当第1四半期連結累計期間において、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の異常な変動等又は、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
(1) 経営成績
当第1四半期連結累計期間(2020年4月1日~2020年6月30日、以下「当第1四半期」)における日本経済は、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大にともない、個人消費や輸出を中心に内外需がともに縮小し、消費者や企業のマインドも雇用・所得環境の悪化や各種影響の長期化に対する懸念などから急激に冷え込んでおり、深刻なダメージを受けております。国内広告市場(注1)については、外出自粛等、行動抑制の影響もあり、5月度は前年同期比△30.9%と過去最大のマイナス幅となるなど、大きく前年を下回る厳しい滑り出しとなっております。
このような環境下、当社グループは、2024年3月期を最終年度とする中期経営計画に則り、積極的な事業展開を継続してまいりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた結果、売上高は2,610億23百万円(前年同期比21.6%の減収)と大きく前年同期を下回りました。
当期の売上高を種目別に見ますと、4マスメディアでは全種目で前年同期実績を下回りました。また、インターネットメディアについても4マスメディアと比較して新型コロナウイルス感染拡大の影響が小さかったものの前年同期実績を下回っております。メディア以外につきましても、前年を下回っております。
また、売上高を得意先業種別に見ますと、全ての業種で前年を下回ることとなりました。特に、新型コロナウイルス感染拡大の影響が大きい「自動車・輸送機器・関連品」、「交通・レジャー」で前年同期を大きく下回っております。(注2)
売上総利益に関しても、646億50百万円(前年同期比10.8%減少)と前年同期より77億87百万円の減少となりました。販売費及び一般管理費は、連結範囲の拡大による費用の増加及び人員増による人件費の増加があったものの経常経費の抑制を進めた結果、同1.9%の減少と前年同期を下回っております。しかし売上総利益の減少分を補うには至らず、その結果、営業利益は3億98百万円(同94.3%減少)、経常利益は15億42百万円(同80.4%減少)と、いずれも大幅な減益となりました。
これに特別利益1億16百万円及び特別損失1億99百万円を加味した税金等調整前四半期純利益は14億59百万円(同80.1%減少)と、大幅な減益となりました。こうした状況に加えて、法人税等の税金負担額27億15百万円及び非支配株主に帰属する四半期純利益18億14百万円の影響が加味された結果、親会社株主に帰属する四半期純損失は30億70百万円(前年同期は25億76百万円の純利益)と、最終損失計上となりました。
(注1)「特定サービス産業動態統計調査」(経済産業省)によります。
(注2) 当社の社内管理上の区分と集計によります。
当第1四半期末の資産は、前連結会計年度末に比べ875億97百万円減少し、7,722億90百万円となりました。主な増減は、受取手形及び売掛金の減少1,076億58百万円、現金及び預金の減少116億98百万円、投資有価証券の増加154億88百万円であります。
負債は、前連結会計年度末に比べ903億79百万円減少し、4,533億59百万円となりました。主な増減は、支払手形及び買掛金の減少876億15百万円、賞与引当金の減少199億46百万円、短期借入金の増加114億84百万円であります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ27億82百万円増加し、3,189億30百万円となりました。主な増減は、その他有価証券評価差額金の増加117億35百万円、非支配株主持分の増加22億91百万円、利益剰余金の減少86億68百万円であります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第1四半期末の現金及び現金同等物の残高は1,518億40百万円となり、前年同期より266億61百万円の増加(前連結会計年度末より114億58百万円の減少)となりました。
<営業活動によるキャッシュ・フロー>
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前四半期純利益(14億59百万円)の計上、賞与引当金の減少(△200億24百万円)、売上債権の減少(1,078億74百万円)、仕入債務の減少(△877億34百万円)、法人税等の支払(△106億5百万円)等の結果、88億48百万円の支出(前年同期は136億86百万円の支出)となりました。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>
投資活動によるキャッシュ・フローは、連結範囲の変更を伴う子会社株式及び出資金の取得による支出(△45億45百万円)、有形固定資産の取得による支出(△9億9百万円)、無形固定資産の取得による支出(△15億73百万円)等があったため、73億98百万円の支出(前年同期は51億74百万円の支出)となりました。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払額(△50億80百万円)、短期借入金の純増減(113億57百万円)等があったため、55億93百万円の収入(前年同期は78億77百万円の支出)となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当連結会社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行われておりません。