文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
(財政状態)
当第1四半期連結会計期間末における総資産は196,030百万円となり、前連結会計年度末に対して9,460百万円、5.1%増加いたしました。流動資産は90,742百万円となり、前連結会計年度末に対して9,128百万円、11.2%の増加となりました。主な要因としては、現金及び預金の増加、調剤薬局事業における、薬価改定直前となる前連結会計年度末に圧縮した在庫水準の回復に伴う商品及び製品の増加等であります。固定資産は105,287百万円となり、前連結会計年度末に対して331百万円、0.3%の増加で概ね前連結会計年度末の水準にて横這いで推移しています。
負債は154,858百万円となり前連結会計年度末に対して9,795百万円、6.8%の増加となりました。主な要因としては、前述の調剤薬局事業における在庫水準回復に伴う買掛金の増加等であります。
純資産は41,171百万円となり前連結会計年度末に対して335百万円、0.8%の減少となりました。
(経営成績)
当第1四半期連結累計期間(平成30年4月~6月)において、医薬品・調剤薬局業界では4月に2年に一度の調剤報酬及び薬価の改定が行われました。今回の改定では、地域包括ケアシステムの実現に向けて、多職種連携、地域医療への貢献が調剤薬局に強く求められています。これは、患者のための薬局ビジョン実現に向けた“かかりつけ薬剤師・薬局”の推進と方向性を同じくするもので、選ばれる薬剤師・薬局を目指す当社の長期ビジョンと合致するものです。
しかしながら、当第1四半期連結累計期間の業績に対する影響では、薬価改定につきましては通常の薬価引き下げに加え、薬価制度の抜本的改革の一つとして、新薬創出加算対象品目の大幅な絞り込みが実施されました。また、調剤報酬改定につきましては、いわゆる門前薬局の評価の見直しに伴い、特定の医療機関からの処方箋集中率が高い調剤薬局の調剤基本料が引き下げられるなど、当社を含めた薬局チェーン会社にとって大変厳しい内容となっています。
このような状況のもと、質の高い医療サービスの提供、医療費の増加抑制に向けた取り組みを全社を挙げて進めましたが、改定による単価及び粗利の減少、並びに各事業セグメントにおける積極的な先行投資の影響が大きく、当社グループの当第1四半期連結累計期間の業績は増収減益となりました。具体的な数値は、売上高59,305百万円(前年同期比1.6%増)、営業利益501百万円(同77.1%減)、経常利益398百万円(同81.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益40百万円(同96.4%減)です。なお、期初計画に対しては売上高、親会社株主に帰属する四半期純利益が若干下回りましたが、営業利益、経常利益については期初計画を上回る実績となっています。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。
①調剤薬局事業
同事業では、当第1四半期連結累計期間において8店舗を新規出店し、4店舗を閉店いたしました。この結果、当第1四半期連結会計期間末時点での総店舗数は589店舗(物販店舗3店舗を含む)となりました。売上高については、50,449百万円(前年同期比2.2%増)と増収を確保することができました。これは、薬価・調剤報酬の両改定により処方箋単価が大きく低下する一方で、前年出店店舗及び当期の新規出店店舗を中心に処方箋枚数を増加させることができたことが主な要因です。他方利益面においては、薬価引き下げと調剤報酬改定の影響が加わり、営業利益が1,404百万円(同44.1%減)と大幅な減益となりましたが、これら改定の影響は期初計画にて想定しており、実績は概ね計画に沿った状況で推移しています。
なお、国が平成32年9月までに80%とすることを目標として掲げているジェネリック医薬品の数量ベース使用割合は、当社では6月末時点で全社平均85%に達しております。また、在宅医療実施店舗の割合は6月末時点で90%(年間12件以上実施の店舗割合)、電子お薬手帳「お薬手帳プラス」の会員数は26万人を突破し(7月3日時点)順調に進捗しています。
②医薬品製造販売事業
同事業では、当第1四半期連結累計期間において、売上高は9,754百万円(前年同期比3.7%増)と、薬価引き下げの影響を受けながらも増収を確保することができました。一方利益面については、新規設備の償却負担増が大きく、営業利益59百万円(同81.4%減)と大幅な減益となりましたが、期初計画を超える実績でした。
なお、当第1四半期連結会計期間末での販売品目数は、6月に新製品13品目を発売したことなどにより659品目となりました。
③医療従事者派遣・紹介事業
同事業では、薬剤師を中心に派遣・紹介需要が引き続き高い水準で推移しています。当第1四半期連結累計期間では、薬剤師の派遣・紹介に加え、医師紹介の実績が大きく伸長しております。これらの結果、売上高は3,217百万円(前年同期比3.5%増)と増収となりました。一方利益面については、医師紹介事業拡大に向けた先行投資が大きく影響し(登録者確保に向けた広告宣伝強化、営業拠点並びに営業人員の増強等)、営業利益は401百万円(同33.4%減)と減益となりましたが、他の2事業セグメントと同様に概ね期初計画に沿った実績となっています。
(2)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発活動の金額は、549百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
該当事項はありません。