また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、本四半期報告書提出日現在において当社が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、政府の景気対策や日銀の金融緩和策の継続により、企業収益や雇用環境が改善しており、緩やかな回復傾向で推移しておりますが、米国の政策運営に関する不確実性やアジアにおける地政学的リスクの高まりなどにより、世界経済は先行き不透明な状況が続いております。
当社は、景気動向に左右されにくい葬祭市場に対し遺影写真等画像映像のデジタル加工、通信出力サービスを主に提供するメモリアルデザインサービス事業、1冊から本格的写真集という新しい写真のアウトプット手法を提案するパーソナルパブリッシングサービス事業、空中結像という今までにないユニークな技術で、新しい市場を創造し、夢の実現を目指すエアリアルイメージング事業という、それぞれに位置づけや特色が異なる三つの事業を展開してまいりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。各セグメントの業績数値にはセグメント間の内部売上を含んでおります。
(メモリアルデザインサービス事業)
当事業におきましては、ハード機器や額の売上が好調に推移した一方、主力である遺影写真加工収入は第2四半期は若干想定を下回りました。また、葬儀社向けECサービスの浸透に努めるとともに、新サービスの開発にも注力してまいりました。
利益面では、画像処理部門の人件費の増加などにより、粗利率がやや低下しました。また、展示会への出展を増加させたことで広告宣伝費は増加し、サポート部門の人員増により人件費や旅費交通費も増加いたしました。
その結果、売上高は1,170,660千円(前年同四半期比103.8%)、セグメント利益は324,953千円(前年同四半期比95.4%)となりました。
(パーソナルパブリッシングサービス事業)
当事業におきましては、プロフェッショナル写真家向け市場は「アスカブック」、一般消費者向け市場は「マイブック」ブランドで展開しております。
プロフェッショナル写真家向け市場では、全国11箇所でのセミナーの実施やワークショップの開催により顧客の囲い込みを進めたほか、展示会の出展や新製品のリリースなどにより、新規顧客の開拓や既存顧客の売上増加に注力してまいりました。その結果、プロフェッショナル写真家向け売上は順調に推移いたしました。
一般消費者向け市場では、効率的なネット広告や各種キャンペーンの実施に加え、SNSの活用やフォト総研での情報提供、新商品や新テンプレートのリリースなどの施策を実施してまいりましたが、競争環境が厳しい中、マイブックの売上は前期実績を下回りました。一方、OEM供給に関しましては、サービスの浸透が進み、売上は順調に増加いたしました。
利益面では、人件費や送料等が増加したものの、OEM部門を中心に売上増加に伴い稼働率が上昇したことにより、セグメント利益は順調に増加いたしました。
その結果、売上高は1,559,640千円(前年同四半期比115.2%)、セグメント利益は340,078千円(前年同四半期比140.0%)となりました。
(エアリアルイメージング事業)
当事業は、空中結像技術を用いた新しい画像・映像表現により市場を創造することを目指し、平成23年3月に開始した事業であります。
当事業におきましては、空中結像を可能にするAIプレートの量産を最重要課題として取り組んでおります。
ガラス製AIプレートにつきましては、十分なコストダウンは図れていないものの、高品質の空中結像を可能にする大型プレートを供給しており、国内外の展示会へ出展したことにより、小ロットではありますが、サイネージや空中操作目的での販売が増加してきております。
樹脂製AIプレートにつきましては、量産性の高い新製法でのトライを継続しており、平成29年10月に開催されましたCEATECではプロトタイプを参考出品いたしました。小型サイズでの結像は一定の評価を得ましたものの、中型サイズでの結像におきましては改善の必要があると判断し、修正ポイントが明らかであることから、再度改良型の金型製作にトライしており、来年の早い時期にサンプル供給を実現したいと考えております。
マーケティング面につきましては、第1四半期における国内1か所、海外2か所での展示会出展に加え、第2四半期では展示会CEATECに当初予定より大きな規模で出展いたしました。樹脂製AIプレートの参考出品に加え、大型のガラス製AIプレートとユニークな技術やコンテンツを組み合わせた4種類の展示を行い、特に等身大の空中結像展示は大きな反響を得ました。この他、第3四半期にはドバイでの展示会出展を計画しております。
費用面では、国内外の展示会に積極的に出展した結果、広告宣伝費が大きく増加しました。また、樹脂製AIプレートの量産実現に向けて集中的に研究開発を行い、研究開発費が増加いたしました。その他、人員増強により人件費や、海外での旅費交通費、および特許関連費用も増加いたしました。
その結果、売上高は58,957千円(前年同四半期比253.3%)、セグメント損失は149,960千円(前年同四半期は48,481千円の損失)となりました。
以上の結果、当第2四半期累計期間の売上高は、各事業において増加し2,787,097千円(前年同四半期比111.2%)となりました。利益面につきましては、パーソナルパブリッシングサービス事業においてセグメント利益が順調に伸長したものの、エアリアルイメージング事業におきまして積極的に広告宣伝費や研究開発費を計上したため、経常利益は284,411千円(前年同四半期比90.5%)、四半期純利益は195,931千円(前年同四半期比92.0%)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期会計期間末における資産は、前事業年度末に比べ23,521千円減少し、5,301,725千円となりました。これは主に、受取手形及び売掛金が38,508千円増加する一方で、現金及び預金が31,602千円、無形固定資産が17,527千円減少したことによるものであります。
当第2四半期会計期間末における負債は、前事業年度末に比べ57,760千円減少し、664,041千円となりました。これは主に、未払法人税等が40,970千円減少したことによるものであります。
当第2四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末に比べ34,239千円増加し、4,637,683千円となりました。これは主に、四半期純利益を195,931千円計上した一方で、剰余金の配当による減少167,462千円によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ36,602千円減少し、1,636,648千円となりました。なお、当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において営業活動の結果獲得した資金は、241,517千円(前年同四半期は249,127千円の獲得)となりました。これは主に、税引前四半期純利益283,860千円、減価償却費147,691千円を計上した一方、法人税等の支払額123,001千円を計上したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において投資活動の結果使用した資金は、116,699千円(前年同四半期は75,353千円の使用)となりました。これは主に、印刷関連の機械装置など有形固定資産の取得83,792千円、ソフトウェアの取得など無形固定資産の取得26,209千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期累計期間において財務活動の結果使用した資金は、161,556千円(前年同四半期は165,083千円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払166,655千円によるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題に重要な変更はありません。
(5) 研究開発活動
当第2四半期累計期間の研究開発費の総額は75,708千円であります。
なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。