当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについては重要な変更はありません。
(1)経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルスの感染症の拡大が続く中、緊急事態宣言の再発出やまん延防止等重点措置の適用に伴って経済活動は停滞し、個人消費などの内需の低迷が続きました。当社グループの主要顧客であるホテル、商業施設においては外出自粛、飲食店への制限要請、各種イベントの自粛要請の影響が大きく、当社グループにおいても依然厳しい状況が続きました。
このような環境下にあって当社グループは、顧客、従業員の安全・安心の確保を最優先課題と捉え、徹底した感染防止に努めるとともに、売上の確保を第一に事業を継続してまいりました。費用面においては、雇用調整助成金の特例措置を活用することで、雇用の維持に努めました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における連結売上高は6,981百万円(前年同期比27.5%減)、連結営業損失は593百万円(前年同期は連結営業損失573百万円)、連結経常損失は26百万円(前年同期は連結経常損失283百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は199百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失200百万円)となりました。
緊急事態宣言が延長されるなか、四半期報告書提出日時点においても厳しい経営環境が続くことが見込まれ、当社グループを取り巻く環境も引き続き厳しい状況となることが予測されます。
このような先行き不透明な事業環境を勘案し、事業戦略プロジェクトを立ち上げ、グループシナジーを最大限活かすべく各事業における新たな事業領域、顧客層の開拓を推進しております。
当第3四半期連結累計期間におけるセグメント別の経営成績の概況は以下のとおりです。
①スチュワード事業
当事業は、ホテル・レストランを中心として食器洗浄及び管理業務を全国展開する当社グループの中核事業です。
当第3四半期連結累計期間においては、主要顧客であるホテル商況が一時回復の兆しが見えたものの第3回及び第4回の緊急事態宣言の再発出やまん延防止等重点措置により再び停滞、また、3件の事業所の契約終了により当第3四半期の売上高は当初計画比72%に留まりました。
このような中、新規案件獲得に向けての営業活動に注力し、新規開業ホテルにおけるスチュワード業務を1件獲得いたしました。また、新たな業様としてコロナ感染者療養ホテルの客室清掃業務を開始、1件の業務を受注いたしました。
費用面においては、雇用の安定、確保の方針のもと、社員・パート・アルバイトの休業補償を人件費として計上したことにより、第2四半期に引き続き営業損失を計上することとなりました。また、休業補償に伴う雇用調整助成金については、営業外収益に計上しております。
この結果、売上高は2,546百万円(前年同期比38.3%減)、営業損失は384百万円(前年同期は営業損失565百万円)となりました。
第4四半期については、新たに受注した総合病院での食器洗浄業務を開始予定であり、当事業にニーズのある新たな分野として医療市場での事業拡大に向け営業を強化してまいります。また、オリンピック開催に伴う商況は想定の稼働には届かないものの、一定程度の売上を見込んでおります。
②フードサービス事業
当事業は、従業員食堂・レストラン運営の受託事業及び受託給食事業を全国展開しております。
当第3四半期連結累計期間においては、緊急事態宣言の再発出やまん延防止等重点措置によりホテルの休業が続いたこと、飲食店の営業に関する制限要請によるレストラン来客数の低迷により、契約内容の見直しや4件の受託案件が終了となる等、当セグメントにおいても厳しい事業環境が続きました。
このような中、新規顧客を獲得すべく営業活動に注力し、当第3四半期連結累計期間において新たにホテル内レストラン2件、従業員食堂1件を獲得し、失注分のカバーに努めました。
費用面においては、従業員の配置見直し等により人件費の圧縮に努めるとともに、政府の各種支援を活用することにより、収益の確保と雇用の維持に努めました。
この結果、売上高は1,361百万円(前年同期比22.2%減)、営業損失は103百万円(前年同期は営業損失76百万円)となりました。
新たな取り組みとして、今後のシルバー市場への事業展開の礎とするべく、有名ホテルとの協業により老健施設へのオリジナルスイーツの提供、販売を開始いたしました。また、新たな業様としてテナントによるレストラン営業を開始、関西エリアに1店舗を開業、良い出店条件が期待できるコロナ禍により撤退したホテル、商業施設の空きテナントへの出店を検討、推進してまいります。
③空間プロデュース事業
当事業は、映像・音響・放送・セキュリティーに関する設計・施工・販売・管理・メンテナンスに加え、BGM及びフレグランスによるブランディングを提案する空間プロデュース事業としてセグメントを構成いたします。
当第3四半期連結累計期間においては、コロナ禍の影響による企業の収益悪化に伴う設備投資の見送りや、世界的な半導体不足の影響による受注案件の施工の先送り等により一般法人部門、金融営業部門で売上高が縮小しました。一方、音響機器販売部門においてリモート業務の拡大に伴うネットワーク・オーディオ需要を取り込み、大手企業の会議システムを受注したことにより、売上高は当初見込みをほぼ達成、営業利益、経常利益については見込みを大きく上回ることが出来ました。
費用面においては、配送費の削減やその他経費の圧縮に努め、見込みを抑えることが出来ました。
この結果、売上高は3,049百万円(前年同期比18.0%減)、営業利益は3百万円(前年同期比94.9%減)となりました。
緊急事態宣言の継続により販売活動が制限される中、ビジネスパートナーとのコラボレーションを強化し、ユーザー満足度アップのための商材の提案、また、サーマルカメラの顔認証システムやAVネットワークシステム等の医療市場へのアプローチを継続し、売上の向上、収益力の維持・継続に努めるとともに、新たなビジネスパートナーの開拓に注力してまいります。
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に対し、777百万円の減少により4,827百万円となりました。その主因は、現金及び預金516百万円の減少、受取手形及び売掛金241百万円の減少、並びに未収入金158百万円の減少などによるものであります。
負債の部は、前連結会計年度に対し、567百万円の減少により2,463百万円となりました。その主因は、支払手形及び買掛金120百万円の減少及び未払金157百万円の減少などによるものであります。
純資産は、209百万円減少し、2,363百万円となりました。
(3)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループにおける重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定については、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表等 注記事項 (追加情報) (新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響に関する会計上の見積り)」に記載しています。
(4)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対応すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。