当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
(1) 経営成績に関する説明
当社は「ユーザー本位の価値あるサービスを創出しつづける」をミッションとして事業展開をしており、幅広いジャンルで事業展開を行っております。創業当時よりサービスを提供している購買支援サイト『価格.com』をはじめ、ランキングとクチコミのグルメサイト『食ベログ』など、現在提供しているサービスは20以上あり、各事業それぞれがグループ全体の業績を牽引することで、継続的な成長の実現に取り組んでまいりました。
当第3四半期連結累計期間における当社の事業に関するパソコンやテレビなどのデジタルコンシューマ機器市場は低迷している一方で、消費者向け電子商取引(BtoC-EC)市場規模は平成27年度に13.8兆円と、前年比7.6%増と堅調に増加しており、さらに、小売市場全体に占めるEC化率は4.8%と世界水準から見てもまだ低いため、今後も中期的な成長が期待されます。(※1)
このような環境下、平成28年12月度における当社グループ運営主要サイトの月間利用者数は、購買支援サイト『価格.com』は5,133万人、ランキングとクチコミのグルメサイト『食べログ』は9,346万人となりました。(※2)当第3四半期連結累計期間における施策として、『価格.com』では価値向上に向けた取り組みとして、ユーザビリティの改善及びコンテンツの拡充を図りました。『食べログ』では、オンライン予約事業を中心とするユーザーインターフェースの改善を行い、2017年1月にはレストランのネット予約サービスを通じた累計予約人数が1,200万人を突破いたしました。また、飲食店向け集客サービスでは、2016年10月にリニューアルをした有料プランの販売を強化してまいりました。新興メディアでは『タイムデザイン』におけるダイナミックパッケージ予約システムの強化を進めてまいりました。
この結果、当第3四半期連結累計期間における当社グループの売上高は33,249百万円(前年同期比11.7%増)、営業利益は15,432百万円(前年同期比12.3%増)、経常利益は15,427百万円(前年同期比11.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は10,735百万円(前年同期比16.1%増)となりました。
※1 出所:経済産業省「平成27年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)報告書」(平成28年6月14日発表)
※2 月間利用者数とは、1ヶ月のうちに運営サイトを訪れたブラウザ数であり、延べ訪問数ではなく、複数回訪問したブラウザも1と数えた場合の正味のブラウザ数となります。また、2016年11月より、モバイル端末のウェブページ多様化に伴い計測ロジックを変更しております。
セグメントの業績(内部取引消去前)は、次のとおりであります。
① インターネット・メディア事業
当第3四半期連結累計期間のインターネット・メディア事業の売上高は、32,573百万円(前年同期比12.4%増)、営業利益は15,336百万円(前年同期比13.6%増)となりました。
[ショッピング業務]
『価格.com』におけるショッピング業務におきましては、デジタルコンシューマ機器の売れ行きが弱含んだものの、ユーザビリティの改善及びコンテンツ強化を図ったこと等により、参加事業者からの手数料収入は前年同期比で増加いたしました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は6,868百万円(前年同期比0.7%増)となりました。
[サービス業務]
『価格.com』におけるサービス業務におきましては、マネー関連事業におけるクレジットカード比較やローン比較の取次ぎが堅調に推移したことに加え、通信事業における海外wi-fiやSIM比較による取次ぎ件数が好調に推移したことから、手数料収入が増加いたしました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は5,577百万円(前年同期比14.4%増)となりました。
[広告業務]
『価格.com』における広告業務におきましては、第1四半期連結会計期間は震災の影響等により広告受注が減少し、第2四半期連結会計期間の売上高は前年同期を上回るも、第3四半期連結会計期間はトラフィックの減少等が影響し、前年同期比で広告収入が減少いたしました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は3,070百万円(前年同期比6.1%減)となりました。
[食べログ業務]
食べログ業務におきましては、『食べログ』の有料サービスを利用するレストラン及び個人会員の獲得が進み、課金収入が増加いたしました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は13,840百万円(前年同期比20.1%増)となりました。
[新興メディア業務]
新興メディア業務におきましては、連結子会社㈱タイムデザインにおける宿泊施設の予約件数が増加したこと及び不動産住宅情報サイト『スマイティ』においてコンテンツの強化を図ったことにより、手数料収入が増加いたしました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は3,217百万円(前年同期比29.7%増)となりました。
② ファイナンス事業
当第3四半期連結累計期間のファイナンス事業は、連結子会社㈱カカクコム・インシュアランスによる保険代理店業務において、2015年10月に火災保険の改定による契約期間の短縮が影響し、昨年の売上が大幅に増加したことから、前年同期比で保険代理店手数料収入が減少いたしました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は678百万円(前年同期比15.0%減)、営業利益は92百万円(前年同期比62.0%減)となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は37,129百万円となり、前連結会計年度末と比較し1,774百万円減少いたしました。これは主に法人税等の支払いおよび配当金の支払いにより現金及び預金が2,455百万円減少した一方で、投資その他の資産が581百万円増加したことによるものであります。
(負債)
負債合計は4,733百万円となり、前連結会計年度末と比較し2,059百万円減少いたしました。これは主に未払法人税等が2,180百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
純資産は32,396百万円となり、前連結会計年度末と比較し285百万円増加いたしました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益10,735百万円、自己株式の取得2,999百万円を計上した一方で、剰余金の配当7,628百万円を計上し、自己株式2,776百万円を消却したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ2,455百万円減少し、25,863百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は9,711百万円(前年同期は5,713百万円の収入)となりました。
これは、主として税金等調整前四半期純利益を15,461百万円を計上した一方で、法人税等の支払が6,721百万円あったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動に使用した資金は1,662百万円(前年同期は1,505百万円の収入)となりました。
これは、主として事業拡大に伴うサーバー等の有形固定資産の取得による支出が298百万円、サーバーで使用するソフトウェアの購入等の無形固定資産の取得による支出が880百万円、投資有価証券の取得による支出が510百万円あったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動に使用した資金は10,479百万円(前年同期は6,155百万円の支出)となりました。
これは、主として配当金の支払が7,594百万円、自己株式の取得による支出が3,012百万円あったことによるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた事項はありません。
(5) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費は、インターネット・メディア事業で75百万円となりました。
当社は㈱デジタルガレージ、㈱クレディセゾンと3社で多様な業界の企業が参画し次世代の事業を共同で創出することを目的として研究開発組織「DG Lab」を発足し、活動しています。
DG Labでは、今後様々な事業の基盤になることが期待できる「ブロックチェーン」「人工知能」「VR/AR」「セキュリティ」「バイオテクノロジー」を重点分野として、これらの分野において高いレベルの技術を持つ国内外の企業と連携し、新たなプロダクトやサービスの基礎となる研究成果を生み出すべく活動しています。
(6) 経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当第3四半期連結累計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。