また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、本四半期報告書提出日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、政府の景気対策や日銀の金融政策の継続により緩やかな回復傾向で推移しておりますが、英国のEU離脱の影響や新興国経済の減速など、世界経済は先行き不透明な状況でもあります。
当社は、景気動向に左右されにくい葬祭市場に対し遺影写真等画像映像のデジタル加工、通信出力サービスを主に提供するメモリアルデザインサービス事業、1冊から本格的写真集という新しい写真のアウトプット手法を提案するパーソナルパブリッシングサービス事業、空中結像という今までにないユニークな技術で、新しい市場を創造し、夢の実現を目指すエアリアルイメージング事業という、それぞれに位置づけや特色が異なる三つの事業を展開してまいりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(メモリアルデザインサービス事業)
当事業におきましては、主力である遺影写真加工収入は第1四半期は苦戦したものの、第2四半期は回復傾向にあります。動画など葬儀演出関連売上の着実な増加に加え、ハード機器や額の売上も順調に推移しました。また、新たに立ち上げた葬儀社向けECサービスの浸透にも努めてまいりました。
費用面では、展示会への出展などにより広告宣伝費は増加した一方で、旅費交通費や備品費などの経費を適切にコントロールしてまいりました。
その結果、売上高は1,127,753千円(前年同四半期比102.3%)、セグメント利益は340,540千円(前年同四半期比102.5%)となりました。
(パーソナルパブリッシングサービス事業)
当事業におきましては、プロフェッショナル写真市場向けには、全国13箇所でのセミナーの実施や新製品のリリースなどにより、新規顧客の開拓や既存顧客の売上増加に注力してまいりました。その結果プロフェッショナル写真家向け売上は順調に推移いたしました。
一般消費者向けには、イベントへの出展や各種キャンペーンの実施に加え、新製品の追加やユーザーサポートの充実などの施策を実施してまいりましたが、競争環境が厳しい中、新規顧客の獲得に苦戦し、一般消費者向け売上は想定を下回りました。一方、OEM供給に関しましては、売上は順調に増加し、稼働率も良化しております。
利益面では、売上の増加により粗利益が伸長したこと、および人件費や広告宣伝費等の経費を適切にコントロールし微増に留めたことなどにより、セグメント利益は順調に増加いたしました。
その結果、売上高は1,354,420千円(前年同四半期比106.9%)、セグメント利益は242,891千円(前年同四半期比117.8%)となりました。
(エアリアルイメージング事業)
当事業は、空中結像技術を用いた新しい画像・映像表現により市場を創造することを目指し、平成23年3月に開始した事業であります。
当事業におきましては、空中結像を可能にするAIプレートの量産を最重要課題として取り組んでおります。ガラス製プレートにつきましては、十分なコストダウンは図れておりませんが、複数ルートによる生産により品質は向上し、大型プレートも生産可能となっております。
樹脂製プレートにつきましては、新製法とガラス製の生産方式と同様の手法の双方でトライを継続しております。ガラス製の生産方式と同様の手法での試作品は、小型プレートにはなりますが、販売しております。一方、新製法につきましては、最大の課題であります鏡面加工(蒸着)の工程におきまして、未だ技術的な解決をしておらず、選択肢を広げて様々なトライを行っておりますが、想定以上の時間を要しており、遅くとも当事業年度中には、新製法か、ガラス製の生産方式と同様の手法かのどちらかに絞り込む方針であります。
マーケティング面につきましては、2016年10月に展示会東京デザインウィークに出展し、デザイナーやクリエイター向けに、1m角の大型プレートを活用したインタラクティブなサイネージや精緻な操作が可能な空中結像インターフェースなどを展示し、高い注目を集めました。また、2017年3月以降に予定している海外展示会への出展にむけた準備をすすめております。研究面におきましては、従来より開発に取り組んでおりました再帰反射による視野角拡大型プレートの改良試作に取り組んでおります。
依然として、価格面で充分にマッチしていないことを主要因として、限られた用途での売上や小ロットでの売上に留まりましたが、プレートだけでなく筺体やセンサーを含めたパッケージでの販売も進めてまいりました。費用面では、研究開発費や人員増強により人件費が増加しましたものの、パネル販売による粗利益が増加したため、セグメント損失は縮小いたしました。
その結果、売上高は23,279千円(前年同四半期比100.4%)、セグメント損失は48,481千円(前年同四半期は54,304千円の損失)となりました。
以上の結果、当第2四半期累計期間の売上高は、各事業において増加し2,505,452千円(前年同四半期比104.7%)となりました。利益面につきましては、パーソナルパブリッシングサービス事業におけるOEM供給が順調に伸長していることを主要因として、経常利益は314,196千円(前年同四半期比117.0%)、四半期純利益は212,991千円(前年同四半期比121.2%)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期会計期間末における資産は、前事業年度末に比べ44,485千円増加し、4,864,903千円となりました。これは主に、有形固定資産が66,715千円減少する一方で、受取手形及び売掛金が32,423千円、商品及び製品が39,853千円、無形固定資産が18,022千円増加したことによるものであります。
当第2四半期会計期間末における負債は、前事業年度末に比べ5,260千円減少し、624,784千円となりました。これは主に、未払法人税等が10,300千円減少したことによるものであります。
当第2四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末に比べ49,746千円増加し、4,240,118千円となりました。これは主に、四半期純利益を212,991千円計上した一方で、剰余金の配当による減少167,338千円によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ8,683千円増加し、1,321,826千円となりました。なお、当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において営業活動の結果獲得した資金は、249,127千円(前年同四半期は197,547千円の獲得)となりました。これは主に、税引前四半期純利益314,183千円、減価償却費148,524千円を計上した一方、法人税等の支払額112,710千円を計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において投資活動の結果使用した資金は、75,353千円(前年同四半期は140,130千円の使用)となりました。これは主に、製本関連の機械装置など有形固定資産の取得34,603千円、写真集関連システムの開発など無形固定資産の取得39,724千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において財務活動の結果使用した資金は、165,083千円(前年同四半期は113,801千円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払165,839千円によるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題に重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期累計期間の研究開発費の総額は48,919千円であります。
なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。