第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

  ①経営成績に関する説明

当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの新規感染者が大幅に減少したことから飲食や旅行への消費行動が活発化したことやスポーツイベント等の催事が行われ、国内景気は一部新型コロナ前の水準を回復する状況となりました。一方、海外では新型コロナウイルスの変異株が流行し先行きの懸念も広がる事態となりました。

当業界においては、重油や天然ガスの高騰が続き日本卸電力取引所の取引単価も高値で推移し、昨年同様、市場電力を活用する電力小売事業者の業績を極めて悪化させる事態となりました。「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けた取り組みは、一般企業への広がりを見せつつも有効な具体策を模索する状況が続く中、再生可能エネルギー電気の利用に関しては、非化石証書の活用を電気事業者だけではなく一般企業が利用する取組が施行され関心が集まりつつあります。

このような状況のもと、当社の電力小売り事業ではグループ発電所の発電する電力をトレース付きの非化石証書と合わせグリーン電力として顧客へ販売する取り組みを推進しておりますが、市場価格の高止まりから積極的な契約獲得を一時停止することといたしました。

発電事業については、第1四半期に加え当第2四半期においても一部発電所においてトラブルにより4日程度の計画外停止が発生いたしました。そのほか、毎年、10月から11月にかけてエフオン白河、エフオン日田発電所が定例の年次点検を行ったことにより送電量が低下いたしました。停止時以外の期間における発電所稼働は順調に推移し、各発電所所内電力の省エネルギー化と合わせ全体としての送電量は前年同期を上回る実績となりました。

また、木材市場の価格高騰に伴い原木での調達条件の悪化や、未利用木材チップ価格の上昇等により燃料費が増加しております。その他の原価では、主として、軽油やガソリンといった輸送に伴う燃料費の高騰による物流費、外注費用の増加や新宮発電所稼働準備に係る人員増加に伴う人件費、旅費、採用教育費が大幅に増加し収益を圧迫する要因となりました。山林事業では施業地の拡充により一定程度の外部収入を確保しておりますが、大型施業機械の減価償却費や伐採や搬出に係る外部委託費、人件費等の負担により前年同期の比較では大幅な業績悪化の要因となりました。

当社グループでは、山林事業を単独の収益事業として捉えることなく、森を守り、わが国の豊かな森林資源を経済市場へと取り出すプラットフォームとして育成し、これによる持続可能な循環型の事業基盤を整備してまいります。建築資材としての木材の活用を主要目途とする一方、木質バイオマス発電に必要な木質燃料の活用を山林事業と合わせ将来にわたって循環させることで真の再生可能エネルギーの供給を通じた社会への貢献が可能と考えております。

新設発電所であるエフオン新宮発電所は、系統連系線接続工事を完了し発電設備の最大出力運転の過程で一部トラブルが発生し、トラブル解消に一定期間を要することから稼働予定日が遅延することとなりました。

 

 当社グループの当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高6,702百万円(前年同期比0.2%増)、営業利益792百万円(前年同期比47.1%減)、経常利益714百万円(前年同期比50.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益483百万円(前年同期比51.4%減)となりました。

 

(省エネルギー支援サービス事業)

当第2四半期連結累計期間においては、前連結会計年度中に終了したプロジェクトにより既存プロジェクトに係る売上高は減少しているものの、更新継続となったプロジェクトの業績は堅調に推移しております。セグメント間の内部売上高は、グループ内発電所建設の終盤に差掛り前年同期と比較して大幅に減少しております。

 当第2四半期連結累計期間の本事業セグメントの業績は、売上高では2,341百万円(前年同期比40.6%減)、営業利益35百万円(前年同期比40.9%減)となりました。

 

(グリーンエナジー事業)

当第2四半期連結累計期間においては、エフオン日田発電所の炉内蒸気管のトラブルにより4日程度の計画外停止が発生いたしました。そのほか、エフオン白河、エフオン日田発電所で恒例の年次定期整備を行い約2週間の停止を実施いたしました。エフオン豊後大野、エフオン壬生発電所については、順調に高稼働率を維持できました。木材市場の高騰は事業年初より継続しており原木の流通状況は低調に推移いたしました。木質チップ燃料の積極的な調達を維持するため、遠隔地からの調達を含め良質の燃料確保を推進したことで燃料調達コストの増加をまねく結果となりました。また、軽油やガソリンの価格上昇が物流コストを押し上げ、山林事業の外部委託費等のほか発電所運営に関連する費用の増加につながったことや、新宮発電所稼働準備に係る人員増加に伴う人件費、旅費、採用教育費が大幅に増加したほか、山林事業の施業に係る大型設備の減価償却費が負担となり、本事業セグメントの売上高は増加したものの、利益は大幅に減少いたしました。

 当第2四半期連結累計期間の本事業セグメントの業績は、売上高では6,473百万円(前年同期比1.9%増)、営業利益955百万円(前年同期比36.3%減)となりました。

 

  ②財政状態に関する説明

 当第2四半期連結会計期間末における資産合計は、原材料在庫及びエフオン新宮発電所に係る固定資産の増加により、前連結会計年度より2,823百万円増加し、48,426百万円となりました。

 負債合計は、主に発電所建設工事や運転資金に係る借入金が増加し前連結会計年度末より、2,618百万円増加し31,297百万円となりました。

 純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加により、前連結会計年度より204百万円増加し17,129百万円となりました。

 

 ③キャッシュ・フローの状況

 当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ155百万円増加し、5,087百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動により得られた資金は、1,667百万円(前年同期2,904百万円の収入)となりました。これは税金等調整前四半期純利益682百万円、減価償却費812百万円などによる収入のほか、棚卸資産の増加額175百万円の支出があったことによるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は、3,463百万円(前年同期2,970百万円の支出)となりました。これは有形固定資産の取得による支出3,179百万円などがあったことによるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動により得られた資金は、1,952百万円(前年同期1,565百万円の収入)となりました。これは長期借入れによる収入3,500百万円があった一方、長期借入金の返済による支出977百万円や株式給付信託の導入に伴う自己株式の取得による支出104百万円、配当金の支払額172百万円などがあったことによるものです。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財政上の課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財政上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。