第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間(2019年1月1日~2019年3月31日)におけるわが国経済は、企業収益は高水準であるものの改善に足踏みがみられる一方、雇用情勢の改善は継続し、個人消費も持ち直しの動きが見られるなど、緩やかな回復基調が継続しております。一方、世界経済は、アメリカにおいては着実に回復しておりますが、ヨーロッパ及び中国においては弱さがみられるものの、全体としては緩やかに回復しております。ただし、通商問題の動向、中国経済の先行き、政策に関する不確実性、金融資本市場の変動等によるリスクなど、不透明な要因が数多く存在しております。

当社グループが展開しているインターネット関連事業においては、スマートフォン・タブレット端末の普及に伴い、インターネット利用者数の増加やEC(電子商取引)市場の拡大等を背景として、引き続き成長を続けております。さらに、コンテンツサービスの多様化が市場規模を拡大しており、スマートフォン・タブレット等のモバイルコンテンツ市場においても継続的な成長を続けております。一方で、魅力的なコンテンツやアプリケーションを提供するため、サービス内容は複雑化・高度化する傾向にあるなど、開発費用や人件費等のコストが増加するだけでなく、企業間におけるユーザー獲得競争が一層激化しております。また、アセットマネージメント事業においては、投資用不動産の価格水準が高く推移し利回りも低くなっており、適正な投資案件が不足している状況が続いております。

このような状況の下、当社グループは、コア事業と位置付けるITサービス事業について安定した収益基盤を強化し、コンテンツ事業においても、スマートフォン・タブレット等のモバイルコンテンツの開発事業及び配信・運営事業を強化するとともに、子会社各社の強みを生かし、これまでのマス・マーケットからターゲット層を絞ったニッチ・マーケットでの基盤を作り、深耕を進めてまいりました。また、アセットマネージメント事業においては、規模が小さく、事業期間の短い収益不動産を中心として展開することにより、事業リスクをコントロールし、金融機関の融資姿勢等に鑑み慎重に事業を運営してまいりました。

その結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績につきましては、売上高7,198百万円(前年同期比7.1%増加)、営業利益809百万円(前年同期比0.3%増加)、経常利益780百万円(前年同期比12.7%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益517百万円(前年同期比5.8%減少)となりました。

また、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)は1,061百万円(前年同期比1.3%減少)、のれん償却前四半期純利益(親会社株主に帰属する四半期純利益+のれん償却額)は681百万円(前年同期比2.2%減少)となりました。

なお、当社グループでは、M&Aを活用した事業基盤の強化や拡大を積極的に目指していくなかで、各国の会計基準の差異にとらわれることなく企業比較が可能なEBITDAを経営指標として採用しております。

 

セグメントごとの経営成績を示すと、次のとおりであります。

①ITサービス事業

ITサービス事業につきましては、オンライン電子出版に特化したアフィリエイトプラットフォーム事業を行う株式会社ファーストペンギン、及びデータサービス事業を行う株式会社エアネットが安定した収益を獲得しております。

以上の結果、売上高は1,445百万円(前年同期比13.3%減少)、営業利益は133百万円(前年同期比9.7%増加)となりました。

②コンテンツ事業

コンテンツ事業につきましては、スマートフォン・タブレット向けゲームの開発、配信及び運営並びにキャラクターグッズの販売等を行っております。株式会社サイバードがグループに加わった影響と、スマートフォン向けゲーム「A3!(エースリー)」の収益が好調に推移したことにより売上高、営業利益とも増加しております。

以上の結果、売上高は4,408百万円(前年同期比61.0%増加)、営業利益は644百万円(前年同期比49.1%増加)となりました。

③アセットマネージメント事業

アセットマネージメント事業につきましては、不動産の賃貸及び売買並びに国内外の企業等への投資等を行っております。

以上の結果、売上高は1,362百万円(前年同期比41.5%減少)、営業利益は33百万円(前年同期比87.3%減少)となりました。

 

当社グループの当第1四半期連結会計期間の末日における財政状態は、下記のとおりであります。

①資産の部
(流動資産)

流動資産につきましては19,972百万円(前連結会計年度末は19,390百万円)と582百万円の増加となりました。主な要因は、現金及び預金が8,764百万円(前連結会計年度末は9,782百万円)と1,018百万円の減少、商品が5,321百万円(前連結会計年度末は5,468百万円)と146百万円減少した一方で、売掛金が4,683百万円(前連結会計年度末は3,319百万円)と1,363百万円増加したこと等によるものであります。

(固定資産)

固定資産につきましては8,357百万円(前連結会計年度末は8,944百万円)と586百万円の減少となりました。主な要因は、ソフトウェアが880百万円(前連結会計年度末は645百万円)と235百万円増加したものの、投資有価証券が638百万円(前連結会計年度末は1,303百万円)と665百万円減少したこと等によるものであります。

この結果、総資産は28,330百万円(前連結会計年度末は28,335百万円)と4百万円の減少となりました。

②負債の部
(流動負債)

流動負債につきましては9,697百万円(前連結会計年度末は9,684百万円)と12百万円の増加となりました。主な要因は、預り金が4,358百万円(前連結会計年度末は4,062百万円)と296百万円増加した一方で、1年内返済予定の長期借入金が1,390百万円(前連結会計年度末は1,602百万円)と212百万円減少、また未払法人税等が213百万円(前連結会計年度は295百万円)と82百万円減少したこと等によるものであります。

(固定負債)

固定負債につきましては5,456百万円(前連結会計年度末は5,904百万円)と448百万円の減少となりました。

主な要因は、長期借入金が5,003百万円(前連結会計年度末は5,461百万円)と457百万円減少したこと等による

ものであります。

この結果、負債合計は15,153百万円(前連結会計年度末は15,589百万円)と435百万円の減少となりました。

③純資産の部

純資産合計につきましては13,177百万円(前連結会計年度末は12,745百万円)と431百万円の増加となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益による利益剰余金の増加517百万円、剰余金の配当による資本剰余金の減少115百万円等によるものであります。

 

(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(3) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は0百万円であります。

なお、当第1四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(4) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

当社グループの運転資金及び設備投資資金については、自己資金、金融機関からの借入金により資金調達を行っております。運転資金は自己資本及び短期借入金を基本としており、設備投資資金は長期借入金を基本としております。

なお、当第1四半期連結会計期間末における借入金等の有利子負債の残高7,844百万円となっております。また、当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は8,479百万円となっております。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当社は、2019年1月15日開催の取締役会において、当社の連結子会社である株式会社アリスマティック、株式会社サイバード、株式会社リベル・エンタテインメントが実施する共同株式移転によって、計3社を統括する中間持株会社として株式会社アエリアコンテンツ・ホールディングスを設立し、当該3社がその子会社となる事を決議しました。

詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項」の(企業結合等関係)をご参照ください。