第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間における、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生、又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

(1)経営成績等の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、引き続き新型コロナウイルス感染症の影響は残るものの、緊急事態宣言及びまん延防止等重点措置は全て解除され正常な経済活動へ回復の傾向が見られましたが、世界的な資源・エネルギーの価格高騰や急激な円安の進行による物価の高騰などにより、景気は依然として先行きの不透明な状況が続いております。

このような環境の中、当社ゲーム事業セグメントが属するオンラインエンターテイメント業界は、ゲーム市場においてコロナ禍による巣ごもり需要は特需で終わることなく、世界的にゲームコンテンツの需要を拡大、定着させた状況にあります。また、ゲーム実況動画市場の急成長とともに動画の視聴をきっかけにプレイユーザーも増加し、ゲーム空間上でのコミュニケーションの増加など新しいゲームの楽しみ方が拡がっています。(参考:日経クロストレンド『世界ゲーム市場は約22兆円に国内市場はゲームアプリが1.3兆円』)

また、当社および連結子会社(以下、「当社グループ」という。)が行っておりますライブ配信事業を含む動画配信市場におきましては、5Gの本格導入やVR・AR技術の推進などを材料に持続的な成長が期待されておりますが、市場の成長と共にコンテンツ数の増加やプラットフォームの多様化が進み競争が激化しております。

このような状況の中、当社は、急激な速度で変化する事業環境や顧客ニーズの変化に柔軟に対応するため、既存事業のブラッシュアップのみならず、新規ゲームの受託開発、ゲーム領域以外の孫会社の設立、株式会社でらゲーの連結子会社化といったM&Aを活用した事業拡大を実行し、競争優位を持続する構造改革に取り組んでまいりました。

この結果、当社グループの当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高549百万円(前期比23.1%減少)、営業損失1,511百万円(前年同期は営業損失679百万円)、経常損失1,478百万円(前年同期は経常損失679百万円)、また、当第2四半期連結会計期間において株式会社でらゲーを子会社化したことにより、負ののれん発生益を特別利益に計上し、親会社株主に帰属する四半期純利益1,465百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失672百万円)となりました。

なお、 費用面につきましては、2022年8月30日開催の第28回定時株主総会において承認可決されました第32回ストック・オプションとしての新株予約権が2022年9月9日に当社の普通株式の取引終値に基づいて算出した時価総額が5日連続して10,000百万円以上となり、行使条件を満たしたため株式報酬費用として1,394百万円を計上しております。

 

当第2四半期連結累計期間のセグメントごとの状況は次のとおりであります。

 

1.ゲーム事業

「ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!~」につきましては、シルバーウイークイベントや還元イベントにおいて参加UU(※1)や課金UU(※1)が伸びなかったこと、また、商品やガチャ設計が課金動機へと繋がらず、 第1四半期に引き続き厳しい着地となりました。経年による売上減少傾向も見られますが、ユーザーインタビューやアンケートを行い既存ユーザーの満足度向上、離脱防止施策を実施し、併せて新規ユーザーに向けても、強みであるSTGゲームの面白さを段階的に体感できるように再設計を行い、売上の維持回復に努めてまいります。

「東方Project」のIP許諾を受けた新規ゲーム開発につきましては、2022年11月30日「新規ゲームリリース延期に関するお知らせ」にて開示の通り、より良い快適さ・エンターテイメント性を追求し、ユーザー満足度の高い作品を楽しんでいただきたいと考え、開発スケジュールの見直しを決定いたしました。さらなるコンテンツのリッチ化やサービスの向上に向け引き続き開発を進行しております。

これらの結果、ゲーム事業セグメントにおける売上高は353百万円(前期比6.6%減少)となり、セグメント損失は1,456百万円(前期はセグメント損失509百万円)となりました。

※1 ユニークユーザー

 

2.動画配信関連事業

当社独自の対面占いライブ配信プラットフォーム「占占(sensen)」につきましては、売上及びKPIを回復させることが困難であると判断したため、2022年10月31日をもってサービスを中止いたしました。

連結子会社capableにつきましては、YouTube事業の業績が引続き安定的に売上を創出しております。

また、当社独自の芸能人やインフルエンサーとEC事業を連携させたDtoC事業を含むデジタルマーケティング事業につきましては、冬期季節商品のキャンペーン販売を開始し、順調に売上を伸ばしておりますが、暖冬の影響もあり前年比減収となっております。

これらの結果、動画配信関連事業セグメントにおける売上高は195百万円(前期比41.7%減少)となり、セグメント損失は55百万円(前期はセグメント損失170百万円)となりました。

