第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績の状況

当第1四半期連結累計期間における我が国の経済は、企業業績の改善や、雇用・所得環境が堅調であったこと等、緩やかな回復基調が継続しました。景気の先行きに関しては、米国の政策動向や各国の経済情勢等の変化、近隣の地政学的リスクの高まりにより、不透明な状況が続いております。

当社グループが属する業界において、不動産業界は、好調な企業業績を背景に、企業の本社機能の統合や業容拡大による拡張・移転の動きが堅調に推移し、オフィスビルの空室率は低下基調が継続しました。また、レジャー・観光業界は、訪日外国人旅行客数が過去最高の水準で推移しました。

このような事業環境の中、当社グループは「ハッピートライアングル:関わる人全てがハッピーなビジネスを」という経営理念のもと、駐車場事業(国内・海外)、スキー場事業、テーマパーク事業の3つの主力事業において、国内における深刻化する人手不足の中、積極的な人材採用と人材育成により組織体制を強化し、更なる事業規模の拡大に注力するとともに、顧客需要を捉えた商品・サービスの開発等により、事業の改善に取り組みました。

これらの結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は、駐車場事業の安定的な成長と、スキー場事業のグリーンシーズンにおける来場者数の拡大が貢献し、過去最高の5,294百万円(前年同期比5.5%増)となりました。営業利益は、国内駐車場事業における、積極的な月極契約の獲得や需要に応じた料金の適正化、有人オペレーションを活かした販売促進等による収益性の改善が順調に進展したこと、スキー場事業における、好調なグリーンシーズンの収益性の拡大等が奏功し、過去最高の927百万円(前年同期比26.3%増)となりました。経常利益は936百万円(前年同期比26.4%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は758百万円(前年同期比10.1%増)となりました。

 

セグメントの業績は次のとおりです。

各セグメントの業績数値にはセグント間の内部取引高を含んでいます。

なお、当第1四半期連結会計期間より、報告セグメントの区分を変更しており、以下の前年同四半期比較については前年同四半期の数値を変更後のセグメント区分に組替えた数値で比較しております。

 

(駐車場事業)

国内駐車場事業においては、不稼動駐車場の収益化需要と駐車場におけるサービス・安全性向上への需要は引き続き堅調に推移しました。

このような状況の中、生産性の向上を目的として、採算性の低い時間貸し併用直営物件において、有人オペレーションを活かした積極的な販売促進や、需要に応じた料金の適正化等により収益性の改善を図るとともに、有人時間貸し併用直営物件を無人月極直営物件化することにより、改善余地の高い運営物件に社員を再配置する等、既存運営物件の収益性改善の取り組みが順調に推移しました。また、カーシェアリング・駐車場付マンスリーレンタカーや、日本最大規模の月極駐車場検索サイトを運営する子会社の日本自動車サービス開発㈱に、東京・大阪エリアにおける月極専用直営物件の全面的な移管を進め、月極顧客に対して新サービスの提供、利便性の向上、更には車両に係る事務作業の軽減や、コスト削減の提案に取り組み、契約率の向上に努めました。

また、フラッグシップとなる新規運営物件としては、本年8月に、ユニバーサルシティ駅に直結し、ホテル・ブライダルで構成されるUDゆめ咲ビル駐車場(運営台数:126台)の運営管理を受託したことをはじめ、本年9月には、原宿の再開発案件となる東郷パーキング/神宮前タワービルディング駐車場(運営台数:151台)の運営管理を開始しました。そのほか、本年10月には、大阪梅田エリアにおいて、堂島アバンザ駐車場(運営台数:46台)を、仙台駅前エリアにおいて、仙台明芳ビル駐車場(運営台数:20台)を運営開始する等、ドミナント展開が進みました。これらの結果、当第1四半期連結累計期間における国内駐車場事業の新規契約物件数は14物件となり、採算性のために契約条件の見直しを進めたこと等により解約物件数は17物件、前連結会計年度末から3物件の純減となりました。国内の運営物件数は1,201物件、運営総台数は43,619台となりました。

海外駐車場事業においては、当社グループが進出しているタイ・中国・韓国・インドネシア・米国において、駐車場の供給不足の問題や、駐車場の利便性・サービスの質に対する不満等に対して、当社の強みである不稼動駐車場の収益化や高品質な駐車場運営サービスへの需要は依然として高い水準にあります。

このような状況の中、各国において、営業人員の拡充により組織体制を強化し、安全性・サービス、収益性の改善を行うとともに、新規契約の獲得に注力しました。バンコク(タイ)においては、大口月極契約の受注による既存物件の収益性の改善に努めるとともに、トヨタ自動車グループから受注した、渋滞解消を目的とした駐車場稼働状況の情報化と駐車場予約サービスの導入を行うパーク&ゴープロジェクトについて、対象駐車場を拡大させました。また、ソウル(韓国)においては、前期にオープンした駐車場の立ち上げや、既存運営物件の収益性の改善に注力したことが奏功し、営業黒字化を達成しました。これらの結果、海外の運営物件数は42物件、運営総台数は12,211台となりました。また、海外駐車場事業は、進出来初となる第1四半期連結累計期間での営業黒字化を達成しました。

以上の結果、駐車場事業の売上高は、過去最高の3,278百万円(前年同期比5.7%増)、営業利益は、順調に収益性の改善が進んだことにより754百万円(前年同期比13.0%増)、全社費用を含めた営業利益は630百万円(前年同期比24.1%増)となりました。

