当第1四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間における国内経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う緊急事態宣言の発出とそれに伴う自粛ムードの一層の高まりを受け、経済活動が急速に停滞。国内外経済に深刻な影響が出ております。緊急事態宣言は5月をもっておおむね解除されたものの、第2波への懸念、新たな生活様式に基づく行動変化による市場への影響など景気の先行きは一層不透明な状況となっております。
当社グループの関連する業界では、情報通信端末事業におきましては、スマートフォンの普及がひと段落し販売が鈍化する中、分離プランの主流化による端末代金の高額化、MVNO市場の伸長、5G移行など市場環境は大きな変革期にあります。情報通信システム事業におきましては、依然として頻発する豪雨災害や地震被害などから、国民の安心・安全な暮らしを守る社会インフラの整備・強化が求められています。また、ビッグデータ、IoT、AI、ブロックチェーン、大容量通信などの新技術を活用した製品・サービスが注目を集め、これら技術をあらゆる分野へ活用すべくICT投資を推進する動きが活発化しております。また、各事業ともに、新型コロナウイルス感染症の感染拡大をきっかけとした新たな生活様式に基づくユーザーの行動変容、市場の変化が想定されており、これらニーズへの対応、従来の事業のあり方の再設定が求められております。
このような状況下、当社グループの売上高は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う自粛の影響を受け、携帯端末販売台数の大幅減により減収となりました。経常損益は、収益率の改善や自粛に伴う固定費の減少などがあったものの、売上高大幅減の影響を受け悪化となりました。なお、「市町村防災行政無線システム」、「IoT関連事業」をはじめとした新規事業開発、規模拡大に向けた社内体制強化、販売促進などの積極的な投資は継続しております。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は売上高25億46百万円(前年同期比28.5%減)、営業損失3億6百万円(前年同期は営業損失2億10百万円)、経常損失3億11百万円(前年同期は経常損失2億15百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失2億13百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失1億48百万円)となりました。
セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
a. 情報通信端末事業
情報通信端末事業におきましては、携帯端末販売において新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う自粛の影響により販売台数が大幅減。加えて、携帯端末修理再生事業におきましても修理台数が減少し、売上高は前年比大幅減となりました。利益面では携帯端末修理再生における生産性の向上、携帯端末販売における付加価値商材提案による収益性向上に加え、自粛に伴う固定費の減少などがあったものの、売上高大幅減の影響大きく、減益となりました。
これらの結果、情報通信端末事業での売上高は13億71百万円(前年同期比38.5%減)、営業利益は1億58百万円(前年同期は営業利益2億22百万円)となりました。
b. 情報通信システム事業
情報通信システム事業におきましては、売上高は子会社である西菱電機エンジニアリング株式会社受注減、防災無線システム受注減などにより減収となりました。利益面では、原価低減などによる収益率の改善に加え、自粛期間における固定費の減少があったものの、売上高減少の影響大きく減益となりました。なお、「市町村防災行政無線システム」などへの積極的な開発投資は引き続き推進しております。
これらの結果、情報通信システム事業での売上高は11億97百万円(前年同期比10.1%減)、営業損失は90百万円(前年同期は営業損失71百万円)となりました。
なお、情報通信システム事業における官公庁向けの売上高は、通常の営業形態として、第4四半期に完成する割合が大きいため、経営成績に季節的変動があります。
c. IoT事業
IoT事業におきましては、これまでに開発した「Seiryo Business Platform(SBP)」の関連サービスの販売拡大に特化した活動を推進しております。第1四半期におきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受け、販売活動の停滞、顧客投資意欲の減退などから売上高増にはつながらなかったものの、サービス開発投資費用などの圧縮により利益面では前年比改善となりました。
これらの結果、IoT事業での売上高は0百万円(前年同期比28.1%増)、営業損失は25百万円(前年同期は営業損失41百万円)となりました。
「Seiryo Business Platform(SBP)」では、これまでのICTソリューション企業として培ってきた無線通信、システム開発、クラウドサービスなどの知見を活かし、“モノのインターネット(Internet of Things)”と“現場コミュニケーション(Field-Communication)”を一つのプラットフォームとすることで、現場の改善に必要な“人やモノの見える化”とチーム内の“コミュニケーション強化”を促進し、従来よりも広い業種業態で生産性向上、業務効率化、働き方改革などに資することができます。
今後も同サービスの拡大による事業拡大に向け積極的な活動を行ってまいります。
②財政状態の状況
(流動資産)
当第1四半期連結会計期間末における流動資産の残高は、65億31百万円(前連結会計年度末は96億5百万円)となり、30億74百万円減少しました。主な要因は、売上高の季節的変動による受取手形及び売掛金の35億56百万円減少によるものです。
(固定資産)
当第1四半期連結会計期間末における固定資産の残高は、22億74百万円(前連結会計年度末は21億95百万円)となり、79百万円増加しました。主な要因は、繰延税金資産の97百万円増加によるものです。
(流動負債)
当第1四半期連結会計期間末における流動負債の残高は、35億83百万円(前連結会計年度末は62億83百万円)となり、26億99百万円減少しました。主な要因は、支払手形及び買掛金の18億67百万円減少、短期借入金の8億円減少によるものです。
(固定負債)
当第1四半期連結会計期間末における固定負債の残高は、2億75百万円(前連結会計年度末は2億86百万円)となり、11百万円減少しました。主な要因は、退職給付に係る負債の10百万円減少によるものです。
(純資産)
当第1四半期連結会計期間末における純資産の残高は、49億47百万円(前連結会計年度末は52億31百万円)となり、2億84百万円減少しました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純損失2億13百万円、剰余金の配当80百万円によるものです。
(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3)経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社グループの研究開発費の総額は17百万円です。なお、セグメントごとの研究開発の目的、内容、成果及び研究開発費は次のとおりであります。
・情報通信端末事業
待ち時間短縮や効率的な業務運営のサポートなどサービス満足度向上を目的として、携帯ショップ向け、異業種向け、自治体向けなどの運営システムの開発に注力しております。これらの情報通信端末事業における研究開発費は1百万円であります。
・情報通信システム事業
安心・安全をキーワードとした、顧客ニーズに合致するシステム・製品・サービスの提供を拡充すべく、各種情報通信システムの開発に注力しております。これらの情報通信システム事業における研究開発費は15百万円であります。
(6)財務及び事業の方針の決定を支配する在り方に関する基本方針
当第1四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。