文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、通商問題の動向が世界経済に与える影響や海外経済の不確実性などの懸念材料があったものの、雇用・所得環境が堅調であったことから緩やかに回復しました。
当社グループが属する業界において、不動産業界は、成約の動きは小規模に止まっていたものの、解約の影響が少なかったことから、オフィスビルの空室率は低下基調が継続しました。また、レジャー・観光業界は、訪日外国人旅行客数が過去最高の水準で推移しました。
このような事業環境の中、当社グループは「ハッピートライアングル:関わる人全てがハッピーなビジネスを」という企業理念の下、駐車場事業(国内・海外)、スキー場事業、テーマパーク事業の3つの主力事業において、国内における深刻化する人手不足の中、積極的な人材採用と人材育成により組織体制を強化し、更なる事業規模の拡大に注力するとともに、顧客需要を捉えた商品・サービスの開発等により、事業の改善に取り組みました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、駐車場事業の安定的な成長と、テーマパーク事業の来場者数の拡大が貢献し、過去最高の19,036百万円(前年同期比6.3%増)となりました。営業利益は、国内駐車場事業における月極契約の獲得が順調に進展したこと、海外駐車場事業の堅調な事業拡大、テーマパーク事業における来場者数の増加等が奏功し、過去最高の3,569百万円(前年同期比11.1%増)となりました。経常利益は3,577百万円(前年同期比9.5%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,281百万円(前年同期比10.3%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりです。
各セグメントの経営成績にはセグント間の内部取引高を含んでいます。
(駐車場事業)
国内駐車場事業においては、不稼動駐車場の収益化需要と駐車場におけるサービス・安全性向上への需要は引き続き堅調に推移しました。
このような状況の中、既存物件においては収益性の改善のために、契約条件見直しの推進、月極契約率の改善、駐車場付きマンスリーレンタカーをはじめとする新たなソリューションの提案を進めました。また、営業組織を新規物件獲得に最適な組織体制に再編し、各営業担当者の効率的な営業活動を徹底することにより、新規物件の獲得に努めました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間における国内駐車場事業の新規契約物件数は61物件、解約物件数は46物件となり、前連結会計年度末から15物件の純増となり、国内の運営物件数は1,196物件、運営総台数は43,697台となりました。
海外駐車場事業においては、当社グループが進出しているタイ・中国・韓国・インドネシア・台湾において、駐車場の供給不足の問題や、駐車場の利便性・サービスの質に対する不満等に対して、当社の強みである不稼動駐車場の収益化や高品質な駐車場運営サービスへの需要は依然として高い水準にあります。
このような状況の中、各国において、営業人員の拡充により組織体制を強化し、安全性・サービス・収益性の改善を行うとともに、新規契約の獲得と既存物件の改善に注力しました。最大拠点であるバンコク(タイ)においては、運営コストの削減、料金適正化による既存物件の収益改善と、総合ディスカウントストア「ドン・キホーテ」のタイ初出店となる「DONKI MALL THONGLOR」等の大型商業施設駐車場の立ち上げが順調に進んだことにより、進出以来、過去最高の売上高、営業利益となりました。これらの結果、海外の運営物件数は57物件、運営総台数は15,761台となりました。
以上の結果、駐車場事業の売上高は、過去最高の10,279百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益は2,424百万円(前年同期比13.2%増)となりました。
(スキー場事業)
当ウィンターシーズンは、人工降雪に必要な冷え込みと自然降雪の遅れによる影響を受け、各スキー場は当初計画よりも全面オープンが遅れましたが、これまでの小雪対策などの取組みが奏功し、各スキー場の上部エリアにおいて、比較的早期に営業を開始できました。
当ウィンターシーズンの来場者数は、11月から12月が小雪の影響を受け、前年同期を大きく下回りましたが、1月から4月にかけては前年を上回るペースで来場者数が伸びたため、当第3四半期連結累計期間における来場者数は、1,676千人(前年同期比1.1%増)となりました。
訪日外国人旅行客に関しまして、オーストラリア、ニュージーランド地域からHAKUBA VALLEYエリアへの来場数は安定しており、これに加えアジア地域からの来場者が増加したことにより、当ウィンターシーズンのインバウンドにおける来場者数は、前年を上回り過去最高228千人(前年同期比8.8%増)となりました。
以上の結果、スキー場事業の売上高は6,031百万円(前年同期比2.6%増)、営業利益は1,089百万円(前年同期比1.6%減)となりました。
(テーマパーク事業)
テーマパーク事業においては、北関東最大級の規模を誇る遊園地「那須ハイランドパーク」において、「わんこはかぞく。」をテーマに、家族が愛犬と楽しめる日本一のリゾートを目指し経営に取り組んでおります。
当第3四半期連結累計期間においては、前年度に引き続き世界初の自立二足歩行恐竜を体感できる「DINO-A-LIVE」を開催すると共に、新たに「仮面ライダー」などのキャラクターショー、アメリカから初来日となるサーカスや、アソビシステム株式会社とコラボした「ハラジュクカラフルストリート」など、イベントの開催に注力いたしました。さらに、園内の魅力を高めるため、人気の高い「ぐるり森」など5つの新たなアトラクションを導入いたしました。そして、開園40周年記念として那須エリア全体の集客を図るために、近隣ホテルの宿泊客に入園無料キャンペーンを行うなど地域一体となった集客を行うとともに、GW期間中にイルミネーションを中心とした夜間営業を開始するなどして集客に努めた結果、入園者数が好調に伸びて、来場者数は405千人(前年同期比24.1%増)となりました。
そのほか、犬の殺処分ゼロを目標に保護犬の里親探しを行う「SOS活動」では、保護数は累計で16頭、譲渡数は8頭となりました。引き続き1頭でも多くの尊い命を救うため、本活動に取り組んでまいります。
以上の結果、テーマパーク事業の売上高は2,377百万円(前年同期比19.7%増)、営業利益は406百万円(前年同期比12.5%増)となりました。
②財政状態の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末と比べて901百万円増加し、24,273百万円となりました。主な要因は、配当の実施及び自己株式の取得等に伴い現金及び預金が569百万円減少したものの、不動産の取得やスキー場の小雪対策等に伴い有形固定資産が1,421百万円増加したこと等によるものです。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末と比べて452百万円増加し、12,832百万円となりました。主な要因は、銀行借入により短期借入金、長期借入金(流動負債の「1年内返済予定の長期借入金」含む)が合計196百万円純増、預り保証金(固定負債の「その他」に表示)が99百万円増加、未払費用(流動負債の「その他」に表示)が56百万円増加したこと等によるものです。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末と比べて449百万円増加し、11,441百万円となりました。主な要因は、1,349百万円の配当の実施、自己株式の取得等により自己株式が914百万円増加したものの、親会社株主に帰属する四半期純利益、非支配株主に帰属する四半期純利益をそれぞれ2,281百万円と271百万円計上したこと等によるものです。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。