当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウィルスの世界的な感染拡大を背景に国内外経済において大きなマイナスの影響を長期にわたり受けております。国内経済においては、訪日客の減少に伴うサービス輸出の減少、東京オリンピックの延期や各種イベントの中止、緊急事態宣言発令による外出自粛などによる先行きの不透明感が強まっております。そのような情勢の中、当グループにおきましても既存顧客の買い控えやインバウンド需要の見込みが大きく低下しましたが、各事業会社においては第2四半期連結累計期間から引き続き、販売チャネルの拡大に向けた積極的な先行投資として、WEB営業に対する広告宣伝や販売促進を強化することにより、新規顧客獲得が前年と比較し大幅な増加となり、電話オペレーター中心の営業からWEB営業への方向転換も順調に進んでおります。また、第2四半期連結累計期間に譲受した新ブランド「エニシングホワイト」の販売開始や新商品の開発など、それぞれの特性に合わせた施策を推進してまいりました。その結果、新型コロナウィルス感染拡大の影響で化粧品業界全体の売上高が厳しい状況下において、当グループは前年に近い売上高まで伸ばすことができましたが、当第3四半期連結累計期間においては、その先行投資にかけた予算を回収するまでには至っておらず、予想を下回る業績となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高1,401,339千円(前年同四半期比0.6%減)となり、営業損失270,883千円(前年同四半期は営業損失193,867千円)、経常損失276,819千円(前年同四半期は経常損失189,515千円)、親会社株主に帰属する四半期純損失296,752千円(前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純損失233,203千円)となりました。
また、6月12日に公表いたしました「第三者割当により発行される新株式及び第15回新株予約権の募集に関するお知らせ」及び6月25日に公表いたしました「成長戦略のお知らせ」に記載の通り、当グループの成長戦略に向けての資金調達を実現できたことにより、当グループの企業価値を高めるため、WEBマーケティング施策強化、衛生コンサルティング事業の立ち上げ加速、新規事業に向けたM&Aをさらに積極的に進めてまいります。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より、報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更しており、当第3四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。
(コミュニケーション・セールス事業)
コミュニケーション・セールス事業におきましては、売上高917,870千円(前年同四半期比1.2%減)、セグメント損失255,871千円(前年同四半期はセグメント損失231,421千円)という予想を下回る結果となりました。
新型コロナウィルス感染拡大の影響は予想以上に大きく、既存顧客の買い控えや新規販売チャネルである卸先の取引も延期となり、非常に厳しい環境が続いております。しかしながら、WEB営業につきましては、広告宣伝や販売促進を強化することにより、新規顧客の獲得及びその売上高は前年を大幅に上回ることができました。また、第2四半期連結累計期間に譲受した薬用オールインワンジェル「エニシングホワイト」を6月より第3のブランドとして販売を開始しております。
今後につきましては、引き続きWEB営業の新規顧客の引き上げ強化による定期顧客化、海外市場における卸営業の再開、越境ECによる海外進出、さらに新商品の開発として、7月13日よりコンプレックス解消ビジネスの一環として口臭・体臭ケアサプリ「BB EXIT(ビービー イグジット)」、8月5日よりくせ毛向けのシャンプー&トリートメント「REDREST(リドレスト)」の販売のスタートしており、さらに成長戦略に向けた営業活動の加速化を進めてまいります。
(化粧品卸事業)
化粧品卸事業におきましては、売上高452,756千円(前年同四半期比6.3%減)、セグメント利益4,190千円(前
年同四半期比94.3%減)となりました。
国内卸営業においては新型コロナウィルス感染拡大によるインバウンド需要の見込みが大きく下回り、また緊急事態宣言発令による店舗閉鎖も大きく影響し、前年対比は大幅なマイナスとなってしまいました。しかしながら、前期よりEC販売と海外展開への販売チャネルの拡大を強化しており、中国ではTmall旗艦店が2月28日OPEN、ナチュラルアクアジェルをはじめ、他の製品も好調に推移しており、ECと海外営業共に前年対比を大幅に上回ることができました。また、新商品開発オーガニックヘアケア商品「Laret(ラーレ)」も新型コロナウィルス感染拡大により当初予定していた販売時期は遅れてしまいましたが、5月より販売開始しております。
今後は、さらに認知度を高めるために広告宣伝費の投下やPRの強化、EC販売や海外への積極的展開、新商品開発を強化してまいります。
(衛生コンサルティング事業)
衛生コンサルティング事業におきましては、売上高32,135千円、セグメント損失38,913千円となりました。
2020年6月に食品衛生法が改正され、セミナー開催や展示会へ積極的な出展、「福岡市実証実験フルサポート事業」に採択される等、認知度を高める活動に注力をしております。積極的な広報活動により多くの需要があるため、社員を採用し機会損失を防ぐ対応をとっておりましたが、新型コロナウィルス感染拡大により、セミナーや展示会の全面中止や飲食店の営業停止により、営業活動自体を自粛せざるを得ない状況となっております。しかしながら、4月より販売を開始している「空間除菌デバイス DevirusAC(デヴィルスエーシー)」は消費者の衛生管理や除菌に対する意識が高くなることにより、問い合わせを多くいただくと同時に大手商社などを代理店として、全国を販路として順調に販売に結びついております。
今後は、衛生に関わる商品の開発や、グループのシナジー効果を最大限に活かすことにより、積極的な営業活動を強化し受注増に繋げてまいります。
当第3四半期連結会計期間末における資産の残高は2,191,434千円(前連結会計年度末2,580,139千円)、その内訳は流動資産1,727,939千円、固定資産463,494千円となり、前連結会計年度末に比べ388,705千円減少いたしました。これは主に、現金及び預金の減少281,793千円、受取手形及び売掛金の減少12,198千円、顧客関連資産の償却による減少25,730千円等によるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における負債の残高は1,349,843千円(前連結会計年度末1,542,787千円)、その内訳は流動負債825,770千円、固定負債524,073千円となり、前連結会計年度末に比べ192,943千円減少いたしました。これは主に、株主優待引当金の減少48,568千円、短期借入金の減少50,000千円、1年内返済予定を含む借入金の減少157,211千円等によるものであります。
当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は841,590千円(前連結会計年度末1,037,351千円)となり、195,761千円減少いたしました。これは主に、第三者割当増資を実施したことにより資本金及び資本剰余金がそれぞれ50,019千円増加した一方で、親会社株主に帰属する四半期純損失296,752千円の計上により利益剰余金が減少したことによるものであります。
当社は、2020年6月12日開催の取締役会において、Oakキャピタル株式会社を割当予定先とする 、第三者割当増資による資金調達を目的に、新株式及び第15回新株予約権の募集を行うことを決議し、2020年6月29日付で払込みが完了いたしました。
詳細につきましては、「第3 提出会社の状況 1 株式等の状況(2)新株予約権等の状況 ② その他の新株予約権等の状況」「第3 提出会社の状況 1 株式等の状況(4)発行済株式総数、資本金等の推移」をご参照ください。