第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間における国内経済は、政府や日本銀行の各種施策の推進により、企業収益や雇用環境の改善が見られるなど、緩やかに拡大しました。一方、先進国の政策運営や、北朝鮮情勢の動向など世界情勢は先行き不透明な状況が続いております。

 当社グループの関連する業界では、情報通信端末事業におきましてはスマートフォンが過去最高の出荷台数を記録するなど、販売台数は堅調に推移しております。また、MVNO市場の拡大や、中国製端末の伸長、政府による通信料金への言及など市場環境が大きな変革を迎える中、コンテンツの充実やサービスの多様化が差別化のカギとなっています。情報通信システム事業におきましては、近年、頻繁に発生する台風、豪雨災害や地震被害などから、国民の安心・安全な暮らしを守る社会インフラの整備・強化が求められています。また、官公庁において、ICT投資を推進する動きが活発化するとともに、セキュリティ対策への関心が高まっております。

 このような状況下、当社グループの売上高は、官公庁向け大口受注増、携帯端末販売の販売台数増などにより増収となりました。経常損益は、有料道路向け受注案件の急激な損益悪化、「市町村防災行政無線システム」、「IoT関連事業」をはじめとした新規事業開発、規模拡大に向けた社内体制強化、販売促進などの積極的な投資により減益となりました。

 これらの結果、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高85億31百万円(前年同期比7.2%増)、営業損失2億23百万円(前年同期は営業損失88百万円)、経常損失2億25百万円(前年同期は経常損失92百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失1億64百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失82百万円)となりました。

 セグメントの経営成績は、次のとおりであります。なお、前連結会計年度において、「情報通信システム事業」に区分しておりましたIoT事業について、更なる事業体制の強化、新規事業開発の加速を目的に事業体制を分離いたしました。それに伴い第1四半期連結会計期間から、報告セグメントの区分を変更しており、当四半期連結累計期間の比較及び分析は、変更後のセグメント区分に基づいています。

a. 情報通信端末事業

 情報通信端末事業におきましては、携帯端末販売は昨年度からの増店や販売力強化により販売台数は増加いたしました。利益面では、昨年度に加わった新店舗の負担増があったものの、スマートフォン関連商材となるアクセサリー品など付加価値商材提案による収益性向上に努め、売上・利益ともに堅調に推移しております。

 これらの結果、情報通信端末事業での売上高は46億41百万円(前年同期比7.1%増)、営業利益は4億47百万円(前年同期は営業利益4億51百万円)となりました。

b. 情報通信システム事業

 情報通信システム事業におきましては、官公庁向け受注増などにより増収となったものの、有料道路向け受注案件の急激な損益悪化の影響により減益となりました。「市町村防災行政無線システム」などへの積極的な開発投資は引き続き推進しております。

 これらの結果、情報通信システム事業での売上高は38億96百万円(前年同期比7.5%増)、営業利益は0百万円(前年同期は営業利益18百万円)となりました。

 なお、情報通信システム事業における官公庁向けの売上高は、通常の営業形態として、第4四半期に完成する割合が大きいため、経営成績に季節的変動があります。

 

c. IoT事業

 IoT事業におきましては、「Seiryo Business Platform(SBP)」のIoTサービス展開に向けた各種サービス開発、事業立ち上げに向けた社内体制整備への積極的な投資を行いました。

 当第2四半期連結累計期間にかけては、「Seiryo Business Platform(SBP)」を活用した製品・サービスパッケージを打ち出すとともに、自治体・企業と連携した実証実験を進めるなど積極的な活動を展開しております。

 これらの結果、IoT事業での営業損失は74百万円(前年同期は営業損失47百万円)となりました。

 「Seiryo Business Platform(SBP)」では、これまでのICTソリューション企業として培ってきた無線通信、システム開発、クラウドサービスなどの知見を活かし、“モノのインターネット(Internet of Things)”と“現場コミュニケーション(Field-Communication)”を一つのプラットフォームとすることで、現場の改善に必要な“人やモノの見える化”とチーム内の“コミュニケーション強化”を促進し、従来よりも広い業種業態で生産性向上、業務効率化、働き方改革などに資することができます。

 今後も同サービスのサービス拡大による事業拡大に向け積極的な活動を行ってまいります。

 

②財政状態の状況

(流動資産)

 当第2四半期連結会計期間末における流動資産の残高は、61億41百万円(前連結会計年度末は89億31百万円)となり、27億90百万円減少しました。主な要因は、売上高の季節的変動による受取手形及び売掛金の35億75百万円減少によるものです。

(固定資産)

 当第2四半期連結会計期間末における固定資産の残高は、21億33百万円(前連結会計年度末は20億63百万円)となり、69百万円増加しました。主な要因は、繰延税金資産の77百万円増加によるものです。

(流動負債)

 当第2四半期連結会計期間末における流動負債の残高は、33億8百万円(前連結会計年度末は58億4百万円)となり、24億96百万円減少しました。主な要因は、支払手形及び買掛金の15億17百万円減少によるものです。

(固定負債)

 当第2四半期連結会計期間末における固定負債の残高は、1億84百万円(前連結会計年度末は1億88百万円)となり、3百万円減少しました。主な要因は、退職給付に係る負債の5百万円減少によるものです。

(純資産)

 当第2四半期連結会計期間末における純資産の残高は、47億82百万円(前連結会計年度末は50億2百万円)となり、2億20百万円減少しました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純損失1億64百万円、剰余金の配当62百万円によるものです。

 

 なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ2億15百万円増加し、10億81百万円となりました。

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果、得られた資金は12億26百万円(前年同期は7億82百万円の収入)となりました。これは主に、仕入債務の減少15億17百万円、たな卸資産の増加4億80百万円、賞与引当金の減少2億72百万円、税金等調整前四半期純損失2億25百万円などにより資金が減少しましたが、売上債権の減少35億75百万円などにより資金が増加したことによるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果、使用した資金は1億66百万円(前年同期は1億8百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得1億78百万円などにより資金が減少したことによるものです。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果、使用した資金は8億44百万円(前年同期は5億82百万円の支出)となりました。これは主に、短期借入金の純減額7億円、長期借入金の返済79百万円、配当金の支払63百万円などにより資金が減少したことによるものです。

(3)経営方針・経営戦略等

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間における当社グループの研究開発の目的、内容、成果及び研究開発費は次のとおりであります。

・情報通信システム事業

 安心・安全をキーワードとした、顧客ニーズに合致するシステム・製品・サービスの提供を拡充すべく、各種情報通信システムの開発に注力しております。これらの情報通信システム事業における研究開発費は63百万円であります。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。