第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)経営成績の状況

 当第2四半期連結累計期間の我が国の経済は、政府の経済対策の効果もあり、昨春の新型コロナウイルス感染症の広がりによる急激な落ち込みからの回復基調が続きましたが、直近では新規感染者の増加傾向が顕著となり、先行きの不透明感が高まりました。

 我が国では、社会の高齢化を背景として医療費の増加が続く中、医療の効率的運営や予防医療の推進が必須の課題となっています。このような状況下、医療の適正かつ効率的な運用を目指す「EBM」(Evidence Based Medicine=科学的根拠に基づく医療)の気運が高まっているほか、国策としても、メタボリックシンドロームに着目した特定健康診査・特定保健指導の導入、全ての健康保険組合等における「データヘルス計画」(レセプト等のデータ分析に基づいた保健事業)の策定及び実施の義務付け等が行われています。また、食品等の機能性表示の規制が緩和され、企業責任によりエビデンス(科学的根拠)をもとに食品等に機能性を表示できる機能性表示食品制度が施行される等、当社グループの事業への追い風となり得る環境の変化が生じています。

 このような状況下、当社グループでは、大学発のバイオマーカー技術に基づくエビデンスの構築と活用に関する実績やノウハウ、医学界や医療界における幅広いネットワーク等を活かし、医薬、食品、化粧品、ヘルスケア関連サービス等の様々な領域において、社会のニーズに対応した商品やサービスを開発して提供することにより、事業の拡大を図ってまいる方針であります。

 セグメントの経営成績は、次のとおりであります。

(生体評価システム)

 生体評価システム事業のうち評価試験事業におきましては、主に食品の有効性に関する臨床評価試験の受託手数料等149百万円(前年同期比56.2%増)の売上計上を行いました。また、受注状況につきましては、受注高86百万円(前年同期比78.2%増)、当第2四半期連結会計期間末の受注残高は84百万円(前年同期末比29.3%減)となりました。

 生体評価システム事業のうちバイオマーカー開発事業におきましては、売上(前年同期はなし)、受注高(前年同期はなし)及び当第2四半期連結会計期間末の受注残高(前年同期末はなし)は何れもありませんでした。

 生体評価システム事業のうち医薬臨床研究支援事業におきましては、主に糖尿病領域の医師主導型臨床研究の支援業務の受託手数料等206百万円(前年同期比10.3%減)の売上計上を行いました。また、受注状況につきましては、受注高204百万円(前年同期比210.4%増)、当第2四半期連結会計期間末の受注残高は404百万円(前年同期末比6.7%減)となりました。

 当該事業においては、評価試験事業、医薬臨床研究支援事業ともに、受注残高の減少により売上原価における固定費の負担が増大したこと等から売上原価率が上昇し、営業費用が増加しました。

 これらの結果、生体評価システム事業の業績は、売上高356百万円(前年同期比9.2%増)、営業損失7百万円(前年同期は33百万円の営業利益)となりました。

(ヘルスケアサポート)

 ヘルスケアサポート事業は、特定保健指導の受託を中心として、企業における社員の健康管理・増進のニーズや個人の健康意識の高まり等に関連した様々なサービスを健康保険組合等に提供する事業であり、生活習慣病の専門医から成る組織である一般社団法人専門医ヘルスケアネットワークと共同で事業展開しております。

 当第2四半期連結累計期間におきましては、新型コロナウイルス感染症の広がりの影響により、定期健康診断、特定健康診査及び特定保健指導のスケジュールの後ずれが生じたため、これらの受託手数料の売上計上が前年同期よりも減少したこと等から、同事業の売上高は210百万円(前年同期比9.6%減)となりました。

 また、受注状況につきましては、受注高210百万円(前年同期比9.6%減)、当第2四半期連結会計期間末の受注残高はありませんでした(前年同期末はなし)。なお、この事業の受注高は、主に特定保健指導の実績等に応じて事後的に決まるものでありますので、契約締結時点ではなく、当該実績等が確定した時点で計上しております。

 この結果、ヘルスケアサポート事業の業績は、売上高210百万円(前年同期比9.6%減)、営業利益12百万円(前年同期比27.0%減)となりました。

(化粧品)

