文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間(平成27年10月1日~平成28年6月30日)における我が国経済は、世界経済の影響等により依然として先行き不透明な状況が続いているものの、各種政策を背景にした企業収益の改善が進み、景気は緩やかな回復基調で推移しております。雇用情勢においては、企業の採用意欲は引き続き活発であり、平成28年5月の有効求人倍率は1.36倍と高い水準を維持しております。
このような状況において、当社グループは、メディア情報事業におけるエンジニアマーケットの売上高が鈍化しておりますが、人材紹介事業が牽引することで、売上高は概ね計画通りに推移いたしました。また、支出面においては、広告宣伝費をはじめとするコストを抑制した結果、経常利益についても概ね計画通りに推移いたしました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は、6,267,339千円(前年同四半期比10.5%増)、損益については、営業利益650,855千円(前年同四半期比12.0%増)、経常利益655,085千円(前年同四半期比12.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益411,201千円(前年同四半期比15.5%増)となりました。
<事業の種類別の業績>
当社グループは人材サービス事業の単一セグメントでありセグメント情報の記載を省略しているため、事業の種類別に記載しております。なお、平成27年10月1日より事業シナジーを強化するため、従来のキャリア情報事業で運営をしておりました新卒採用支援事業を、新卒紹介事業と統合いたしました。これに伴い、キャリア情報事業の中途採用支援事業をメディア情報事業へ名称変更をしております。
①メディア情報事業
メディア情報事業は、Web求人広告・適職フェア・情報誌等の商品・サービスを展開しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、企業の女性採用ニーズが引き続き活況且つ、人気キャラクター「リトルミイ」をイメージキャラクターとした広告宣伝やSNSを活用したプロモーションにより、「女性」マーケットは前年同期比13%増と順調に推移しております。また、「営業」マーケットについては前年同期比4%増と堅調に推移しております。一方、苦戦をしておりました「エンジニア」マーケットについては、前年同期比6%減ではあるものの、当期より教育・研修の強化や応募効果の改善に注力したことにより、第3四半期連結会計期間の売上高については、前年同期比2%増となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間におけるメディア事業の売上高は、2,989,707千円(前年同期比3.7%増)となりました。
②人材紹介事業
人材紹介事業は、ご登録頂いた求職者の方に最適な求人案件をご紹介する登録型人材紹介を運営しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、引き続き「エンジニア」「営業」マーケットが堅調に推移しております。さらに、第2四半期より注力している「女性」マーケットが好調に推移していることから、成約件数が増加しております。また、広告宣伝や、知人紹介キャンペーン、自社メディア『@type』『女の転職@type』と人材紹介サービスを組み合わせた提案も好調で、登録数の獲得も順調に推移しております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における人材紹介事業の売上高は、1,355,609千円(前年同期比25.5%増)となりました。
③新卒採用支援事業(新卒メディア事業・新卒紹介事業)
新卒メディア事業は、新卒者を対象とする就職イベント・情報誌等の商品・サービスを展開しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、2017年卒業予定の学生向けの就職活動の時期が変更となりましたが、インターンシップ向けのイベントなどを開催し、売上高は堅調に推移しております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における新卒メディア事業の売上高は、293,840千円(前年同期比3.1%増)となりました。
新卒紹介事業は、ご登録頂いた学生の方に最適な新卒採用案件をご紹介する登録型新卒紹介を運営しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、採用単価の上昇や、新規求人案件の増加により、成約件数が増加いたしました。また、新卒メディア事業との連携により、学生の登録数は好調に推移しております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における新卒紹介事業の売上高は、53,035千円(前年同四半期比110.6%増)となりました。
④IT派遣事業
IT派遣事業は、当社にご登録頂いた登録者の中から、求人企業の採用ニーズに最適な人材を派遣する一般労働者派遣を運営しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、引き続き強みとする「エンジニア」マーケットを中心に、派遣スタッフの稼動人数が増加し、売上高が増加いたしました。また、引き続き既存事業との連携を行いながら、新規案件獲得が順調に推移しており、売上高の増加を図っております。
以上の結果、当第3四半期連結推計期間におけるIT派遣事業の売上高は、1,583,640千円(前年同期比12.8%増)となりました。
(2)財政状態の分析
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産の残高は3,117,606千円となり、前連結会計年度末に比べ63,287千円減少いたしました。これは主に現金及び預金が74,699千円減少したことによるものであります。
(固定資産)
当第3四半期連結会計期間末における固定資産の残高は889,051千円となり、前連結会計年度末に比べ98,839千円増加いたしました。これは主に有形固定資産が44,443千円増加、無形固定資産が40,237千円増加したことによるものであります。
(流動負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債の残高は1,218,148千円となり、前連結会計年度末に比べ162,561千円減少いたしました。これは主に賞与引当金が106,269千円減少、未払法人税等が101,658千円減少したことによるものであります。
(固定負債)
当第3四半期連結会計期間末における固定負債の残高は152,255千円となり、前連結会計年度末に比べ12,011千円減少いたしました。これは主に長期借入金が45,600千円減少、資産除去債務が19,534千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は2,636,254千円となり、前連結会計年度末に比べ210,124千円増加いたしました。これは主に利益剰余金が206,175千円増加したことによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。