 

(スキー場事業)

スキー場事業において、ウィンターシーズンが終了した5月中旬から11月中旬をグリーンシーズンと捉え、周辺の魅力ある観光資源や初夏から秋にかけての雄大な自然を最大限に活用し、スキー場のロープウェイやゴンドラを利用した事業及び宿泊施設・店舗を利用した事業を、地域と連携して行っています。

各スキー場の施設では、夏山から秋の紅葉までの移りゆく自然を楽しんでいただくために、各種イベントを開催するとともに、新たな取り組みにより来場者数と売上の増加に注力しました。HAKUBA VALLEY国際山岳リゾート白馬八方尾根では、夜のゴンドラに乗って星空を楽しむ「天空の天体ショー」や、夜通し星空を眺める「流星観察会」を開催しました。また、マウンテンバイクの聖地復活に向け、「白馬岩岳MTBパーク」を大規模に整備拡張しました。竜王マウンテンパークでは、雲海の見られるテラスとして2015年8月にオープンした「SORA terrace」が引き続き好調に推移しました。オールシーズンお客様に楽しんでいただけるよう、既存の山頂レストランを大規模に改装し「SORA terrace café」としてリニューアルオープンし、ご好評をいただきました。

また、ウィンターシーズン開始に向けて、ゲレンデの早期オープンと全面滑走エリアの早期拡充を目的として、新たに人工降雪機を設置し、小雪対策投資を実施しました。そのほか、レストラン内装の改修や魅力ある料飲メニューへの刷新、話題性のあるテナントの誘致等により顧客満足度の改善を図りました。

本年10月には、スキー場事業の本社拠点を長野県安曇野郡白馬村に移転しました。本社移転に伴い、長野県のみならず、近隣県におけるスキー場地元関係者・地方自治体との協力関係を更に密にして、周辺事業を含むスキー場事業の発展に取り組むとともに、よりお客様に近い立場で様々なニーズに対応した商品・サービスを提供することや、各部門の連携を強化しつつ業務の効率化も図ってまいります。

以上の結果、スキー場事業の来場者数は過去最高の269千人(前年同期比19.6%増)と順調に増加し、売上高は814百万円(前年同期比29.2%増)、営業損失は255百万円(前年同期は333百万円の営業損失)となりました。

 

(テーマパーク事業)

テーマパーク事業においては、北関東最大級の規模を誇る遊園地である那須ハイランドパークにおいて、夏休みシーズンの繁忙期を迎えました。今シーズンは集客力の強化を目的として、企業提携や法人営業に注力するとともに、園内においては、子供から親世代まで人気のある「ウルトラマン」や「スナックワールド」といった集客力の高いゲームを活かしたアトラクション等を開設しました。更には、コスプレ&アニメイベントやウォーターバブルイベント、ハロウィンイベントの開催等、ユーザー参加型のイベントを積極的に実施し、リピーター顧客の創造に取り組みました。また、今シーズンから体験型アトラクションである「らくがきミュージアム」や「レーザーミッション」等の屋内型アトラクションを新設することで、雨の日でもお客様に楽しんでいただけるよう顧客満足度の向上に努めました。

そのほか、ペットフレンドリーな遊園地を目指し、ワンちゃんと乗れるアトラクションを拡張し、愛犬家の大規模なオフ会イベントを開催する等、新しい取り組みを実施し、着実にペット連れのお客様の来場者数が増加しました。

那須ハイランドパークと隣接するTOWAピュアコテージにおいては、本年4月に開業して以来、好調に推移している「那須の森の空中アスレチック NOZARU」に次いで、那須の自然を満喫していただけるよう、グランピングエリアの運営に注力しました。また、別荘地である那須ハイランドにおいては、デザイン性の高い宿泊施設を新設する等、多様化するお客様のニーズに応じた宿泊施設として商品・サービスの拡充に努めました。

そのほか、スポンサー契約を締結しているプロサイクルロードレースチーム「那須ブラーゼン」とジャパンカップへ共同出展し、また、遊園地内で地元栃木県内の中学校・高校吹奏楽部演奏会を開催する等、地域振興となる取り組みを実施しました。

以上の取り組みを行ったにも関わらず、あいにくの関東を中心とした8月の長雨や10月の台風等の影響により、来場者数は199千人(前年同期比2.8%減)となり、テーマパーク事業の売上高は1,133百万円(前年同期比5.4%減)、営業利益は544百万円(前年同期比2.7%減)となりました。

 

(2)資産、負債及び純資産の状況

(資産)

当第1四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比べて741百万円減少し、23,230百万円となりました。

主な要因は、投資有価証券を購入したこと等により投資有価証券が172百万円増加したものの、1,264百万円の配当を実施したこと等により現金及び預金が1,190百万円減少したこと等によるものです。

 

(負債)

当第1四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末と比べて34百万円減少し、13,918百万円となりました。

主な要因は、銀行借入により短期借入金が236百万円増加したものの、法人税等を支払ったことにより、未払法人税等が319百万円減少したこと等によるものです。

 

(純資産)

当第1四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末と比べて707百万円減少し、9,311百万円となりました。

主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益を758百万円計上したものの、1,264百万円の配当を実施したこと、自己株式の取得等により、自己株式が179百万円増加したこと等によるものです。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

該当事項はありません。