 

 

(2)財政状態の分析

(総資産)

当第2四半期連結累計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて9,929百万円増加し11,314百万円となりました。主な内訳は、現金及び預金4,044百万円、売掛金1,670百万円、前払費用168百万円、未収入金383百万円、貸倒引当金(流動)△221百万円、ソフトウェア仮勘定1,306百万円、投資有価証券1,176百万円、関係会社株式217百万円、長期貸付金1,281百万円、投資不動産457百万円、保険積立金897百万円、敷金119百万円、貸倒引当金(固定)△844百万円であります。

(負債)

当第2四半期連結累計期間末における負債は、前連結会計年度末に比べて7,553百万円増加し7,914百万円となりました。主な内訳は、買掛金559百万円、1年内返済予定長期借入金144百万円、未払金396百万円、未払費用190百万円、未払法人税等138百万円、未払消費税等319百万円、長期借入金960百万円、長期未払金4,000百万円、企業結合に係る特定勘定300百万円、繰延税金負債648百万円であります。

(純資産)

当第2四半期連結累計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べて2,376百万円増加し3,400百万円となりました。主な内訳は、資本金1,723百万円、資本剰余金700百万円、利益剰余金184百万円、自己株式△1,238百万円、新株予約権1,618百万円、非支配株主持分340百万円であります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は、4,038百万円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況及びこれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果減少した資金は、65百万円(前第2四半期連結累計期間は304百万円の資金の減少)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益1,461百万円に株式報酬費用1,394百万円、負ののれん発生益2,939百万円の調整があり、仕入債務の増加額21百万円、未払消費税等の増加額34百万円の収入要因がありましたが、棚卸資産の増加額49百万円、未収入金の増加額10百万円の支出要因があったことによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果増加した資金は、1,760百万円(前第2四半期連結累計期間は0百万円の資金の増加)となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出101百万円の支出要因と連結の範囲の変更に伴う子会社株式の取得による収入1,862百万円の収入要因があったことによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果増加した資金は、1,286百万円(前第2四半期連結累計期間は587百万円の資金の増加)となりました。これは主に、長期借入による収入1,000百万円、新株予約権の行使による収入314百万円、新株予約権の発行による収入11百万円の収入要因がありましたが、長期借入金の返済による支出36百万円の支出要因があったことによるものであります。

 

(4)事業上及び財務上対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、当社の事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5)研究開発活動

当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は5百万円であります。

なお、当第2四半期連結累計期間において、研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

(取得による企業結合)

当社は、2022年6月3日開催の取締役会において、株式会社でらゲーの全株式を取得し、子会社化することについて第28回定時株主総会に付議し、2022年8月30日の同株主総会にて承認可決されました。これにより、同日付で株式会社でらゲーの株主との間で、株式譲渡契約を締結し、2022年9月1日に株式を取得いたしました。

詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項(企業結合等関係)」に記載のとおりであります。

 

(ストック・オプションとしての新株予約権の発行)

当社は、2022年6月3日開催の取締役会において、割当日である2022年9月3日において当社子会社である株式会社でらゲーの取締役及び従業員並びに外部協力者に対し、ストック・オプションとしての新株予約権を発行することについて第28回定時株主総会に付議し、2022年8月30日の同株主総会にて承認可決されました。

詳細は、「第3 提出会社の状況 1 株式等の状況 (2) 新株予約権等の状況 ① ストックオプション制度の内容」に記載のとおりであります。

 

(資金の借入)

当社は、2022年8月30日開催の取締役会において、株式会社でらゲーの株式取得に要する資金への充当を目的に、資金の借入を行うことを決議いたしました。これにより、同日付で株式会社りそな銀行との間で、1,000百万円の金銭消費貸借契約を締結し、2022年9月1日に実行しております。

(1) 借入先       株式会社りそな銀行

(2) 借入金額      1,000百万円

(3) 借入金利      3ヵ月ものTIBOR + 0.54%

(4) 借入実行日     2022年9月1日

(5) 返済期限      2029年8月31日

(6) 担保の有無     なし

(7) 財務制限条項    連結貸借対照表における純資産の部の金額、連結損益計算書の経常損益並びに連結

             フリーキャッシュ・フロー値に対して、一定の基準値に基づく財務制限条項が付され

                         ております。

 

(関係会社出資金の追加出資)

当社連結子会社である株式会社でらゲーは、2023年1月12日開催の取締役会において、下記の内容で関係会社出資金の追加出資を実施することを決議いたしました。

詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 重要な後発事象(共通支配下の取引)」に記載のとおりであります。