当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にありますが、感染拡大の防止策を講じつつ社会経済活動のレベルを引き上げていく中で、持ち直しの動きがみられました。一方で、減少に向かった新型コロナウイルスの新規感染者数が増加傾向となるなど、景気の先行きは不透明な状況が続いております。
当社グループが属する業界において、不動産業界は、オフィスの集約や縮小の動きによる解約の影響が見られたため、空室率が上昇しました。また、レジャー・観光業界は、新規感染者数の増加及び緊急事態宣言の再発令による影響が続いております。
このような事業環境の中、当社グループは「ハッピートライアングル:関わる人全てがハッピーなビジネスを」という企業理念のもと、駐車場事業(国内・海外)、スキー場事業、テーマパーク事業の3つの主力事業において、環境変化や顧客需要変化を捉えた商品・サービスの提供等により、事業の改善に取り組みました。
当第3四半期連結累計期間においては、緊急事態宣言による一部時間貸駐車場への影響があったものの、月極駐車場の順調な新規受託により駐車場事業は前年を超過する売上となりました。テーマパーク事業においては、テーマパーク及び別荘宿泊の集客強化、2020年5月に那須高原りんどう湖ファミリー牧場を運営する那須興業株式会社を取得したことにより来場者が7割増加した一方で、緊急事態宣言の長期化を受け、スキー場事業の来場者は大幅に減少しました。これらの結果、売上高は18,300百万円(前年同期比2.1%減)となりました。営業利益は、駐車場事業の評価制度見直しによる生産性向上、テーマパーク事業の収益部門への人材投下による営業効率の改善、スキー場事業のコスト削減により、2,693百万円(前年同期比8.2%減)、経常利益は2,808百万円(前年同期比4.1%減)となりました。また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、スキー場事業の利益減少に伴う非支配株主に帰属する四半期純損失の増加により、1,812百万円(前年同期比16.1%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりです。
各セグメントの業績数値にはセグメント間の内部取引高を含んでいます。
(駐車場事業)
国内駐車場事業においては、ホテルや商業施設に併設された時間貸駐車場利用が前年対比で減少しました。一方で、ターゲットとしていた物件の情報収集及び獲得、月極契約の促進、従業員の評価制度見直しによる生産性向上に注力しました。加えて、駐車場の有人運営をいかした+1(プラスワン)ソリユーションの1号案件として、柏高島屋シェアオフィス「Kashiwa grand」の運営を開始いたしました。また感染症対策や働き方改革への意識が高まる中、直行直帰での営業スタイルに沿った駐車場付きマンスリーレンタカーの導入提案強化や、インターネットサイトを活用した駐車場紹介サービスにおけるSEO対策強化、新機能によるユーザー利便性改善等を進めて参りました。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間における国内駐車場事業の新規契約物件数は101物件、解約物件数は54物件、前連結会計年度末から47物件の純増となり、国内の運営物件数は1,244物件、運営総台数は46,794台となりました。
海外駐車場事業においては、新型コロナウイルスの影響が一時回復傾向にあったものの、当社の事業展開地の内、タイ、韓国、インドネシアにおける感染者数が増加し、一部地域においてはセミロックダウンとなったことにより、オフィスや商業施設の月極及び時間貸駐車場利用が前年対比で減少しました。そのような中、稼働の悪化により駐車場の空きが予測されるホテル、収益低下を懸念するREIT物件へのサブリース提案や、車通勤需要の積極的な取り込み、非接触型営業の一環として駐車場紹介インターネットサイトを立ち上げ、掲載物件数を増やす等の営業強化に取り組みました。当第3四半期において、タイでは「ザ セントレジス バンコク」「メイフェア バンコク マリオット エグゼクティブ アパートメント」駐車場など新規に5物件の運営を開始し、車通勤ユーザーとのマッチングをしております。
これらの結果、海外駐車場事業の運営物件数は、前年同期比3物件純増し71物件、運営総台数は19,207台となりました。
以上の結果、駐車場事業の売上高は、10,629百万円(前年同期比0.6%増)、営業利益は2,372百万円(前年同期比2.5%増)となりました。
(スキー場事業)
スキー場事業におけるグリーンシーズンは、新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴う外出自粛や夏休み期間の短縮等により8月の来場者数は前年に比べ減少したものの、紅葉のピークとなる10月は天候に恵まれるとともにGo Toトラベルの効果もあり、10月単月の索道を稼働した施設における来場者数は過去最高となりました。ウィンターシーズンは、12月にまとまった自然降雪による順調なコース拡大と、Go Toトラベルの効果等により、インバウンドが見込めない状況下でも前年同期比83.7%の来場がありました。しかしながら、2021年1月上旬から2021年3月下旬まで緊急事態宣言が継続し、宿泊を伴うスキー場エリアの来場者数の急減や団体旅行の大幅キャンセルにより、同ウィンターシーズンの来場者数合計は950千人(前年同期比35.1%減)となりました。
これらの結果、スキー場事業の売上高は、4,114百万円(前年同期比29.3%減)、営業利益は26百万円(前年同期比97.4%減)となりました。
(テーマパーク事業)
テーマパーク事業においては、新型コロナウイルスの影響により特に東京からの来場者数が減少しました。そのような中、2020年5月にグループ化した那須高原りんどう湖ファミリー牧場では、地域住民の集客に注力し、イルミネーション「フェスタ・ルーチェ(桜バージョン)」等のイベントを開催いたしました。また、那須ハイランドパークでは、東北エリアの修学旅行生の誘致や「歌う海賊団」ショーの開催等により集客に注力いたしました。
遊園地と隣接する「TOWAピュアコテージ」では、「非日常」を楽しめる総合リゾート施設を目指し、従来のコテージタイプやグランピングタイプに加えて、管理運営する別荘地内のリノベーション別荘をバケーションレンタルする「RESORT HOUSE」を運営し、大型ホテルとは異なる一軒家タイプの宿泊施設であることからコロナ禍での需要が高まり、来場者数合計は507千人(前年同期比73.7%増)となりました。
これらの結果、テーマパーク事業の売上高は、3,151百万円(前年同期比62.7%増)、営業利益は525百万円(前年同期は91百万円の営業損失)と大幅に改善いたしました。
そのほか、保護犬の里親探しを行う「SOS活動」では、取組開始以降の譲渡数が58頭、現状の里親募集が29頭となりました。
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産は、前連結会計年度末と比べて2,859百万円減少し、27,744百万円となりました。主な要因は、積極的な設備投資により有形固定資産913百万円、スキー場のシーズン運営等に伴い売掛金が229百万円増加したものの、1,488百万円の配当の実施、法人税等の支払、銀行借入の返済、自己株式の取得等により、現金及び預金が3,713百万円減少したこと等によるものです。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末と比べて2,080百万円減少し、17,471百万円となりました。主な要因は、銀行借入れの返済により借入金1,427百万円、テーマパークのシーズン終了等に伴い買掛金が173百万円減少したこと等によるものです。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末と比べて779百万円減少し、10,273百万円となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益を1,812百万円計上したものの、1,488百万円の配当の実施、自己株式の取得等により自己株式が926百万円増加したこと等によるものです。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
該当事項はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。