第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 なお、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対応のため、当社グループでは各国の外出規制等の要請に従い、在宅勤務等を実施したことから、新規タイトルの開発及び一部の既存タイトルの運営が平時と比較して滞ったことや、各種イベントの中止等により広告宣伝施策への影響はあったものの、現時点では当連結会計年度の業績への影響は限定的であり、今後の動向を引き続き注視すると共に、情報収集と臨機応変な対応を継続して行ってまいります。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1)業績の状況

 日本におけるゲーム市場は、モバイルゲーム市場の緩やかな拡大と家庭用ゲームソフトの好調な販売に支えられ、2019年の国内ゲーム市場は前年比3.8%増加の1兆7,330億円※1となりました。一方、世界におけるゲーム市場も引き続き成長を続け、スマートフォンの普及拡大に加え、家庭用ゲーム市場やPCオンラインゲーム市場も成長を続け、2019年の世界ゲームコンテンツ市場は前年比19.1%増加の15兆6,898億円※1となりました。しかしながら、2020年に入り新型コロナウイルス感染症の感染拡大により経済活動が停滞し、一部では持ち直しの動きが見られるものの、依然として先行き不透明な状況にあります。

 このような状況の中、当第3四半期連結累計期間における当社グループの売上高は、主にスマートフォン向けゲーム「パズル&ドラゴンズ」(以下「パズドラ」)及び「Ragnarok M: Eternal Love」の売上高が前年同期比で減収となりましたが、当社では引き続き「新規価値の創造」に向けグローバル配信を見据えたゲーム開発に注力すると共に、「既存価値の最大化」を図るため各ゲームのMAU(Monthly Active User:月に1回以上ゲームにログインしている利用者)の維持・拡大やゲームブランドの強化に取り組んでまいりました。

 既存ゲームにつきまして、「パズドラ」は引き続き長期的にお楽しみいただくことを主眼に、新ダンジョン等の追加やゲーム内容の改善、他社有名キャラクターとのコラボレーションなど、継続的にアップデート及びイベントを実施し、MAUは引き続き堅調に推移いたしました。その結果、「パズドラ」は2020年8月3日に国内累計5,500万ダウンロードを突破しております。「ラグナロク マスターズ」は、サービス開始から1周年を記念したイベントの開催により、MAUは引き続き安定的に推移しております。

 新規ゲームにつきまして、2020年6月25日※2にサービスを開始したNintendo SwitchTM向け対戦ニンジャガムアクションゲーム「ニンジャラ」は、2020年9月24日から初のコラボレーションイベントを実施し、2020年10月29日には新たなマップや武器等が実装されるシーズン3を開始するなど、ユーザー層の拡大に取り組んでまいりました。2020年10月25日には、世界累計500万ダウンロードを突破しております。

 子会社の事業につきまして、GRAVITY Co.,Ltd.(以下GRAVITY)及びその連結子会社が配信している「Ragnarok M: Eternal Love」は継続的なアップデート及びイベントの開催により引き続き安定的に推移しております。GRAVITYは2020年7月7日から韓国でスマートフォン向けゲーム「Ragnarok Origin」のサービスを開始し、好調に推移しております。また、2020年5月28日からGRAVITYの連結子会社がタイでサービスを開始したPCオンラインゲーム「Ragnarok Online」も堅調に推移し、業績に貢献いたしました。

 この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は67,633百万円(前年同期比17.6%減)、営業利益19,055百万円(前年同期比25.3%減)、経常利益19,183百万円(前年同期比25.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益11,523百万円(前年同期比31.4%減)となりました。

 なお、当社グループは単一セグメントであるため、セグメント情報に関連付けて記載しておりません。

 

※1:ファミ通ゲーム白書2020

※2:日本標準時

 

(2)財政状態の分析

 当第3四半期連結会計期間における資産合計は、112,751百万円(前連結会計年度末比7,743百万円増加)となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い現金及び預金が増加したことによります。

 負債合計は、13,971百万円(前連結会計年度末比270百万円減少)となりました。これは主に、未払法人税等が減少したことによります。

 純資産合計は、98,780百万円(前連結会計年度末比8,014百万円増加)となりました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に伴い利益剰余金が増加したことによります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は1,230百万円であります。

 なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。