文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間における日本経済の概況は、景気は緩やかに回復している中で、個人消費は持ち直しております。また、雇用・所得環境の改善傾向が続く中で、各種政策の効果もあり、緩やかな回復が続く事が期待されております。
このような環境下におきまして、当社グループは周辺売上増強、新商品・新サービスの商品化による収益源の確保に努めるとともに、コスト改善による利益率の維持向上に努めてまいりました。
セグメントごとの業績は以下のとおりであります。
① 冠婚事業
当事業では、コルティーレ茅ヶ崎及びロイヤルマナーフォートベルジュールのバンケットホールを、照明や内装を中心にリニューアルし、各ホールの差別化を図りました。ホール内の装飾を含め細部までコーディネートが可能な、世界にひとつだけのオリジナルウェディング「ハートメイドウェディング」を軸に異なるスタイルから選べるよう、各広告媒体におけるビジュアル面の強化を行うとともに、営業面では来館に繋げるための各種インターネット媒体を中心としたツールを拡充し、資料請求や来館者数の増加に努めてまいりました。
また、ロイヤルマナーフォートベルジュールにおいては、衣裳展示室を、撮影時に自由に使えるグッズやPOPを用意するなど、新規来館のお客様やゲストの方が自由に撮影できるスポットとしても使えるドレスサロンへとリニューアルし、フォトウェディングの強化を行いました。
教育面では、継続したフロントスタッフの新規対応・提案力向上への研修を実施し、営業力強化を図り婚礼成約数の増加に努めてまいりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間においては婚礼施行組数とともに、婚礼一組単価も各種オリジナル商品が寄与したこともあって増加となり、売上高は339百万円(前年同期比12.3%増加)、営業利益は47百万円(前年同期比66.5%増加)となりました。
② 葬祭事業
当事業では、前連結会計年度に開業した「湘和会堂手広」(鎌倉市笛田)が通年稼動を始め順調に施行件数を伸ばしました。
また、既存大型葬祭施設の施行件数増加を図るため、大中規模対応のフロアを残しつつ、小規模にも対応可能な改装を実施し、当第3四半期連結会計期間においては、カルチャーBONDS藤沢(藤沢市藤沢)とカルチャーBONDS小田原(小田原市多古)に家族葬専用式場を新設するとともに、ご家族が故人にゆったりと寄り添える専用安置室「貴殯室」等の整備を進めてまいりました。
商品面では、継続的な取り組みとして、社内製作による故人を中心として惜別する「追悼壇」や生花を融合させた「追悼生花祭壇」、故人を生花で囲んで送る「花園」、あらゆる音楽ソースを忠実に再現する「オリジナル大型スピーカー」等のオリジナル商品の販売を強化してまいりました。さらに、すべての施設での面前調理を実現可能にした、出来立ての天ぷら等を提供する「消臭機能付きIHクッキングワゴン」(平成29年2月特許取得)では、食を通じご家族と会葬者のふれあいの場作りの提案を実施いたしました。
営業面では、インターネットを含む各種広告媒体を駆使してより細やかな情報発信を定期的に行う等、告知活動を強化するとともに、引き続き各施設の認知度向上や生前相談者数の増加を図るため、オリジナル商品を中心とした提案型の施設見学会や内覧会を通じて営業活動を行いました。加えて、通常の葬祭イベントに比べ来館しやすい企画として、仏壇・墓地関連及び相続相談等を中心とした「メモリアルフェア」を開催し、集客及び周辺売上の増強に努めてまいりました。
教育面では、引き続き当社独自の研修である、不安や疑問を解くカウンセリングセールストーク研修を行いました。さらに、潜在的な想いを当社オリジナル商品を通じて具現化するためのコンサルティングセールストーク研修を継続して実施いたしました。
当社主要エリアにおける死亡人口増加率は第3四半期連結累計期間では上昇いたしました。その中で、当第3四半期連結会計期間におけるシェア率が前年同期に比べ微増となった一方、第3四半期連結累計期間ではシェア率は下降したものの葬儀件数は増加となりました。また、葬祭一件単価は会葬者数の減少等の影響により下落となったこともあり、売上高は6,120百万円(前年同期比4.9%減少)、営業利益については時給社員の待遇改善の影響等もあり1,698百万円(前年同期比12.5%減少)となりました。
③ 互助会事業
当事業では、平成29年4月に従来よりも完納額が少ない新コースの募集を開始し、大小さまざまな規模の葬儀に対応できるようにいたしました。また、互助会加入者総数に対する葬儀施行利用率は横ばいの中、葬祭一件単価減少等の影響もあり、売上高は178百万円(前年同期比4.8%減少)、営業利益は96百万円(前年同期比0.01%増加)となりました。
④ 介護事業
当事業では、平成29年4月に小規模多機能型居宅介護とグループホーム(認知症対応型共同生活介護)を備える複合型施設「へいあん片瀬鵠沼」(藤沢市片瀬)が開業し、順調に稼動しております。
その結果、売上高は822百万円(前年同期比6.7%増加)、経費面では教育研修や人員採用を含む新規店舗の開業費用が発生したこともあり、営業利益は23百万円(前年同期比18.9%減少)となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は7,284百万円(前年同期比3.0%減少)、営業利益は1,245百万円(前年同期比16.2%減少)、経常利益は1,324百万円(前年同期比15.0%減少)、親会社株主に帰属する四半期純利益は891百万円(前年同期比16.0%減少)となりました。
なお、各事業の売上高、営業損益はセグメント間の取引による金額を含んでおります。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の連結財政状態は、総資産は前連結会計年度末に比較して106百万円の増加となりました。流動資産では、現金及び預金が461百万円増加、有価証券が償還等により701百万円の減少、有形固定資産は、土地が取得により94百万円、その他に集計された建設仮勘定が81百万円それぞれ増加いたしましたが、減価償却等により74百万円減少しました。また、投資その他の資産では、供託金が414百万円増加しております。
負債合計では、前連結会計年度末に比較して471百万円の減少となりました。流動負債では、法人税等の納付により未払法人税等が310百万円減少いたしました。固定負債では、前払式特定取引前受金が192百万円減少しております。
純資産は、前連結会計年度末と比較して577百万円の増加となりました。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。