 化粧品事業におきましては、通信販売部門の売上高は、販売の減少傾向が続き、89百万円(前年同期比4.4%減)となりました。一方、卸売部門の売上高は、「モイストクリームマスクPro.」を中心とする中国市場向け商品の販売が、同国の流通企業である杭州高浪控股有限公司との資本業務提携(2019年2月締結)の効果もあり増加傾向で推移し、2,843百万円(前年同期比32.9%増)となりました。

 この結果、化粧品事業の業績は、売上高2,932百万円(前年同期比31.3%増)、営業利益676百万円(前年同期比22.3%増)となりました。

(健康補助食品)

 健康補助食品事業におきましては、例年と同様、疲労回復のニーズが高く、広告出稿に対する反応が良好である夏場に合わせて集中的に広告宣伝費を投下し、販売の一層の拡大を図りました。当第2四半期連結累計期間には、広告宣伝費を前年同期よりも抑制して投下したものの、費用対効果の確実性の高い媒体を厳選して広告出稿を行ったこと等から広告効率が改善し、売上高は若干ながら前年同期比で増加しました。

 当第2四半期連結累計期間の業績は、広告宣伝費の投下ならびに初回購入者に対する割引及び送料無料の適用等により、売上高に比して費用が先行した形となり営業損失を計上しましたが、広告宣伝費の投下を抑制したこと等から前年同期比で営業損失が縮小しました。

 以上の結果、健康補助食品事業の業績は、売上高1,570百万円(前年同期比0.5%増)、営業損失は32百万円(前年同期は176百万円の営業損失)となりました。

(機能性素材開発)

 機能性素材開発事業におきましては、ラクトフェリンをはじめとする機能性素材の開発、販売及び技術供与等を行っており、ラクトフェリン原料の販売、ラクトフェリンの腸溶加工技術及び脂質代謝改善用途に関する特許提供によるライセンス収入、ラクトフェリン等を配合した健康補助食品のOEM供給等による売上を計上しております。当第2四半期連結累計期間におきましては、ラクトフェリン原料の販売が、原料価格の高騰や納入数量の増加を主因として拡大傾向で推移しました。

 この結果、機能性素材開発事業の業績は、売上高465百万円(前年同期比36.0%増)、営業利益は120百万円(前年同期比163.7%増)となりました。

 

 これらに加えまして、セグメント間取引の消去や全社費用による営業損失は150百万円(前年同期は160百万円の営業損失)となりましたので、当第2四半期連結累計期間の売上高は5,536百万円(前年同期比17.8%増)、営業利益は619百万円(前年同期比99.0%増)、経常利益は626百万円(前年同期比68.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は388百万円(前年同期比184.0%増)となりました。

(2)財政状態の状況

(資産)

 当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて165百万円減少(2.2%減)し、7,241百万円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が475百万円増加したものの、現金及び預金が509百万円、仕掛品が161百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。

(負債)

 当第2四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末に比べて436百万円減少(26.9%減)し、1,188百万円となりました。これは主に、買掛金が182百万円、未払法人税等が230百万円それぞれ減少したこと等によるものであります。

(純資産)

 当第2四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末に比べて271百万円増加(4.7%増)し、6,052百万円となりました。配当金の支払により利益剰余金が130百万円減少したものの、親会社株主に帰属する四半期純利益を388百万円計上したこと等によるものであります。

(3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ509百万円減少し、4,003百万円となりました。

 当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果使用した資金は、373百万円(前年同期は436百万円の使用)となりました。これは主に売上債権の増加額475百万円、仕入債務の減少額182百万円、法人税等の支払額418百万円等によるものでありますが、税金等調整前四半期純利益626百万円の計上、たな卸資産の減少額123百万円等により一部相殺されております。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は、10百万円(前年同期は7百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出6百万円等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は、130百万円(前年同期は102百万円の使用)となりました。これは配当金の支払額130百万円によるものであります。

(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

(5)優先的に対処すべき事業上の課題

 当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上の課題について、重要な変更はありません。

(6)研究開発活動

 当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、16百万円であります。

 なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

(7)従業員数

 当第2四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員の著しい増減はありません。

(8)生産、受注及び販売の実績

 当第2四半期連結累計期間において、生産、受注及び販売実績の著しい変動はありません。

(9)主要な設備

 当第2四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び前連結会計年度末における重要な設備の計画について、著しい変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。