第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
  また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、本四半期報告書提出日現在において当社が判断したものであります。

(1) 業績の状況

当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、政府の景気対策や日銀の金融政策の継続により、企業収益や雇用環境の改善が続き、全体的に緩やかな回復基調で推移しておりますが、各国の政策運営動向やアジアにおける地政学リスクの高まりなどにより海外経済は先行き懸念が払拭できない状況が続いております。 

事業内容としては、景気動向に左右されにくい葬祭市場に対し遺影写真等画像映像のデジタル加工、通信出力サービスを主に提供するメモリアルデザインサービス事業、1冊から本格的写真集という新しい写真のアウトプット手法を提案するチャレンジングなビジネスであるパーソナルパブリッシングサービス事業、空中結像という今までにないユニークな技術で、新しい市場を創造し、夢の実現を目指すエアリアルイメージング事業、それぞれに位置づけや特色が異なる三つの事業を展開してまいりました。

 

セグメントの業績は次のとおりであります。各セグメントの業績数値にはセグメント間の内部売上を含んでおります。

(メモリアルデザインサービス事業)

当事業におきましては、主力である遺影写真加工収入は想定をやや下回りましたが、ハード機器は好調に推移し、エアリアルイメージング事業とのコラボ商品である「飛鳥焼香台」の売上も寄与いたしました。また、葬祭市場での豊富な顧客基盤を活用し、葬儀社と喪主と会葬者を繋ぐサービス「tsunagoo」のバージョンアップ開発を進めてまいりました。

利益面につきましては、画像処理部門の人件費が増加したことにより粗利益率が低下いたしました。また、第3四半期以降、発送配達費が想定以上の値上げにより増加し、サポート拠点を増加させたことから人件費や旅費交通費も増加いたしました。

その結果、売上高は1,865,125千円(前年同四半期比104.0%)、セグメント利益は545,087千円(前年同四半期比93.2%)となりました。

 

(パーソナルパブリッシングサービス事業)

当事業におきましては、プロフェッショナル写真家向け市場では「アスカブック」、一般消費者向け市場では「マイブック」ブランドで展開しております。また、スマートフォンで撮影された写真をもとにフォトブックや写真プリントをOEM供給しております。

プロフェッショナル写真家向け市場では、自社営業による新規顧客の獲得に加え、全国11か所でのセミナーやワークショップを開催し、顧客の囲い込みや新製品のプロモーションを行ってまいりました。その結果、プロフェッショナル写真家向け市場の売上は順調に推移しました。今後は、高評価サービスである「赤ちゃん等身大フォト」の拡販、浸透にも努めてまいります。

一般消費者向け市場では、効率的なネットでの広告宣伝に加え、各種キャンペーンの実施やSNSの活用、テンプレートやイラストの拡充などの施策を実施してまいりましたが、激しい競争環境のもと、新規顧客の獲得に苦戦し、一般消費者向け市場の売上は前年実績を下回りました。一方、OEM供給につきましては、サービスの浸透により、売上は順調に伸長いたしました。また、今後の生産量増加に備え、予定通りOEM部門の設備投資を実施したほか、展示会「CP+」出展の準備も進めてまいりました。
 利益面につきましては、発送配達費が想定以上の値上げにより増加したものの、稼働率の向上による粗利率の上昇により、セグメント利益は順調に増加いたしました。

その結果、売上高2,477,095千円(前年同四半期比113.0%)、セグメント利益は602,935千円(前年同四半期比122.0%)となりました。 

 

(エアリアルイメージング事業)

当事業は、空中結像技術を用いた新しい画像・映像表現により市場を創造することを目指し、平成23年3月に開始した事業であります。従来、空中結像を可能にする当社独自技術のプレートをAIプレートと称しておりましたが、平成30年1月に海外ブランドと統一し、サービスブランドをASKA3D、プレート名をASKA3Dプレートといたしました。

当事業におきましては、空中結像を可能にするASKA3Dプレートの量産化を最重要課題として取り組んでおります。

ガラス製ASKA3Dプレートにつきましては、十分なコストダウンは図れていないものの、高品質の空中結像を可能にする大型プレートを供給しており、国内外の展示会へ出展したことにより、小ロットではありますが、サイネージや空中操作目的での販売が増加してきております。また、メモリアルデザインサービス事業とのコラボレーション企画である「飛鳥焼香台」向けのプレート供給も行ってまいりました。

高い量産性と低コスト化を目指しています樹脂製ASKA3Dプレートにつきましては、その具体的な製造方法が確立しつつありますが、その過程において樹脂剥離工程での不具合など新たな問題に直面し、現在サンプルの完成が遅れております。しかしながら、これらは金型の改良や剥離方法の変更などで解決できると確信しており、改良が終わり次第、再度試作を行い、少しでも早くサンプル供給を実現したいと考えております。

マーケティング面につきましては、第2四半期までのシーテックなど国内2か所および米国など海外2か所での展示会出展に加え、第3四半期にはドバイでの展示会に出展いたしました。そのほか、ASKA3Dプレートを組み込んだATMを共同開発し国内外の展示会に参考出品しました。また、「変なホテル ハウステンボス」の受付などでの活用事例もありました。

費用面では、国内外の展示会に積極的に出展した結果、広告宣伝費が大きく増加しました。また、樹脂製ASKA3Dプレートの量産実現に向けて集中的に研究開発を行い、研究開発費が増加いたしました。そのほか、人員増強により人件費や、海外での旅費交通費、および特許関連費用も増加いたしました。

その結果、売上高は97,394千円(前年同四半期比221.6%)、セグメント損失は187,792千円(前年同四半期は91,774千円の損失)となりました。 

 

以上の結果、当第3四半期累計期間の売上高は4,429,265千円(前年同四半期比109.9%)となりました。利益面につきましては、パーソナルパブリッシングサービス事業においてセグメント利益が順調に増加したものの、全社的な発送配達費の増加やエアリアルイメージング事業における広告宣伝費や研究開発費の増加により、経常利益は611,086千円(前年同四半期比93.6%)、四半期純利益は413,182千円(前年同四半期比93.0%)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

当第3四半期会計期間末における資産は、前事業年度末に比べ47,549千円増加し、5,372,796千円となりました。これは主に、現金及び預金が46,727千円減少した一方で、受取手形及び売掛金が94,021千円、有形固定資産が29,411千円それぞれ増加したことによるものであります。  

当第3四半期会計期間末における負債は、前事業年度末に比べ204,160千円減少し、517,641千円となりました。これは主に、未払法人税等が64,470千円、賞与引当金が59,400千円それぞれ減少したことによるものであります。 

当第3四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末に比べ251,709千円増加し、4,855,154千円となりました。これは主に、四半期純利益を413,182千円計上した一方で、剰余金の配当による減少167,462千円によるものであります。 

 

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題に重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第3四半期累計期間の研究開発費の総額は102,319千円であります。

なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。