第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前連結会計年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

 

(1)業績の状況

 当第1四半期連結累計期間(2019年10月1日~2019年12月31日)における我が国経済は、2019年12月に発表された日銀短観では大企業・製造業の景況感が引き続き悪化傾向を示しており、米中貿易摩擦や英国のEU離脱等を背景とした海外経済の不確実性により先行き不透明な状況が続いております。そのような中、2019年11月の有効求人倍率は1.57倍と高水準ではあるものの伸び率は鈍化しており、前述の景気の不透明さを受けて一部の求人企業においては採用活動を縮小する動きも見られます。この傾向は、今のところ採用市場全体に波及してはおりませんが、当社としては景気動向を注視しつつ事業運営に努めてまいります。

 このような状況において、当連結会計年度における当社グループの売上高は、計画を上回る結果となりました。これは、メディア情報事業における「女性」マーケットの売上高が前年同期比7.1%減と鈍化したものの、「エンジニア」マーケットの売上高は順調に推移し、また、その他の事業も概ね計画を上回ったためであります。支出面においては、IT派遣事業の売上高が増加したことにより派遣スタッフの給与が増加したものの、全社的にコストを抑制した結果、経常利益も計画を上回る結果となりました。

 以上の結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は、2,961,834千円(前年同四半期比5.7%増)、損益については、営業利益86,242千円(前年同四半期比12.3%減)、経常利益88,230千円(前年同四半期比16.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益54,582千円(前年同四半期比17.6%減)となりました。

 

<事業の種類別の業績>

  当社グループは人材サービス事業の単一セグメントでありセグメント情報の記載を省略しているため、事業の種類別に記載しております。

 

①メディア情報事業

 メディア情報事業は、Web求人広告・適職フェア等の商品・サービスを展開しております。

 当第1四半期連結累計期間におきましては、売上高は計画をやや下回る結果となりました。マーケット別の売上高は「エンジニア」マーケット前年同期比13.7%増 、「営業」マーケット同4.6%減、「女性」マーケット同7.1%減となりました。なお、第2四半期連結累計期間におきましては「女性」マーケットにおいて営業強化のためのキャンペーンや、第1四半期連結累計期間に引き続き、広告宣伝及びサイト機能の強化を実施する予定であります。

 以上の結果、当第1四半期連結累計期間におけるメディア情報事業の売上高は、1,082,335千円(前年同四半期比1.5%増)となりました。

 

②人材紹介事業

 人材紹介事業は、ご登録頂いた求職者の方に最適な求人案件をご紹介する登録型人材紹介を運営しております。

 当第1四半期連結累計期間におきましては、「女性」マーケットの売上高が好調に推移し、「エンジニア」マーケットの売上高についても堅調に推移したことにより、売上高は計画をやや上回る結果となりました。また前期の課題である、組織面の強化につきましては管理職の配置転換によるマネジメント体制の変更を行うとともに、若手社員の育成強化を図っております。登録者獲得につきましては、引き続き競合他社との競争が激化しており、新規登録者はやや鈍化いたしました。

 以上の結果、当第1四半期連結累計期間における人材紹介事業の売上高は633,168千円(前年同四半期比2.1%減)となりました。

 

③新卒メディア事業

 新卒メディア事業は、新卒者を対象とする就職イベント・情報誌等の商品・サービスを展開しております。

 当第1四半期連結累計期間におきましては、売上高は計画を上回り好調に推移いたしました。これは就職情報誌『type就活』の発行及び2021年卒業予定の学生を対象としたイベントを東京・関西にて開催し、順調に拡販したためであります。また、求人企業の個社別の採用ニーズに合わせた個別セミナーの販売も引き続き順調に推移いたしました。集客面におきましては、イベントを複数回開催いたしましたが、いずれも堅調に推移いたしました。

 以上の結果、当第1四半期連結累計期間における新卒メディア事業の売上高は123,503千円(前年同四半期比39.9%増)となりました。

 

④新卒紹介事業

 新卒紹介事業は、ご登録頂いた学生の方に最適な新卒採用案件をご紹介する登録型新卒紹介を運営しております。

 当第1四半期連結累計期間におきましては、就職活動の早期化に伴い、2020年度卒業予定の学生の稼働件数及び学生登録が鈍化したこと、及び想定以上の内定辞退が発生したことにより、売上高は計画をやや下回る結果となりました。なお、2021年度卒業予定の学生の稼働件数及び学生登録は前年を上回り順調に推移しております。

 以上の結果、当第1四半期連結累計期間における新卒紹介事業の売上高は7,775千円(前年同四半期66.2%減)となりました。

 

⑤IT派遣事業

 IT派遣事業は、当社にご登録頂いた登録者の中から、求人企業の採用ニーズに最適な人材を派遣する一般労働者派遣を運営しております。

 当第1四半期連結累計期間におきましては、売上高は計画を上回る結果となりました。引き続き、強みとする「エンジニア」マーケットを中心に案件獲得を強化したことにより、派遣スタッフの新規稼働人数が堅調に推移いたしました。また、派遣スタッフの離脱はやや増加したものの、派遣スタッフの稼働人数は増加いたしました。登録者獲得については引き続き広告出稿を行うなど登録経路を強化したことにより、新規登録者は順調に推移いたしました。

 以上の結果、当第1四半期連結累計期間におけるIT派遣事業の売上高は1,122,448千円(前年同四半期比13.7%増)となりました。

 

(2)財政状態の分析

(流動資産)

 当第1四半期連結会計期間末における流動資産の残高は4,476,855千円となり、前連結会計年度末に比べ320,611千円減少いたしました。これは主に売掛金が239,608千円減少し、現金及び預金が111,841千円減少したことによるものであります。

(固定資産)

 当第1四半期連結会計期間末における固定資産の残高は1,323,748千円となり、前連結会計年度末に比べ30,219千円増加いたしました。これは主に無形固定資産が51,071千円増加し、投資その他の資産が16,713千円減少したことによるものであります。

(流動負債)

 当第1四半期連結会計期間末における流動負債の残高は1,541,461千円となり、前連結会計年度末に比べ43,742千円減少いたしました。これは主にその他が219,296千円増加し、未払法人税等が165,212千円減少し、賞与引当金が96,913千円減少したことによるものであります。

(固定負債)

 当第1四半期連結会計期間末における固定負債の残高は181,246千円となり、前連結会計年度末に比べ504千円増加いたしました。これは主に退職給付に係る負債が5,486千円増加し、長期借入金が4,998千円減少したことによるものであります。

(純資産)

 当第1四半期連結会計期間末における純資産の残高は4,077,894千円となり、前連結会計年度末に比べ247,153千円減少いたしました。これは主に利益剰余金が249,170千円減少したことによるものであります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。