当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、本四半期報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、本感染症の感染拡大にともなう度重なる緊急事態宣言の発出により、経済活動の制限が生じる厳しい状況が続きました。ワクチン接種の広まりや感染者数の減少により、緊急事態宣言の解除後は個人消費に持ち直しの動きが見られましたが、再び世界全体で変異株の感染が拡大しており、先行きの不透明な状況が今後も続くと想定されます。
フィットネス業界においては、施設の感染防止対策を強化し、コロナ禍における健康二次被害の防止や、コミュニティの希薄化等の社会課題解決に取り組んでまいりました。自粛生活の長期化により人々の運動意欲は高まっており、一般社団法人日本フィットネス産業協会が主催する「いのち輝くフィットネスへ」キャンペーンに約100社3,000店舗が協力するなど、業界全体でフィットネスの回復に向けて努力しております。
このような環境の中当社は、「生きがい創造企業」という企業理念のもと、感染防止対策を徹底した安全安心なスポーツクラブ施設の運営を行うとともに、ライフスタイルの変化にともなう新たなニーズに対応したサービスの開発や、地域社会に根ざした健康づくり支援に注力してまいりました。
スポーツクラブ事業においては、緊急事態宣言の解除後、当第3四半期連結会計期間の入会者数が前期比及びコロナ禍前の前々期比でも上回り、当第3四半期連結累計期間末の休会者を除く会員数も前期比で増加いたしました。また、引き続き水光熱費等のランニングコストにおける管理オペレーションの徹底や、施設メンテナンスの内製化、人材の適正な配置等により、損益分岐点の引き下げに努めております。
フィットネスにおいては、5月に世界のフィットネス界で初とも言える大規模なスクール制プログラムとして、「TRYnations Team Training」(トライネーションズ チーム トレーニング)を開発し、89施設に導入いたしました。このプログラムは、スクール制の特長である段階的指導や、成果の見える化に加え、コミュニティ形成に必要な要素を組み込み、トレーニングの継続をサポートするものです。さらに8月には、運動が苦手な方や、肩こり、腰痛等の不定愁訴を抱える方に向けたスクール制プログラムとして、「body REmake Group Training」(ボディ リメイク グループ トレーニング)を開発し、1月以降92施設に拡大展開しております。また、1月にはジム初心者の方に向けて、ご利用時の不安に寄り添い運動習慣の定着をサポートする新たなスクールとして、「FitnessBeginnerGATE」(フィットネスビギナーゲート)を開始いたしました。今後もスポーツクラブにおける新しいフィットネスの提案を積極的に行ってまいります。
スイミングスクールにおいては、2017年4月に導入した「スマートテニスレッスン」に続き、当社が協力しソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が開発した、世界初となる「スマートスイミングレッスン」を6月以降順次導入を開始し、10月に77施設に導入を完了いたしました。映像とAI技術をスイミングスクールに活用することにより、スマートフォン等でお子様の泳ぐ姿やレッスン全体の様子が確認できることから、安心してスイミングスクールに通わせることができると、保護者の皆様に好評をいただいております。
新規出店については、7月に、埼玉県吉川市に「スポーツクラブ ルネサンス・イオンタウン吉川美南」をオープンし、当第3四半期連結累計期間末の総在籍会員数は328,572名(前年同期比1.4%減)となりました。
介護リハビリ事業においては、リハビリ特化型デイサービス「元氣ジム」等の運営において、緊急事態宣言下でも、利用者の身体機能の低下を防ぐことを目的に営業を継続し、当第3四半期連結累計期間における売上高は、前年同期比29.9%増となりました。また、6月に「ルネサンス 元氣ジム江古田」(フランチャイズ)、7月に「ルネサンス 元氣ジム亀戸」(直営)、11月に「ルネサンス 元氣ジム戸塚」(直営)、「ルネサンス リハビリステーション戸塚」(直営)を新規開設いたしました。
企業・健康保険組合に向けたBtoBの事業においては、2021年3月18日に公表した「事業開発型社外留学制度」を活用し、学校法人三幸学園のスポーツ系専門学校や介護サービスを展開する企業へ当社従業員の派遣を開始いたしました。当社の運動指導や健康づくりのノウハウを活かし、派遣先のサービス品質の向上に取り組んでおります。また、住友生命「Vitality」の加入者に向け、スポーツクラブ利用ならびに当社のオンラインレッスンサービス「ルネサンス オンライン Livestream」利用プランを提供し、加入者の皆様の健康づくりをサポートしております。
