当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間(2021年1月1日~2021年9月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況にあるなか、感染拡大の防止策を講じ、ワクチン接種を促進するなど各種政策の効果や海外経済の改善もあり、持ち直しの動きが続くことが期待されております。ただし、感染の動向が国内外の経済に与える影響に注意する必要があります。
当社グループが展開しているインターネット関連事業においては、スマートフォン・タブレット端末の普及に伴い、インターネット利用者数の増加やEC(電子商取引)市場の拡大等を背景として、引き続き成長を続けております。さらに、コンテンツサービスの多様化が市場規模を拡大しており、スマートフォン・タブレット等のモバイルコンテンツ市場においても継続的な成長を続けております。一方で、魅力的なコンテンツやアプリケーションを提供するため、サービス内容は複雑化・高度化する傾向にあるなど、開発費用や人件費等のコストが増加するだけでなく、企業間におけるユーザー獲得競争が一層激化しております。また、アセットマネージメント事業においては、投資用不動産の価格水準が高く推移し利回りも低くなっており、適正な投資案件が不足している状況が続いております。
このような状況の下、当社グループは、コア事業と位置付けるITサービス事業について安定した収益基盤を強化し、コンテンツ事業においても、スマートフォン・タブレット等のモバイルコンテンツの開発事業及び配信・運営事業を強化するとともに、子会社各社の強みを生かし、これまでのマス・マーケットからターゲット層を絞ったニッチ・マーケットでの基盤を作り、深耕を進めてまいりました。また、アセットマネージメント事業においては、規模が小さく、事業期間の短い収益不動産を中心として展開することにより、事業リスクをコントロールし、金融機関の融資姿勢等に鑑み慎重に事業を運営してまいりました。
その結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績につきましては、売上高16,265百万円(前年同期比20.2%減少)、営業利益731百万円(前年同期比52.7%増加)、経常利益701百万円(前年同期比70.3%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益559百万円(前年同期は親会社株主に帰属する四半期純損失4,398百万円)となりました。
また、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)は1,048百万円(前年同期比19.9%減少)、のれん償却前四半期純利益(親会社株主に帰属する四半期純利益+のれん償却額)は777百万円(前年同期はのれん償却前四半期純損失4,072百万円)となりました。
なお、当社グループでは、M&Aを活用した事業基盤の強化や拡大を積極的に目指していくなかで、各国の会計基準の差異にとらわれることなく企業比較が可能なEBITDAを経営指標として採用しております。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
ITサービス事業につきましては、データサービス事業を行う株式会社エアネットが安定した収益を獲得しておりますが、オンライン電子出版に特化したアフィリエイトプラットフォーム事業を行う株式会社ファーストペンギンの決済代行収益並びにアフィリエイト広告収益の減少に伴い売上高及び営業利益が減少しております。
以上の結果、売上高は2,186百万円(前年同期比24.1%減少)、営業利益は33百万円(前年同期比83.5%減少)となりました。
コンテンツ事業につきましては、スマートフォン・タブレット向けゲームの開発、配信及び運営並びにキャラクターグッズの販売等を行っております。コロナウイルス感染症の拡大によりイベント等の延期或いは中止に伴い売上高は減少しておりますが、前期において実施した不採算コンテンツに係るコスト削減効果により営業利益は増加しております。
以上の結果、売上高は9,448百万円(前年同期比15.5%減少)、営業利益は641百万円(前年同期比351.0%増加)となりました。
アセットマネージメント事業につきましては、不動産の賃貸及び売買並びに国内外の企業等への投資等を行っております。コロナウイルス感染症の拡大により十分な営業活動ができないことから売上高及び営業利益は減少しております。
以上の結果、売上高は4,705百万円(前年同期比26.3%減少)、営業利益は61百万円(前年同期比53.0%減少)となりました。
当社グループの当第3四半期連結会計期間の末日における財政状態は、下記のとおりであります。
流動資産につきましては14,938百万円(前連結会計年度末は15,726百万円)と788百万円の減少となりました。主な要因は、現金及び預金が8,427百万円(前連結会計年度末は8,339百万円)と87百万円増加した一方で、売掛金が2,169百万円(前連結会計年度末は2,786百万円)と617百万円減少、預け金が328百万円(前連結会計年度末は410百万円)と82百万円減少、未収還付法人税等が9百万円(前連結会計年度末は183百万円)と174百万円減少したこと等によるものであります。
固定資産につきましては3,275百万円(前連結会計年度末は3,665百万円)と390百万円の減少となりました。主な要因は、投資有価証券が977百万円(前連結会計年度は869百万円)と107百万円増加した一方で、のれんが714百万円(前連結会計年度末は932百万円)と217百万円減少、差入保証金が513百万円(前連結会計年度末は800百万円)と286百万円減少したこと等によるものであります。
この結果、総資産は18,213百万円(前連結会計年度末は19,392百万円)と1,178百万円の減少となりました。
流動負債につきましては5,920百万円(前連結会計年度末は6,836百万円)と915百万円の減少となりました。主な要因は、買掛金が715百万円(前連結会計年度末は799百万円)と83百万円減少、1年内返済予定の長期借入金が1,282百万円(前連結会計年度は1,462百万円)と180百万円減少、未払金が309百万円(前連結会計年度末は355百万円)と45百万円減少、また預り金が2,057百万円(前連結会計年度は2,484百万円)と427百万円減少したこと等によるものであります。
固定負債につきましては3,165百万円(前連結会計年度末は3,724百万円)と559百万円の減少となりました。主な要因は、長期借入金が2,687百万円(前連結会計年度末は3,272百万円)と585百万円減少したこと等によるものであります。
この結果、負債合計は9,086百万円(前連結会計年度末は10,561百万円)と1,474百万円の減少となりました。
純資産合計につきましては9,127百万円(前連結会計年度末は8,830百万円)と296百万円の増加となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益による利益剰余金の増加559百万円があった一方、剰余金の配当による資本剰余金の減少111百万円、自己株式を156百万円取得したこと等によるものであります。
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は159百万円であります。
なお、当第3四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当社グループの運転資金及び設備投資資金については、自己資金、金融機関からの借入金により資金調達を行っております。運転資金は自己資本及び短期借入金を基本としており、設備投資資金は長期借入金を基本としております。
なお、当第3四半期連結会計期間末における借入金等の有利子負債の残高4,771百万円となっております。また、当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は8,120百万円となっております。
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容は、当社グループの四半期連結財務諸表に基づいて分析した内容です。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。