年度は47百万円の支出)となりました。これは主に、差入保証金の差入による支出1億13百万円、有形固定資産の取得58百万円により資金が減少したことなどによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果、得られた資金は2百万円(前連結会計年度は0百万円の支出)となりました。これは主に、配当金の支払1億39百万円、長期借入金の返済1億56百万円により資金は減少しましたが、短期借入金の純増額3億円により資金が増加したことなどによるものです

 

④生産、受注及び販売の実績

 「生産、受注及び販売の実績」の金額には、消費税等は含まれておりません。

a.生産実績

 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 平成29年4月1日

至 平成30年3月31日)

前年同期比(%)

情報通信端末事業

(百万円)

2,333

99.0

情報通信システム事業

(百万円)

11,188

98.2

合計

(百万円)

13,522

98.3

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。

2.上記の生産実績は販売価格によっております。

3.情報通信端末事業の生産実績については、携帯情報通信端末の修理再生などであります。

 

b.商品仕入実績

 当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 平成29年4月1日

至 平成30年3月31日)

前年同期比(%)

情報通信端末事業

(百万円)

5,162

105.6

情報通信システム事業

(百万円)

合計

(百万円)

5,162

105.6

(注) 情報通信端末事業の修理再生部門及び情報通信システム事業については、商品仕入高がないため記載しておりません。

 

 

c.受注実績

 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 平成29年4月1日

至 平成30年3月31日)

受注高(百万円)

前年同期比(%)

受注残高(百万円)

前年同期比(%)

情報通信端末事業

2,322

100.2

27

70.1

情報通信システム事業

11,930

86.5

5,024

117.3

合計

14,253

88.4

5,052

116.9

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。

2.情報通信端末事業の受注高については、携帯情報通信端末の修理再生などであります。

 

d.販売実績

 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 平成29年4月1日

至 平成30年3月31日)

前年同期比(%)

情報通信端末事業

(百万円)

9,534

103.2

情報通信システム事業

(百万円)

11,188

98.2

合計

(百万円)

20,722

100.4

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。

2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。

 

相手先

前連結会計年度

(自 平成28年4月1日

至 平成29年3月31日)

当連結会計年度

(自 平成29年4月1日

至 平成30年3月31日)

金額(百万円)

割合(%)

金額(百万円)

割合(%)

三菱電機株式会社

3,199

15.5

3,139

15.1

兼松コミュニケーションズ株式会社

4,163

20.2

4,367

21.1

(注) 兼松コミュニケーションズ株式会社は、平成29年4月1日付で株式会社ダイヤモンドテレコムを吸収合併しております。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

①重要な会計方針及び見積り

 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、決算日における資産・負債の報告数値、報告期間における収入・費用の報告数値に影響を与える見積りは、主に工事進行基準、のれん、貸倒引当金、賞与引当金及び法人税等であり、継続して見積り及び判断・評価を行っております。

 なお、見積り及び判断・評価については、過去の実績や状況に応じて合理的と考えられる要因に基づいておりますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は異なる場合があります。

 

 

②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

 当連結会計年度の売上高は、IP無線関連事業の不振や三菱電機株式会社向け陸上端局装置の社内検査、現地調整業務の減少があったものの、官公庁向けシステムの受注増、携帯端末販売の販売台数増などもあり、前年同期に比べ増収となりました。経常利益は携帯端末修理再生において、前年度より取り組んだ生産性改善が大きく寄与したことなどから増益となりました。また、「市町村防災行政無線システム」などの新システムや「IoT関連事業」などの新規事業開発など、事業拡大に向けた開発投資、販売促進投資、社内体制強化などの投資を引き続き積極的に推進しております。

 

 セグメントの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

 

a. 情報通信端末事業

 情報通信端末事業におきましては、携帯端末販売では販売台数が増加したことに加え、スマートフォン関連商材となるアクセサリー商品や、タブレット、光回線など付加価値商材提案による収益性の向上に努め、売上・利益ともに堅調に推移しております。また、当年度にはauショップ2店舗を増店し、更なる事業拡大に取り組んでおります。携帯端末修理再生では、前年度より取り組んでいた生産性改善が業績に大きく寄与したことから、増益となりました。また、携帯電話ショップ向けに自社開発した店舗運営システムは全国のドコモショップに順調に納入が進んでおります。更に、異業種向け発券機システムとしても拡販に注力しており、当年度においては東京都世田谷区様に窓口ご案内システムを納入いたしました。

 これらの結果、情報通信端末事業での売上高は95億40百万円(前年度比3.3%増)、営業利益は8億74百万円(同85.9%増)となりました。

b. 情報通信システム事業

 情報通信システム事業におきましては、事業譲受した市町村防災行政無線システムなど官公庁向けシステムの大口案件の増加があったものの、IP無線関連事業の不振や三菱電機株式会社向け陸上端局装置の社内検査、現地調整業務の減少などにより、減収となりました。加えて、有料道路向け受注案件の急激な損益悪化、市町村防災行政無線システム、IoT関連事業への積極的な開発投資などにより、前年同期に比べ減益となりました。

 これらの結果、情報通信システム事業の売上高は111億96百万円(前年度比1.7%減)、営業利益は6億95百万円(同12.4%減)となりました。

 

③資本の財源及び資金の流動性についての分析

a. キャッシュ・フロー

 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

b. 資金需要

 当社グループの資金需要は主に大きく分けて運転資金需要と設備資金需要の2つがあります。運転資金需要のうち主なものは商品の仕入、システム設計や製品製造等における材料仕入、外注費等の製造/設計等費用、共通するものとして販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。また、設備資金需要としましては、主に事業運営のための店舗・拠点関連投資やシステム開発・設計などに係る設備投資などであります。

c. 財務政策

 当社グループは現在、運転資金につきましては、内部資金より充当し、不足が生じた場合は短期借入金で調達を行っております。また、設備資金につきましては、内部資金で不足する場合は、長期借入金により調達を行っております。

 

4【経営上の重要な契約等】

 

契約会社

締結年月

契約の名称

相手先

契約概要(期間、対価(率及び額)等を含む)

当社

平成5年9月

取引基本契約

三菱電機株式会社通信機製作所

継続的な取引に関する基本的事項

(1年毎自動更新)

当社

平成6年4月

代理店契約

兼松コミュニケーションズ株式会社

代理店契約(1年毎自動更新)、

手数料規定を含む

当社

平成7年9月

取引基本契約

三菱電機株式会社

代理店契約(1年毎自動更新)、

契約額の手数料規定を含む

当社

平成16年5月

フランチャイズ契約

株式会社ピーシーデポコーポレーション

PC DEPOTブランドによる関西地区での郊外型パソコン総合店の出店契約

(5年契約、以降2年毎自動更新)

当社

平成25年1月

取引基本契約

ソフトバンク株式会社

継続的な取引に関する基本的事項

(1年毎自動更新)

コムテック

サービス

株式会社

平成25年11月

代理店契約

KDDI株式会社

代理店契約(1年毎自動更新)、

手数料規定を含む

(注) 兼松コミュニケーションズ株式会社は、平成29年4月1日付で株式会社ダイヤモンドテレコムを吸収合併しております。

 

5【研究開発活動】

 当連結会計年度における当社グループの研究開発の目的、内容、成果及び研究開発費は次のとおりであります。

・情報通信端末事業

該当はありません。

・情報通信システム事業

 安心・安全をキーワードとした、顧客ニーズに合致するシステム・製品・サービスの提供を拡充すべく、各種情報通信システムの開発に注力しております。これらの情報通信システム事業における研究開発費は1億14百万円であります。