文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間(平成29年10月1日~平成30年6月30日)における我が国経済は、世界経済の影響等により依然として先行き不透明な状況が続いておりますが、各種政策を背景にした企業収益の改善が進み、景気は緩やかな回復基調で推移しております。雇用情勢においては、企業の採用意欲は引き続き活発であり、平成30年5月の有効求人倍率は1.60倍と高い水準を維持しております。
このような状況において、当社グループの売上高はIT派遣事業が順調に推移しているものの、計画をやや下回る結果となりました。これは、求人案件数が増加傾向にある中、登録者数や応募者数が鈍化し、求人企業に対する費用対効果が一時的に減少したことから、メディア情報事業の当第3四半期連結会計期間における売上高が前年同四半期比5.7%減となったためであります。
経常利益につきましては、全社的にコスト管理を徹底し利益改善に努めましたが、メディア情報事業の売上高の減少を補いきれず計画を下回る結果となりました。しかしながら、登録者数や応募者数増加のための諸施策を実行することで、登録者数や応募者数は改善傾向を示しており、通期の業績予想については据え置いております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は、7,988,020千円(前年同四半期比10.9%増)、損益については、営業利益652,330千円(前年同四半期比7.7%減)、経常利益654,888千円(前年同四半期比7.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益431,278千円(前年同四半期比7.6%減)となりました。
<事業の種類別の業績>
当社グループは人材サービス事業の単一セグメントでありセグメント情報の記載を省略しているため、事業の種類別に記載しております。
①メディア情報事業
メディア情報事業は、Web求人広告・適職フェア・情報誌等の商品・サービスを展開しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、登録者や応募者の獲得が一時的に減少したことにより、売上高は計画を下回る結果となりました。しかしながら、スマートフォンアプリの強化や商品力強化のための諸施策を実行することで、「エンジニア」マーケットの売上高は前年同四半期比9.0%増、「営業」マーケットの売上高は同11.1%減、「女性」マーケットの売上高は同1.1%増となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間におけるメディア情報事業の売上高は、3,446,873千円(前年同四半期比3.5%増)となりました。
②人材紹介事業
人材紹介事業は、ご登録頂いた求職者の方に最適な求人案件をご紹介する登録型人材紹介を運営しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、引き続き強みとする「エンジニア」、「女性」マーケットの売上高が堅調に推移し、概ね計画通りに推移いたしました。また、「営業」マーケットの売上高も順調に増加しております。
登録面に関しては、市場競争の激化により、引き続き人材の獲得が難しい環境が続いているものの、登録獲得経路の見直しや自社ホームページからの獲得を強化し、新規登録者数は前年よりも増加いたしております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における人材紹介事業の売上高は、1,802,864千円(前年同四半期比11.8%増)となりました。
③新卒メディア事業
新卒メディア事業は、新卒者を対象とする就職イベント・情報誌等の商品・サービスを展開しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、2020年卒業予定の学生を対象としたインターンシップ向けのイベントを東京・関西で開催し、売上高は計画を上回る結果となりました。また、イベントの開催回数を増加いたしましたが、集客については順調に推移しております。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における新卒メディア事業の売上高は、246,097千円(前年同四半期比7.3%増)となりました。
④新卒紹介事業
新卒紹介事業は、ご登録頂いた学生の方に最適な新卒採用案件をご紹介する登録型新卒紹介を運営しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、売上高は計画を上回る形で推移いたしました。これは、2019年卒業予定の学生向けの新規案件獲得および学生登録が好調に推移し、2019年卒業予定の学生の稼働件数が増加したことにより、成約件数が前年を上回ったためであります。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における新卒紹介事業の売上高は、81,485千円(前年同四半期比38.2%増)となりました。
⑤IT派遣事業
IT派遣事業は、当社にご登録頂いた登録者の中から、求人企業の採用ニーズに最適な人材を派遣する一般労働者派遣を運営しております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、引き続き強みとする「エンジニア」マーケットを中心に案件獲得を強化したことにより、派遣スタッフの新規稼働人数が好調に推移いたしました。また、派遣スタッフの離脱も抑えられたため、派遣スタッフの稼働人数が増加いたしました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間におけるIT派遣事業の売上高は、2,434,608千円(前年同四半期比21.9%増)となりました。
(2)財政状態の分析
(流動資産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産の残高は3,885,032千円となり、前連結会計年度末に比べ89,577千円減少いたしました。これは主に現金及び預金が28,373千円減少、売掛金が2,139千円減少したことによるものであります。
(固定資産)
当第3四半期連結会計期間末における固定資産の残高は1,077,556千円となり、前連結会計年度末に比べ26,673千円増加いたしました。これは主に有形固定資産が42,426千円増加、無形固定資産が19,586千円減少したことによるものであります。
(流動負債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債の残高は1,295,995千円となり、前連結会計年度末に比べ249,527千円減少いたしました。これは主に未払法人税等が212,051千円減少したことによるものであります。
(固定負債)
当第3四半期連結会計期間末における固定負債の残高は174,266千円となり、前連結会計年度末に比べ13,084千円減少いたしました。これは主に長期借入金が14,994千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は3,492,327千円となり、前連結会計年度末に比べ199,708千円増加いたしました。これは主に利益剰余金が177,491千円増加したことによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。