自治体に向けたBtoGの事業においては、総務省が支援する「地域活性化起業人」制度等を活用し、当第3四半期連結累計期間において、17の自治体に従業員を派遣いたしました。当社従業員の持つ、運動指導ならびにコミュニティづくりのノウハウを活かし、地域が抱える健康課題の解決や、拠点施設における企画ならびに派遣先自治体の魅力発信等に取り組んでおります。また、公共施設等官民連携事業(PPP事業)においては、4月より堺市立大浜体育館の受託運営業務を開始いたしました。さらに、学校のプール施設の老朽化にともなう維持管理費の増加や水泳授業に係る教員の負担、天候の影響による授業回数の確保等、学校の水泳授業を取り巻く課題に対する取り組みとして、当第3四半期連結累計期間において、13の自治体にて水泳授業を実施いたしました。今後も各自治体と連携し、幅広い世代に向けた健康づくりならびに地域の活性化に貢献してまいります。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間末の国内施設数は、スポーツクラブ134施設(直営102施設、業務受託32施設)、スタジオ業態5施設、介護リハビリ35施設(直営28施設、フランチャイズ7施設)の計174施設となりました。1月以降は、下表の新規開設を予定しております。
当社グループの報告セグメントは「スポーツクラブ運営事業」のみであるため、セグメントごとの業績については記載しておりません。
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ14億6百万円減少し、403億11百万円となりました。これは主に、現金及び預金が減少したこと等により流動資産合計が8億91百万円減少したこと、及びリース資産が減少したこと等により固定資産合計が5億15百万円減少したことによるものです。
当第3四半期連結会計期間末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ17億82百万円減少し、299億81百万円となりました。これは主に、短期借入金が減少したこと等により流動負債合計が10億29百万円減少し、また、リース債務が減少したこと等により固定負債合計が7億52百万円減少したことによるものです。
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ3億75百万円増加し、103億29百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益4億85百万円を計上したこと、配当金75百万円を支払ったことにより利益剰余金が4億9百万円増加したことによるものです。
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。
特記すべき事項はありません。
新型コロナウイルス感染症(以下「本感染症」という)の影響により、外出自粛ならびに生活様式の変化を受けた運動不足を主な要因とした健康二次被害が新たな社会課題となっています。フィットネス業界では、三密を避け、飛沫感染防止を図った運動スタイルが定着しつつあり、本感染症の感染予防対策と経済活動を同時に進める社会生活において、フィットネスのニーズは高まっております。本感染症を受けた社会の変化を当社では「事業活動の進め方やサービス内容を見直し、あわせて新たな事業を生み出し育てる絶好の機会」ととらえております。
当社が行うビジネスは、会員制フィットネスクラブやスクールの運営事業等、主に施設に来館いただくことを前提とした施設産業であります。したがって、本感染症が拡大した場合には、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
しかしながら、当社では、介護リハビリ事業、企業・保険者向け事業、自治体向け事業及び海外事業等、これから大きく成長する可能性を持った事業を展開しております。当社がビジョンとして掲げる「健康のソリューションカンパニー」を実現すべく、これらの事業に「オンライン」、「デジタルコミュニケーション」等の価値を付加し、その利便性を広く伝えていきながら、新たな健康づくりの機会とサービスの創造を目指してまいります。
引き続きコーポレートガバナンスの更なる充実を図るとともに、健康で安心な社会を目指し、全てのステークホルダーの「生きがい創造」に貢献するために、持続的に企業価値向上に努めてまいります。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。